わたしは、中学二年の弁論大会で初めて自分の声を聴きました。
つぎに、自分で指揮したオーケストラの演奏を聴いたのは高校三年、
その翌年ようやくチェロ独奏を録音し、いまも聴くことができます。
人類は、自分の声が、他人にどのように聴こえているか、録音技術が
開発(1950-1953)されるまで知らなかったのです。いまや、どこでも
録音・再生できるので、同じ条件で先輩の演奏と聴きくらべましょう。
腕前を楽器のせいにする者もいますが、自分の出す声や音は、自分の
耳からではなく、身体を伝わって聴くので、他人の音声とは異なります。
リードの手入れも、まずは物理的な条件のもとで、検討しましょう。
わたしの後輩で、一番の名手となったバスーン奏者は、リードに使う
ケーンについて興味ぶかいコラム(現在はリンク切れ)を書いています。
冬の満月の後で海水とビールに漬けてから削るとか、いやはや……。
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http://basson.yi.org/kaihou/no8/kaihou8_wakabayashi.htm
── 《バソンのリード・運指について 200104‥ 日本バソンの会会報》P17
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000JAXXHI
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20170108 原楽器の原音と原音階 ~
わたしが“クラリネット”に言及したブログ索引。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%AF%A5%E9%A5%EA%A5%CD%A5%C3%A5%C8
良い先生についてレッスンを受け、しっかり練習して下さい。
安直にこうすればいいなんて方法はありません。いや、あるけど教えらんないし、すぐにできるもんでもありません。まずは魂を食わしてくんないとね。
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