私の彼氏がストレスでうつ病になりそうですが、私は何をしてあげたらいいでしょうか?


彼は英国出身で、幼稚園の教頭みたいな仕事をしています。
まだできたばかりの学校ですから、仕事が多忙な上に、休みは日曜日のみ。
責任の大きい仕事ばかり山積していて、心療内科にも通院しはじめました。

しかし、以前、不眠症で別の心療内科に通ったときに、医師の処方が原因で、薬物依存になった経験からどんな薬も飲まない彼です。
ですから、薬物療法はできないうえに、仕事の環境は悪化するばかり。
転職するには、彼の年齢と外国人ということで、かなり困難は予想できる状況なのです。
社長に相談したところ、社長自身も自分の給料を従業員の給料にあてたりして、彼以上に頑張ってる様子を彼も知っているので、社長を裏切れないという気持ちから、転職することもできずにいます。

現状を変えられずにいる中で、精神疾患になるのを待つことしかできないのでしょうか。
周りはどうしたらいいでしょうか?
手遅れになる前に、どんなことをして、うつ病にならないようにできるのか、よいアドバイスをお願いします。

回答の条件
  • 1人5回まで
  • 13歳以上
  • 登録:2016/03/16 09:42:24
  • 終了:2016/03/22 08:20:00

ベストアンサー

id:USSEnterpriseD No.2

USSEnterpriseD回答回数15ベストアンサー獲得回数32016/03/21 23:48:29

十年来躁鬱傾向でうつ状態がひどい状態で、精神科医師の世話になっている中高年です。

以下、大長文ですが、お読み頂ければありがたいです。

彼氏さんもあなたもとても真面目で丁寧な方ですね。
不肖私も長い間そのように生きて来たつもりですが、実はそれも度が過ぎるとうつ病の原因になることを後で知りました。

これはその際に学んだことですが、今の最新の知見では、過重労働やストレスが多い等の環境的要因は、うつ病の真の原因ではない、と言われています。

意外に思われますが、例えば問題の過重労働ですが、もしある仕事をやるのが楽しくて楽しくてたまらず、それこそ「寝食を忘れて」長時間毎日毎日1ヶ月ぶっ続けでやったとして、気分が落ち込んでうつ病になるでしょうか?

また元々ストレスは、生物が天敵などの「周囲」の危険に対処するための緊張を作り出すなど生きるのに必要な反応で、そんなに危険がない現代の(特に日本の)人間社会では、それが転化していろいろ周囲を気にして(いわゆる「空気を読む」)配慮し、したくないこともやらねばならないこと等、から生まれます。

と言う事はストレスは、自身が周囲を配慮すると言う、良いか悪いかは別として、「周囲」に対するご自身の判断による心の動きや行動が原因、と言うことになります。

即ち、うつ病の直接の原因は、そういった周囲の環境そのものではなく、その環境に対して、その人が「(意識的無意識的にかかわらず)どのように思い、考えるか?」に求められる訳で、このような時の感じ方や考え方、つまり環境に対するその人の「認知」のありようが「悪い」(=好ましくない。いわゆる社会的な善悪とは違います)こと、つまり専門用語では「認知の歪み」がうつ病の主たる原因になる、と現在では考えられています。

この好ましくない感じ方考え方(=認知の歪み)で、無意識に頭に沸いて来るもののことを、後で述べる認知療法では「自動思考」と呼んでいます。

例えば、彼氏さんは以前、不眠症で出された薬、恐らく入眠剤だと思いますが、それの依存症になったためにどんな薬も飲まない(と決めた)、と書かれていますが、実際に現在使用されている入眠剤(ベンゾジアゼンピン受容体作動薬)は程度の差はあれ、副作用として依存症になる可能性があります。
(この辺はさらに長くなるので省きますが、うちの父は夜眠れないと市販の特定の風邪薬を飲むクセがありました。一種の依存症(思い込み)でしたが「眠れる効果はないし逆に毒だ」と言って止めさせて依存もなくなりました。でも本当は含まれている抗ヒスタミン剤=鼻水止めには副作用として「眠気」がありますが…)

でも、それは服用する人と薬の相性によることがほとんどで(実は私も30年来のデパス依存症ですが)他の薬で依存になるかどうかは、悪くて不明、で、実際にはならない可能性が高いと考えるのが自然です。

しかし彼氏さんは1つの(またはいくつかの)薬で依存症になったので、他の全ての薬も飲むと依存症になる(怖れがある)ので、他の薬も一切飲まない、と考えましたが、これは上述の「自動思考」の中の「過度(極端)な一般化(overgeneralization)」の典型的な例です。(私もその傾向があります)

これは自分に起こった「個別でその場限り」の現象(例えば、思いを寄せる女性に告白して振られた)を、個別でなくその場でもなく「(未来も含めた)現実の全て」に適用してしまう(=一般化。上の例では、振られたのでオレは一生モテないし結婚も出来ない)と思ってしまうことです。

一般にはこんなバカなことはない訳ですが、そう自動的に思ってしまう人は、気分が暗くなり、果てはうつ病になりやすいことは想像出来るでしょう。

もう少し分かりやすい例を下記のリンクに示します。
http://yusb.net/man/834.html

つまり彼氏さんには現時点で既にうつ病になりやすい「考え方」を少なくともひとつ持っている、と言えます。
(「自動思考」は他にもあります)

なんだ、それでは回答になってないじゃないか?とお怒りかも知れませんが、ちょっと待って下さい。

話を戻すと「彼氏さんが過重労働でうつ病になるかもしれないが、私はどうしたらいいか?」でしたよね。

と言う事は、まだ体が異常にだるくて思ったように動かない、とか、実際に起床出来なくて仕事に行かれない日が何日も出て来た、などうつ病の身体症状が出る前か、少し出始めたかくらいだと思います。

そこで精神科や心療内科に行っても、現時点では医師は症状が出て初めて診断をして診療に移るのでして、これからうつ病になりそうだ、と言っても診療のしようがないのが現実、即ちまだ予防医学と言う考え方の実践は原則、日本の医師にはありません。

想像ですが、今おかかりの医師も稼ぐためには「診療」をしないといけないので、入眠剤と同系のベンゾジアゼピンなどのマイナートランキライザー(デパス、セルシン、ワイパックス、ソラナックスなど多種類あります)を出すか、ただ話を聞くだけ(「傾聴」といって一応診療行為です)でお茶を濁しているのではないでしょうか?
それでは、うつ病に進むのを止めることは出来ませんし、その薬も飲まないのであれば、さらに事態は悪化するでしょう。

ではどうしたらいいか?
自分や周りが出来ることは何か?

そのヒントを上に長々と書いた訳です。

それだけお悩みであれば、先ほどもちょっと触れた「認知(行動)療法(Cognitive (Behavioral) Therapy)」と言う言葉はお聞きになったことがあるかも知れません。(英語は彼氏さんのために書いてます)

「療法」なのでうつ病を治療することが出来ますし、また予防も出来るのが良いところです。

さらに認知療法は、基本的に「自分」でやるもの(初めはカウンセラーなど指導者が付くことが多いですが)なので、医師にかかっている、かかっていないに関わらず、実践出来ます
もし私がうつ病になる前に認知療法を知っていたらうつ病にならなかったか、こんなに悪くならなかった、と後悔しています。

私が知ったのは何回か代えたのちの医師からの情報で、もう10年以上前のことです。
その間に認知療法も一般的になり、日本人が書いた成書も多く出ていますが、最も適すると思われる良書は以下です。

いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法 〈増補改訂 第2版〉」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%88増補改訂-第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法-夏苅-郁子/dp/4791102061/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1458553972&sr=1-2&keywords=いやな気分よさようなら
(リンクが途中で途切れてすみません)

または同じ本を少し内容を省いてまとめた、「いやな気分よ、さようなら コンパクト版」
http://www.amazon.co.jp/いやな気分よ、さようなら-コンパクト版-デビッド・D・バーンズ/dp/4791108485/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1458553972&sr=1-1&keywords=いやな気分よさようなら
(こちらもリンクが切れました m(_ _)m)

この本はおそらく、うつ病等の治療予防のための認知療法を、日本で初めて一般向けに翻訳して(原著はアメリカ)紹介した本ではないか?と思われ、日本で出ている成書の多くもこの本を参考にしていると思います。

監訳者の野村総一朗氏は、日本の精神医学の啓蒙(日本の精神医学界はアメリカより10年は遅れていると言われています)に力を尽くした精神科医で、一昨年まで防衛医科大学病院と言う総合病院の院長を務め(精神科医が総合病院の院長になるのは非常に珍しい)現在は一般社団法人日本うつ病センター(JDC)六番町メンタルクリニック所長です。

というとなにか難しいかも、と思われますが、アマゾンのサイトでも一部中が見られますが、大変平易な文章で書かれているので、とても分かりやすいです。

また厚い本なので全部読むのは大変だ、とも思われますが、うつ病に対する認知療法については、最初の100ページくらい読めば理解出来て、実践も出来ます(と、紹介した医師も言ってました)。
(ちなみに認知療法は、紙(ノート)と鉛筆があれば実践出来ますし、具体的な方法も記載されています。パソコンでもOK。認知療法では「思う」「考える」ではなく「書く」と言う事が重要です。)

もしも認知療法の詳細をご存知でなければ、まず、日本人である質問者様に是非この本を買って頂いて最初の100ページ(または読めるところまで)読んで頂いて、彼氏さんにその内容を教えてあげることをお勧め致します。(私も100ページくらいしか読んでません。またこの本の宣伝マンでもありません。念のため)

ただし、認知療法に限らず、精神科心療内科領域の疾患の治療は、病状や考えたことを本人から医師等に正確に伝えることが基本になりますので、その人のネイティブな言語で行うのが基本です。
なので、もし彼氏さんがご興味を持ったならば、母語である英語で書かれた原著を読まれることもお勧め致します。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_c_0_12?__mk_ja_JP=カタカナ&url=search-alias%3Denglish-books&field-keywords=feeling+good&sprefix=feeling+good%2Cenglish-books%2C579
(アマゾンのまわし者でもありませんが…)

では、お前はなぜ治らないのか?と言うと、恥ずかしながらいまだ独り者で医師も指導してくれず、認知療法が3日坊主で終わることを繰り返していて、なかなかやらんのです。(認知療法は不安や焦燥には即効性がありますが、うつ病を改善するには改善するまで「続ける」必要があります)
うつ病がもっと重くなると、認知療法自体も出来なくなるようです。

幸い、彼氏さんにはあなたが居られるので、彼氏さんがなさる場合は、例えばあなたが指導者役になったり、または一緒にやってみるとかして、お互いに刺激し合えば、続くのではないでしょうか?

また、この本を読めば直ちにに今抱えておられる問題が解決する訳ではない、とは思いますが、少なくとも現在袋小路に入っておられる現状から少し視点を変えて、少しでも良い方策をお2人で考える材料になることは間違いないか、と思います。

以上、予告通り大長文になりましたが、お2人の参考になれば幸いです。

他1件のコメントを見る
id:USSEnterpriseD

カラースターを大量に頂きありがとうございました!

ひとつ訂正です。
野村先生の名前の漢字を間違ってしまいました。
正しくは「野村総一郎」でしたm(_ _)m。

あとちょっと気になったのはコメントにあった彼氏さんの頑固さです。
欧米系の方は民族的にも思想的にも「個人」を重要視する傾向が強いことは良く言われます。

彼氏さんが悲観主義であるのは今は仕方がないとして、その個人主義が「自分のことは自分が一番よく知っている」「自分のことは他人に誘導されるのでなく、自分で考えて決めなければならない」と思い込んでいて、自分のこと、特に否定的なことに関しては、たとえあなたでも口をはさませないレベルにまで徹底しているとすると、あなたが本を読んで普通に内容を伝えても無関心、もしくは嫌がったり余計に避けたりする可能性もあると思います。

では、それなのに他人である医師のところに行って意見を求めるのは矛盾するように感じますが、医師の診察を受けることを決めたのは恐らく彼氏さん自身なので、医師の意見を聞くことは「個人」の判断の範囲内で、矛盾しません。

現時点での最終目的は、英語の原書を彼氏さん自身に読んでもらう(理想的には彼氏さん自身が購入して、即ち彼氏さん自身の意思で、読んでもらう)ことなので、ここでつまずくと、読んでもらうのは難しくなる気がします。

これをどう実現するかは、同じように脳がダイヤモンドで出来ているかと思うほど頑固で人の言うことをほとんど聞かない後期高齢者のうちの母に手を焼いている私なので、よく分かりません…苦笑)。

ただ、ひとつ思い付いたのは、上の医師の件のような状況、即ち彼氏さんがあなたに「過重労働の件どうしよう」とか「ますます辛いんだけど」と、彼氏さんの方からあなたに助言を求めて来た時がチャンスで、「そう言えば、こんな本読んだんだけど、結構良いかもよ…」と原書があることも含めて紹介すればいいかな~、ということですが、いかがでしょうか?

上記保証は出来ませんが、このような状況を作るために、ご心配とは思いますが、しばらくの間あなたの方から過重労働の話題は一切出さないようにすると、逆に良いかも知れません。
まるで子供の躾けのようですが、私も含めて男なんて何歳になっても頭の中は子供がいっぱいなんです(私も笑)。

なお、悲観主義の人にただ楽観主義に変われと言っても大抵はダメです。
なぜなら、ひとつはその人も出来ればもっと色々楽観視出来たら楽で良いのにと思っているのに、どうしても出来ないからです(無意識の「自動思考」のため)。
やってるのに出来ないことを人からやれ、と言われると、いい気持ちはしません。

もうひとつは、今までの色々な経験や知識で、物事はまず悲観的に考えて全ての可能性を考えた上で次の行動を決めた方が、後々うまく行く、と確信していて、逆にそう考えるのが嬉しくなっている場合で、こちらはもうどうしようもなく、もし直そうとすればそれこそ「洗脳」が必要です。

あまり良い助言ではなかったですが、こちらも参考になれば幸いです。

あなたの努力で彼氏さんの状況が良い方向に向かうことを、お祈りしております。

2016/03/24 00:50:14
id:beckii

USSEnterpriseDさん、再びありがとうございます。まさにおっしゃる通り、私が提言してもダメだと思うんです。
だから、USSEnterpriseDのおっしゃるように、作戦をたてて、うまく促さないと、貝のふたみたいに閉じちゃいそうです。
アドバイスのように、私からは触れずに、向こうから助言を求めてくるのを待ってみます。
ほんと、子どものしつけみたいですね。
毎回、とても参考になります。こうしたアドバイスが欲しかったので、とても助かりました。
ありがとうございます。

2016/03/24 08:12:18

その他の回答(1件)

id:mzo No.1

笑蔵::エムゾー回答回数39ベストアンサー獲得回数62016/03/16 16:06:47

医師ではないのでアドバイスしかできませんが、相談文のなかでは、現在「心療内科」へ通院していらっしゃるとのこと。その医師がよほど信頼できないということ以外は、主治医に指示を仰ぐのが一番と思います。
また、薬に対する不安ものべておられますが、以前の薬で依存症になったということですが、それがいつ頃のことか、今通院の心療内科でのことなのか、また日本国内での薬なのかなど不明な点が多いので、説得力に欠けるかも知れませんが、現在心療内科で使用される薬には正しい用法で使うかぎり依存=薬物中毒になることはないと思います。よほどな過剰摂取をしないかぎりなりません
今の通院の心療内科との関係が悪いわけでないのであれば、まずは主治医へ相談すること。出来れば本人さんと一緒に診察の場を設けてもらうなどしてアドバイス貰った方がよいでしょう
また、薬物依存というのが治らずいつまでも飲まなければいけない、、、ということでしたら、例えば高血圧の人や糖尿病の人もそれこそ一生薬を飲まなければならず、しかしそれは薬物依存とはいいません。自らの病状を理解して「病」に寄り添っていくという姿勢も大事になります
やはり専門的な領分なので、回りが勝手に「こうしたほうがよい」といった判断をすることは危険を伴うと思います

他4件のコメントを見る
id:windryo2005

はじめまして

彼氏さん 「社長を裏切れないという気持ち」  素晴らしと思います

しかし 逆に それが 重圧になってるのかもです

2016/03/19 14:37:26
id:beckii

クァイグァンジンさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りですよね。その気持ちが彼を苦しませてると思います。
そこが彼のいい面ではあるけど、彼にとっては辛いところなんだと思います。

2016/03/21 09:15:05
id:USSEnterpriseD No.2

USSEnterpriseD回答回数15ベストアンサー獲得回数32016/03/21 23:48:29ここでベストアンサー

十年来躁鬱傾向でうつ状態がひどい状態で、精神科医師の世話になっている中高年です。

以下、大長文ですが、お読み頂ければありがたいです。

彼氏さんもあなたもとても真面目で丁寧な方ですね。
不肖私も長い間そのように生きて来たつもりですが、実はそれも度が過ぎるとうつ病の原因になることを後で知りました。

これはその際に学んだことですが、今の最新の知見では、過重労働やストレスが多い等の環境的要因は、うつ病の真の原因ではない、と言われています。

意外に思われますが、例えば問題の過重労働ですが、もしある仕事をやるのが楽しくて楽しくてたまらず、それこそ「寝食を忘れて」長時間毎日毎日1ヶ月ぶっ続けでやったとして、気分が落ち込んでうつ病になるでしょうか?

また元々ストレスは、生物が天敵などの「周囲」の危険に対処するための緊張を作り出すなど生きるのに必要な反応で、そんなに危険がない現代の(特に日本の)人間社会では、それが転化していろいろ周囲を気にして(いわゆる「空気を読む」)配慮し、したくないこともやらねばならないこと等、から生まれます。

と言う事はストレスは、自身が周囲を配慮すると言う、良いか悪いかは別として、「周囲」に対するご自身の判断による心の動きや行動が原因、と言うことになります。

即ち、うつ病の直接の原因は、そういった周囲の環境そのものではなく、その環境に対して、その人が「(意識的無意識的にかかわらず)どのように思い、考えるか?」に求められる訳で、このような時の感じ方や考え方、つまり環境に対するその人の「認知」のありようが「悪い」(=好ましくない。いわゆる社会的な善悪とは違います)こと、つまり専門用語では「認知の歪み」がうつ病の主たる原因になる、と現在では考えられています。

この好ましくない感じ方考え方(=認知の歪み)で、無意識に頭に沸いて来るもののことを、後で述べる認知療法では「自動思考」と呼んでいます。

例えば、彼氏さんは以前、不眠症で出された薬、恐らく入眠剤だと思いますが、それの依存症になったためにどんな薬も飲まない(と決めた)、と書かれていますが、実際に現在使用されている入眠剤(ベンゾジアゼンピン受容体作動薬)は程度の差はあれ、副作用として依存症になる可能性があります。
(この辺はさらに長くなるので省きますが、うちの父は夜眠れないと市販の特定の風邪薬を飲むクセがありました。一種の依存症(思い込み)でしたが「眠れる効果はないし逆に毒だ」と言って止めさせて依存もなくなりました。でも本当は含まれている抗ヒスタミン剤=鼻水止めには副作用として「眠気」がありますが…)

でも、それは服用する人と薬の相性によることがほとんどで(実は私も30年来のデパス依存症ですが)他の薬で依存になるかどうかは、悪くて不明、で、実際にはならない可能性が高いと考えるのが自然です。

しかし彼氏さんは1つの(またはいくつかの)薬で依存症になったので、他の全ての薬も飲むと依存症になる(怖れがある)ので、他の薬も一切飲まない、と考えましたが、これは上述の「自動思考」の中の「過度(極端)な一般化(overgeneralization)」の典型的な例です。(私もその傾向があります)

これは自分に起こった「個別でその場限り」の現象(例えば、思いを寄せる女性に告白して振られた)を、個別でなくその場でもなく「(未来も含めた)現実の全て」に適用してしまう(=一般化。上の例では、振られたのでオレは一生モテないし結婚も出来ない)と思ってしまうことです。

一般にはこんなバカなことはない訳ですが、そう自動的に思ってしまう人は、気分が暗くなり、果てはうつ病になりやすいことは想像出来るでしょう。

もう少し分かりやすい例を下記のリンクに示します。
http://yusb.net/man/834.html

つまり彼氏さんには現時点で既にうつ病になりやすい「考え方」を少なくともひとつ持っている、と言えます。
(「自動思考」は他にもあります)

なんだ、それでは回答になってないじゃないか?とお怒りかも知れませんが、ちょっと待って下さい。

話を戻すと「彼氏さんが過重労働でうつ病になるかもしれないが、私はどうしたらいいか?」でしたよね。

と言う事は、まだ体が異常にだるくて思ったように動かない、とか、実際に起床出来なくて仕事に行かれない日が何日も出て来た、などうつ病の身体症状が出る前か、少し出始めたかくらいだと思います。

そこで精神科や心療内科に行っても、現時点では医師は症状が出て初めて診断をして診療に移るのでして、これからうつ病になりそうだ、と言っても診療のしようがないのが現実、即ちまだ予防医学と言う考え方の実践は原則、日本の医師にはありません。

想像ですが、今おかかりの医師も稼ぐためには「診療」をしないといけないので、入眠剤と同系のベンゾジアゼピンなどのマイナートランキライザー(デパス、セルシン、ワイパックス、ソラナックスなど多種類あります)を出すか、ただ話を聞くだけ(「傾聴」といって一応診療行為です)でお茶を濁しているのではないでしょうか?
それでは、うつ病に進むのを止めることは出来ませんし、その薬も飲まないのであれば、さらに事態は悪化するでしょう。

ではどうしたらいいか?
自分や周りが出来ることは何か?

そのヒントを上に長々と書いた訳です。

それだけお悩みであれば、先ほどもちょっと触れた「認知(行動)療法(Cognitive (Behavioral) Therapy)」と言う言葉はお聞きになったことがあるかも知れません。(英語は彼氏さんのために書いてます)

「療法」なのでうつ病を治療することが出来ますし、また予防も出来るのが良いところです。

さらに認知療法は、基本的に「自分」でやるもの(初めはカウンセラーなど指導者が付くことが多いですが)なので、医師にかかっている、かかっていないに関わらず、実践出来ます
もし私がうつ病になる前に認知療法を知っていたらうつ病にならなかったか、こんなに悪くならなかった、と後悔しています。

私が知ったのは何回か代えたのちの医師からの情報で、もう10年以上前のことです。
その間に認知療法も一般的になり、日本人が書いた成書も多く出ていますが、最も適すると思われる良書は以下です。

いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法 〈増補改訂 第2版〉」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%88増補改訂-第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法-夏苅-郁子/dp/4791102061/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1458553972&sr=1-2&keywords=いやな気分よさようなら
(リンクが途中で途切れてすみません)

または同じ本を少し内容を省いてまとめた、「いやな気分よ、さようなら コンパクト版」
http://www.amazon.co.jp/いやな気分よ、さようなら-コンパクト版-デビッド・D・バーンズ/dp/4791108485/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1458553972&sr=1-1&keywords=いやな気分よさようなら
(こちらもリンクが切れました m(_ _)m)

この本はおそらく、うつ病等の治療予防のための認知療法を、日本で初めて一般向けに翻訳して(原著はアメリカ)紹介した本ではないか?と思われ、日本で出ている成書の多くもこの本を参考にしていると思います。

監訳者の野村総一朗氏は、日本の精神医学の啓蒙(日本の精神医学界はアメリカより10年は遅れていると言われています)に力を尽くした精神科医で、一昨年まで防衛医科大学病院と言う総合病院の院長を務め(精神科医が総合病院の院長になるのは非常に珍しい)現在は一般社団法人日本うつ病センター(JDC)六番町メンタルクリニック所長です。

というとなにか難しいかも、と思われますが、アマゾンのサイトでも一部中が見られますが、大変平易な文章で書かれているので、とても分かりやすいです。

また厚い本なので全部読むのは大変だ、とも思われますが、うつ病に対する認知療法については、最初の100ページくらい読めば理解出来て、実践も出来ます(と、紹介した医師も言ってました)。
(ちなみに認知療法は、紙(ノート)と鉛筆があれば実践出来ますし、具体的な方法も記載されています。パソコンでもOK。認知療法では「思う」「考える」ではなく「書く」と言う事が重要です。)

もしも認知療法の詳細をご存知でなければ、まず、日本人である質問者様に是非この本を買って頂いて最初の100ページ(または読めるところまで)読んで頂いて、彼氏さんにその内容を教えてあげることをお勧め致します。(私も100ページくらいしか読んでません。またこの本の宣伝マンでもありません。念のため)

ただし、認知療法に限らず、精神科心療内科領域の疾患の治療は、病状や考えたことを本人から医師等に正確に伝えることが基本になりますので、その人のネイティブな言語で行うのが基本です。
なので、もし彼氏さんがご興味を持ったならば、母語である英語で書かれた原著を読まれることもお勧め致します。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_c_0_12?__mk_ja_JP=カタカナ&url=search-alias%3Denglish-books&field-keywords=feeling+good&sprefix=feeling+good%2Cenglish-books%2C579
(アマゾンのまわし者でもありませんが…)

では、お前はなぜ治らないのか?と言うと、恥ずかしながらいまだ独り者で医師も指導してくれず、認知療法が3日坊主で終わることを繰り返していて、なかなかやらんのです。(認知療法は不安や焦燥には即効性がありますが、うつ病を改善するには改善するまで「続ける」必要があります)
うつ病がもっと重くなると、認知療法自体も出来なくなるようです。

幸い、彼氏さんにはあなたが居られるので、彼氏さんがなさる場合は、例えばあなたが指導者役になったり、または一緒にやってみるとかして、お互いに刺激し合えば、続くのではないでしょうか?

また、この本を読めば直ちにに今抱えておられる問題が解決する訳ではない、とは思いますが、少なくとも現在袋小路に入っておられる現状から少し視点を変えて、少しでも良い方策をお2人で考える材料になることは間違いないか、と思います。

以上、予告通り大長文になりましたが、お2人の参考になれば幸いです。

他1件のコメントを見る
id:USSEnterpriseD

カラースターを大量に頂きありがとうございました!

ひとつ訂正です。
野村先生の名前の漢字を間違ってしまいました。
正しくは「野村総一郎」でしたm(_ _)m。

あとちょっと気になったのはコメントにあった彼氏さんの頑固さです。
欧米系の方は民族的にも思想的にも「個人」を重要視する傾向が強いことは良く言われます。

彼氏さんが悲観主義であるのは今は仕方がないとして、その個人主義が「自分のことは自分が一番よく知っている」「自分のことは他人に誘導されるのでなく、自分で考えて決めなければならない」と思い込んでいて、自分のこと、特に否定的なことに関しては、たとえあなたでも口をはさませないレベルにまで徹底しているとすると、あなたが本を読んで普通に内容を伝えても無関心、もしくは嫌がったり余計に避けたりする可能性もあると思います。

では、それなのに他人である医師のところに行って意見を求めるのは矛盾するように感じますが、医師の診察を受けることを決めたのは恐らく彼氏さん自身なので、医師の意見を聞くことは「個人」の判断の範囲内で、矛盾しません。

現時点での最終目的は、英語の原書を彼氏さん自身に読んでもらう(理想的には彼氏さん自身が購入して、即ち彼氏さん自身の意思で、読んでもらう)ことなので、ここでつまずくと、読んでもらうのは難しくなる気がします。

これをどう実現するかは、同じように脳がダイヤモンドで出来ているかと思うほど頑固で人の言うことをほとんど聞かない後期高齢者のうちの母に手を焼いている私なので、よく分かりません…苦笑)。

ただ、ひとつ思い付いたのは、上の医師の件のような状況、即ち彼氏さんがあなたに「過重労働の件どうしよう」とか「ますます辛いんだけど」と、彼氏さんの方からあなたに助言を求めて来た時がチャンスで、「そう言えば、こんな本読んだんだけど、結構良いかもよ…」と原書があることも含めて紹介すればいいかな~、ということですが、いかがでしょうか?

上記保証は出来ませんが、このような状況を作るために、ご心配とは思いますが、しばらくの間あなたの方から過重労働の話題は一切出さないようにすると、逆に良いかも知れません。
まるで子供の躾けのようですが、私も含めて男なんて何歳になっても頭の中は子供がいっぱいなんです(私も笑)。

なお、悲観主義の人にただ楽観主義に変われと言っても大抵はダメです。
なぜなら、ひとつはその人も出来ればもっと色々楽観視出来たら楽で良いのにと思っているのに、どうしても出来ないからです(無意識の「自動思考」のため)。
やってるのに出来ないことを人からやれ、と言われると、いい気持ちはしません。

もうひとつは、今までの色々な経験や知識で、物事はまず悲観的に考えて全ての可能性を考えた上で次の行動を決めた方が、後々うまく行く、と確信していて、逆にそう考えるのが嬉しくなっている場合で、こちらはもうどうしようもなく、もし直そうとすればそれこそ「洗脳」が必要です。

あまり良い助言ではなかったですが、こちらも参考になれば幸いです。

あなたの努力で彼氏さんの状況が良い方向に向かうことを、お祈りしております。

2016/03/24 00:50:14
id:beckii

USSEnterpriseDさん、再びありがとうございます。まさにおっしゃる通り、私が提言してもダメだと思うんです。
だから、USSEnterpriseDのおっしゃるように、作戦をたてて、うまく促さないと、貝のふたみたいに閉じちゃいそうです。
アドバイスのように、私からは触れずに、向こうから助言を求めてくるのを待ってみます。
ほんと、子どものしつけみたいですね。
毎回、とても参考になります。こうしたアドバイスが欲しかったので、とても助かりました。
ありがとうございます。

2016/03/24 08:12:18
  • id:nanacy7741
    今の辛い状態を変えずに続ける目的は何なんだろう。無理なものは無理なのに。生活費のため?

    働くこと自体できなくなる状態になったらアウトだと思うので、
    「辞めて環境を変えて、再起を図る」
    「あなたが今以上に稼いで少しでも楽させてあげる」
    でいいんじゃないですか?そこまでどうにかしてあげたいなら、あなたが稼ぎましょ。
  • id:beckii
    ナナシーさん、コメントありがとうございます。
    いや、生活費のためなら、すぐに転職していると彼は言っています。

    彼曰く、幼稚園の経営の現状もわかっているので、余計と辞められないようです。
    自分が辞めたら、園の運営はめちゃくちゃになるからと。

    恐らく、うつ病になる人は、自分だけのことを考えればいいのに、他人のことまで考えてしまって、現状から抜け出せずにメンタルを壊してしまうんだと思うんです。
  • id:cloverstudioceo
    日本に居た頃に同じ境遇のオーストラリア人の友人が居ました。

    激務の上に、ミニバスでの送り向かいもやっており、疲労がたまり結構重い事故を起こしてしまい、執行猶予付きではありますが、懲役刑となり、オーストラリアに強制送還、日本への出入りは一生禁止になりました。
    今は自国で幸せにやっていますが。。

    私はクロアチアという国で会社の経営をやっていますが、よくある「私じゃないとダメ」と思い込んでる症候群だと思います。実際辞めてみると会社はなんとか回るものですし、私も右腕だった社員や、業務上重要な事をしていた人達が突然退職した事を何度も経験しました。海外なので日本人みたいな責任感が無いのですが、結局人が居なくなってもなんとかなるということを逆に教えてもらった気がします。

    幼稚園の業務であれば代わりはいくらでも見つかると思いますし、ネイティブ並みに英語の喋れる外国人で仕事を探している人は山ほどいます。実際私の知り合いに日本が好きでなんでもいいからとにかく仕事がしたい人は沢山います。

    日本に居る外国人とか、逆に外国にいる日本人によくあるのですが、言語能力だけで評価される仕事にフォーカスを当てすぎていると思います。もうちょっと視野を広げて、元々の自分の専門やスキルを活かせる仕事を日本で探してみてはどうでしょうか?私はITの人間なので、そこしかわからないのですが、ITのスキルがあって、更に英語がネイティブ並みということであれば仕事は絶対見つかると思いますし、他業種でも同じことが言えると思います。

    となんかめっちゃ長々と書いてしまいましたが、まぁそんな感じですw

  • id:beckii
    コメントありがとうございます。
    オーストラリアのご友人の方、本当に気の毒ですね。
    過労が原因なのに、結局貧乏くじ引かされるのは従業員なんですもの。
    すべておっしゃる通りだと思います。代わりはいくらでもいる、それが企業なんですよね。
    でも、過重労働が原因で心身を病む人は恐らくそれをわかっていても辞められない人なんだと思います。
    私も彼には転職を勧めていますが、やはり性格上それは無理のようなのです。

    賃金が安くなっても、転職した方がいいと本人もわかってはいるんです。でも、その時の混乱や人から恨まれることなど色々と悲観的思考から抜け出せずにもがいてるようなのです。
    彼自身かなりの悲観主義者なので、他業種の経験もなく、他業種で就職できないと思い込んでるんです。
    もっと楽観主義だったら、こんなに苦しまないで済むのに。

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