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同掲する画像の花が何という種類のものであるか、ご存知の方はお教え下さい。

ラフカディオ・ハーン或いは小泉八雲著の短編集「KWAIDAN(怪談)」の表紙に用いられているもので、米国のHoughton Mifflin社から出た初版本がこれを採用しているようです。
一見した所、虞美人草ではないか…とも思ったのですが、当方花の名なぞにはとんと疎いもので今二つも三つも自信がありません。あくまで絵画の事で必ずしも正解があるとは限りませんが、お心当たりの方宜しくお願いします。

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●質問者: boojum
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 書籍・音楽・映画
✍キーワード:いもの はと ラフカディオ・ハーン 初版 小泉八雲
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

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1 ● pons
●35ポイント

沢瀉(おもだか)をもとにした図案ではないかと思います。

http://www.ymg.urban.ne.jp/home/kenf/zassou/hagihantosihan.htm

こちらにある、長門沢瀉(ながとおもだか)の紋と見比べると大変よく似ているように思いますが、いかがでしょうか。

ただ、オモダカは実際は白い花のようなので、花の色は違いますが。

http://www.sunfield.ne.jp/~oshima/ccd/natu16.html

◎質問者からの返答

ああ。これはそのものずばり、といった感じですね。挿絵を担当された方はこの紋のみを…例えば染抜きの羽織か何かで知って、仮に赤で彩色したのでしょうか。

つい書き漏らしましたが、上述の初版本は1904、八雲没年の刊行になるごく古いもので…当時の日本、明治社会では家紋もまだまだ盛んに用いられていた事がWikipediaに見えます。まずまずの裏付けになるでしょうか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%B4%8B

現に実在しないのはちょっと残念ですが、ささやかな誤解が生んだ本来有り得ない色の花…というのも取りようでは却って床しいものかもしれませんね。有難う御座いました。


2 ● nofrills
●35ポイント

花弁と葉の特徴から見て、オモダカに間違いなさそうですね。英語で資料を探すには、AlismataceaeとSagittariaで検索するのがとりあえずはよさそうです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Alismataceae

http://en.wikipedia.org/wiki/Sagittaria


下記は20世紀初頭の植物図鑑の絵。欧州のものです。

http://caliban.mpiz-koeln.mpg.de/~stueber/lindman/485.jpg


オモダカは北米にも自生しているようです。(URLがあまりに長いので短縮しましたが、plants.usda.govの図鑑式ページです。)

http://symy.jp/6GC_sagittaria

ここで英語での名称を見つけて、さらによく探せば、カラフルなオモダカが見つかるかもしれません。(白黒の線画が半分くらいあるので、それらの色がわかりません。)


Houghton Mifflinは米東海岸ボストンの会社で、Kwaidanの初版は1904年ですから(確かハーンが亡くなってすぐに出たんですよね)、Kwaidanの表紙は、アールヌーヴォーの有機的デザインです。


下記ページの11番もアールヌーヴォーのデザインで、オモダカですね。

http://www.ohiocenterforthebook.org/LiteraryTreasures.aspx?p=2&a...

↑このページの14?16はハーンの著書の装丁です。下のコメントで質問者さんがあげておられる写真にある書籍が含まれています。


なお、Kwaidanの初版は、ブルース・ロジャースというデザイナー/タイポグラファーの装丁です。下記のようにたどって見つけました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Lafcadio_Hearn

http://www.trussel.com/f_hearn.htm

http://www.rareorientalbooks.com/index.jsp

http://www.rareorientalbooks.com/jsp/detail.jsp?id=3404&sku=...

"The First Edition covers were designed and decorated by Bruce Rogers."

http://www.rareorientalbooks.com/books/img/842800/cover.jpg


Kwaidanの表紙のデザインと、家紋との直接の関係はわかりませんが、デザイナーが「日本の意匠」として家紋を見ていた可能性もあるし、あるいはアールヌーヴォーそのものがジャポニズムなのでそちらからの影響があったのかもしれません。


また、下のコメントで質問者さんが挙げておられる装丁で梅がデザインされたもの、下記で大きめの画像を見られます(ただし画像転用防止のハンコつき)。

http://www.rareorientalbooks.com/jsp/detail.jsp?id=3089&sku=...

http://www.rareorientalbooks.com/books/img/842216/cover.jpg

◎質問者からの返答

つい先頃、近在の美術館でクロード・モネゆかりの睡蓮が開花し始めたという報に接した事を思い出します。ハーン訪日の直接的な切っ掛けが1884年のニューオーリンズ万博、その会場で当時の帝国外務省員服部一三に出会った事にある…との話もあるようで、確かに八雲先生の生きた時代とジャポニズム流行→アールヌーヴォー勃興から衰微の流れはぴったり重なっているのですね。してみると、この意匠も選ばれるべくして選ばれた所があったのだな、と思えてきます。

殊に、ブルース・ロジャースの名前を見付けて頂いたのは望外の収穫でした。有難う御座います。

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