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?第四回萌理賞?
未発表オリジナルの創作小説・イラストを募集します。
創作物の紹介ではなく、書き下ろしでお願いします。
最も優れた作品には200ptを差し上げます。
応募者全員に共通する課題テーマは「萌え」(具体的には、少なくとも一人は美少女キャラが登場すること)、
課題モチーフは、「秋」「メイド」「ウェイトレス」「ウェディング(ドレス)」「ゴシックロリータ」のいずれか選択(複数可)してください。
400字程度(一割程度の誤差は可)の日本語文章、または最大400kb(メジャーなデータ形式)の画像・音声・動画等を、回答で掲示(画像等はリンク)してください。
投稿作品は「萌え理論Magazine(http://d.hatena.ne.jp/ama2/)」または「萌え理論Blog(http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/)」への転載をご了承ください。
その他細かい事項はhttp://d.hatena.ne.jp/ama2/20060922/p1を参照してください。

●質問者: しろうと
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 書籍・音楽・映画
✍キーワード:blog Magazine イラスト ウェイトレス ウェディング
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 20/20件

▽最新の回答へ

1 ● くまいみずき
●5ポイント

タイトル:ウェディングには早いけど。


今日は、志願する高校の文化祭の日。

わたしは幼馴染の裕史と遊びに来ていた。

「おっ、『コスプレ写真館』だって」

裕史に言われて、お店の中に入った。

「あゆむは何か着たい服でもあるのか?」

「えっとねぇ」

「分かった。メイド服だろ?」

「それは裕史の要望でしょ。後で着てあげるから、先にこれ着たいなぁ」

と言い、わたしはウェディングドレスを選んだ。

着替え終わると、裕史もタキシードに着替えていた。

わたしは裕史の所へ行こうとした。が、

「はわわっ!」

ウェディングドレスの裾を踏んだらしく、豪快にこけてしまった。

「はぅぅ?」

「大丈夫か? ちょっと裾が長かったみたいだな」

裕史は優しく声をかけてくれた。わたしは泣きそうになった。

裕史の優しさじゃなくて、ウェディングドレスを着こなせない自分に対して。

すると、裕史はこう言ってくれた。

「大丈夫だって。今は着こなせなくても、将来きっと着こなせるようになるからさ。そしたら、俺はあゆむのウェディングドレス姿を、一番近い場所で見てやる」

悲し涙が嬉し涙に、変わった瞬間だった。


(終)

◎質問者からの返答

常連さんの一番乗り。四連続参戦。いつも投稿ありがとうございます。途中ですが、講評を始めてしまいます。

いつもツボを押さえて破綻もなく、平均点が高いですが、贅沢を言えば「お約束」からはみ出す何かが欲しいです。

ウェディングドレスが、女性のクラスレベルに結びついたRPG的装備になっています。そこで、まだ中学生のヒロインがドレスにこだわる理由(まあお嫁さん志向は普通ですが)まで踏み込みたい。


2 ● vancat
●1ポイント

『初デート』


「あの、さ?」

「?」

「普段着はいっつもそんなんなの? ゴスロリっていうんだっけ?」

「そんなんなの」

「そう…」

「そう」

「…」

「…」

「あ、クレープ屋だ。食べる?」

「たべる」

「はい、どーぞ」

「はい」

「おいしい?」

「おいしい」

「…少しそこらへん歩いてみようか?」

「すこし」

さっと心地良い一陣の風。

ほんのり赤く染まった木の葉が舞い踊る。

その様子を見つめる彼女は、まるで赤子のように無邪気に見えた。


「よう、ハジメ。可愛い子連れて、デートか?」

「あぁ」

「…あの子が、例の?」

「そう」

「施設で、虐待にあってたんだろ? 感情は……取り戻せるんだろうか?」

「わからない……。でも、俺はあの子の傍に居るよ、ずっと。俺が守る」

「そうか」

「あぁ」

「いつでも相談にのるからな」

「ありがとう」

「兄妹初心者の二人に、幸あれ!」


素晴らしい仲間には、惜しみない感謝を。

新しい妹には、美しい世界を。

◎質問者からの返答

普段着はゴスロリ。「兄妹初心者」というフレーズが新鮮。普通のデートに意味を上書きする構成ですが、前半と後半で分裂した印象もあります。最後二行は読者が読み取れることなので、やや蛇足気味です。

設定はいいのですが、会話が単調なために、ヒロインの境遇の悲壮感が出ません。例えば「あぁ」「そう」は「彼は頷いた」と地の文でも書け、それで間が調整できますね。全会話型のハードボイルドタッチは意外と大変。


3 ● GAMA
●20ポイント

『移ろうということ』



9月も半ばになって、妹の唯がバイトを始めた。

職種はなんと、ファミレスのウェイトレス!

唯は引っ込み思案の何ともおとなしい子だったから、

彼女に接客業がちゃんと務まるかどうか、僕は気が気じゃなかった。

「だからって、わざわざ見に来ることないのに……」

不満そうな唯の声。

休憩時間を利用して、外に出てきた。

「でも安心したよ。ちゃんとお仕事できてるね、それに」

彼女をちらりと見、

「唯のウェイトレス姿って、なんだか新鮮でいいな」

「あはは、ありがと。コーちゃんにそう言ってもらえると、嬉しいな」

遠慮がちに微笑む。

会話はそこでぷつりと切れた。

国道沿いのファミレスの裏からは、色あせた海が見える。

潮風が二人を煽った。

僕は、唯にバイトの理由を聞かなきゃいけなかった。

お金に困ってるなら、小遣いあげるよ。

瞬間、唯が飛び出した。

「うわぁ、コーちゃん、あれ見て」

高く澄んだ空。

水色の向こうに、見事ないわし雲が広がっていた。

「夏が終わったんだよ」

小さな背中がぽつりと呟く。

「変わらなきゃ」

どこまでも続く、空と海。

女の子は前だけを見つめていた。



(終)

◎質問者からの返答

潮風が来るファミリーレストランで働く爽やかな妹。「いわし雲」は秋の季語ですし、言葉に統一感があります。

課題の「秋」を「夏が終わ」る時期と位置づけ、「引っ込み思案」な妹が「変わらなきゃ」と心が「移ろう」と、物語のテーマを上手く消化しています。

妹が引っ込み思案なのは、「お金に困ってるなら、小遣いあげるよ」という兄にも原因がありそうで、そういう行間の広がりを感じます。惜しい点は意外性がないところ。


4 ● kagami
●5ポイント

タイトル:ゴシック・ロリータ


少女の瞳は恐怖の色に染まった。汚れてもなお端正な顔立ちは、怯えに引き攣る。

少女の前に立つ二人の男、身を鎧で固め、悪意の篭もった嫌らしき笑みを浮かべる。

その時、少女は目を見開いた。少女にいまにも襲い掛からんとしていた男らの

そっ首が天を舞ったのだ。主を失い崩れ落ちる男らの身体。だが、その空隙の

向こうを見、少女の眼は曇る。そこに立つ血塗られた剣を構えた男の鎧もまた、

少女を襲おうとしていた者どもの鎧と同じ紋章が刻まれていた。

少女の眼差しと、剣を構えた男の眼差しが交錯する。男の眼差しが揺れ動く。


少女は怯え、後ずさった。男は、悲しげな微笑を浮かべ、汚れながらも

気品ある少女の姿と、その身に纏われた黒衣を見つめた。黒衣に刻まれた紋章は、

男が、共に和を結ぼうとしながらも果たせず、そして今は戦わねばならぬ敵の

ものだった。男は、胸から金色に輝く徽章を取り出すとそれを少女に放り投げた。

少女はそれを拾い上げる。


「それをもって川を渡れ。兵どもに出会った時はそれを見せ、

勅命の密使だと云え。お前の仲間達のところまで戻れるだろう」


「なぜ、私を助けてくださるのですか」


「お前は、私が遥か昔、愛した娘に似ているのだ、小さな野蛮人よ」


少女は走り出そうとし、そしてくるっと振り向いて、悲しげに微笑み、礼をした。


「ありがとうございます。ウァレンス皇帝陛下」


アドリアノープル、紀元後378年のことである――。(終)


後書き

ゴートの女の子(ゴシック・ロリータ)と皇帝のお話(フィクション)です…。

http://www.augustus.to/coin/ZN_j_valens.html

◎質問者からの返答

今回は重厚な歴史物。ゴートはゴシックのルーツですね。当時の衣装は現代のゴスロリとかけ離れていると思いますが、それを想像するのも一つの楽しみ方でしょう。

ドラマチックな展開で、過去の娘に重ね合わせたりと、人物の動機も描いており、掌編の中にも厚みを感じます。金色に輝く徽章を投げるとか、色々格好良い描写があります。字数が1.5倍位あってオーバーしているのが残念です。


5 ● ukpara
●1ポイント

13年ぶりに会った彼女は、顔だちに面影をのこしたままで、大人の女性になっていた。まっしろなスカートから、細いふくらはぎが伸びている。ぼくはそうやって視線を走らせては、彼女が一人の女であることをたびたび確認してしまった。

「また京都、来たいなあ」

ごめん、俺、君をこんなふうに見てしまうところがあるんだ。だから、そんなことは言っちゃいけない。いや、いけないってのは俺の勝手だよな。いいんだ。いつでも来てよ。彼といっしょに来てくれたらいいな。結婚っていうのは、そういうことなんだろうな。

駅を下りると、ぼくは人込みの中に彼女を送るための準備をした。かつてぼくは中学生だった。そして彼女も、たしかに中学生だったんだ。

◎質問者からの返答

三回連続参戦。「無題(面影)」としておきます。京都を舞台に「結婚(式)=ウェディング」を切なく描いたお話。字数が余っていますが、今回はさらに淡白な書き方で、「萌え」というより「侘び」「寂び」の境地。

一方的に「俺」が「君」のことを「見てしまう」だけで、向こうからの関係がないので、やや単調な展開です。向こうは全然意識していないというのは現実的ですが、すれ違うとしても、せめてもう少し会話が欲しいです。


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