番組の占いを見ていたB美は、
占い師K子のセリフ「あんた…死ぬわよ!」に対するE恵の反応から、このセリフが「すっごく面白い」と判断した。
続けて、D菜が「占いの面白さを教える」と言ったことから、占いには「あんた…死ぬわよ!」というセリフが含まれる(もしくはこのセリフそのものを占いと)判断した。
このことから、D菜との一連の会話の最後に「何てこと言うの?!」と言われ、「何てこと」に相当する最後のセリフ、「あんた…死ぬわよ!」を述べた。
つまり、「何てこと言うの?!」を非難ではなく、質問として捉えた。
初挑戦ですが、どうでしょう??
hokuraku様、初回答ありがとうございます。
今回の問題のキモの1つは、「すべての人はいつかは死ぬ」ということでした。
ですからこちらの想定でき、占いの面白さを、B美が「あたりまえのことまわりくどく言う」と思いこんでしまった、というのが前半までです。
>「何てこと言うの?!」を非難ではなく、質問として捉えた。
という発想は完全に想定外でした。ですがB美ならいかにもしそうな発想です。勉強になりました。ありがとうございます!!
> K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵 : 占いは"適当な事"を言って、人を面白がらせるものよね。
B美 : 占いは当然の"事実を言う"ものよね。
> D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜 : "適当な事を言う"占いは面白いものよ。
C子 : D菜に対するノリで誇大に反応。
B美 : D菜が言った"事実"は当たるのかしら。
※"事実"とは、C子→G太の告白で両想いになること。
> B美「私にもできるかしら」
B美 : 私に未来の"事実"は当てられるのかしら。
D菜 : 私みたいに"適当な事を言う"のは簡単よ。
> D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
D菜 : "適当に"ノリの良い事を言ってくれないかしら。
B美 : うーん、当たり障りのない必ず起こりそうな"事実"を言っておけば大丈夫かな。
> B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
B美 : 何かが起こる。雨が降るかもしれないし、F吉に映画館に誘われるかもしれないし、もしかしたらそれ以上の意外なことが起こるかもしれない。我ながらなかなか確実な"事実"を言ったものね。ちょっと適当すぎるかしら。
D菜 : 何かって何よ、何かって。もしかすると…って、"適当な事を言って"くれればそれでいいんだけど。
> D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美 : はいともいいえとも答えられないわね。私は"事実"を言わないといけないんだから。
> B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
> でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
※F吉は明日のデートでD菜に何をするか。
[a] D菜に結婚を申し込む。プロポーズ。(普通でないデート)
[b] D菜に結婚を申し込まない。普通のデート。
[c] D菜より魅力的な女と付き合うと告げる。(デートでないやりとり)
[a], [b], [c]より、F吉は明日D菜と、
普通のデートか、普通でないデートか、デートでないやりとりかのいずれかを行う。
∴「何かが起こる」= 必ず起こる"事実"。
B美 : とりあえず考えうるすべての可能性を言ってみたわ。これなら、多分当たるでしょう(つまり、"事実"を言った)。
D菜 : ちょ、ちょっと、私より魅力的な女って誰よ?それって、あなた何か知ってるの?ねえ、教えてよ。
> D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美 : うーん、また答えにくい質問をされたわね。そんなの、誰か言ったら"事実"じゃなくなる可能性のほうが高いじゃない。
> B美「うーん、あなたの友達かもね」
B美 : あなたの友達か、そうでないか。すべての可能性を包含できてるわね(これもまた"事実"を言った)。
D菜 : え、私の友達?ねえ、隠さないでちゃんと誰なのか言ってよ、"本当の事"を教えてよ。("適当なこと"を言う占い->"本当のこと"を言う、ことに考えが変わっている)
> D菜「B美のこと?」
B美 : うーん、これもyesでもnoでもあると言わなくちゃいけないわけよね。
> B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
※"それ"とは、"D菜がB美を友達だと思うこと"である。
※B美はD菜にとって
[a] 友達である場合
D菜はB美にとっても友達である。つまり、否定できない。
[b] 友達でない場合
D菜がB美を友達とだ思っていないのに、B美から一方的に友達であると思う必要もない。つまり、否定できる。
[a], [b]より、『あなたが私を友達だと思ってくれるなら、私もあなたの友達よ』。
B美 : 友達同士、仲が良いって良いことよね。
D菜 : ちょっと待ってよ。あなたはF吉の浮気相手なの?
※"それ"を"B美が'魅力的な女'であるということ"だと解釈した。
> D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美 : また返答に困る質問だけど、"事実"を私は答えるわよ。私が例えF吉を好きであったところで、私がF吉にとっての"魅力的な女"であるかどうか、私には分からないもの。
> B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
B美 : あなたが"F吉が本当に好きなのはD菜かどうか"訊きたかったんじゃないの?私はそれについて当たり障りのない"事実"を答えたに過ぎないんだけど。
D菜 : 否定しなかったって言うことは、そうなのね。あなたはF吉の浮気相手なのね。とぼけてないでさっさと認めたらどうなのよ!
> D菜「B美、何てこと言うの?!」
B美 : あれ?何でD菜は怒ってるの?私は事実を言ったはずなんだけど。うーん、確かにこれじゃあ当たり障りがなさすぎてD菜が言っていたような占いの面白みが全く無いわね。どうすればいいかしら。ああ、そうか、D菜はこんなややこしい事じゃなくて、もっと分かりきった事実を知りたかったのね。じゃあ、一番分かりやすい事実を教えてあげましょう。
> B美「あなた・・・死ぬわよ!」
B美 : 人間、誰だってそのうち死ぬものね。来週か、10年後か、70年後か分からないけど。
ratbeta様、出題からすぐの回答でしたのに、「B美 : 占いは当然の"事実を言う"ものよね。」?
「B美 : 人間、誰だってそのうち死ぬものね。来週か、10年後か、70年後か分からないけど。」まで、こちらの想定とほとんど同じです。おみごとです!!
挑戦してみました。よろしくお願いします。
B美の思考↓
1,2段落>占いであなたは死ぬ、と宣言されることはすごく面白い。―#
3段落>これからD菜のする行動も面白い。
4,5段落>札をまいて、並べ替えて、めくって、適当な答えを言うのが、面白い。
6,7段落>札をまいて、並べ替えて、めくって、適当な答えを言った。面白いはず。
8段落>D菜が気にしているのはF吉がD菜を好いているか、である。また、面白いことをしたはずなのにD菜が怒っている。
9段落>D菜の怒りを静めるために、面白いこと(#)を言った。
単純すぎるような気がします。
特に「魅力的な女」の件の役割が説明できていません。
mikoji様、挑戦ありがとうございます。
今回のポイントは「すべての人は死ぬ」ということに気づくかどうかと、
「魅力的な女」のノイズに惑わされず、
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
を、
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないかもしれない。どちらかね」
と読みかえることができたかどうかです。
▽4
●
wens31 ●50ポイント ![]() |
赤→B美
K子「あんた…死ぬわよ!」
当たり前じゃん。人間いつかは死ぬでしょう。
C子「超ウケるー!」
B美「これが?」
こんな当たり前の事を言うだけで面白いのかしら。わかんないわ
D菜は肩をすくめた。
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
告白されれば相手の事を思うのは当然でしょう。やっぱりそれが嬉しいのかしら
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
見てた通りでいいのね。えっと…まず何を占ってほしいか聞いて、トランプを撒いて、それから当たり前の事を言うのね
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった。
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
これでいいはず、F吉がD菜を好きかは私には言いきれないし、何かは絶対に起きるものね
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
そう、どちらの可能性もある
D菜「私よりも魅力的な女って?」
これは難しい質問ね。誰かはわからないんだから。ただ可能性としては友達かもしれないわ
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
魅力的な女性はD菜の友達かもしれないから、私がD菜の友達ならかもしれない。否定は出来ないわ。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
え?質問の趣旨が変わってるじゃない。軌道修正して、と。
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
怒るD菜
ヤバイ。なんでD菜は怒ってるのかしら。とりあえず落ち着かせなきゃ。そうだ、あのセリフをいえば大爆笑よ。
B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
wens31様、恐れ入りました。
問題を修正していた掲示板を、どこかで見たのではないかというくらい正解で、また、みごとなまでに無駄もありませんでした。脱帽です。
また参加します!
B美、C子、D菜、E恵がバラエティ番組を観ながらトランプをしていた。
占い師K子が、タレントのH雄に宣言する。
K子「あんた…死ぬわよ!」
C子、D菜、E恵はゲラゲラ笑った。
C子「超ウケるー!」
B美は不思議そうに言った。
B美「これが?」
「死ぬ」という脅し文句に喜んでいるのが不思議。
E恵は笑いながら言った。
E恵「すっごく面白いじゃん!」
B美「ふうん?」
D菜は肩をすくめた。
D菜「B美、あなたに占いってものの面白さを教えてあげるわ。こうやるの。よく見てて」
D菜はトランプを回収して、よく切った。
D菜「誰か占って欲しい人いる?」
C子が手をあげた。
C子「はいはい、私! 私、G太のことずっと前から思ってるんだけど、彼に告白したらどうなるか教えて」
D菜「わかったわ」
D菜は札をまいて、並べ替えて、めくった、
D菜「大チャンスね! C子がG太に告白すれば、G太もあなたのことを思うはずよ!」
C子「やったあ! 超うれしいーーー」
D菜はB美を見た。
D菜「こんな感じ。どう? B美も占ってみる?」
B美「私にもできるかしら」
D菜「大丈夫よ。今見てた通りでいいんだもん。私のこと占ってみてよ」
告白すれば、告白された方は、言ってきた人のどんな風にでも「思う」のは当たり前のこと。
B美は、占い師が「死ぬわよ」といったことが、命があるなら誰でもいつかは「死ぬ」と当たり前のことを言ったと気づく。
占い=当たり前のことを言えばいいとB美は思った。
D菜はB美にトランプを渡した。
B美「何を占って欲しい?」
D菜「そうねえ。明日F吉とデートなんだけど、F吉は本当に私のこと好きかしら?」
B美はD菜のやり方と同じようにして、札をまき、並べ替え、めくった。
B美「F吉があなたを好きだとは、私には言い切れないわ。でも、これだけは言えるわ。明日のデートで何かが起こるわよ!」
F吉がD菜を好きかどうかは本人に確認しないと分からないけど、デートしていれば、どんな小さなことだとしても「何かが起こる」のは当たり前。
D菜「えっ? ま、まさかF吉がプロポーズを?」
B美「そうね、F吉は明日のデートで、あなたに結婚を申し込むかもしれない。
でも結婚を申し込まないか、もしくはD菜より魅力的な女と付き合うと告げる可能性もある。どちらかね」
D菜が予想した「プロポーズ」は起こるかもしれないし、起こらないかもしれないと言えば、嘘にはならないし、当然のことになる。
で、「魅力的な女と付き合うことをつける可能性がある」も、可能性だから、ないかもしれないし、あるかもしれないってことになる。
ほんとに起こっても起こらなくても、占い=当たり前のことを話すのに盛り上がる内容を話しているつもりでいる。
D菜「私よりも魅力的な女って?」
B美「うーん、あなたの友達かもね」
「かもね」だから、「そうじゃないかも」って意味にもなる。
D菜「B美のこと?」
B美「あなたが私を友達と思うなら、それは否定できないわ」
B美は自分から決定的なことは言わないけど、勝手にD菜が予想して、話がどんどん盛り上がっていく。
D菜の顔色が変わった。
D菜「あなたF吉が好きなの?」
B美は冷静に答えた。
B美「そんなことあなたに関係ないわ。あなたが心配すべきことは、F吉が本当に好きなのはあなたか、ってことでしょ?」
D菜「B美、何てこと言うの?!」
「F吉がD菜を好きかどうか」を占っている最中なので、「B美がF吉を好きかどうか」は今は関係ないと思っている。
怒るD菜に対し、B美は言い放った。
B美「あなた・・・死ぬわよ!」
B美は占い師が言ったのをそのまま真似して言っている。
と回答が考え付いたんですが、真似して言ってるんだったら「あんた…死ぬわよ!」と占い師がいった通りに言うんじゃないかと思ったんですが、ひっかけですかね^^;
あと、途中の
「F吉がD菜を好きかどうか」を占っている最中なので、「B美がF吉を好きかどうか」は今は関係ないと思っている。
なんですが、「F吉がD菜を好きかどうか」が占いの内容のはずなのに、B美は途中で「どうかわからない」と言ったのは矛盾しているような。
この場合なら「好きかもしれないし、そうじゃないかもしれない」とB美は言うんじゃないかなあ・・・。
D菜は「デートがどうなる?」とは聞いてないのに、なんで「デートで何かが起こるかもしれないし起こらないかもしれない」って話になったのか、ちょっと不思議です。
(回答が全然違ってたら的外れですいません)
「占い=当たり前のことを言えばいいとB美は思った」以下、見事正解です。
「あんた…死ぬわよ!」はこちらも迷ったのですが、やはりB美らしくない口調だと思ったので。
さて、「好きかもしれないし、そうじゃないかもしれない」と言うであろう、というのはそのとおりですが、そうするともう1つのひっかけがバレやすくなってしまうので、あえて「わからない」を採用しています。
理屈パズルは正確さとか自然さを追い求めると、どうしても簡単でつまらないものになりがちなので、できれば不自然さについては目をつぶっていただければと。