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ものを数えるときに、本当は「○個」で数えるのではないと知っているのに、「○個」と数えてしまっている、ということがあれば、具体的な例をお聞かせください。あるいは誰かがそう言っているのを聞いて違和感を覚えた、ということでも……。

「平仮名の作文、『八つ』を『はちつ』=国語力低下、教師9割が実感?岩波書店調査」という12月8日の報道記事で、「数え方を知らずに、何でも『個』とする児童がいたという」とあるのを読んで、「自分も含め、大人が何でも『個』にしていることもあるかも」とふと思ったので、質問してみることにしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071208-00000048-jij-soci

●質問者: nofrills
●カテゴリ:学習・教育 生活
✍キーワード:12月 とある 児童 国語 報道
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 87/87件

▽最新の回答へ

[1]【例】「握り寿司が一個、二個……」 nofrills

最近、自分で「いなり寿司が二個と、マグロの握りが二個……」というようなことを言っていて、あとから「あれ? 変だ」と思ったのですが、今調べてみたらこんな記事がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/donna/do_060721.htm

プロデューサー曰く、「貫」という単位は一個の寿司でなく二個の寿司だと思っている人もおり、誤解を招きやすいために、テレビでは極力使わないようになっているというのです。


「いやー、しかし、寿司は貫でしょ?これをわざわざ七個とか言い換えたら、『あの記者は日本語を知らない』とか電話かかってくるから、やだ」とごねる私。「いやー、僕もそう思うんですけどね。一応そういうことになっているんですよ」と困るプロデューサー。


結局、協議の末、「寿司が七種類」と言い換え、事なきを得た(?)のですが、この種の言い換え、結構たくさんあるんですよね。ウサギは、かなり以前から「一羽」でなく「一匹」と言い換えるようになっていますし、タンスの「一棹」も、テレビでは「一個」としているそうです。


うーん。どうなんでしょう。

# ま、この記事は「寿司が一個、二個……」の例ではないのですが。


[2]風邪薬やビタミン剤などの錠剤 story-designer

「○錠」が正しいのですが、ついつい「○個」とか言ってしまう。


[3]>2 チュアブルのビタミン剤 nofrills

自分も、特にチュアブルのビタミン剤(ちょっと大きいの)は「○個」って言ってると思います。

パッケージを見てみたら、「1日に○粒」って書いてありました。


ご回答ありがとうございました。


[4]箸を1本2本 Nigitama

ということですか?2本そろってても1膳といわない


[5]>1 タンスがいっこおぉぉーーー? seble

おかしい、絶対間違ってる。(ぉも間違ってるがそれ以上に、、)

個というのはもっと小さくて沢山、数があるような物を数える時に付けるもんだと思います。

飛行機が1個とはいわんでしょ?

寿司も個とか種類とか、、、

せめて、一握り、二握りぐらいにしてほしい(勝手に創作しちゃってるが、、、)

TVでそういう勝手な解釈を垂れ流しているから余計おかしくなってるんでしょ?

ひどいなぁ、、、

寿司は貫と決まっているのだから、誤解するほうが悪いのであって、それで押し通せばいいんですよ。

なぜ、間違っている大衆に迎合する?

>一応そういうことになっているんですよ

誰が決めた?

どうせ、くだらない事にしか予算を使えないNHKだろ?


[6]>4 これは難しい…… nofrills

Yahoo!知恵袋にも:

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1172520...

箸の数え方が一本ではなく一善[原文ママ]と聞いたのですが本当ですか。


「箸 一本」の検索結果から、「一本箸」でないもの:

ご自身で一本一本箸を創り続けている職人ならではの、数々の深みのある発言に、……

http://blog.37sumai.com/essay_blog/konishi/2007/02/vol065.html


「箸 二本」の検索結果から:

わが国における食事用の二本箸の起源と割箸について

On the Origin of Table Chopsticks in Japan and Half-split Chopsticks

http://ci.nii.ac.jp/naid/110001802013/

# 大学の先生方の論文の題名。


「箸 三本」は非現実的なので、「箸 四本」にしたら、森鴎外の『牛鍋』が!

永遠に渇している目には、四本の箸の悲しい競争を見る程の余裕がなかった。


四本の箸は、すばしこくなっている男の手と、すばしこくなろうとしている娘の手とに使役せられているのに、今二本の箸はとうとう動かずにしまった。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/3615_12063.html

# これは文学的表現なのですけれども。


ちなみに、うちでは箸はあんまり数えません。

大勢のお客さんがいらしたときに「お箸、何膳用意するの?」「三膳」などと言うことはありますが。

(あー、それですら、略式=普段モードでは「何人分?」「三人」かも)


[7]>5 「飛行機が○個」(笑) nofrills

> 飛行機が1個とはいわんでしょ?

あはは、確かに!(何てわかりやすい例でしょう!)

プラモデルでも「一個」とは言いませんよね。チョコレート細工の飛行機なら言うかも。


> どうせ、くだらない事にしか予算を使えないNHKだろ?

NHKはどうでしょうね。このエッセイは読売新聞なので、日テレ/読売テレビではないかと思います。


> 寿司は貫と決まっているのだから、誤解するほうが悪いのであって、それで押し通せばいいんですよ。

私もそう思います。でもテレビで飲食店が出てくると、いろいろとややこしいのかもしれません。

例えば、「この寿司屋では旬の○○が一貫200円です」と紹介する番組があった場合、

「一貫は二個」だと思い込んでいる(そしてテレビの画面は見ていない)人がお店に行って、

「一貫と言っていたのに一個しかないじゃないか!」などとトラブルになる、など。

(想像です。)


こういうのについては、このエッセイを書いた方の結論も「うーん、どうなんでしょう」ですが、

子供に限らず人々が「聞いたことのない『正しい』日本語」を増やす方向は望ましいものではないと私も思います。

「はっきりとわかりはしなくても、聞いたことのあることば」って、すごく大切だと思いますし。


いずれにせよ「箪笥が一個」が聞けるのではないかと期待しつつ、

箪笥のテレビ通販のCMが見られる日を待ちたいと思います。

本当に「一個なら11,000円、二個なら20,000円!」とか言っているのを聞いたら、はてなダイアリにでも書きます。


[8]水一個 sakrambom

コンビニでペットボトルの水を買うときに、「水一本とって」のかわりに「水一個とって」といってる人がいました。


[9]タンス qjpem028

ひとさお、ふたさお、が正しいのだ


[10]>7 寿司 crocs

回転寿司屋で注文する時、ひとつ、ふたつと注文しますね。

「中トロ1つとエンガワ2つ」みたいな感じで。

回りを見ても1貫、2貫で注文している人はあまり見ないです。

回ってないお寿司だと違うんでしょうけどね。


[11]>10 回転なら seble

まだいいですね。1個じゃなくひとつの方がまだましと思います。

でも、回転寿司は一皿でしょ?

TVの字幕もしょっちゅう間違ってるし、でたらめ杉。w


[12]コーヒーカップ、グラスなど sayonarasankaku

「1客」ってなかなか、言わないです。

「1つ」って言います。


[13]>8 液体に「個」は…… nofrills

この場合に「○個」は、何か、いかんともしがたい違和感がありますね。

液体だからかなあと思ったのですが、

でも小さい紙パックのジュースや牛乳はやはり「○個」でしょうか。

それでもやはり、ペットボトルは「○個」ではなく「○本」だと思います。

ヤクルトのような小さな容器のも「○個」ではなく「○本」って言いますよね。


境界線がどこにあるのか、実は自分でもあやふやだったり。


ご回答ありがとうございました。


[14]>9 箪笥を「○個」という実例をご存知ですか? nofrills

qjpem028さん、ひょっとして、箪笥を「○個」という実例をご存知ですか?

もしご存知なら、どこで聞いたか教えていただけるとうれしいです。(テレビなのか、家具屋なのか、など。)


箪笥が「○個」というのは、別のツリーに書いた下記のエッセイに出てきていたのですが:

http://www.yomiuri.co.jp/donna/do_060721.htm

タンスの「一棹」も、テレビでは「一個」としているそうです。

私はテレビはそんなにたくさんは見ないせいか、聞いたことがなくて……。


そういえば思い出したんですが、このページ↓、便利ですよね。

「ちょっと便利帳 ものの数え方」

http://www.benricho.org/kazu/a.html


[15]>10 「○つ」は万能といえるかもしれないですね nofrills

> 「中トロ1つとエンガワ2つ」みたいな感じで。

確かに、これは非常に耳になじんでいる感じがします。


「○つ」はたいがいの場合に使えるように思います。

そういえば、以前、id:Nigitamaさんのご質問でこういうのがあったのでした。

http://q.hatena.ne.jp/1187829127

「○○を成功させる10つの方法」みたいなものがありますが、この「10つ」ってなんて読むんでしょうか?

そもそもこれは正しいのでしょうか?

私はこれを、頭の中で「まるまるをせいこうさせる『てんつ』のほうほう」(『てんつ』=ten+つ)と読んでいて、我ながら苦笑したのですが。


[16]>15 ありましたねぇー。 Nigitama

私もこの質問を見て思い出しました。

そもそも助数詞なるものはなぜ生まれたのでしょう?

絶対に必要かときかれればそうではないですよね。

100年後の日本語には助数詞がないかも・・・


[17]>11 握りに「○個」はやっぱり違和感が nofrills

さきほどもう1つのツリーで思い出したのですが、

「ちょっと便利帳 ものの数え方」というページを見てみたら:

http://www.benricho.org/kazu/sa.html#su

すし【鮨】 一貫(かん)、一個、一皿、一人前、一折、一重

にぎりずし【にぎり鮨】 一貫(かん)、一握(にぎり)、一人前、一桶

となっていました。握りについては「○個」は使わないという雰囲気ですよね。

でも、とすれば「すし」にある「○個」は何? 巻寿司やおいなりさん?

だんだんわからなくなってきました。(^^;)


[18]>13 最近の背の低いペットボトルなら Nigitama

個でも許容範囲かもという気がします。

「本」は細長いものにつけますよね。

あー、でも勝負の数え方も本だ・・・

だめだこりゃ。一本とられました。


[19]>12 そういえば! nofrills

そういえば、「一客」は日常ではめったに使わないですね。

ディナーセットで「六客揃っています」というような場合は使いますが。


自分でも「ひとつ、ふたつ、みっつ……」が多いです。

10を超えると「10個、11個」になるかもしれません。

あるいは「いっこ、にこ、さんこ……」で数えていることもあるかもしれません。


[20]>16 忘れようがないです。 nofrills

その節は、「ブラウザで見る、桁数の少ない半角数字は、英語読みする」という

自分の変な習性に気付かせていただき、ありがとうございました。

あれは、どうにも忘れようがありません。(^^;)


> 100年後の日本語には助数詞がないかも・・・

「一目置く」などの慣用表現になっているものだけ残って、

あとは古語になっていたりして……。

あ、あと「(かつおの)一本釣り」とかも残りそうな気がしますが。


[21]>18 暖かいお茶のボトルは、確かに。 nofrills

暖かいお茶が入っている背の低いボトルは、

「○個」って言われてもまあ、そうですねというか、

日本語を学習している外国人に「細長くないのに『○本』は変だ」と言われたら

何も説得力のあることがいえないような気がします。

「ボトルだから『○本』で数える」という習慣、ですよね、結局は。


> だめだこりゃ。一本とられました。

オチが出るのがちと早い。(笑)


でも試合が「一個、二個」では何ともしまりがないですね。

「なんとかかんとか王座決定戦、30分一個勝負」になってしまう。

……ときに、勝負や試合の「一本」(as in 一本勝負)って何なんでしょうね。


[22]>21 勝負の1本2本は Nigitama

旗からきていると見るのが穿った感じじゃないでしょうか。


[23]>22 辞書を見てもわからない(笑) nofrills

三省堂の大辞林にも語源は書いていないし、手持ちの辞典(三省堂の新明解)にも書いていないし、大辞泉にも書いていないし、どうして日本語の辞書って「語源」の説明が薄いの! (T T) と、たまに日本語の語源を調べようとしたときによく落ちる穴にはまりました。


[24]>6 箸が「○膳」ではなく「○本」になる場合 nofrills

遺跡の発掘では箸は「○膳」ではなく「○本」らしいです。

ただし、この場合は「二本一対で一膳」という前提がほとんど無効ではありますが。

http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/2000Kaga/03/030200.html

箸は、折れて細片になってしまっていたものを含めて約三〇〇〇本を数えたが、このうち完形及び半分以上の破片で一四八〇本確認できた。形態は、箸と中央部が同じ太さのもの、端の片方が先細りになるもの、両端が先細りになるものに分類でき、完形のものについての量比はそれぞれ二八五本(六六%)、九二本(一三%)、五六本(二一%)となっている。

あと、料理のレシピで、何かの生地をかき混ぜるときにお箸を何本も使う場合、「菜箸○本でかき混ぜる」といった書き方をしますので、二本一対が前提でないときは、箸も「一本、二本」でいいのかもしれません。


でも「お箸一個」とは言いませんよね。

……んー、言うのかな……人によっては(あるいは自分も)言いそうな気もしてきました。

いや、「一個」は使わないにしても「ひとつ」は使うかも、と思います。

居酒屋でお箸を落としてしまって、店員さんに声をかけるときに、

「すみませーん、お箸もうひとついただけますか?」など。


[25]>24 ここでも「○つ万能説」 Nigitama

お箸一個はキビシイですが、「すみませーん、お箸もうひとついただけますか?」は言いますね。むしろこっちを言いますね。


[26]「小説」は「○個」で数えますか? nofrills

だんだん「自分の感覚」とやらが怪しくなってきているなか、

今日12月9日は夏目漱石の命日だなあと思っていたら思いついたのですが、

「小説」を「○個」で数える、または誰かがそう数えているのを見聞きしたことがある、という方、

もしいらっしゃったら、ひとことでもいいので、このツリーにレスをください。


「書籍」ではなく「小説」です。例えば、

「『彼岸過迄』、『行人』、『こゝろ』は、三作とも読んだよ」

ではなく、

「『彼岸過迄』、『行人』、『こゝろ』は、三個とも読んだよ」

と言うかどうか、ということです。


[27]>19 一つでも良いらしい studioes

客という数え方は、そもそもお客様をおもてなしする為の器物を数える為の物だそうです。

ですので、自宅で使う物で、カップ一個取って?、等と言うのは間違いではない様です。

逆に、お客様に出すのに、カップが1客足りない、は良いけど、1個足りないはちょっと失礼なのかも知れませんね。


[28]歳の数・・・腹立たしい! to-ching

何時からですか??一歳を一個二個と数えるようになったのは!!一歳二歳でしょうが!私はしません。


[29]>27 勉強になります。 sayonarasankaku

そうなんですか。

おもてなしの数え方というのを初めて知りました。


今だとお客様に出す場合でも、

「カップを1個取って、」なんて使っていると思います。


教えていただいて、ありがとうございます。


[30]銃を・・・ to-ching

一個二個とは数えませんが・・・一丁、一挺どちらが本当か?


[31]此処にお手本が・・・ to-ching

http://www.ikegami21.com/mame/mame1.html 豆腐の数え方等々


[32]年齢 dhalmel

○○先輩はワタシの2個上で…


[33]>28 「一個上」とか言いますね bayan

私が耳にしたのは、確か社会人になってから、ここ10年の間くらいですねか。

最初はへぇーと思いましたが、今では馴染んでしまいました。。。

単に生活年齢というだけでなく、学年とか年次を比べたり、先輩後輩関係に

ついて語る文脈で使われている気がします。

周囲の20代?30代前半の人の間で通用しています。


[34]>25 コンビニで tkyktkyk

「お箸2膳ください」って言ったのに、「2コでいいですか?」って聴き返してくる店員が居ました。

わざとなんでしょうか…。


[35]椅子 chipmunk1984

正式には一脚,二脚でしょうがもう日常的に一個二個と言ってしまいます..


[36]>34 紙で包装されていると Nigitama

個に近づきますね。イメージ的に。


[37]>33 結構中高年が・・・ to-ching

腹立たしくも使っています!反省してください


[38]バイオハザード to-ching

ゾンビは一人二人?または一頭二頭?


[39]>26 ホンでは?? to-ching

一本二本では???


[40]>27 なるほど、こういう由来でしたか。 nofrills

> 客という数え方は、そもそもお客様をおもてなしする為の器物を数える為の物だそうです。

なるほど、こういう由来なのですね。これは知りませんでした。


> お客様に出すのに、カップが1客足りない、は良いけど、1個足りないはちょっと失礼なのかも知れませんね。

お台所や給湯室ではOKかもしれませんが、お客様の前では失礼にあたりそうですね。


[41]>29 カップとソーサーで組の場合は nofrills

そういえば、カップとソーサーで組になった場合は、「一個」ではなく「一客」でないと違和感があるかも、です。お客様が3人いらしたときは、「コーヒーのご用意を、三客で」という感じ?


でもソーサーが3枚出ているのに、カップが2つしか出ていない場合には、「カップ一個取って」と自然に口をついて出るような気がします。(もちろん、お客様の前ではないところで。)


[42]>27 新解さん(第5版)に載っていない…… nofrills

「一客、二客……」は食器(カップ、お椀など)以外に使うのかなと思って、手元にある辞書(三省堂の新明解国語辞典、第5版)を見てみたのですが、単位としての「客」ないし「一客」が載っていません。うむー、辞書が小型すぎるのかなあ。


[43]>38 すみませんが、トピずれです nofrills

すみませんが、この「いわし」は

> ものを数えるときに、本当は「○個」で数えるのではないと知っているのに、「○個」と数えてしまっている、ということがあれば、具体的な例をお聞かせください。

という質問なので、「銃の数え方」や、「ゾンビの数え方」についてのご投稿は、それらが「一個、二個」と数えられている実例でない限りは、ご遠慮ください。いたずらに話題を拡散させても、ということですので、よろしくご協力お願いいたします。


[44]>33 実は私にはこれは違和感ありません。 nofrills

実は私にはこれは違和感ありません。地域や年代の問題かもしれませんが(私は非常に大まかに1980年代以降は東京です)、80年代の後半には、身の回りで、誰かが私より年齢が上・下であるということを言うときに「一個、二個」を使っていた記憶はあるのです。「○○さんは私より一個上だ」、「二個下のいとこが受験だ」など。


ただしこの言い方は身内で「タメ口」が許される場合に限り、しかも年齢の幅がそんなに大きくない場合(せいぜい4、5まで?)にしか使っていないと思います。


[45]>32 スレッド重複 nofrills

すみませんがスレッドがだぶっています。

先に投稿があったもうひとつのスレッドにまとめたいと思いますので、よろしくお願いします。


ご回答ありがとうございました。


[46]>33 確かに「学年、先輩後輩関係」で nofrills

> 学年とか年次を比べたり、先輩後輩関係について語る文脈で使われている気がします。

別のレスで「1980年代にはあったような記憶がある」と書きましたが、年代についてはあやふやであるとしても、確かに、こういう場合に使っていました。それも互いに「タメ口」で話せるような場合に限って。(私がそれを経験しているのは、地域としては東京です。)


多少でもフォーマルな場(「です・ます」の敬体で話をする場合。例えば上司との話の場合、親の友人との話の場合など)では、「一個上、二個上」ではなく、「一歳上、二歳上」または「ひとつ上、ふたつ上」。


……という感じです。学生時代からそれを使っていた人が、年齢が上がって、年齢が下の人たち相手でも「一個上、二個上」を使って一般化している、という可能性もあるかなあ、とちょっと思っています。


なお、今年の5月に、「元々は地域など限られた範囲で使われていた言い回しが広く使われるようになり、『標準語』のようなものとなった」ということについての新聞記事が出ていましたが、それについてダイアリ(下記)でメモしてありますので、ご関心がおありの方はご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/nofrills/20070723/p2


[47]>35 ああ、言いますね! nofrills

言いますね、「椅子一個足らない」とか、「あと二個持ってきて」とか。


「正式には一脚、二脚」というのを知ったのは、私の場合ですが、小学校を出たあとだったと思います。たぶん「脚」という漢字を習ったとき……と思ったら、中学校で習う漢字のようですね。(いつ習ったのかは私はもう覚えていないのですが。)


ということは、小学校では「一個、二個」で数えていたのかもしれません(そういうことを覚えていられたらこういう話がもっとおもしろくなったかもしれませんが、残念)。


[48]>34 ははは、悪意はないでしょうけれども nofrills

その店員さんは「一膳、二膳」という数え方をご存知なかったのかもしれません。

悪意はないでしょうけれども、「お箸二個」では、ちょっとツッコミ入れたくなりますね。


だいたい、家でお箸は「一膳、二膳」で数えることは少ないし(「お父さんの箸、お母さんの箸」などという)、

やっぱり私は「ふだん使わない言葉」だから「聞いたことがない」→「知らない」というケースが多いような気がします。


[49]>36 やはり包装が「一個二個」感の原因? nofrills

「水一個」と同様でしょうか。(笑)

500ミリリットルの細長い形状のペットボトルが「一個」なら、

紙ですっぽり包装された割り箸(爪楊枝入り)も「一個」で、理屈としては合っているような。

(でもそれには「細長い形状のもの」も「一個」と数える、が真でなければなりませんが。)


[50]>42 訂正!よく見たら載っていました。 nofrills

いやもう、私がいかにふだん国語辞典を見ていないかが如実にわかるみたいでお恥ずかしいのですが、

三省堂の新明解国語辞典、第5版に載っていました。

普通の「語の定義」のところではなくて、333ページの囲みコラムのようになっているところで

接待用の道具・器物一人分を算える(かぞえる)語。

「吸物椀五客(=五人前)」


なお、食器以外で「客」でかぞえるものとしては、お膳がありました(新明解、779ページ)。


[51]>48 しらないなんてこと、あるかなぁ? Nigitama

コンビニでバイトしているってことは中学校はでているでしょうに。まぁ出ていればいいってもんじゃないけど。


[52]>44 私もあまり違和感なしですね。 Nigitama

ちなみに私は30±の年齢です。

あまり丁寧な響きではないのでかしこまった場所では絶対に言いませんが、まぁ普通の会話であれば言いますね。特に学生時代は年齢について話すことが多いし、年齢が重要なファクターだったので必然的に頻出単語となり、「さい」という長い音節よりも「こ」の方が好まれたのかもしれません。


[53]>49 うまくいえませんが、 Nigitama

コンビニのバイト君の目線から考えて、「お箸は食事をするための道具で細長い2本の棒」というよりも、むしろ「食べ物を買った人につける付属アイテム」という風にとらえられているとか?あー、うまくいえない。絶対伝わってないなこれ。


[54]助数詞を知らないならともかく、知っているのに使わないケースは Nigitama

ひょっとして、「対象の捉え方」というのが考えられないでしょうか?(っていつも根拠なく他人に振って調べてもらうタチですが)

対象を「漠然とした1ユニット」として見ているのか、それとも対象は「○○をするための実用的な道具である」とかいう風に見ているのかの違いとか???


[55]>52 音節と軽さかなあという気はします nofrills

「一個上」(というより「1コ上」と書きたい)って確かに響きが軽くて、

身内のタメ口で好まれそうですよね。

「一歳上(いっさいうえ)」より「一つ上(ひとつうえ)」、

さらに軽いのが「一個上(いっこうえ)」、って感じでしょうか。


[56]>53 わかる気がします nofrills

それを自分が使うかどうかによる、って感じですかね。


あと、「ひとつ」と「一個」が完全に互換可能な何かとして捉えられている、とか。

(たとえばみかんは「みかんをひとつ」でも「みかんを一個」でも違和感はない。)


つまりこの場合、

「お箸一膳」

→「お箸ひとつ」(割り箸や、パッケージされて、ひとつにまとめられているもの)

→「お箸一個」

が、何の違和感もなく置換可能な語群として認識されている、とか。


[57]>39 本でも作でもなく… Vermin

小説の数え方は「編」ですね。一編、二編…。

あと「個」は物体としてそこにあるもの、っていう感じがしますので、小説を「個」と数えるのには違和感があります。せめて「つ」ですかね。


[58]>57 岸田國士が戯曲を「二個」と数えている例がありました。びっくり。 nofrills

このスレの親投稿で挙げた『彼岸過迄』、『行人』、『こゝろ』は漱石の後期三部作と呼ばれるもので、例としてあまりよくなかったのかもしれませんが(小説を数えるには「三本」、「三編」、「三点」などいくつもの数え方がありますが、「三部作は三作とも読んだ」というのが最も自然だと私は感じます)、思いついて青空文庫を検索してみたら、次のような例がありました。岸田國士の文章です。


関口次郎君【注:劇作家・演出家 (1893 - 1979)】の第二戯曲集が出た。

目次に関係なく、作品の出来栄えから、と云ふよりも、寧ろ、僕の好みから本書に収められた九篇の戯曲に等級をつけるとすれば、先づ左の如くであらう。

……

『秋の終り』一篇が代表する関口君は、当に思想的に云ふところのモラリストである。……

……

喜劇小品と銘うつた二個の『十五分劇』は、何れも、作者の皮肉屋たる本性を露骨に示したもので、……

http://www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44545_26811.html

ここでは小説ではなく戯曲ですが、岸田は「九篇」、「一篇」のほか、「二個」を使っています。正直、びっくりしました。


[59]>54 単にめんどくさいのではないかとも思いますが nofrills

数え方ってそこまで大きな(深い)ものかな、と思いつつ、でも言われてみれば何となく、「たいしたことではないと見ている」場合や「小さなものと見ている」場合、「自分とは関係のないものと見ている」場合に、より適した数え方ではなく「○個」が選択される傾向があるのかも、とも考えたのですが、それ以前に、ただ単に「めんどくさいから何でも『○個』という」という可能性もあるのではと思います。


助数詞を考えるには、よほどべったりと貼りついているもの(「紙が一枚」、「棒が二本」、「ポテチが三袋」、「家が四戸」、「メールが十件」など)を除いては、どこかで「余分な一手間」をかけているんではと思います。でも、とりあえず「一個(ひとつ)、二個(ふたつ)……十個、二十個」と言っておけば通じないということはないから、その「余分な一手間」の余裕がないときや、その手間がめんどくさいとき(その労力をかけるほどのものだと思っていないとき)には「一個」を使うのでは。


根拠は全然ありません。何となくそう思っただけです。


あるいは、小学生を相手にする場合は、例えば「椅子を一脚(いっきゃく)余分に持ってきておいてね」と言っても通じないだろうとこちらが判断して「椅子を一個(いっこ)余分に持ってきておいてね」とより易しい言葉で言い換えてしまっていることもあるかも、とも。


[60]>59 辞書によると「個」は nofrills

そうそう、辞書(『新明解』第5版)で「個」を見てみたのですが:

一まとまりになった物、特に塊状の物・粒子・包んである物・器物・容器・小型の道具や装置類・物の表面に在る丸型の著しい特徴などを算えるのに広く用いられる語。〔ただし、特定の助数詞を持つ物は、そちらのほうを優先することが多い。例、「錠剤二錠/一粒のブドウ」〕 「あめ玉一個/リンゴが二個有る/電球を三個買う/四個の荷物……以下略……」

とあり、つまりこれをそのままで解釈すると、「○個」は何に使ってもよい万能のものだが、特に「これにはあれ」という関係の助数詞がある場合は、「○個」はあまり用いられない、ということになると思います。(なお、「個」の例には、「惑星○個」なんてスケールの大きなものも含まれています。)


[61]青空文庫で見てみました。まず夏目漱石の文例。 nofrills

ついでなので、青空文庫で「二個」で検索してみた結果から、おもしろかったものを並べておきます。


まずは夏目漱石の文例。『虞美人草』についての質問に答えている箇所:

……柔順な女と、我の強い女を、藤尾と糸公に依って対照させ、そして、然うした性格の異る二個の女性の運命を書いて見せたのかと云うのかね。別に然んな考えはない。必ずしも自意識の強い女はああ云う風に終るもので、お糸のように順良な女は、ああ云う結果になると定(きま)ったものではない。従って、あの作に異った性格を有する二個の女性の運命が書いてあるからと云って、直(すぐ)にあの作に依って世間全体のああした性格の女性を説明し尽したと思われては困る。両方ともああ云う性格の女はああなると定っては居ない。……

で、ああした二個の女性を描き、あの事件を発展させ、そしてああした終りになったのは、何か教訓的意味を含んで居るのではないかとのお尋ねであるが、……


夏目漱石、『予の描かんと欲する作品』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/2678_6507.html


[62]>61 国木田独歩 nofrills

国木田独歩の文例:

……兼ねて此部屋には戸棚というものが無いからお秀は其衣類を柳行李二個(ふたつ)に納めて室(へや)の片隅に置(おい)ていたのが今は一個(ひとつ)も見えない……


国木田独歩、『二少女』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/2945_16039.html

この例からは、独歩の時代には「一個、二個」と書いて「ひとつ、ふたつ」と読む(読ませる)ことがあったということがわかります。「不良」と書いて「ワル」みたいなものでしょうか。(←たぶん違います。)


あと、この「兼ねて」は当て字ですよね。独歩の文章は、探せば探すほど、いろいろとおもしろい日本語の使い方が見つかりそうです。


[63]>61 堺利彦 nofrills

堺利彦 (1871 - 1933) の文例:

吾人はこのごろの新聞紙上において実に面白き二個の広告を見当たりたり。一は「白縮緬兵児帯」と題し、一は「徳用飯殖焚法」と題せり。

「白縮緬兵児帯」と題するものは、「桐生特産優美観光織」と称せるより見れば、いわゆる観光縮緬のことなるべく、それを帯一筋につき一円二〇銭より一円七〇銭までの間にて売るものなるが、……


堺利彦、『面白き二個の広告』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000164/files/1472_20758.html

「二点」でも「二件」でもなく、「二個」です。あと、帯(兵児帯)の数え方が「一筋」というのは知りませんでした。


[64]>61 谷譲次 nofrills

谷譲次(『丹下左膳』を書いた林不忘の別名)の文例:

ところで、「近処の床屋(ネイバフッド・バアバア)」と言えば、その舞台装置はたいがいきまってる。あんまり綺麗でない壁にあんまり綺麗でない大鏡が二個乃至(ないし)三個ならび、そのあいだに角の演芸館(ヴァライティ)の二週間まえのびらと、ジョニイ・ウォウカア―― Born in 1882, still going strong ――の広告絵がかかり、あんまり綺麗でない白衣を着た床屋が――床屋のくせに髪をぼうぼうさせて――とにかく、出はいりの誰かれとみんな知合いとみえ、……


谷譲次、『踊る地平線 02 テムズに聴く』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000272/files/4366_8010.html

床屋の大きな鏡(大鏡)のことを、「二枚、三枚」とせず、「二個、三個」としています。


[65]>61 牧逸馬 nofrills

また同じ人ですが、牧逸馬(『丹下左膳』を書いた林不忘の別名)の文例:

ニューヨークから急行した二人の顔を見知っているウォウリング警部は、一瞥してこの二個の死体をモスタアとダグラスと確認した。もう駄目だ。事件は、事件として綺麗に解決したのだ。


牧逸馬、『チャアリイは何処にいる』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000304/files/4693_23859.html

これは物語自体がおもしろそうなので後で読もうと思います。(思いつきで検索してみたら、いろいろおもしろそうなものが出てきますね、青空文庫は。)


[66]>61 泉鏡花 nofrills

甲板(デッキ)より帰来(かえりきた)れる一個の学生は、室(しつ)に入(い)るよりその溽熱(むしあつさ)に辟易して、

「こりゃ劇(ひど)い!」と眉を顰めて四辺(あたり)をみまわせり。


泉鏡花、『取舵』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/45755_24359.html


「それじゃその莨(たばこ)を喫んで謹聴し給え。

去年の夏だ、八田潟ね、あすこから宇木村へ渡ッて、能登の海浜の勝(しょう)を探ろうと思って、家を出たのが六月の、あれは十日……だったかな。

渡場に着くと、ちょうど乗合が揃ッていたので、すぐに乗込んだ。船頭は未だ到(い)なかッたが、所(ところ)の壮者(わかいもの)だの、娘だの、女房(かみさん)達が大勢で働いて、乗合に一箇(ひとつ)ずつ折をくれたと思い給え。見ると赤飯(こわめし)だ。」

「塩釜よりはいい。」とその友は容喙(まぜかえ)せり。

「謹聴の約束じゃないか。まあ聴き給えよ。見ると赤飯(こわめし)だ。」

「おや。二個(ふたつ)貰ッたのか。だから近来はどこでも切符を出すのだ。」

ibid.

下のほうは、弁当の折を「一箇(ひとつ)」、「二個(ふたつ)」としています。上は学生が「一人」ではなく「一個」。


[67]>61 徳冨蘆花、田中貢太郎、織田作之助、夢野久作、岡本綺堂 nofrills

月影白き前艦橋に、二個の人影(じんえい)あり。その一は艦橋の左端に凝立して動かず。一は靴音静かに、墨より黒き影をひきつつ、五歩にして止(とど)まり、十歩にして返る。


徳冨蘆花、『不如帰』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000280/files/1706.html

これは、ルビがありませんが、あきらかに「ふたつ」ですね。後続する「一」は「ひとつ」と読むのだと思います。


やがて婆さんが二個の皿へ盛った食物を持ってきた。


田中貢太郎、『蕎麦餅』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000154/files/1628_13105.html


……総発売元は各支店へ戸棚二個、欅吊看板二枚、紙張横額二枚、金屏風半双を送付する。

織田作之助、『勧善懲悪』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/46171_23899.html

ここに出てくる「戸棚」が今の「食器戸棚」のような大きなものだったかどうかを調べないと何とも言えませんが(卓上に置ける大きさのもののことかもしれない)、「棚」について「二個」と数えている例です。


たとえば私はいろんな事の褒美や何かでおやじから金時計を四ツとプラチナの時計を二個貰っていたが、実物はまだ一度も手にしなかった。


夢野久作、『ざんげの塔』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46696_27710.html

これは、ルビがありませんが、前が「四ツ(よっつ)」ですから、「二個」は「ふたつ」と読んでいたのではないかと思います。


そばには二個の大きな碑が建てられて……


岡本綺堂、『綺堂むかし語り』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/1306_14484.html

「大きな碑」も「二個」。


きりがないのでこのへんでストップしておきます。


[68]例えば野球のボールの数え方 to-ching

そこいらに転がっていれば一個、二個です、それが、ひとたび投手や打者にとっては(つまり人間が関与すれば)一球二球と数える、面白いですね、他にも同じ例があると思いますよ。


[69]もう不謹慎極まりないのですが・・・ to-ching

SEXは一回、二回?それとも何発?一回会って何回(発)いたそうが同じカウント?よく芸能人が言うでしょ、彼女とは○○回浮気しました・・・どうなんでしょ?


[70]>58 なるほど「作」も間違いではないんですね。 Vermin

確かに三部作を「三編」や「三点」などと、あえて云い直す必要もないですね。

しかし、例の文章は興味深いです。

強調したい場合や、続く文章との兼ね合いを考えて、あえて「個」を使うのも手だと感じました。後に続く「皮肉屋、本性、露骨…」などという強烈な言葉を受けるには、「篇」の柔らかい感じよりも、「個」の持つ無骨さが合っています。

「個」は「存在」そのものを表現している感じがありますよね。なんというか否定できない力があるというか。(目に見える、触れる)物体に使わないと違和感があるのも、このせいでしょうか。

でも、例はやはり表現者のそれですね。一般的に小説を「個」と数えるのは難しいと思います。それに、私のまわりでもあまり聞きませんし(小説の話などしないというのもあるけれど)。


[71]>69 トピずれです。 nofrills

「バイオハザード」のご投稿でも申し上げましたが、この「いわし」は

> ものを数えるときに、本当は「○個」で数えるのではないと知っているのに、「○個」と数えてしまっている、ということがあれば、具体的な例をお聞かせください。

という質問です。何個も……失礼、何度も同じことを書かせないでいただけるとありがたいのですが。


もうひとつの野球のボールもそれはそれで個別に興味深いことですが、この「いわし」ではトピック外です。申し訳ありませんが、話題をできるだけ絞り込みたいので(際限なく拡散していく話であるがゆえに)、ご理解のうえご協力いただけますよう重ねてお願い申し上げます。


[72]>70 「個」の持つニュアンス nofrills

Verminさん、深い読みですね。確かに、岸田國士の例は、ひとつの「表現」としての「二個」という語の選択、という気がします。


> 「個」は「存在」そのものを表現している感じがありますよね。なんというか否定できない力があるというか。

そうですね、まさに。


青空文庫で「二個」という用例を探したときに、「二個」と書いて「ふたつ」と読ませているものは別ですが、英語のindividualの概念を強く引きずっているように感じられる「二個」がいくつかありました。漱石が『虞美人草』の藤尾とお糸について語っている文はその最も顕著な例だと思いました。


> (目に見える、触れる)物体に使わないと違和感があるのも、このせいでしょうか。

そうかもしれません。つまり、「一個」はそれ自体で輪郭を備えた個別の物体について使う、という意識のようなものが、どこか深いところにあるのかもしれません。そういえば前のスレッドで「水一個」という表現に私が違和感を覚えたのは、「ペットボトル一個」ではなく「水一個」だったからだ、と思います。その場にいて「水」ではなく「ボトル」を目にしていれば、違和感は多少軽いものだったかもしれません。(まあ、ペットボトルでも自分は「一個」ではなく「一本」と言いますから、違和感ゼロというわけにはいかないと思いますが。)


[73]>61 堀辰雄 nofrills

別なスレッドのレスで、id:Verminさんから

「個」は「存在」そのものを表現している感じがありますよね。なんというか否定できない力があるというか。

というご投稿があったので、それに極めて近いと思われる表現のひとつで、有名な堀辰雄の一節を挙げておきます。


少し長く引用します:

ところが現在のように、自分が彼女たちの前にいる瞬間は、彼はただそのことだけですっかり満足してしまうのだ。そしてその瞬間までの、その心像(イマアジュ)が本当の彼女によく似ているかどうかという一切の気がかりは、忘れるともなく忘れてしまっている。それというのも、自分が彼女たちの前にいるのだということを出来るだけ生き生きと感じていたいために、その間中、彼はその他のあらゆることを、――果してその心像(イマアジュ)が本当の彼女によく似ているかどうかという前日からの宿題さえも、すっかり犠牲にしてしまうからだった。

しかし漠然(ばくぜん)ながらではあるが、自分の前にいる少女とその心像の少女とは全く別な二個の存在であるような気もしないではなかった。ひょっとしたら、彼の描きかけの「ルウベンスの偽画」の女主人公の持っている薔薇の皮膚そのままのものは、いま彼の前にいるところの少女に欠けているかも知れないのだ。


堀辰雄、『ルウベンスの偽画』

http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4815_14376.html


[74]>63 堺利彦、もうひとつ nofrills

堺利彦の『獄中生活』から。国語力が低下していたのか、唯物論ゆえか、何でも「個」で数えています。(←冗談です。為念)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000164/files/2948.html


四 巣鴨監獄の構造

……まず正面の突当りが事務所で、その左右に南監と北監とがある。両監とも手の指を拡げたような形になって五個ずつの監に分れている。すなわち合計十監あって、その一監が、二十幾房かに分れている。それから遙か後ろの方に、七個の工場が並んで立っている。


七 特別待遇

六監にいること十日ばかりの後、予は十一監に移された。この十一監は十個の本監のほかにある別監で、古風な木造の、チョット京都の三十三間堂を思い出させるような建物である。監房は片側に十個あるだけで、前は廊下を隔てて無双窓になっている。房内は十二畳ばかりで、前後は荒い格子になって、芝居の牢屋の面影がある。……


一九 出獄当座の日記

……

二十七日 秋水の家に風がよく通すので、午後半日をそこで暮した。二個の病客が床を敷き並べて相顧みて憮然たるところ百穂君か芋銭君かに写してもらいたいような心地がした。


[75]>61 漱石から、もう1件 nofrills

これを忘れていた! 「一個、二個」など数助詞の使い方に何も特別なところはないのですが、『二百十日』から、当時の東京の人の会話をリアルに写し取った部分。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/751_14958.html

筒袖(つつそで)の下女が、盆の上へ、麦酒(ビール)を一本、洋盃(コップ)を二つ、玉子を四個、並べつくして持ってくる。

「そら恵比寿が来た。この恵比寿がビールでないんだから面白い。さあ一杯飲むかい」と碌さんが相手に洋盃を渡す。

「うん、ついでにその玉子を二つ貰おうか」と圭さんが云う。

「だって玉子は僕が誂(あつ)らえたんだぜ」

「しかし四つとも食う気かい」

「あしたの饂飩(うどん)が気になるから、このうち二個は携帯して行(い)こうと思うんだ」

「うん、そんなら、よそう」と圭さんはすぐ断念する。


[76]>65 相馬泰三 nofrills

相馬泰三という作家を私は知らなかったのですが、上の牧逸馬が「二個の死体」としているのと非常によく似た例があります。(これをきっかけに読んでみよう。)

……二個の酔漢はよろよろと互いに相もたれ合うようにしてその下を当てもなくさまよい歩いた。


相馬泰三、『六月』

http://www.aozora.gr.jp/cards/001082/files/42289_15660.html


[77]>55 そんなことを言っている人方は・・・ to-ching

同じ歳の人の事を「同級生」と呼んだりします、全く同じ学校、クラスにいたわけでも無いのに!まぁ・・・100歩譲って同期生までは許せますが・・・。反省しましょう。


[78]>77 そういう人いますね。 Nigitama

同い年の人を同級生と呼ぶのはうちのオヤジですね(むしろ「あいつとオレは同級だ」なんて使い方します)。私は言いませんが、ちょっと違和感ありですね。

しかしまぁ、よほど嫌いなご様子ですね。うちのオヤジにも反省するように伝えておきます。


[79]>78 いえいえ to-ching

まぁ、こんな機会があったので書かせてもらいました、ご指摘のように、本来間違いを正すべき年齢、人が率先して間違った言葉を使っているのはどうしたものか?と思う次第です。


[80]>79 そろそろトピずれのお叱りを受けそうですが、 Nigitama

「言葉の間違い」は一筋縄では始末のつかぬ曲者でありますなぁ。うーむ。


[81]>10 昔は to-ching

何故、注文した時に寿司が二つ出てくるかというと、すしは一口で直ぐ無くなってしまう、忙しい!其れで江戸の寿司職人は時間を稼ぐために、一度に二つ握ったそうです。本来、一貫は二つの意味でしょうが、この世界ではもう通用しない死後なんでしょう。

寿=回転と言う時代、悲しいですが。但し、握り寿司は昔から高尚な食べ物ではなくむしろ、下賎な食べ物とも聞いております。どうでも、いいですかね?


[82]>78 「同級生」の「級」はふたつ意味があるみたいです。 nofrills

聞きかじったことなんですが、「同級生」の「級」は「学級」の「級」(英語でいうclass)と、「等級」の「級」の二通りの意味で解釈されて、それで「同級生」が「同級の生徒」(英語でいうclassmate)と「同学年の生徒」になったようです。


国語辞典を見れば書いてあるのではないかと思います(何年か前に私もそれを辞書で引いて確認した記憶があります)。でもいつからそういう用法になったのか、というのは書いてなかったかも。って、今ここで辞書を見ればいいんですけど、サボります。


[83]>81 ウィキペディアから nofrills

諸説あるようですが、寿司の「一貫」という数え方は、決して古いものではなさそうですね。ウィキペディアn「寿司」の項、「握り寿司の数え方」から(太字強調は引用者による):

現在では、握り寿司1つを「1かん」と数え、「貫」の文字を当てることが多い。寿司を「かん」と数えた例は比較的最近からであり、古い文献に「かん」という特別な助数詞で数えた例はみあたらない。いずれも1つ2つ、または1個2個である。江戸時代末期の『守貞謾稿』では1つ2つと数えている。明治43年(1910年)与兵衛鮓主人・小泉清三郎著『家庭鮓のつけかた』、昭和5年(1930年)の永瀬牙之輔著『すし通』でも1つ2つ。昭和35年(1960年)宮尾しげを著『すし物語』でもやはり1つ2つである。ただし、寿司職人の間で戦前の寿司一人前分、握り寿司5つと三つ切りの海苔巻き2つを太鼓のバチ(チャンチキ)に例えて、「5かんのチャンチキ」と呼んだとわずかに伝えられている。もともと一般性がなく、忘れられかけていた「かん」という助数詞が、昭和の終わり頃から情報番組などでメディアに登場して注目され、「かん」という音の響きが握り寿司にフィットしたこともあってか、現在定着するに至ったようである。……

この記述自体が推測が多いのですが(「?したこともあってか」など)、寿司について「一個、二個」が「間違い」であるというのは誤り、ということは言い切ってよさそうですね。けっこう意外です。


[84]>1 「寿司が一個、二個」は「間違い」ではないようです。 nofrills

別の枝に投稿したのですが、ウィキペディアの「寿司」の項、「握り寿司の数え方」によると(太字強調は引用者による):

現在では、握り寿司1つを「1かん」と数え、「貫」の文字を当てることが多い。寿司を「かん」と数えた例は比較的最近からであり、古い文献に「かん」という特別な助数詞で数えた例はみあたらない。いずれも1つ2つ、または1個2個である。……

とのことです。


[85]【全体のまとめ】 nofrills

そろそろ150ポイントが尽きそうなので「まとめ」作っておきます。


「一個、二個」では実は「間違って」いる/「正しく」ないのに「一個、二個」にしているものとしてご投稿いただいたもの:


「一個、二個」では実は「間違って」いる/「正しく」ないと思っており、「一個、二個」では違和感があるのに、「一個、二個」があるとしてご投稿いただいたもの:


……こんなところですかね。


[86]>80 まったく同感です。 nofrills

> 「言葉の間違い」は一筋縄では始末のつかぬ曲者でありますなぁ。

まったく同感です。地域差、方言差、年代による違い、そのほかいろいろな要因があり、「何が正しいか」はふだん人が思っているほど確固たるものではないです。いくつか「おかしいと感じられるもの」や、「明らかに誤用と考えられるもの」はあるにしても(例えば「延々と続く草原」を「永遠と続く草原」としている例、など)。


個人的には、「何でも『個』で数える」という現象が「国語力」(すなわち言語運用力だと思いますが)を取り沙汰するのに適した現象だとは思いません。せいぜいが「語彙力」の問題ではないかと思います。


[87]>85 ほかに思いつくものがあったらご投稿ください。 nofrills

上記のもののほかに思いつくものがあったら、新規にスレ立ててご投稿ください。

(このスレッドにぶら下げていただいてもかまいません。)

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