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?第二回萌やし賞?
素晴らしき萌えのニューステージ
私、id:mizunotoriを萌やし尽くすような未発表オリジナルの創作小説を募集します。


800字程度の日本語文章という制限を設けますが、違反してくださっても結構です。
ただし誰かのコピペはポイント0&回答拒否のペナルティとなります。
投稿作品は萌え理論Magazine(http://d.hatena.ne.jp/ama2/)へ転載することを予めご了承ください。


唯一にして最大の評価基準は「mizunotoriが萌えるかどうか」です。
規定を無視しようがプロファイリングを無視しようが「萌やせば勝ち」です。
最も優れた作品には最大で500ptを差し上げます。ケチですみません。


プロファイリングの材料など、重要な点は以下のリンク先にまとめて書いておきましたので、必ずお読みください。
http://d.hatena.ne.jp/ama2/20061013/p1


※この企画は「萌理賞」およびid:sirouto2さん、ならびに「第一回萌やし賞」およびid:comnnocomさんとは無関係です。私、mizunotoriが勝手に行っているものですので、ご意見等ありましたら私までお願いします。

●質問者: mizunotori
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 人生相談
✍キーワード:Magazine Mさん オリジナル ケチ コピペ
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 10/10件

▽最新の回答へ

1 ● くまいみずき
●10ポイント

タイトル:JASON(ジェイソン)




13日の金曜日。俺は一人、夜道を歩いていた。

このあたりでは最近、13日の金曜日にジェイソンという殺人鬼が現れるという。

そして、俺の目の前にジェイソンがいる。その場にいたら、間違いなく殺される。

俺は逃げ出そうとした。しかし、一瞬「あるもの」が見えた。

俺は立ち止まった。そして、彼女に話しかけた。

「ねぇ、君。女性なんでしょ?」

彼女に話しかけた。大きく振りかざした鎌がぴたりと止まる。

しばらくすると、大きな鎌を下ろした。

「何で、分かったの?」

彼女の声が聞こえる。

「一瞬、見えたんだよ。君の腕が」

「わたしの、腕?」

「そう。君の腕、しっかりしているけど、明らかに女性の腕だった」

「……わたしの負けね」

そう言いながら、仮面とマントを脱ぎ捨てた。

仮面の下からは、かわいらしい顔、そしてショートカットの栗毛色の髪が現れた。

思わず、彼女に一目惚れしそうになるくらい、かわいい少女だった。

「アンタが初めてよ。逃げ出さなかったのも、正体を見破ったのも」

「そりゃそうだよ。こんなかわいい女の子に殺されるなら、大歓迎だからさ」

「仮面で顔は見えなかったでしょ。単に怖くて動けなかっただけじゃないの?」

「本当に怖かったら、話しかけたりしないだろ?」

彼女は何も言わなかった。俺は気になったことを聞いてみた。

「ねぇ。何で……」

「人を殺すか?でしょ。そんなの簡単よ。この世にはヤワな人間が多すぎるわ。そんな人間なんて、この世に必要ないもの」

「そっか……」

俺は殺人について、言及はしなかった。したくなかったのだ。

「アンタ、わたしになら殺されてもいいって言ったわよね。じゃあ、ここで殺されてちょうだい」

「いいよ。君になら」

「……仕方ないわね。今日だけは見逃してあげるわ。但し、このことは誰にも言わないで。お願いだから」

「分かった。約束する」

「今度会ったら、殺すからね」



次の13日の金曜日。

俺は、あの日と同じ道を、同じように一人で歩いていた。


(終)

◎質問者からの返答

殺人鬼の美少女というモチーフは非常に良いです。

しかし、「俺」やヒロインの言動に一貫性がないように感じられます。キャラが立っていないというか。

また、オチが萌えにつながっていないですね。このオチだとあってもなくてもヒロイン(への印象)に影響がありません。


2 ● tplusf
●10ポイント

『Pledge of the Knight』


薄暗い廊下の窓から見下ろすと、中庭の真ん中で使用人たちが輪になって歌っていた。

弦楽器の音に合わせて、輪の中心で男と女が踊る。

小さなランプの明かりが、地面に長い影を描く。

誰も私には気付かない。

――あれは、違う世界での出来事なのだ。

そう感じた。

「手袋が、汚れます」

振り向くと、そこに彼がいた。

私はその言葉には答えず、窓に触れていた手袋をその場で剥ぎ取った。

絨毯の上に投げ捨てる。

彼は黙ってそれを拾い上げた。

「お嬢様も、何かお聞きになりますか?

それでしたら、すぐ準備させますが」

「いらない」

私は視線を払うと、その脇を抜ける。

広がったスカートの裾が、彼の足に触れた。

「失礼しました、お嬢様」

即座に、詫びの言葉を述べる。

私は立ち止まると、彼の顔を睨んだ。

こんなもの、着たくはない!

お前のそんな声も聞きたくはない!

ずっと、前のままで良かった!

一緒に遊んでいた頃のままで良かった!

何故お前は、そんな喋り方をするようになった!?

いつからだ?

誰のためだ?

父のせいか?

あの男にどれ程の力があるというのだ!?

「嫌いだ」

声が出ていた。

思わず視線を外した。

「……嫌い? 私がですか?」

そうだ!

でも――、そうじゃない。

私は唇を強く噛む。

「父だ」

瞬間、彼が息を呑んだのがわかった。

だが、それを感じさせない落ち着きで口を開く。

「ご主人様は、お嬢様を愛してらっしゃいます」

詭弁だ。

あの男は私を、付属物としてしか見ていない。

アクセサリーと同じだ。ステータスの一部なのだ。

私をここに閉じ込め、玩具のように扱いたいだけだ。

「父は、誰も愛したりはしない」

私はもう一度、彼に視線を向ける。

「私も同じ。

誰も愛さないし、信じない」

「……そう、ですか」

彼が少し、目を細めた。

私にはそれは、彼がまだ少年だった頃、涙をこらえていた時の表情に見えた。

沈黙。

窓の外では、陽気な曲と笑い声。

そう、誰も信じない。

「――お前以外は」

私の声。

彼の顔に、珍しく表情のようなものが浮かんだ。

それは、素直な驚きを示すものだった。

「……なぜ?」

私のためなら、ミズノ、お前は死んでくれるのだろう?

昔、そう言ったろう?

約束してくれただろう?

私は彼の目をじっと睨む。

精一杯の想いをこめて。

もう一度、あの言葉が聞きたい――。


どのくらいの間だったのだろう。

きっと、心臓が数度、拍を刻む程度の一瞬。

彼は私の想いに気付いたのか気付かなかったのか、つと目を逸らすと、目の前の扉の錠前を外した。

そうか……。そうだな。

私は黙ってその扉をくぐり、また檻の中へと戻る。

永遠の闇に歩を進めているかのような、重く、不安な何かが私の中に広がる。

涙をこぼしそうなのだと気付き、私は驚いた。

「君のためなら――死ねるよ」

閉まりかけた扉の向こうで、彼がそう呟いた。

その声は昔と同じ少年のものだった。

私の頬を、熱いものが伝った。

その夜、ミズノは私の父を殺した。


◎質問者からの返答

いよいよ佳境かというところで自分の名前が出てきたら誰だって噴きます。お遊びにしても強すぎかと。

それと、やはりこれはミズノくんの方に萌える構成になってますね。かといって私には美青年を愛でる趣味はありません。


3 ● tophel
●300ポイント ベストアンサー

『二人で歌えばいいと思うよ』

「ディスィーノッ! ヤッレードッ!」

「いや、日本語使いましょうよ」

市民権を得た雀と燕の縄張り争いが続く学び舎の屋上。奇人変人が湧き出る春らしく、無所属リベラル派の鳩と学園責任者守護鳥梟が連続三十五時間に及ぶにらみ合いを続けている木製ベンチの上。鳥が集まる楽園らしく騒々しい雰囲気の中、男女は向き合う。二人の間には実直な日の丸弁当と購買部で購入した菓子パンが広げられている。

「焼きそばパン食べます?」

「てれれってっててー、どぅこどぅこ」

「そうですね。ダイエット中ですからね。でも、梅干と白米だけじゃお腹空きませんか?」

女子生徒は物欲しげにパンを見つめているが、必死に唾を飲み込んで白い巣へと箸を差し込んだ。

「ビーィリッー! ビーィリッー!」

彼女が半泣き状態で足をばたつかせる。

「だからパン食べればいいじゃないですか」

「ジャジャジャ! ジャーン」

「あ、はい。運命は残酷……そりゃあそうですけど。でも、お腹空かして不機嫌になるほうがよっぽどストレスで体調崩しますよ」

男子生徒がカレーパンを差し出そうとしたが、彼女は拒み続けた。洋楽ベストヒッツというラベルが貼られたMP3プレイヤーを首にぶらさげ、泣きながら日本の国旗を消していく。

「ぼくのこと嫌いですか?」

出し抜けに彼は尋ねた。彼女は弁当箱を慌ててベンチに叩きつけ、ルービックキューブ世界記録に挑むようにプレイヤーのサーチボタンを押した。あまりの速さに何度も目的のラブソングを通り越し、その度にパニックになって過呼吸に陥りそうになっている。それを男子生徒が落ち着かせようとすると、ベンチにおせっかい大好きな鴉(主婦業)が降り立ち彼に語りかけた。

「この子はあんたへの片思いが積もり積もって、もう日本語じゃ愛を語り尽くせないという境地に達したの。だからこうして空腹感の中で精神を集中させ、名曲のフレーズであんたに必死に愛を伝えようとしてるのよ。健気じゃない?」

「できれば日本語がいいんですけどね」

「あら、こうやって鴉の言葉はわかるのに。あんた彼女の気持ちわかってるはずでしょ?」

鳥的に艶かしい動きで煽る鴉に苦笑を返しつつ、ひたすらラブソングをサーチし続ける先輩の手を取る後輩。

「鳥は喧しいですけど、先輩は一人ですから」

体に直に触れるという不意打ちに、思わず女子生徒はデスメタル風にシャウトする。その壊れたスピーカーを唇で塞ぐ男子生徒。同時に昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り、鳥たちが人間の欲情した気配に囃し立てるように鳴きはじめた。その音の洪水の中、プレイヤーの歌詞表示部分には“囁くように囁くように”と文字が流れていた。

「なんだかんだで世界は二人だけで成り立つのね」

呆れつつも嬉しそうな鴉は、帰りを待つ夫のためにビードロ製の箸を咥え、快晴の空へと飛び去った。

◎質問者からの返答

萌えました。


4 ● tokoroten999
●100ポイント

『カルボナーラとペペロンティーノ』

風ノ森は、いつもカルボナーラを注文する。

風ノ森は、僕がバイトをしている喫茶店の常連だ。

彼女は、毎日夜の8時半に店にやってくる。窓際の席に腰を下ろし、メニューも見ずに窓の外の景色を眺めている。僕がお冷を持っていくと(この店には店長である無口な爺さんと僕しか店員がいないのだ)、「カルボナーラ」と一言つぶやく。

カルボナーラが運ばれてくると、風ノ森はすごく長い時間をかけてそれを食べる。この店はいつも客が少ないから、いくら長居しても店長も僕も文句を言わない。それをいいことに、彼女は深海魚みたいにゆったりとした動きでフォークとスプーンを動かし、カルボナーラを食べる。

カルボナーラの皿が空になると、風ノ森はおもむろに立ち上がり、レジへと向かう。カルボナーラの代金を払い、彼女は去っていく。

こんな風に、風ノ森は毎日店にやってきて、カルボナーラを注文する。注文はいつもカルボナーラ。カルボナーラが他のメニューに変わったこともないし、カルボナーラの他に何かを注文することもほとんどない(1回だけ、霙の降った寒い日に「カルボナーラ」の後に、「……とホットコーヒー」と言ったことがあったぐらいだ)。

風ノ森と僕はクラスメートだけど、学校では一度も話したことはない。彼女は、学校ではいつも一人だ。休み時間は図書室にいるか、自分の席で寝ているかのどちらかだ。

ある日、いつものように風ノ森が店にやってきた。いつもように僕がお冷を持っていくと、風ノ森はいつものように「カルボナーラ」と言った。

僕は、店長に向かって「カルボナーラ一つ」と言いかけたが、ふと思い直して「ペペロンティーノ」と言い直した。店長は怪訝そうな顔をしたが、結局、ペペロンティーノの皿を僕に渡した。

僕は、風ノ森の前にペペロンティーノの皿を置いた。

風ノ森は眉間にしわを寄せてフォークの先でペペロンティーノをつついたり、皿を持ち上げて裏側を調べたりしていたが、やがていつものようにゆっくりとペペロンティーノを食べ始めた。

ペペロンティーノを食べ終わると、風ノ森はレジにいる僕のところにやってきた。

「どうして、ペペロンティーノを持ってきたの?」

「ペペロンティーノを持って行ったら、どんな顔をするのかちょっと興味があった」

「……そう」

「怒った?」

「別に」

「注文と違うの出したからお金はいいよ」

僕の言葉を無視して、風ノ森は黙ってペペロンティーノ代金を置いて去っていった。

翌日、風ノ森は店にいつも通り店にやってきた。

僕がお冷を持っていくと、彼女は一言つぶやいた。

「ペペロンティーノ」

(終)

--------------------

ついカッとなって800字以上書いた。

反省していない。

◎質問者からの返答

萌えました。


5 ● nekoprotocol
●10ポイント

巨人ピノキオ

--

「もうやめて! なんでピノキオが壊されなくちゃいけないのっ?」

ボクの鼻先でウェンディが叫ぶ。

ボクの小指くらいしかないウェンディ。

そんな小さな体で無理しないで。

ボクは大丈夫だから。

「ウェンディ。そいつはバケモノじゃ。そいつが村にいるだけで王に目をつけられる」

「そんなのみんなが弱虫なだけじゃない! ピノキオは悪くない!」

ウェンディが村長につめよる。

そのとき遠くから火矢が放たれた。

ボクの背中に数十本の矢が突き刺さる。

王様の兵隊だ!

「巨人とそれを操る魔女というのはおまえらだな?」

一番偉そうな兵隊が口を開く。

魔女?!

ウェンディが魔女っていったい何のこと?!

「王国の不安は排除されねばならん。死んでもらう」

兵隊たちが再び矢を番え、ボクとウェンディを狙う。

とっさにウェンディを両手で覆った。

手の甲が矢でいっぱいになる。

いたい、いたいよ。でも……

「ウェンディ。ボクの鼻に乗って」

「え?」

「早く!」

ボクはウェンディを鼻に乗せて、崖の端まではいつくばった。

兵隊たちが手斧でボクの背や足を切りつける。

「ウェンディのミートパイが嫌いだった!」

ウェンディを乗せた鼻が崖の向かい側に向かって伸び始める。

「宿題を教えてもらうのがイヤでイヤでたまらなかった!」

膝から下の感覚がなくなった。

兵隊はもう後頭部にまで登ってきてる。

「いつか一緒に旅に出ようだなんて約束、するんじゃなかった!」

あともうすこしで向こう側だ!

兵隊がボクの鼻をつたってウェンディをおいかける。

あと。あともうすこしなんだっ!

「でも……」

両耳に斧が振り下ろされる。

ウェンディが何か言ってるけど……はは……もう聞こえないや。

「やっぱりウェンディのこと好きだったよ!」

スルスルと鼻が縮む。

ウェンディを追っていた兵隊たちが谷底に落ちていく。

ウェンディは無事かな?

向こう側に渡れたかな?

でもボクにはそれを知ることはできなかった。

ボクの両目のガラス玉はコナゴナに砕かれていた。

◎質問者からの返答

萌えというか、普通に切ないです。

泣かし賞向けですね。


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