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SF小説特有のある種の美しさを持った光景。あなたが最も感銘を受けた一場面について、私にその感銘を伝えて下さい。

下記、私の場合です。

廃墟となってしまったロンドンにて、漆黒の夜空の下、燃え残る火災の焔にうっすらと照らしだされ赤く光る火星人の屍肉を野犬が喰い漁さる(H.G.ウェルズ、宇宙戦争)

私は、上記光景に、著者の「大いなる虚無感」のようなものを感じます。そしてまた、「これまでのいかなる兵器においてもこのような(絶対的な)破壊があっただろうか」という記述に、原子爆弾を知らなかった時代の人間のイノセンスさ、ある意味でいうところの無邪気さ、を感じ、現実における破壊がかつての小説家の想像力の範疇を超えてしまったことに愕然とします。

●質問者: shampoohat
●カテゴリ:書籍・音楽・映画
✍キーワード:H.G.ウェルズ SF小説 あなた イノセンス ロンドン
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 16/16件

▽最新の回答へ

1 ● aryl
●13ポイント

カメレオンの呪文 (ハヤカワ文庫 FT 31 魔法の国ザンス 1)

カメレオンの呪文 (ハヤカワ文庫 FT 31 魔法の国ザンス 1)

  • 作者: ピアズ・アンソニイ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

誠実で、公平で、勇気のある主人公が、二十五歳という若さで人生のどん底に陥っており、宛てもなく歩いているとき、黎明(れいめい)の光が差しはじめていることに気付き、じんとするシーンです。

私は黎明という漢字が読めず、辞書を引いてみましたら、とても美しい言葉だったので、更に感動いたしました。

ちなみに主人公は、最後には幸せになりますので、ご心配なく。(^-^)

◎質問者からの返答

回答ありがとうございます。

作中にて、夜明けに気付くシーンは美しいものが多いですね。

ところで、今回は、SF=サイエンス・フィクションでお願いします。回答中にもSF的な視点があると最高です!

あと、私はファンタジー小説は読まないのですが、ネタばらし系の最後の一文は未読の方に配慮して避けていただいた方がよろしいかと。


2 ● So-Shiro
●13ポイント

http://www5d.biglobe.ne.jp/~rosier/ange2001/nws-tosi.html

bk1には、ISBNコードそのものの記載がないので、URLで失礼。

A.C.クラークの『都市と星』のラストシーン。

アルヴィンが、発見された古代の宇宙船を駆って、月・地球・太陽が会合する様子を見られる宇宙空間に飛んで、友人にそのシーンを見せる部分。

これをきわめて荘厳に映像化したものが、キューブリックの「2001年宇宙の旅」ですが、1956年という発表年に、すでにこうしたイメージを自分のものにしていたクラークはさすがです。

科学に基づいた予測はいずれ実際に証明されると感じました。

◎質問者からの返答

ありがとうございます。

ちょっと眠いせいか、意味が分かるまで10分ぐらい考え込んでしまいましたが、!ですね。1956年ってアポロ計画が計画される以前ですしね。

「失われた?」にも、アポロとの興味深いエピソードがありましたね。クラークは、「2067年」のあるシーンでの海底二万哩を彷彿とさせる描写がすごく気にいってます。(3001年は、怖くて未読です)

都市と星も未読ですが、面白そうです。


3 ● snobby
●13ポイント

スターメイカー

スターメイカー

  • 作者: オラフ ステープルドン
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • メディア: 単行本

最後にして最初の人類

最後にして最初の人類

  • 作者: オラフ ステープルドン
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • メディア: 単行本

shampoohatさん、いい質問ですね!!

いろいろあるのですが、オラフ・ステープルドンの『スターメイカー』のラストシーン。

幻視から覚めた主人公が「わたしたちの惑星の石粒の」ヒースの丘に腰を下ろして、地平線の彼方のロンドンおよびヨーロッパの国々に思いを馳せるところ。

「迫りくる嵐に、すべての愛すべき存在(もの)たちが破壊されるに違いないと思われた。すべての私的な幸福、芸術と科学と哲学のあらゆる愛すべき創造的作品、すべての知的探求に思弁的想像力、そしてすべての創造的な社会建設、ようするに人間生活の営為のことごとくが、全社会的な災禍を前にしては愚行であり徒労であり、自己陶酔でしかないように思われたのだ。しかし、こうした営為の維持に失敗してしまったら、復興の見込みはあるのだろうか」。

1935年、ナチスの台頭に「理性を憎む、執念深い種族的な情熱をその目的のために煽り立てる個人的支配への狡猾な意志のあらわれ」を感じ取っていた作者の不安が吐露されていると思います。

歴史はくりかえし、今また闘争のただなかに巻き込まれつつある我々人類は、危機を乗り越えて、人類史の次のサイクルへ旅立つことができるのでしょうか。

『スターメイカー』ほど詩的な描写には乏しいけれど、もちろん『最後にして最初の人類』の圧倒的な想像力にも感銘します。

◎質問者からの返答

こちらこそ、いつも質問読ませて頂きお世話になっています。

早速の回答ありがとうございます!

両方ともですけど、スケール大きいですねー。そして、ディテールも相当に面白そうです。何で自分両方とも知らなかったんだ、と自分のモグリっぷりに恥じ入っております。

推測で書く形になりますが、これは、現実の歴史とのオーバーラップの感覚が醍醐味っぽさそうですね。良書までご紹介頂きありがとうございます。


4 ● co_met
●13ポイント

贈る物語 WONDER

贈る物語 WONDER

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

タイム・シップ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

タイム・シップ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: スティーヴン バクスター
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

「太陽系最後の日」:アーサー・C・クラークの超有名な短編の、最後のシーンです。太陽が爆発して滅ぶ状況で、異星人が助けるべき生命体がいるか探すという内容ですが、廃墟に設置されたレーダーの向けられた方角に、非常に低速であるが編隊を組んだ人類の宇宙船が発見されたシーンが印象に残っています。あれでクラークにはまりました。自分たちに可能な限り努力をして運命に逆らおうとするという行為が好きです。

「タイムシップ」:タイムマシンの遺族公認続編。5000万年前に人間達を置いて19世紀に戻ってきた主人公が見た「星のない夜空」が印象的でした。未来に行ったとき太陽を包むダイソンスフィアに驚いていた主人公が、5000万年という長さは、夜空にあるすべての星にダイソンスフィアを作ることができるほど長いと愕然とするシーンが印象的です。単純計算で確かにそうなるとわかるのが非常にSF的だと思いました。

◎質問者からの返答

クラークの短編っていいですねー。

可能な限りの努力というのも、基本型は、油壷に落ちた二匹の蛙の偶話なんですよね。あと瀬名秀明がアンソロジーを編纂しているのは知りませんでした。こちらも面白そうですね。

タイムシップ、やっぱり違和感が強かったですが、別物と考えれば楽しめますね。近年のSFで見られる超巨大構築物ですが、構築方法として長大な時間の流れに任せる、という描写、確かになかなか印象的です。

回答ありがとうございます。


5 ● hengsu
●13ポイント

宇宙船ビーグル号 (ハヤカワ文庫 SF 291)

宇宙船ビーグル号 (ハヤカワ文庫 SF 291)

  • 作者: A.E.ヴァン・ヴォクト
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

本当は、『スラン』を挙げたかったのですが、品切れだし、私の持っているハヤカワ文庫版にはISBNが無いので、上を挙げておきます。

ご存じの通り、共感能力を持ったスラン(新人類)が迫害されている世界が舞台。迫害を指導している独裁者に迫るシーンで、他人の苦痛を共感できない(想像力の欠如した)人間の内面を覗き込んだ主人公の驚愕と絶望に驚きました。今になれば、共感できるのが当たり前と思っていた中学の自分にも驚きますが。

◎質問者からの返答

回答ありがとうございます。

当該作品は未読なのですが、「他人の内面を覗き込んで愕然」は、テレパスものの醍醐味ですね。

bk1で表示できなかった場合、urlでも全然Okです。

# あと、ちょっと関係ないですが、人力検索で全角のマイナス記号が化ける見たいですね。2番目の回答コメントで「失われた宇宙の旅:2001」を略してハイフンがわりに全角マイナスを使ったんですが……。£(ポンド)、〜(波線)もきになります。


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