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彼女とはトモダチだけど、彼女に彼氏がいることは、ボクはちゃんと知っていた。だから、ボクは、ずっと彼女の「いいトモダチ」でいたいと思っていた。金曜の夜。ボクはいつものように、はてなで過ごしていると、ボクの携帯が鳴った。番号は彼女。なんだろう。ボクが電話にでると、彼女はただ、あなたの声がききたかった。そういったきり、だまっている。耳を澄ますと、泣いているようだ。ボクは携帯を手にしたまま、ずっと黙っていた。彼女が泣きやむまでボクはそばにいようと思った。遠くで電車の通る音が聞こえた。時計のデジタルが一秒ずつ、時を刻む。「創作はてな」です。もしよろしければ、続きをお願いします。

●質問者: aoi_ringo
●カテゴリ:生活 人生相談
✍キーワード:あなた はてな デジタル 創作 彼女
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 7/7件

▽最新の回答へ

1 ● sun5sun
●30ポイント

本当は今すぐにでもかけつけて抱きしめたかった。

今から会おうといいたかった。

手を握ってあげたかった。

ささえてあげたかった。

しかしボクはしなかった。

彼女の幸せを願う。

それだけがボクに出来ることだった。

彼女はボクの声を聞きたくとも、求めている相手はボクではないこと。

ガンバレ。

ボクは心でそうつぶやいた。

自分へと、彼女へと。

◎質問者からの返答

うまいですね。

さわやかで切ない気持ちがしました。

ありがとうございました。


2 ● kurupira
●10ポイント

しばらくすると彼女が言った。

「彼氏に振られたんだ・・・」

少し間を置いて

「そう」

とボクは妙に落ち着いて返答した。

◎質問者からの返答

この展開も静かでいいですね。

ありがとうございました。


3 ● jyouseki
●40ポイント

彼女はいつまでも泣き止まなかった。

ボクは最小限のことだけ聞いた。

「一体どうしたんだい?」

「彼と別れたの・・・」

「なぜ?」

「彼が『他に好きな人ができた』って言うから・・・」

「今どこにいる?」

「もうあなたの家の近くまで来てる」

「わかった、今から迎えにいくから」

ボクはすぐに家を飛び出した。

遠くに彼女が見えた。

泣きじゃくっている。

「とにかく落ち着いて」

ボクはとても困った。

おくてのボクにとって、こんな出来事は初めてだったからだ。

ふと、思いついたことがあった。

(そうだ、確かはてなに人生相談ってあったよな)

「まあ、とにかく家に来て」

ボクがパソコンを操作するのを彼女は「こんなときに何を」とでも言いたそうな顔で見ている。

「ここで相談できるよ」

「そんなの恥ずかしくてできない」

「大丈夫、個人情報はわからないから」


何とか今日は彼女を安心させることができた。

僅かなお金で大勢の人からアドバイスがもらえるサイトがあることを、彼女はとても感嘆していた。

◎質問者からの返答

すごくたのしかった。

ありがとうございました。


4 ● komeke
●30ポイント

彼女が落ち着くまで、ボクも黙っていた。

どれぐらい時間が経っただろうか。

電話の向こうの彼女の呼吸が整い始めた気配を感じた。


「大丈夫?寒くない?」

「うん、大丈夫。」


電話の向こうから聞こえる音は、

いつのまにか電車の音から虫の音に変わっていた。

ちゃんと秋は深まっているんだ・・・。


「今ね、ちょうどはてなをやっていたんだよ。」

「はてな?」

「そう。はてな。ここに来るとね、不思議と心が落ち着くんだよ。」

「どうして?」

「はてなには、小さな、沢山の物語があるんだよ。

そしてその物語は自由で、無限に広がるんだ。」


ボクは一番のお気に入りの質問と回答を彼女に話して聞かせた。


「素敵ね。」

「だろう?だけどね、この話には別の続きもあるんだよ。」


そして、ボクはまた別の回答者の回答を話して聞かせた。


「これもさっきのとは違う素敵さがあるわ。」

「だろう?物語は自分で作れるんだよ。もちろん、自分の物語もね。」

「私も作ってみたいわ。私にも出来るかしら?」

「もちろんだよ!」


「ありがとう。あなたと話が出来てよかったわ。」


彼女は自分のことを何一つ話さなかったし、

また、ボクも彼女に何があったのか聞かなかった。


でも、明らかに彼女の声は明るく、元気になっていた。

これからきっと彼女は彼女自身で自分の物語を作っていくのだろう。

どんな物語だろうか。

ボクには分からないが、一つだけ、確かに分かる事がある。

それは間違いなく幸せな物語に違いない。

◎質問者からの返答

ここでも「はてな」が引用されています。

全く想定外でしたが、うれしかったです。

ありがとうございました。


5 ● TomCat
●30ポイント

「・・・・あの・・・・、ごめんね」

長い沈黙の後、彼女が言った。

「な、なにが?」

私は答えた。

ごめんね、無駄な時間使わせちゃって、と電話の向こうの彼女が言う。とんでもない、君のためなら僕は、と言おうとして言葉を飲んだ。

電話を持つ彼女の手が震えている。見えないけれど、きっとそうに違いない。何があったのかは、だいたい見当が付く。くそっ、自分なら絶対に彼女をこんなふうに泣かせたりしないのに。そう思うと、別の意味で私の電話を握る手が震えてくる。

こんな時に何も出来ない自分が情けない。泣くか。そうだ、私も泣こう・・・・。つう、と熱い物が頬を伝う。また長い時間が過ぎていった。

「Skype使える?」

私は長い沈黙に耐えきれず、口火を切った。

「う、うん」

「電話代、かかっちゃうからさ、切り替えよう」

「うん」

すぐに彼女から接続があった。メディアが変わると雰囲気も変わる。ちょっと彼女の声が明るくなった。

「あたしが電話する前、何してたの?」

「ネットで、はてな」

「はてな?」

「うん。何か困ったことや知りたいことがある時に質問を書き込んどくと、誰かがそれを見て答えてくれるんだ」

「ふーん。人生相談なんかも出来るの?」

「うん。多いよ。みんな真面目に考えて、真剣に答えてくれる」

「へえ。今度あたしも何か聞いてみようかな」

ちょっと、はてな談義で盛り上がる。

──そう。私はいつも、あそこで救われているんだ。泣きたい時に思いっきり泣かせてくれる胸。そういうのを、はてなは私に貸してくれる。男にだって、そういう時ってあるんだよ。

・・・・と。そうか。女の彼女ならなおさらだ。彼女には今、泣ける胸が必要なんだ。今夜は私が彼女の「はてな」になろう。邪念がスーッと引いていった。

色んな話しをした。他愛のない話しを、とりとめもなく続けた。もう時間は深夜の3時を回っていた。

「大変、もうこんな時間!!」

彼女が驚いたように声を上げた。

「ごめんね、ごめんね、明日お仕事・・・・」

「いいよ、夜更かしは慣れてるし。それより君は?」

「うーん・・・・、もう寝ないと・・・・」

「じゃ、寝ようか」

「う、うん・・・・」

そしてまた、彼女の声が途絶えた。泣いている。また、声をひそめて、静かに、しかし激しく泣いている。私は言った。

「今夜はこのまま、つないだままで寝よう」

「え?」

「そのままヘッドセットを机の上に置いてさ。僕たち、つながったままで眠るんだ。きっと同じ夢が見られる」

「う、うん!」

彼女の声が、また少し明るくなった。

そのあと、また少しとりとめのない話しをして、それじゃおやすみ、とヘッドセットを置いた。部屋の灯りを消して、傍らのベッドに潜り込む。時々モデムのランプが点滅する。あれは彼女の部屋につながる信号の灯り。あれは彼女の部屋から届く信号の灯り。ちかちか。ちかちか。やがて私は眠りに就いた。

翌朝、PCを見ると、ありがとうと一言、インスタントメッセージが残されていた。彼女がこれからどうなるのか、それは私には分からない。でもひとつだけ分かること。それは、私の気持ちだ。

これからも、いつでも私は彼女の「はてな」になる。それだけは、私の決意として確かなものになっていた。ありがとうポイント、1Pゲット。今朝の彼女の笑顔が爽やかだといいなと願いつつ、私はコーヒーを淹れた。

さあ、次の問題は、私のこの恋心だ。まだまだこれは叶わぬ恋率100%。困ったな。どうしよう。そうだ。はてなで聞いてみるか。

◎質問者からの返答

偶然です。一斉オープンですから全く偶然です。

こんなふうにはてなを引用していただいてうれしいです。ありがとうございました。


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