何年も前からSF小説ばかり読んでいるのですが
最近はなかなか痺れるような作品に出会えて
いません。
是非私を更なるSFの虜になれるよう、お知恵を拝借
したく、お願い致します。
何に対してセンスオブワンダーを感じるのかは
人それぞれだと思いますが、私が震えるように
感動した作品は以下となります。
幼年期の終わり
タウゼロ
青い星まで飛んでいけ(書名ではなく作品のほう)
アイの物語
マッカンドルー航宙記
竜の卵
太陽の簒奪者
星界の紋章
銀河英雄伝説
エンダーのゲーム
コンタクト
銀河ヒッチハイクガイド 等です。
逆に名作と言われてはいるものの私の読解力の
問題や好みの問題であまりぱっとしなかった
作品は以下となります。
ハイぺリオン
夏への扉
順列都市
宇宙のランデブー
ソラリス
火星年代記
書いていて気付いたのですが、どうやら私の好みは
分かりやすいスペクタクルやリーダビリティが良い
もので、苦手なものは叙情的であったり難解な作品
の傾向のようです。
何卒、切に、先達のご助力をお願い致します。
傾向として感動を求めているんですね。
私は、感動よりもバラエティーのタイプなんですが、気持ちは良くわかります。
私も感動したことが何度もあるから。
そういう点から幾つか候補を挙げてみます。
航空宇宙軍史・完全版一 カリスト―開戦前夜―/タナトス戦闘団 (ハヤカワ文庫JA)
谷甲州の作品は読まれましたか?
航空宇宙軍史は何冊も出された、彼のSF世界を形成する作品群です。
ヴァレリア・ファイル2122年 (角川文庫―スニーカー文庫)
ついでにヴァレリア・ファイルも良い作品です。
小川一水を読まれてますね。
導きの星〈1〉目覚めの大地 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)
導きの星は既読でしょうか?
これもなかなか良い作品です。
笹本祐一は未読でしょうか?
星のパイロットのシリーズは彼の最上作と言えるものです。
宇宙産業の細かい設定など、実際にNASAやJAXAなどを「趣味で」取材してリアリティー豊かに書き込まれています。
お気に入りの作品があれば、その作者の別の作品をあたってみるのがお勧めです。
作者の好不調の波はありますが、テイストは共通しているので必ず楽しめる部分があるはずです。
希少点欠 ~ 筆者の条件 vs 読者の条件 ~
SF=科学的虚構>未来小説<空想的虚構……“架空次元”の原典
http://q.hatena.ne.jp/1086157586#a101274(No.74 20040602 21:28:47)
── 《創世記》《神曲物語》《ガリヴァ旅行記》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070402
SF入門 ~ How to Science Fiction ~
http://q.hatena.ne.jp/1174985814#a698253(No.10 20070327 20:03:34)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20170822
黄猿の困惑 ~ 人種差別から白人至上主義へ ~
http://q.hatena.ne.jp/1441298580(20150904 01:43:00)不投稿
…… 読んだ者とは争えない、読まぬ者とは語れない。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19570920
検索ご三家 ~ チェック・メイト・キーワード ~
貴重な情報ありがとうございます。
ご紹介いただいたリンクからまた更なる
情報の海に溺れてしまいそうです(笑)
古いですが。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
敵は海賊・海賊版―DEHUMANIZE (ハヤカワ文庫JA)
たくさんのご紹介大変ありがとうございます。
読んだことがある作品もありましたが
まったく知らない作品もありました。
私の挙げた作品の傾向を汲んでいただいたようで
大変嬉しいです。感謝です!
ひと昔前に、ハードSFと呼んでいた分野の、エンタメ性が高いものですね。
要するに、わたし好みの作品です。
ファンタジーという評判も強いようですが、M.Z.ブラッドリーの作品群はいかがでしょうか。
ダーコーヴァ不時着 (創元推理文庫―ダーコーヴァ年代記 (690‐5))
一番SF色の強い作品ですが、船長の苦悩の決断に泣けました。
貴重な情報ありがとうございます。
こちらも私のアプローチではたどり着けなかった
作品だと思います。
ご紹介いただいたのは大河もののようですね。
大河ものは大好きですが、作品の世界から
現実に帰ってくるのにけっこうなエネルギーが
必要なのが辛いところですね(笑)
ダーコーヴァが出てくるとは!!大河、というよりは1つの星と文化を巡るいろんなお話の集まりです。
虎よ、虎よ! / アルフレッド・ベスター
ご紹介ありがとうございます。どちらも未読です。
名作は、やはり名作と言われる理由が
あるのですから機会をみて一通り触れて
みたいと思います。
追加
とらえられたスクールバス / 眉村卓
皆様のさっそくのご返信、とても幸せです!
私事ですが、周囲にSF小説を偏愛している人間も
おらず、また読書の時間も制約のあるなかで
ガイドブックやネットのまとめで情報収集する
ことになかなか活路(笑)が見出だせない状況でした。
ご紹介いただいた作品は、どれも人に勧めるに足る
理由があるのだと思いますので、是非読んでみたいと
思います。
ありがとうございます!
野尻抱介を読んでるなら、ピアピア動画も面白いと思う。
彼にはたくさんの秀作があるが、太陽以外ではこの作品が一番フィットすると思う。
籐真千歳もお勧めの作家になる。
スワロウテイルのシリーズは何冊か出ているが、シリーズ最初のこの作品は特に魅力を感じると思う。
透明感のある世界で流れるように漂わせてくれる。
ヒューゴー賞などを受賞した作家よりも日本人作家の方が肌が合うと思う。
少し泥臭いけど、今は無き未完のシリーズを抱えて成仏した野田昌宏(銀河乞食軍団)も楽しめると思う。
向こうの作家では、私が感動した作家としては J・P・ホーガン
ハードSFの先駆けとなった作品で、いささか消化不良なところはあるが、魅力的な作品世界には感動できると思う。
外人では「砂の惑星」のシリーズも最初のうちはそれなりだが、シリーズが冗長で途中から疲れる。
コメントでなぽりんさんが出している小松左京では「日本沈没」が良かった。
律儀なことに、数十年過ぎてから第一部で予告された第二部の執筆と発行がされている。
再度作品をご紹介くださり大変ありがとうございます!
南極点のピアピア動画は積ん読状態でしたので
さっそく読みます。
藤真千歳は知りませんでしたが調べてみたところ非常に興味をひかれました。
またmiharaseihyou様のコメントにもすごく惹かれるところがありました。
星を継ぐものは、実を言うと星野之宣の漫画を既に読んでしまっており小説には手がのびておりませんでした。漫画には漫画の表現があり優劣がどうのこうのというものではないと思っているのですが、やはり小説のほうで初めての感動を味わうべきだったなと後悔しています。こちらも是非読んでみます。
日本沈没に対しては、私が勝手にサバイバルもののように想像していたためこれまでなんとなく避けていた感がありましたが、今調べてみたところ恥ずかしながら私の想像とは違うようですね。偏見はよくないですね…
前回挙げていただいた作品も含め、私の嗜好に沿うよう配慮いただいた貴重な情報に大変感激しております。
ありがとうございました。
どちらかと言うとライトノベルの範疇に入りますが、他の方も挙げられている野尻抱介さんの作品は読みやすいのに科学的考察がしっかりしていて、SFファンの目にも耐えうるものだと思います。
その昔は富士見ファンタジア文庫で出版されていた「クレギオンシリーズ」が個人的にはお勧めです。
以前は「いかにもライトノベル」な表紙でしたが(それはそれで好きでしたが)、早川書房に移ってからは「いかにもSF」な表紙になって、ある意味では手に取りやすくなりました。
野尻抱介では太陽の簒奪者、その他にはロケットガールを
読んだことがあります。
ロケットガールは十代前半の頃に出会いたかったなと
しみじみと思いました(笑)
クレギオンシリーズはゲームの原作と勘違いしており
なんとなく手がのびていませんでしたが、今調べたところ
こちらもとても面白そうですね。
ひこ@紫のバラの人似様のいう、科学的考察がしっかりしている、
というところには非常に興味がひかれます。
是非読んでみます。
ご紹介ありがとうございます!
貴重な情報大変ありがとうございます。
2017/09/26 00:34:04ご指摘の通り私は感動を求める傾向がある
ようです。
感動にいたるにはそれなりのステップを
踏まえなければいけないところがあるようですね。
ご紹介いただいたヴァレリアファイル、
星のパイロット等の作品は、私のアプローチでは
たどり着けなかったと思います。
是非読みます!