http://protist.i.hosei.ac.jp/virus/virusalbum/lecture2/tem.html
透過型電子顕微鏡(TEM)によるウイルスの観察
おっしゃってるのはネガティブ染色法のことあとおもいます
簡単に説明すると、資料は生物が殆どですから、軽元素でできています。小さい元素はクーロン力の影響が小さく電子は殆ど通過してしまいます。そこで重金属で染色することによって散乱させることができます、染まらなかった部分と、金属で染まった部分のコントラストをはっきりさせることによって観察するという原理を使っています
毎回ご回答有り難う御座います。
やはりそういうことなのですか・・・。
ということは、染色できるものとできないものが
出てくるということですね。
http://protist.i.hosei.ac.jp/virus/virusalbum/lecture2/tem.html
透過型電子顕微鏡(TEM)によるウイルスの観察
このあたりをご覧ください.
要は,染色しないとコントラストがつかなくて,
画像としてほとんどみられないんです.
ここから引用
生体試料は炭素、水素などの軽元素から成るため無染色ではほとんどコントラストが生じない。細胞像へのコントラスト増強を行うため切片を鉛染色液などで電子染色を行って観察する
なるほど。
ちなみに染色しやすいものとしにくいものとの
差はあるのでしょうか・・・?
皆様ご回答有り難う御座いました。
http://www.jeol.co.jp/technical/eo/touka/ct-tem/ct-tem-01.htm
CT法による透過電子顕微鏡像の3次元再構成
2回目です
まとめると、透過型の検体は電子染色が必要というわけです
http://www.nanonet.go.jp/japanese/mailmag/2003/045a.html
ナノネットインタビュー : 物理計測の復活 〜電子位相顕微鏡でDNAを読む〜 - 文部科学省 ナノテクノロジーネットワークセンター
ただ、TEMにも色々あり CTEM(Common TEM)通常観察、PTEMゼルニケ位相差法(差分法)、DTEM微分干渉法があります。
染色が必要になるのはCTEMの場合で、DTEMやPTEMを使用するとコントラストが染色なしでもある程度はっきりすることが分かっています
染色の原理は、重金属と細胞の親和力のコントラストとなります
要するに、安価な機材で観測するためにはCTEM+染色が一番都合が良いのでしょうね
詳細なご回答、有り難う御座いました。
重金属イオンとの親和力=画像でどれだけ濃く写るか
ということですね。非常に良く解りました。
毎回有り難う御座います。