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画家ゴーギャンを題材とした論文(学生が書いたものではない)を、日本語・フランス語問わず探しています。特に、「白い馬」(Le Cheval Blanc)のものがいいのですが、他のものでも結構です!

●質問者: boujour
●カテゴリ:学習・教育 芸術・文化・歴史
✍キーワード:LE ゴーギャン フランス語 学生 日本語
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

▽最新の回答へ

1 ● akdamar
●35ポイント

すみません、私は恥ずかしながらこの絵(Le Cheval Blanc)のことを知りませんでした。


まず、質問者の方のためというより、自分自身と後の回答者の方のためにこの絵に関するベーシックな事項を調べてみました。


Wikipediaによれば制作年は1898年で、タヒチ時代のものと分かりました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Gauguin


画像もみつけました。やはりタヒチ時代のものとわかります。

http://www.artyst.net/G/Gauguin19/GauguinChevalblanc.htm

所蔵はオルセー美術館です。


以上の情報をもとに国立国会図書館の雑誌記事検索にかけてみました。

http://opac.ndl.go.jp/


該当しそうな論文をいくつかピックアップしました。


1898-99年におけるポール・ゴーギャンの騎手モチーフの象徴的意味について / 高久 馨

美学. 55(4) (通号 220) [2005.春]


オセアニアへの自己追放--ゴーギャン素描 / 中村 三郎

教養諸学研究. (通号 91) [1992]

↑連載記事のようです。


ポリネシアの三角形--タヒチをとりまく文化と社会 (タヒチのゴーギャン<特集>) / 近森 正

美術手帖. (通号 579) [1987.05]

↑この号の美術手帖は特集が「タヒチのゴーギャン」なので関連論文がいくつか収録されています。


ゴーギャンの手紙-〔1〕-ダニエル・ド・モンフレイに宛てた / 大森 啓助 編訳

芸術新潮. 2(6) [1951.06]

↑これも連載です。書簡のアンソロジーでしょう。ゴーギャンは書簡やavant et apresのように多くの発言が文字資料の形で残っており、しかも研究上重要な示唆に富んでいますね。フランス語の書簡集もあったと思うのですが。。。ちょっと分かりませんでした。


英語版の書簡集はいくつかみつかりました。

http://www.amazon.com/gp/search/ref=br_ss_hs/102-7479967-3612968...


あとは、英語論文に関しては下記のサイトでサーチすることができました。

http://www.ingentaconnect.com/search;jsessionid=1pyrzztnzbl3i.he...


以上、残念ながら当該作品'Le Cheval Blanc'に直接言及している文献があるかどうかはわかりませんでしたが、ゴーギャンのタヒチ時代ということでしたらタイトルからみて関連していそうな文献がありました。


いずれにせよ私が直接目を通したことのある文献は含まれていないので、イマイチ決め手に欠けます。

あまりお役に立てず、すみません。

◎質問者からの返答

興味深い回答ありがとうございます!!

早速さがしてみます!


2 ● akdamar
●35ポイント

追記です。

下記URLに'Le Cheval Blanc'についての解説を見つけました。展覧会カタログからの採録のようです。

http://site.voila.fr/lacart/peintres/gauguin/chevalblanc.htm

「白い馬」と題しながら実際には白くなかったゆえに注文主から付き返されてしまったというエピソードには思わず笑ってしまいましたが、なぜ、緑色なのに「白い馬」と題されているのかは突っ込んでみる価値があると思います。それに関してはこの解説も触れていますが、意味するところが判然としません。白=固有の色を持たないと考え、周囲の光を帯びていることを表すために緑色で表現したのだ、という解釈なのかもしれません。

上記解説でも言及されているレオナルドの色彩理論は有名です。出典は忘れましたが(たぶん岩波文庫の「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記」)、立体の陰影を表現するには緑色をもってせよ、といった話です。セザンヌの人物像になぜ緑色の陰影が施されているのかもこの文脈で解釈できます。

ただし、陰影法とは全く別の文脈で、ポン・タヴェン時代のゴーギャンは「もしその木が黄色だと思ったら、黄色に塗れ」といった発言をしています(発言の細部は正確ではないですが)。ぶっちゃけて言えば「自分が思った色が正しいのだ」ということですね。

ですので、この緑色の「白馬」は、陰影表現という意図なのか? それとも主観的に選択された色なのか?という両面から解釈できると思います。

解説の最後に、ゴーギャンのこの表現を受けてフランツ・マルクの動物像の表現が生まれたといったことが書いてありますが、どういう絵なのでしょうね?気になりました。

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