お好みでなかったら、ごめんなさい。
「シャイン」という映画です。
ピアノの才能のある少年の一生を綴った映画なのですが、
父親の過剰な期待などに押しつぶされ、
結局精神に破綻をきたし、数十年精神病院で過ごします。
でもこれが、ふとしたきっかけで復活するんです。
精神を破綻して、絶望的な環境から立ち上がって、
最後にはハッピーエンドに終わります。
是非観て見て下さい。私が大好きな映画です。
ありがとうございます。こんな感じでおねがいします。あと、事実、実在した人物でも構いません。おねがいします。
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Amazon.co.jp: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫): 高橋 和巳: 本
高橋和己の邪宗門です。
今までこれほどまでに汚らわしさ、いやらしさ、悲しさを表現したものに巡りあっていません。
実はあまりの話の濃厚さに作者が一体何を言いたいのかいまだにわかりません。
「ふきもワラビも食べつくした。お母さんはもう動けない。お前も動けないようだけど私が死んだら腐らないうちにまだ少しは残っている私の腿の肉をお食べ。お母さんがそういうのだから、お母さんのだからかまわない。お前と私はもともと同じ血、同じ肉なのだから。神様もそれだけは許してくださる。いいね。わかったね。お前だけでも生きておゆき。お前は若いから、食べさえすれば動けるようになる。泣かんでいい。昔ね、お前を身ごもったときにお母さんはお前を堕そうとした。こんな炭焼き小屋みたいなところで子供を産んでも食わしてゆけるあてはなく〜生まれるときも男の子とわかったときには絞め殺そうかと考えたのだよ。女の子なら売れるけどね。堪忍しておくれ。だからお前は私を食べてもいいんだよ。〜誰にも言うんじゃないよ〜私は心でも潔の体の中に、肉と一緒に魂も入ってお前を守ってあげる・・」
主人公は間違いなく極限状態、絶望的な環境の中でその運命に立ち向かっていかざるを得ないです。
すごい・・・。圧巻です。この内容は忘れられそうにないですね。憶えておきます。
会津藩家老の梶原平馬という人の話です。
若くして藩家老となり、フィクサーとして活躍。絶望的状況、戊辰戦争の後、斗南藩へ、そして最果ての地へ。まさに全てを失い、家族をも捨て、遂には名も無きひとりの男としてその人生を全うするさまに感動しました。その墓ですら、公に発見されたのはつい最近のことらしいです。
特に、自害を選ばず後始末に奔走し、全てを捨てて北海道へ移った後も、ひとりの人間としてその生を生ききったところに、最後まで自分の運命に従いつつ、しかも流されること無く運命に立ち向かった人として心を動かされました。
リンク読みました。カッコイイ男は存在するんですね。アンチヒーロー、いい響き。
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Amazon.co.jp: エンデュアランス号漂流記 (中公文庫BIBLIO): アーネスト シャクルトン, 木村 義昌, 谷口 善也: 本
南極探検隊のお話ですが、船が難破し遭難。
救援もなく孤立無援の状況で、隊員全員を生還に導いたシャクルトン隊長のリーダーシップに感動しました。
おもしろそうです。興味あります。
山田正紀の「火神を盗め」という小説は、昔読んでその痛快さに感動しました。あまりメジャーな小説ではないのですが、当時のベストセラーです。あらすじは上記URLにかなり詳しく書かれていますが、その道のプロたちをずぶの素人たちが荒唐無稽な作戦と貴店で切り抜けていくさまはまさに圧巻です。
リアリティはどうなんでしょうか。大冒険より反骨精神でおねがいします。