明治になってからの義務教育で庶民にもあるべき姿として教えた。
もちろん、それはあると思います。
でも、今は平成で、敗戦で戦前の教育は否定されたはずなのに、何故今でもそんな考え方が通用しているんでしょうか?
欧米の宗教のような倫理的な縛りが必要になった近代日本が武士の考え方を取り入れたから。
軍人、庶民の教育のベースになった。
同上。
更には商人には商人の農民には農民の生き方があって、それは現在も引き継がれていると思うのですが(特に商人)、「現在」において話題になるのは武士道のみ。
私はこれに違和感があるのです。
ベストセラーになった「国家の品格」に代表されるように日本人の心情にマッチするからではないでしょうか。政治家や経営者も武士道とまではいかなくとも、戦国武将に自分を擬えるのが好みなようですし。
何か偽の歴史に踊らされているような気がしないでもないです。
言い過ぎかもしれませんが。
まあ、明治政府によって塗り替えられてしまった以上仕方がないのかもしれませんけど。
道ということが、道徳・教育という意味から考えます。
教育の基本は、ことばであり漢字教育だと思います。
御成敗式目は、鎌倉時代に制定され武士政権のための法令です。
(貞永式目)
慣習や土地財産について、明文化されました。
それが江戸時代の習字手本として庶民に普及しました。
このことで、武士のみでなく広く道徳・価値観が広く行き渡ったのではないでしょうか。
御成敗式目は道徳・価値観というよりも、大きな取り決めという感じで、武士道とは直接関係ないように思えます。
支配階級が為政の手段として重宝しているため。
まあそうなのかもしれませんね。