海外に住んでいる私の友人の長男が2歳6ヶ月の時に口唇ヘルペスウイルス性の発熱後左手が挙がらなくなりました。
現在4歳でいまだ挙がらなくなったままです。
神経細胞に沿って増殖していったヘルペスウイルスを
免疫システムによって攻撃しようとしたが
ヘルペスウイルスだけを狙って攻撃することはできませんので
白血球やリンパ球は正常細胞までを攻撃し、傷つけてしまい
結果として 現在
腋窩神経に損傷か断裂があるため
左手が挙がらなくなっているということです。
皆様にお力添え戴きたく質問はてなに登録しました。
腋窩神経をつなぐ手術は可能なのでしょうか。?
背骨のc5c6から出発した腋窩神経のルートは肩甲骨付近から左胸の方まで来ているということですが
この腋窩神経のルート(通り道の中でも)どこで断裂または損傷があるかを検査で発見する技術はあるのでしょうか?
もし可能でしたら日本のどこの病院で出来ますか。? そして腋窩神経をつなぐ手術の値段は100万円くらいかかるのでしょうか?
なにかヒントだけでもどうぞ、よろしくお願いします。
3/25日(日)午後3時20分現在お二方から回答を戴けました。丁寧な回答で感謝しています。有難うございます。!この内容を友人にお知らせします。励まされます。有難うございました。
コメント(5件)
ただ、費用もものすごいけど、可能かどうかは未知数と言うしか無い。
もちろん実例も無いと思う。
研究なので、大学等の通常の研究と同様、何十億円であろうと税金で賄われます。
通常の入院費や食費等はかかるかも知れませんが。
目先の結果をより重視する現在の日本の研究資金配分では、iPS細胞関連は珍しく日本発の目玉研究なので、様々な臨床研究が承認(するのは国)される確率は高いと思われます。
近い将来、もし iPS細胞での神経繊維の再生が医療として確立して、保険適用がなされれば(現在はまだ)、日本の何らかの医療保険(国民健康保険や各企業や団体の通常の医療保険)に加入(家族でもよい)していれば、差額ベッド代等贅沢費を除いて、一般的収入の方もしくはそのご家族なら「高額医療制度」が適用され、8万円余り/月の費用で済みます。
ちなみに、この「高額医療制度」は余り一般に知られておらず、それに付け込んだ医療保険も出ているイヤな日本ですが、この制度のおかげでオブジーボの薬価が下げられた訳です。
つまり1年間オブジーボ使ってかかる3500万円のうち患者負担は8.5万円 X 12月=102,000円で残りの3400万円は原則加入している保険組合が負担しますがそれでは足りないので一定の割合で不足分を税金から出さねばならないため、政府はそれをイヤがって下げさせた訳です。
この点が医療保険が任意で(高齢者低所得者には最低限の公的保険はありますが)その契約内容で実際の負担が決るアメリカとの大きな違いです。
そのようにありがたいのが、世界に冠たる日本の皆保険制度です。
とにかく「保険適用」もしくは「臨床研究」が重要です。
臨床研究情報はネットで公開されると思いますので頻繁にチェックするか、iPS研究の総本山の京大病院等の大病院で治療を受けると情報が得やすいし、そういう症例が多いほど臨床研究が認められやすいので、日本で大学病院等の受診をお勧め致します。
臨床の推薦を受けるだけでも順番待ちだし、臨床の場合の危険は全て自己負担になる。
神経細胞は培養で癌化する確率が高いんだが、そういうリスクも全て自己負担になる。