人力検索はてな
モバイル版を表示しています。PC版はこちら
i-mobile

美大に通う友達から代わりにおねがい、と言われたときは、なんだか退屈かも、と思った。美術館でのバイト。ともだちは、マネキンっていってたけど、要するに、大切な展示会の時に、美術品のそばで監視して座っているだけの仕事だ。足下にはちいさな電気ストーブ。ひざかけをして、時間交代で椅子に座っている。わたしの「担当」は「蒼い時間」というあまり号数の大きくない油絵。二十代で夭折した画家の残した数少ない作品のひとつ。友達に聞いたら、彼の代表作らしい。笑ったような、泣いてるような、まだ十代と思われる少女がこちらを向いて椅子に座っている。そういう人物画。今回の企画展の中ではそれほど目立つ作品ではない。バイトを始めて六日目の日の夕方、その不思議な出来事は起こった。「創作はてな」です。よろしければ、続きをお願いします。

●質問者: aoi_ringo
●カテゴリ:生活 人生相談
✍キーワード:はてな ひとつ ストーブ バイト マネキン
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 8/8件

▽最新の回答へ

1 ● hanataku
●10ポイント

少し目を離したすきになんとその絵の女性の向きがかわっているではないか・・

◎質問者からの返答

この早さですごいですね。

ありがとうございました。


2 ● sun5sun
●10ポイント

つい、監視中に、眠りに入ってしまった。

フト、目を開けたときであった。

目の前にはあの絵の中の少女が目の前に・・・

何かを伝えようと、口を動かしている

聞こえない。聞こえないが、その口は何かを訴えかけている。

少女は、段々と影が薄くなり、そしてやがて消えてしまったのだ。

今でもあのときの少女の言葉は解らない。

しかしあのときから私には、驚くべきくらいの運がついてくるようになった。

◎質問者からの返答

不思議ですね。

ありがとうございました。


3 ● きりな
●35ポイント ベストアンサー

少女が絵から抜け出てきたのかと、その時、わたしは思った。


彼女は、笑ったような、泣いているような……まさしく、絵のとおりの表情で……


──少し、絵よりは大人っぽいな──

そう、わたしは思った。


思わず、わたしは彼女に声をかけた。


「こんにちは、なんとなく、絵の方に似てますね?」


果たして、彼女はこの絵のモデルだという。これを描いたのは彼女の従兄弟だった人らしい。


この絵が描かれたのは、もう6年前。当時の彼女は17だったという。


「お兄ちゃん、この絵を描くときに──ちょっと、その時、私は飼っていた犬が死んじゃったところで、泣きじゃくっていたんだけど──、散々私をからかったんですよ……お前は、泣き顔が可愛いよって……その言い方がおかしくって、おもわず、クスって笑ってしまったんです。

その時の、私なんですこの「蒼い時間」は。」

そういうと、彼女は、少し遠い目をして。

「どうして「蒼い時間」だったんですかねぇ……お兄ちゃん、教えてくれなかったなぁ」


そうつぶやいた彼女に、わたしはなんだかはっきりしない相槌のようなものを打った気がする。


「ごめんなさい、ちょっと、思い出しちゃったんで……忘れてください」


そういうと、彼女はわたしの「担当」の前を立ち去った。


わたしは、なんとはなしに、今の彼女を思い起こしながら「蒼い時間」に目をやった。


『彼女』は明るく笑っていた。

◎質問者からの返答

すごくきれいです。

物語の世界が広がりました。

ありがとうございました。


4 ● mmmx
●15ポイント

もう日が暮れ始め、きっと、外は既に暗くなり、冷たい風が吹いているだろう。

この美術館も、今日はまして人の入りが少なく、今はこの場に誰もいない。

私の視界に入るのは、この私と、天井の白い光とストーブのオレンジ、それにこの絵だ。


わたしは彼と出会ったあの日のことを思い返している。あの日、あの時のことを。

私はそれを一切の曇り無く鮮明に思い出すことができる、

今だって、そうだ。

ぼんやり思い返していると、白色とオレンジ色の光のほかに、薄くぼんやりと瑪瑙色の光がみえた。

わたしは、こうぼんやりしていたから、それを視界に確認しながらも

疑問も抱かずにそれを認めていた。が、ふと我に返った。


絵から、光が溢れている。


わたしは不思議とそれを、気味の悪いものだとは思わなかった。

むしろ、神聖なものだ、とさえ感じた。恐怖心など全くなかった。

膝掛けをいすにかけ、ゆっくりと立ち上がり、わたしはその絵に触れた。

白い右手が、ギラギラと波を打つように光放つ瑪瑙色に浸食されてゆく。

あたりにはもう 音は無い。

恍惚としてゆくこの頭をかかえたまま、導かれるようにわたしは

その絵の中へと入っていった。

白く、眩しい、あたたかな世界だった。

◎質問者からの返答

とても幻想的ですね。

ありがとうございました。


5 ● kurupira
●10ポイント

絵の中の少女が忽然と消えていた。

絵はそのままだが、少女だけが消えていた。

◎質問者からの返答

ありがとうございました。


1-5件表示/8件
4.前の5件|次5件6.
関連質問


●質問をもっと探す●



0.人力検索はてなトップ
8.このページを友達に紹介
9.このページの先頭へ
対応機種一覧
お問い合わせ
ヘルプ/お知らせ
ログイン
無料ユーザー登録
はてなトップ