「でも、あの時食べたワッフルの方が美味しかったな」
ビブリンという妖精の可能性、キラキラ☆プリキュアアラモード第22話感想です。
●ジュリオとピカリオ
ジュリオの正体はピカリオだった!
ノワールの力によって闇のキラキラルを使って暴走するジュリオ。
そこに必死に歩み寄るホイップ達。
今作は肉弾戦を封印している関係で、戦闘シーンは必然的にお互いの距離を空けやすいと思うのですが、今回は特にそんなジュリオとホイップ達の距離感がポイントだなと思いました。
ジュリオの攻撃を受けるホイップを、カスタード達が後ろから支える図は、5人で協力しつつ、ホイップがジュリオに歩み寄る良いシーンでした。
前作の「魔法使い」では、こうした敵に歩み寄る描写が少なかったので、なおさらですが、葛藤を抱える敵と、それを受け止めようとするヒロインの図に弱い自分としては、色々とこみ上げてくるものがある展開でした。
特にその後のジュリオの本音(もちろんノワールによって歪められた言葉であるとは思いますが)が聞けたのも良かったです。
●謎の初代的な女神的な女王的な女性
そして、物語もそろそろ中盤。
突如現れたのは、謎の初代的な女神的な女王的な女性です。
大体こういう展開で出てくる大人の神秘的な女性は、「初代プリキュアか、スイーツの女神か、妖精の女王」のどれかなんですけど、さて誰なのでしょうか。
前作にも劣らないなかなかのサイズ感で、巨大拳パンチでもしそうな佇まいなのも気になります。
目覚めた、的な話があったので、おそらくは眠っていたものと思いますが、ノワールとの関係とか、キラキラルとか色々気になりますね。
地下の空間を考えると、大昔に栄えたスイーツ文明の女王だったとか言われても驚きません、ええ、驚きません。
次回はシエルがピンチ!
そういえば、ジュリオのこの展開、ゆかりさんはどこまで読んでいたのでしょうか。今回特に描かれていなかったのですが、そこの辺りも気になりますね。
あと、今回の話の重要なポイントはシエルが過去ジュリオに言った「昔作ったワッフルの方が美味しかった」という言葉だったと思います。達人級の腕前のシエルですが、いちかが生み出すキラキラルが「食べて欲しい人への想い」であることにまだ気付いていない以上、ピカリオがあの時作ったワッフルの美味しさの本当の理由に気づけていなかったのでしょうね。
それを自然と作り出せるいちかだからこそ、プリキュアになれたし、キラキラルが生み出せるという所にシエルが気付ければ、きっとこの争いももっと平和になるんじゃないかと思いました。(まともな感想)
「昔作ってくれたワッフルの方が美味しかった」ことの理由をあの時は考えもしなかっただろうし、作中の今でもきっとシエルにはわからないのね。いちかがキラキラルいっぱいのスイーツを作れるのは、プリキュアになったから、ではないのだけれど、どこかでプリキュアに生まれついたところがあるようにも思うわね。
キュアホイップ、ヒーロー然としていて格好良かったわね。
2017/07/15 09:56:03