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●質問者: しろうと
●カテゴリ:趣味・スポーツ 芸術・文化・歴史
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○ 状態 :終了
└ 回答数 : 12/12件

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6 ● 魔王14歳
●14ポイント

原作部門に。

『キュラギ時空』

萌理学園の七不思議が一。一年の出来事を片っ端から数えていくと、どう考えても365日では足りそうにない。そういえば誕生日ネタやバレンタインネタだってもう何度も繰り返してるのに、一向に進級する気配がない。年もとらない。

でも誰もそのことを気にしないし、話題にも上がらない。萌理学園はその状態でずっと円満に回っている。一部上層の者だけが、萌理学園がキュラギ時空と呼ばれる不条理状態にあることを知っている。

国民的長寿アニメ『魔法少女きゆら』から取ったネーミングだとか。

◎質問者からの返答

投稿ありがとうございます。なるほど…。サザエさんやドラえもんはループ時空だとみんなうすうす感じているけど、それを具体的な設定にしてしまうのが面白いです。学園の中では時間の流れが一定してなくて、この教室だけは時間が流れないとか、三年後とかだと面白いですね。


7 ● sunagi
●14ポイント

『恋はリーダビリティの外!』

図書室に本を返しに行く途中で、

廊下の角から長い黒髪の少女がまろび出てきた。

「あれ? ええと、柊野(ひらぎの)……さん?」

息せき切らしている。

「柊野加奈よ。覚えておきなさい。フフ……それより、今からその本を返しに行くみたいね? フ、フフフ……」

加奈は、胸ポケットから栞を抜き取ると、少年が持っている本に向けて投擲した。

「リーダビリティ、発動!」

「わっ!」

少年が持っていた本が、綴じ目からバラバラと解け、紙片が竜巻のように少年の身体を取り囲む。

「これが二年間で私が身に付けた文芸部の『部活特技』! <リーダビリティ>は、その図書の持ち主のことを『読む』ことが出来るのよ! そう、例え貴方の心の中身でさえね!」

「借り物の本が!」

「それによると、貴方は――私のことを、只のクラスメイトだと思っている――え?」

途端、力を失った紙がパタパタと床に落ちていく。

「こ……この甲斐性なし!」

加奈は踵を返すと、泣きながら走り去った。後に点々と残る涙の雫。

「何なんだろう、柊野さんって」

「活版いんさつーーーーーーー!」

グーテンベルクが彼女にとっての神である。

開催お疲れ様です。小説部門に投稿です。

◎質問者からの返答

投稿ありがとうございます。「フフ……」「借り物の本が!」とか、茶番っぽさが楽しいです。オチもおおげさで良いでしょう。柊野(フォントの名前から?)さんのキャラが立ってます(まあ能力は露伴のスタンドですが)。

能力がバトルに使われるんじゃなくてもっとコンシューマ化されるというのは、学園異能というより「学園微能」という感じなのかも。インターネットも最初は軍事目的だったことを考えれば、「グーテンベルクの銀河系」みたいなメディアの進歩ですね。


8 ● テラシィ
●14ポイント

小説部門で投稿します。

『トイレの邂逅』


「芳香剤変わってる」

馴染みの旧校舎2階の女子トイレ。奥から3番目、冷えた便座に腰掛けて弁当箱を開く。

卵焼き、美味しい。ウインナー、ちょっと薄い。ご飯、いつも有難うお母さん。

「あれ、ウインナーしょっぱくなった」

目尻からぽろぽろと零れ落ちる水滴を浴びたウインナーの味付けが良好。

静かな嗚咽がトイレに響く。

──────「うるさいわね、あなた」

突然、罵声が嗚咽を打ち消した。勢い良く開かれたドアの前には、彼女を睥睨する女生徒。

学園の制服を優雅に着こなす深窓の令嬢、神出鬼没の読書魔。クラスメイトの高宮みのりと対面した。

「え、やだ…。なんで、高宮、さん」

啜り上げる洟の音に混じった涙声。小柄な少女が纏う悲哀。

一瞬、みのりの胸がどきりと震えるが、本人ですら気付くはずもない。

ふと目に付いた、みのりが手に持つ文庫本。

「それBL本?」

「…なっ!!!!」

咄嗟に後ろ手に隠すみのり。カバーイラストは眉目秀麗な男、男。

鋭い目つきをそのままに狼狽を隠しきれない。

真瀬花子───後に「トイレの花子さん達」と噂される都市伝説の始まりである。

今回はどう攻略して良いか分からなかったので、設定追加してお話にしてみました。

学校の怪談って最近聞かないですね。今でも子供達の中では噂されているのかなぁ。

◎質問者からの返答

投稿ありがとうございます。意外な角度から攻めた作品です。「学校の怪談」というアニメがあるし、「学校の階段」というラノベもあるので、ネタとしては定番だけど、実際の学校でどうなのか謎ですね。


9 ● takesumi
●14ポイント

小説部門に投稿します。


『就職難』

屋上に二人。

僕は少しだけ思いをはせる。ここは一体何処だろう。

間違いなく学園屋上だ。数年来捜し求め、ようやく辿りついた学生の聖地である。

でも、ここはどこだろう? 最近ずっと同じ動作しかしていない気がして不安になったが、押し殺して柵から身を乗り出す。

地面は見えなかった。遠くまで来てしまった。ここは屋上だ。やっと辿りついた屋上が何処にあるのか、僕にはよくわからない。

「早く帰らなくちゃ」

不安の発露のようなつぶやきに、もう一人が返事をしてくれる。

「ここにいればいいじゃないですか」

「帰る場所があるんだ」

「でも、あなたは屋上に辿りついた」

「だから?」

「ここにいればいいんです」

そういって、少女は僕の顎に手をやった。

ざらりとした感触。

「あなたはもう学生ではないのだから、学園には帰れません。そうでしょう?」

この問答を何度繰り返しただろう。

でもここに鏡はないし、髭剃りもないんだ。

ドアの見つからない屋上がどこにあるのか、僕にはいつまでたってもわからない。

◎質問者からの返答

投稿ありがとうございます。「ドアの見つからない屋上」という設定は非常に面白いですね。特定のアイテムとかフラグで出現するとか。ただタイトルの関連がちょっと分かりにくいです。


10 ● vancat
●14ポイント

不換症

教室の扉を開けると繭子ちゃんが佐々木くんの脳漿をずるずるじゅるりと啜り上げているところだった。頭蓋骨の上半分が綺麗に切り取られた佐々木くんは片方の眼球がなく(繭子ちゃんがもう食べてしまったのだろう)、残ったひとつは神経一本でなんとか眼窩と繋がっている状態で垂れ下がりぶらりゆらりと揺れていた。繭子ちゃんは僕に気がつき赤ちゃんみたいに眼を輝かせて駆け寄ってくると、その大きな胸の形が変わるくらいに体を擦り寄せながら僕の首筋の瘡蓋をざらぺろりざらと舐め上げる。僕が繭子ちゃんのくるりんと長い栗色の髪を丁寧に梳いてあげると繭子ちゃんはいつものように僕の背中に血が滲むほど爪を立てて喉を鳴らした。虚空を見つめながら「僕だけでは足りなかったのかい……?」と言ってみたけれど、勿論独り言に返事はない。それらは何を震わせることもなく淀みに沈んでいった。だから僕は、繭子ちゃんに「僕の顔をお食べ」と言うことにした。

◎質問者からの返答

投稿ありがとうございます。ホラーでグロいですが読ませる文章ですね。僕と繭子のサスペンスな関係が良い感じ。冷静な文体が「僕」の設定に合っていますが、もしこのシーンが十倍の長さの文章だと、オチの意外性が減じますね。短編であることを活かして成立しています。


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