SF小説で次に何を読むべきか困っています。


何年も前からSF小説ばかり読んでいるのですが
最近はなかなか痺れるような作品に出会えて
いません。

是非私を更なるSFの虜になれるよう、お知恵を拝借
したく、お願い致します。

何に対してセンスオブワンダーを感じるのかは
人それぞれだと思いますが、私が震えるように
感動した作品は以下となります。

幼年期の終わり
タウゼロ
青い星まで飛んでいけ(書名ではなく作品のほう)
アイの物語
マッカンドルー航宙記
竜の卵
太陽の簒奪者
星界の紋章
銀河英雄伝説
エンダーのゲーム
コンタクト
銀河ヒッチハイクガイド 等です。

逆に名作と言われてはいるものの私の読解力の
問題や好みの問題であまりぱっとしなかった
作品は以下となります。

ハイぺリオン
夏への扉
順列都市
宇宙のランデブー
ソラリス
火星年代記

書いていて気付いたのですが、どうやら私の好みは
分かりやすいスペクタクルやリーダビリティが良い
もので、苦手なものは叙情的であったり難解な作品
の傾向のようです。

何卒、切に、先達のご助力をお願い致します。

回答の条件
  • 1人5回まで
  • 登録:
  • 終了:2017/10/24 23:45:06

回答8件)

id:miharaseihyou No.1

回答回数5220ベストアンサー獲得回数716

傾向として感動を求めているんですね。
私は、感動よりもバラエティーのタイプなんですが、気持ちは良くわかります。
私も感動したことが何度もあるから。
そういう点から幾つか候補を挙げてみます。



谷甲州の作品は読まれましたか?
航空宇宙軍史は何冊も出された、彼のSF世界を形成する作品群です。



ついでにヴァレリア・ファイルも良い作品です。


小川一水を読まれてますね。



導きの星は既読でしょうか?
これもなかなか良い作品です。


笹本祐一は未読でしょうか?

星のパイロット

星のパイロット



星のパイロットのシリーズは彼の最上作と言えるものです。
宇宙産業の細かい設定など、実際にNASAやJAXAなどを「趣味で」取材してリアリティー豊かに書き込まれています。


お気に入りの作品があれば、その作者の別の作品をあたってみるのがお勧めです。
作者の好不調の波はありますが、テイストは共通しているので必ず楽しめる部分があるはずです。

id:iguana-chai

貴重な情報大変ありがとうございます。
ご指摘の通り私は感動を求める傾向がある
ようです。
感動にいたるにはそれなりのステップを
踏まえなければいけないところがあるようですね。
ご紹介いただいたヴァレリアファイル、
星のパイロット等の作品は、私のアプローチでは
たどり着けなかったと思います。
是非読みます!

2017/09/26 00:34:04
id:adlib No.2

回答回数3162ベストアンサー獲得回数243

 
 希少点欠 ~ 筆者の条件 vs 読者の条件 ~
 
 SF=科学的虚構>未来小説<空想的虚構……“架空次元”の原典
http://q.hatena.ne.jp/1086157586#a101274(No.74 20040602 21:28:47)
── 《創世記》《神曲物語》《ガリヴァ旅行記》
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070402
 SF入門 ~ How to Science Fiction ~
http://q.hatena.ne.jp/1174985814#a698253(No.10 20070327 20:03:34)
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20170822
 黄猿の困惑 ~ 人種差別から白人至上主義へ ~
http://q.hatena.ne.jp/1441298580(20150904 01:43:00)不投稿
 
…… 読んだ者とは争えない、読まぬ者とは語れない。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19570920
 検索ご三家 ~ チェック・メイト・キーワード ~
 

id:iguana-chai

貴重な情報ありがとうございます。
ご紹介いただいたリンクからまた更なる
情報の海に溺れてしまいそうです(笑)

2017/09/26 00:38:38
id:takejin No.3

回答回数1543ベストアンサー獲得回数203スマートフォンから投稿

古いですが。

リングワールド (ハヤカワ文庫 SF (616))

リングワールド (ハヤカワ文庫 SF (616))

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

残像に口紅を (中公文庫)

残像に口紅を (中公文庫)

虚航船団 (新潮文庫)

虚航船団 (新潮文庫)

虚人たち (中公文庫)

虚人たち (中公文庫)

ブラッド・ミュージック  (ハヤカワ文庫SF)

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

ファイアスターター (上) (新潮文庫)

ファイアスターター (上) (新潮文庫)

将軍が目醒めた時 (新潮文庫 つ 4-4)

将軍が目醒めた時 (新潮文庫 つ 4-4)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

敵は海賊・海賊版―DEHUMANIZE (ハヤカワ文庫JA)

敵は海賊・海賊版―DEHUMANIZE (ハヤカワ文庫JA)

太陽風交点 (1979年)

太陽風交点 (1979年)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

id:iguana-chai

たくさんのご紹介大変ありがとうございます。
読んだことがある作品もありましたが
まったく知らない作品もありました。
私の挙げた作品の傾向を汲んでいただいたようで
大変嬉しいです。感謝です!

2017/09/26 00:47:26
id:takejin

ひと昔前に、ハードSFと呼んでいた分野の、エンタメ性が高いものですね。
要するに、わたし好みの作品です。

2017/09/26 01:23:32
id:tea_cup No.4

回答回数1071ベストアンサー獲得回数194

ファンタジーという評判も強いようですが、M.Z.ブラッドリーの作品群はいかがでしょうか。

一番SF色の強い作品ですが、船長の苦悩の決断に泣けました。

id:iguana-chai

貴重な情報ありがとうございます。
こちらも私のアプローチではたどり着けなかった
作品だと思います。
ご紹介いただいたのは大河もののようですね。
大河ものは大好きですが、作品の世界から
現実に帰ってくるのにけっこうなエネルギーが
必要なのが辛いところですね(笑)

2017/09/26 01:11:13
id:frontline

ダーコーヴァが出てくるとは!!大河、というよりは1つの星と文化を巡るいろんなお話の集まりです。

2017/09/27 22:38:18
id:gm91 No.5

回答回数1091ベストアンサー獲得回数94

虎よ、虎よ! / アルフレッド・ベスター

他1件のコメントを見る
id:iguana-chai

ご紹介ありがとうございます。どちらも未読です。
名作は、やはり名作と言われる理由が
あるのですから機会をみて一通り触れて
みたいと思います。

2017/09/26 01:17:41
id:gm91

追加

とらえられたスクールバス / 眉村卓

2017/09/27 20:38:13
id:iguana-chai

皆様のさっそくのご返信、とても幸せです!

私事ですが、周囲にSF小説を偏愛している人間も

おらず、また読書の時間も制約のあるなかで

ガイドブックやネットのまとめで情報収集する

ことになかなか活路(笑)が見出だせない状況でした。

ご紹介いただいた作品は、どれも人に勧めるに足る

理由があるのだと思いますので、是非読んでみたいと

思います。

ありがとうございます!

id:miharaseihyou No.6

回答回数5220ベストアンサー獲得回数716

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)



野尻抱介を読んでるなら、ピアピア動画も面白いと思う。
彼にはたくさんの秀作があるが、太陽以外ではこの作品が一番フィットすると思う。



籐真千歳もお勧めの作家になる。
スワロウテイルのシリーズは何冊か出ているが、シリーズ最初のこの作品は特に魅力を感じると思う。
透明感のある世界で流れるように漂わせてくれる。


ヒューゴー賞などを受賞した作家よりも日本人作家の方が肌が合うと思う。
少し泥臭いけど、今は無き未完のシリーズを抱えて成仏した野田昌宏(銀河乞食軍団)も楽しめると思う。

向こうの作家では、私が感動した作家としては J・P・ホーガン

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)

 

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)



巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))

巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))




ハードSFの先駆けとなった作品で、いささか消化不良なところはあるが、魅力的な作品世界には感動できると思う。

外人では「砂の惑星」のシリーズも最初のうちはそれなりだが、シリーズが冗長で途中から疲れる。

コメントでなぽりんさんが出している小松左京では「日本沈没」が良かった。
律儀なことに、数十年過ぎてから第一部で予告された第二部の執筆と発行がされている。

日本沈没 上 (カッパ・ノベルス)

日本沈没 上 (カッパ・ノベルス)


日本沈没 下 (カッパ・ノベルス)

日本沈没 下 (カッパ・ノベルス)


日本沈没 第二部

日本沈没 第二部

id:iguana-chai

再度作品をご紹介くださり大変ありがとうございます!

南極点のピアピア動画は積ん読状態でしたので
さっそく読みます。

藤真千歳は知りませんでしたが調べてみたところ非常に興味をひかれました。
またmiharaseihyou様のコメントにもすごく惹かれるところがありました。

星を継ぐものは、実を言うと星野之宣の漫画を既に読んでしまっており小説には手がのびておりませんでした。漫画には漫画の表現があり優劣がどうのこうのというものではないと思っているのですが、やはり小説のほうで初めての感動を味わうべきだったなと後悔しています。こちらも是非読んでみます。

日本沈没に対しては、私が勝手にサバイバルもののように想像していたためこれまでなんとなく避けていた感がありましたが、今調べてみたところ恥ずかしながら私の想像とは違うようですね。偏見はよくないですね…

前回挙げていただいた作品も含め、私の嗜好に沿うよう配慮いただいた貴重な情報に大変感激しております。
ありがとうございました。

2017/10/01 01:14:29
id:shige-ohoboke No.7

回答回数47ベストアンサー獲得回数1スマートフォンから投稿

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id:shige-ohoboke

笹本祐一さんについて
SFの本の話ではないですし
もしかしたら知っているかもしれませんが
なつのロケット団という所で広報をされております
ちなみにロケットの打ち上げは
「コンタクト」に出てくる「タイキ」
で行われています

2017/10/04 22:39:18
id:iguana-chai

なつのロケット団、調べてみました。熱い活動をして
いるのですね。
そしてまさかのタイキ。色々と繋がっているのですね(笑)

2017/10/08 13:47:39
id:hiko_s No.8

回答回数20ベストアンサー獲得回数0

どちらかと言うとライトノベルの範疇に入りますが、他の方も挙げられている野尻抱介さんの作品は読みやすいのに科学的考察がしっかりしていて、SFファンの目にも耐えうるものだと思います。

その昔は富士見ファンタジア文庫で出版されていた「クレギオンシリーズ」が個人的にはお勧めです。
以前は「いかにもライトノベル」な表紙でしたが(それはそれで好きでしたが)、早川書房に移ってからは「いかにもSF」な表紙になって、ある意味では手に取りやすくなりました。

ヴェイスの盲点 クレギオン

ヴェイスの盲点 クレギオン

アンクスの海賊 クレギオン

アンクスの海賊 クレギオン

タリファの子守歌 クレギオン

タリファの子守歌 クレギオン

アフナスの貴石 クレギオン

アフナスの貴石 クレギオン

ベクフットの虜 クレギオン

ベクフットの虜 クレギオン

id:iguana-chai

野尻抱介では太陽の簒奪者、その他にはロケットガールを
読んだことがあります。
ロケットガールは十代前半の頃に出会いたかったなと
しみじみと思いました(笑)
クレギオンシリーズはゲームの原作と勘違いしており
なんとなく手がのびていませんでしたが、今調べたところ
こちらもとても面白そうですね。
ひこ@紫のバラの人似様のいう、科学的考察がしっかりしている、
というところには非常に興味がひかれます。
是非読んでみます。
ご紹介ありがとうございます!

2017/10/07 23:46:11
  • id:NAPORIN
    小松左京はいかがでしょう。日本人作家のものはあまりSFにかぞえていらっしゃらない?
  • id:hissssa
    SF界3巨頭の一角であるアシモフの作品が感動作・いまいち作のどちらにもひとつも上がってないのはどうしてでしょう?クラークもハインラインも上がってるのに。
    もし万一未読という事でしたら、とりあえずファウンデーションシリーズをお勧めしておきますが。
  • id:NAPORIN
    まあ正直、「天冥の標」だけよんでおけばSF総集編的な感じはします。
    ギミックだけでよければ星新一もあるわけで。

    銀英伝はアニメ化おめでとうございます
  • id:NAPORIN
    推理小説と似てます>新しいギミックが推進力をつくるSF
     
    この方が読みたいジャンルの名前は「スペースオペラ」なのではないかとおもいます。
  • id:miharaseihyou
    アシモフが選から漏れているのは質問者さんの好みと考えられます。
    正直、あのやたら滅多に複線の多い作品は疲れる部分がある。

    また、キリスト教的な価値観の強く出た作品も好みからずれているように感じました。
  • id:iguana-chai
    >なぽりん様
    ご指摘の通りスペースオペラは好きですね。
    ですがなかなか手を出せないという認識もあります。
    天冥の標はあらためて読むべきリストに加えます。
    ご紹介ありがとうございます。

    >hissssa様
    コメントありがとうございます。
    ファウンデーションは既読です。粗筋を読んだときには「これは!」
    とワクワクしたのですが、少し私には滋味を汲み取りきれなかった
    なというのが正直な感想です。

    >miharaseihyou様
    コメントありがとうございます。
    私がSF小説に求める「目が覚めてシフトする感じ」は、
    確かにキリスト教的価値観が持っているような、良い意味での
    保守的な考えとは対極にあるかもしれませんね。
    でもスターウォーズを観てホッとしてしまう自分がいるのも
    事実です(笑)
  • id:seble
    特に気に入ったものがあったら、その作者を追ったらいかがでしょう。
    タウゼロは俺も大好きで、ポールアンダースンの作品はほぼ全部読みました。
    百万年の船なんてのも壮大だし、他にはもっと軽い感じのものも結構あります。
    ただ、その線で行くならハードSFですよね?(そうに決まってる)
    でも、ハイペリオンが圏外なのは悲しいです。確かにちょっとダラダラと長すぎるかもしれませんが、続編へと行くうちにどんどんはまっていきますよ。
    ダンシモンズは他にもサスペンス的なものなどあり、楽しめる作家だと思います。
    See You Later Alligator?
  • id:iguana-chai
    >seble様
    コメントありがとうございます。
    タウゼロで感じた衝撃はいまでもうまく言葉にできません。
    SF小説を読んでいて心から良かったなと思いました。

    ハイぺリオンも決してつまらなかったわけではなく、ただ
    この物語には時間と気持ちの余裕のあるもっと若いときに
    触れることができていれば、より耽溺できただろうなと
    思いました。

    機会をみて他の著作にもチャレンジしてみたいと思います。

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