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「ワーキングプア」を日本で初めて取り上げたメディアはNHKでなく朝日新聞だと聞きました。
どの日の記事でどんな内容か教えてください。

●質問者: asakichi1031-2
●カテゴリ:政治・社会 生活
✍キーワード:NHK メディア ワーキングプア 朝日新聞
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

▽最新の回答へ

1 ● peach-i
●10ポイント

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B...

朝日新聞2006年11月04日・週末特集be-b(青色)の「be word」という記事による

◎質問者からの返答

NHKでは2006年7月23日に放映されているので、これでは朝日のほうが早いとはいえないですね。「NHKより先に出した」といわれている記事を知りたいのです。


2 ● ラージアイ・イレブン
●200ポイント ベストアンサー

ワーキングプアを生み出している新自由主義に対抗する学問的立場(政治的立場ではない)として新福祉国家論という学問的立場がありますが、ワーキング・プアという言葉はこの新福祉国家論を唱える研究者関係者が使い出したのが始まりです。

日本で早い時期にワーキングプアの存在に注目して警告を発したのは新福祉国家論を唱える後藤道夫都留文化大学教授( http://www.tsuru.ac.jp/study/teacher/gotoh.html )という方でして、ワーキングプアという言葉が使われる以前の2001年に

『収縮する日本型<大衆社会>─経済グローバリズムと国民の分裂』

収縮する日本型“大衆社会”―経済グローバリズムと国民の分裂

収縮する日本型“大衆社会”―経済グローバリズムと国民の分裂

  • 作者: 後藤 道夫
  • 出版社/メーカー: 旬報社
  • メディア: 単行本

http://d.hatena.ne.jp/asin/4845106558

の中で階層と地域とがそれぞれ新自由主義によって上昇する部分と衰退する部分とに分裂することを予言しており( http://homepage3.nifty.com/civilsocietyforum/page091.html )、この衰退する部分の階層が後に「ワーキングプア」と呼ばれるようになります。

ワーキングプアという言葉が最初に登場したのは2004年秋の「自治と分権」という雑誌の座談会であり、「ワーキングプア」が最初に雑誌の特集となったのは一年遅れて2005年の9月の「ポリティーク」の特集でした。この「ポリティーク」の特集が日本でワーキングプアという言葉が広めたきっかけになりました。

地方自治問題研究機構/自治と分権 2004.秋号

http://www.jilg.jp/bunken/no17.html

[座談会]

●ワーキング・プアと社会保障・社会福祉─構造改革と日本社会の再編

後藤道夫(都留文化大学教授)・唐鎌直義(専修大学教授)・布川日佐史(静岡大学教授)

ポリティーク第10号 2005年9月20日

http://www.junposha.co.jp/guide/1sya/poli/poli_10.htm

特集 論説

現代のワーキング・プア―労働市場の構造転換と最低限生活保障……後藤道夫

雇用と働き方から見たワーキング・プア……伍賀一道

中年家族持ちワーキング・プアの生活と社会保障改革……唐鎌直義

ワーキング・プアと最低生活費(貧困)基準……布川日佐史

ワーキング・プアの増大と「新しい労働運動」の提起……木下武男

この特集は、研究者だけではなく地方自治幹部、医療などの業界団体幹部、地方財界関係者、労働組合幹部、政党幹部、NHKの下請けを含むメディア関係者などのインテリ層に多く注目されるところとなり、2006年に「ワーキング・プア」の文字が広範に出るようになります。

月刊保団連 /全国保険医団体連合会 通号882 2005.12

ワーキング・プア--アメリカの底辺を支える人々 (日本医療のアクセスを問う--大阪保険医雑誌2005年6月号特集抜刷) 森岡孝二

しんぶん赤旗/2006年3月11日/日本共産党中央委員会

誇りもち 働きたい/正規雇用求め 青年・パートが集会/全労連主催

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-03-11/2006031101_01_0.htm...

「ワーキングプアです」というのは、広島市の学童指導員で十九年になる女性(49)。月給は十五万一千円。「私たちは仕事に誇りと責任を持っています。みなさんと力をあわせて均等待遇を実現したい」と話しました。

前衛 /日本共産党中央委員会 通号804 2006.5

http://www.jcp.or.jp/publish/teiki-zassi/zenei/2006/0605.html

特集 小泉内閣の格差拡大「開き直り」をつく

小泉「構造改革」を主犯にした格差社会化……二宮厚美

ワーキング・プアの増大に見る日本の「格差社会」……後藤道夫

国保・保険証とり上げがもたらす命と健康をも差別する格差社会……相野谷安孝

「構造改革」がもたらした貧困・格差構造……金澤誠一

クレスコ no64(2006年7月号)大月書店/クレスコ編集委員会・全日本教職員組合編

http://www.zenkyo.biz/html/menu7/2006/20060622165803.html

話題のテーマに迫る ワーキング・プア--その増加と最低限生活保障 後藤道夫

公的扶助研究 全国公的扶助研究会 / 全国公的扶助研究会 編 通号202 2006.7

「構造改革」の新段階とワーキング・プア急増のインパクト--最低生活保障の現状と展望について (特集 「構造改革」の新段階) 後藤道夫

エコノミスト /毎日新聞社 / 毎日新聞社 84(38) (通号 3838) 2006.7.25

http://www.mainichi.co.jp/syuppan/economist/news/20060718-134537...

◆ ここまで来た“働かされ過ぎ”

過労死大国――昼夜逆転の残業で心臓発作/仕事量多くうつ病に

■【特集】ここまで来た“働かされ過ぎ”

過労死大国

・「日本復活」の陰で強まる過重労働圧力 編集部

新労組結成のトヨタ、マクドナルド、ケンタッキーの現場で起こっていること

昼夜逆転の残業で心臓発作/仕事量多く、うつ病に

・世界中に広がる「Karoshi」 森岡 孝二

・日本労働弁護団「残業ホットライン」 殺到する肉親の悲鳴 棗一郎

40代男性「休日も仕事で終電帰宅。残業代は0円」

・日本版「ホワイトカラー・エグゼンプション」に断固反対

・厚労省過労労災「うつ病」申請急増でも認定減少のなぜ 東海林智

・労組トップインタビュー

高木剛・連合会長/栗原弘昭・日本マクドナルドユニオン中央執行委員長/若月忠夫・全トヨタ労組執行委員長/濱口徳之・日本ケンタッキーフライドチキン労組執行委員長

・グローバル化経済の圧力 強まる“使い捨て”労働の流れ 伍賀一道

・過労死・自殺を防ぐには 上畑 鉄之丞

・「ワーキング・プア」社会 過労をまぬがれても待っている「貧困」 後藤道夫

・「シンボリック・アナリスト」は過酷な労働環境では育たない 木下武男

というわけで、ワーキングプアについて最初にとりあげた人は後藤道夫論文。最初の雑誌特集はポリティーク。「ワーキングプア」を最初にとりあげた政党は日本共産党。「ワーキングプア」を日本で初めて取り上げた新聞メディアは2006年7月の毎日新聞社の雑誌「エコノミスト」の特集「過労死大国」です。(念のため書きますが、「エコノミスト」の発効日はNHKの番組の後ですが、発売日はNHKの番組の前です)

ワーキングプア学説の広がりの流れとしては、後藤論文→ポリティークの特集→赤旗・前衛の記事→NHKと毎日新聞(エコノミスト)という感じで世間にワーキングプアの存在が認知されていると思います。

朝日新聞はリベラルなイメージをする人が多そうですが、実際はそうではなく、たとえば経済政策の面では小泉内閣の構造改革を支持する見解を多く掲載するなど、新自由主義を支持する記事がかなり多く、経済政策では読売新聞よりも政府に近い立場です。貧困や労働経済学を研究している研究の現場から見ると、朝日新聞がワーキング・プアを早くから紹介していたという説は嗟嘆しにくいです。ただし朝日新聞は世論の流れで変わり身も早いので、後追い記事(社会部の記事)の多さでは朝日新聞は毎日新聞に負けていないと思います。

◎質問者からの返答

なんと素晴らしい回答!!これだけ詳しくお教えいただけて、本当にありがたいです。

朝日新聞ではなく毎日新聞の雑誌だったのですね。大変参考になりました。

本当にありがとうございます。

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