Google 検索: site:www.chitanet.or.jp 味覚地図
とりあえず。
なるほど。ミラクルフルーツ以外で間違いが証明される例などもあれば教えてください。
http://www.kizan.co.jp/monthly/9801.html
KIZAN WINE New!
このページの味を感じるメカニズムがわかりやすかったです。
味と好き嫌いの謎
雑誌にも掲載があるようです。
こういう論文もありました。
また全部は読んでないですが、見つけたので参考まで。
なるほど、最初のページのは分かりやすいですね。ありがとうございます。
【舌の上で、甘味は前の方、苦みは奥の方がよく感じるといった、味覚の分布地図を色々な教科書や本でみかけるが、あれは100年以上前の研究の孫引きで、最近の味を含ませた小さなディスクによる検査では、舌表面の場所による味の感じ方の違いは無いという結果がでている】
http://www.geocities.com/franzbardon/tastemap.html
The taste map: All Wrong
The ”taste map”: All Wrong
(「味覚地図」:全部間違い)
Is the tongue taste map a myth?
(舌の味覚地図は神話?)
http://www.soton.ac.uk/~jrc3/chudler/tasty.html
Page not found :: University of Southampton
(同じもの→
http://faculty.washington.edu/chudler/tasty.html
Neuroscience for Kids - Taste
)
Neuroscience Resources for Kids - Taste
【Morever, the simple tongue ”taste map” that is found in many textbooks has been criticized for several reasons.】
(子どものための神経科学 - 味覚
【そのうえ、多くの教科書に見られる舌の味覚地図は、いくつかの理由(several reasons)で批判されている】)
”several reasons”:
Collection of References Regarding the Chemotopic Organization of Taste
この問題、決着がついているんでしょうか? 味蕾のなかの味細胞のレセプター(受容体)を研究している人などが地図を否定していても、神経学者や大脳生理学者が否定しているかどうかは別。舌神経、鼓索神経、大錘体神経、舌咽神経、迷走神経と別々の経路を通って(*1)、大脳の側頭葉味覚中枢で統合された感覚の総体が、味覚として感じられるわけですね。
伝達されるのは電気的信号です(*2)が、伝達される内容は甘み、酸味から電気味覚まで10種類にものぼります(*3)。また、味蕾の感覚とは別(?)の脂肪の信号もあるという研究(*4)もあります。
味覚についての官能試験もどの程度あてになるのかは不明です(*5)。味覚障害と言ったりしますが、そもそも万人に共通の味覚があるのかすらわかっていないのではないでしょうか? 味覚は学習を通じて習得するもので文化的・民族的差違も相当ありそうです。温度の微妙な変化や香りなどによって、大きく左右されます(*6)。
そこで上記リンクを見てみますと、最初と2番目は断言しているものの、「子どものための神経科学」には「批判されている」との記述になっています。
味細胞のレセプターレベルでは、とりあえず味覚地図の存在は否定されているようですが、10種類にのぼる味覚全てについてあらゆる角度から何度も検証されているでしょうか? また、神経学者(あるいは大脳生理学者)がどのような意見をお持ちなのかも、わかりませんでした(神経学者の大部分はアルツハイマーなどの神経病理に関心はあっても、味覚の研究についてはあまり関心をお持ちでないのかもしれません)。
参考:
(*1)
味覚障害について
【味覚障害は、その程度によりいくつかに分類されており、味を全く感じないものを味覚消失、味覚が全体的に低下するものを味覚減退と呼んでいます。また特定の味のみがわからないものを解離性味覚障害、口の中でいつも味がするものを自発性異常味覚、本来の味を他の味に感じるものを異味症、全ての味を嫌な味に感じるものを悪味症と言います】
【これとは別に味覚の伝達路に基づきその障害を受けた部位による分類もあります。味蕾の味細胞に対する味物質の接触を障害するものを伝導性障害、味蕾の味細胞の障害が見られるものを感覚性障害、そして味覚神経の経路での障害のあるものを神経性障害と言います】
【味覚には舌神経、鼓索神経、大錘体神経、舌咽神経、迷走神経が関与しています。これらの神経障害で味覚障害は生じます】
【脳内において、延髄弧束核から2次ニューロンは内側毛帯を上行し、視床後内側腹側核に至り、3次ニューロンは味覚野に至ると考えられています。この付近の血管障害、腫瘍、外傷などで、味覚障害が生じます】
【舌には味覚を感知する働きをもつ味蕾があり、それは主に舌(糸状乳頭以外の耳状、葉状、有郭乳頭)に分布し、他に口蓋、扁桃、鼻咽腔にも存在します】
(*2)
味覚センサとは?
(*3)
味覚検査
甘味、塩味、酸味、苦味、うま味のほか、お茶などの「渋み」やカレーなどの「辛味」、たけのこなどの「えぐ味」、重金属類の「金属味」、電流による擬似的な「電気味覚」
(*4)
脂肪のおいしさ 舌の奥でキャッチ
(*5)
http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/97/11/1123.html
必見!目がテン!?ライブラリー
満喫秋の味!舌の科学(舌の味覚なんて思ったほど当てにならない!)
(*6)
舌のしくみについて(Vol.24)→
【また、味蕾は舌だけでなく、のどちんこのあたりの軟口蓋(なんこうがい)というところにもあります。のどの奥でも甘さを感じるのです。
味蕾は温度によっても変わります。熱いものを慌てて食べたり、冷たい氷をかじったりするときは味蕾がしびれて味がわからなくなります。甘、苦、酸の三味は体温近くの37℃付近が最も鋭敏だが、塩味だけは0℃くらいの低い温度で一番強く感じます。このため冷たい味噌汁などを口にすると味蕾が敏感に反応してより塩辛く感じます】
たくさん教えて頂いてありがとうございます(解説までして頂いて…)。ちょっと難しいですが、勉強してみます。