並列構造
類義語を並列させた構造は非常に数が多い。これは以下のような理由による。
漢語の本家である中国語において、一つ一つの単語は単音節的であり、1字が1語を表現する漢字は原則的に1音節の読みしかもたない。しかしその一方で中国語は古代のものに比べ、音韻がより単純なものへと徐々に変化していった。このような過程で1音節では語の弁別が困難になるという事態が生じ、その結果、並列構造の漢語は増加し続けてきたという。
要は、一音だと発音したり聞き取るのが難しいので、同じ意味の語を重ねているのです。
■追記[2017/03/23 12:25ごろ]
二字熟語には、いくつかの構成タイプがあります。
熟語の構成[第9集]
漢字 2字の熟語には、次の 5つの構成タイプがあります。
《類義語型》 「河川」「連続」「巡回」....... AとBが 似た意味
《対義語型》 「明暗」「進退」「離着」....... AとBが 対の意味
《修飾語型》 「冷水」「曇天」「略図」....... Aが Bの修飾語
《目的語型》 「洗顔」「着席」「挑戦」....... Bが Aの目的語
《否定語型》 「無害」「未熟」「不要」....... Aが Bの否定語
このほか、前の漢字が主語、後の漢字が述語の役割をしている熟語もあります。
「日没( 日が没する)」「地震(地が震える)」「県営(県が営む)」
「窃盗」は《類義語型》の熟語です。このタイプの二字熟語は、窃盗以外にも数多くあります。
勉強のねっこ 漢字 熟語の構成
並列構造
類義語を並列させた構造は非常に数が多い。これは以下のような理由による。
漢語の本家である中国語において、一つ一つの単語は単音節的であり、1字が1語を表現する漢字は原則的に1音節の読みしかもたない。しかしその一方で中国語は古代のものに比べ、音韻がより単純なものへと徐々に変化していった。このような過程で1音節では語の弁別が困難になるという事態が生じ、その結果、並列構造の漢語は増加し続けてきたという。
要は、一音だと発音したり聞き取るのが難しいので、同じ意味の語を重ねているのです。
■追記[2017/03/23 12:25ごろ]
二字熟語には、いくつかの構成タイプがあります。
熟語の構成[第9集]
漢字 2字の熟語には、次の 5つの構成タイプがあります。
《類義語型》 「河川」「連続」「巡回」....... AとBが 似た意味
《対義語型》 「明暗」「進退」「離着」....... AとBが 対の意味
《修飾語型》 「冷水」「曇天」「略図」....... Aが Bの修飾語
《目的語型》 「洗顔」「着席」「挑戦」....... Bが Aの目的語
《否定語型》 「無害」「未熟」「不要」....... Aが Bの否定語
このほか、前の漢字が主語、後の漢字が述語の役割をしている熟語もあります。
「日没( 日が没する)」「地震(地が震える)」「県営(県が営む)」
「窃盗」は《類義語型》の熟語です。このタイプの二字熟語は、窃盗以外にも数多くあります。
勉強のねっこ 漢字 熟語の構成
ありがとうございます
ベストアンサーに選んでくださって、ありがとうございます。
先に「音読みしたとき2音節からなるのが熟語というものだ」という音声言語の習わしがあって、その習わしに合わせるようにして、2つの漢字を拾い集めて熟語を作っているように、私には思えます。
その2字熟語の中身が、「<動詞+目的語>の熟語」であったり、「似ている意味をもつ漢字をゴロがよくなるように2つ並べた熟語」であったりしますけれども、2字熟語であることは共通しています。
結局、「2音節ルール」というものが、大前提としてありそうな感じがする、というのが私の推測です。
ありがとうございます
2017/03/27 12:02:27ベストアンサーに選んでくださって、ありがとうございます。
2017/03/27 14:22:39