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全校生徒50人弱ほどの、小規模の小学校について調べています。違った学年の子供たちが同じ内容の授業を受けるというイメージがいまいちつかめないのですが、具体的にはどうやってカリキュラムを調整して行われているのですか?例えば、1年生と2年生が同じクラスの場合、同じ算数の問題を解くことになるのでしょうか?その場合、もっと学年がまとまっていると、生徒間で差が出てきてしまうこともあると思うのですが、そういう問題はどう解決しているのでしょうか?特に、実際に小規模校に通った、または働いたことのある方の感想を聞いてみたいと思っています。
また、小規模校の様子を正確で具体的に描いた映像作品があれば、教えていただけると助かります。

●質問者: meeco_seashec
●カテゴリ:学習・教育 書籍・音楽・映画
✍キーワード:いまいち かめ イメージ カリキュラム クラス
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 3/3件

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1 ● heilig_zwei
●27ポイント

僕の通っていた小学校は全校で60人、クラスは5?15人くらいで、

ギリギリ複式学級はありませんでしたが、僕が卒業してすぐ1、2年生が複式になりました。

後輩の話では、1年生に教えているときは2年生はドリルなどで演習、

10?20分後くらい経ったら次に2年生に教えて1年生は演習、という

パターンだったそうです。

そもそも僻地にはあまりカリキュラムといった概念が無く、

担任の先生次第で結構めちゃくちゃな時間割が組まれていたこともあります。

分からない子が多かったらその単元を20時間ぐらいかけてやったり、

1学期で一年分の授業を進め、2学期以降は演習や応用問題をやったり、

地域の祭りの準備に図工と体育を一日分差し替えたり、いろいろありました。

先生というよりは、小規模校の塾講師とか家庭教師に近いかもしれません。

◎質問者からの返答

なるほど・・・

もっと学年に関係なく、クラス全員同じ内容のことをするのかと思っていたのですが、やっぱり基本的に各学年の授業内容は分かれているんですね

その半面、臨機応変にスケジュールを組んでいる感じもわかりました

確かに、担任の先生次第で、授業のスタイルがガラッと変わることもありそうですね

とてもわかりやすかったです!

ありがとうございました


2 ● chiaki25
●27ポイント

おたずねのような学級構成は、複式学級といいます。

まず、鹿児島県の小学校での事例をご紹介します。

(図もあり、比較的わかりやすいです。)

http://www.pref.kagoshima.jp/kyoiku-bunka/school/hekichi/shido/u...

新潟県の実践報告がpdfファイルで読めるページもあります。

http://www.nipec.niigata.niigata.jp/hekichi/jissen.html

島根県浜田市教育センターのページでは、教科書会社が示している指導案へのリンクがありました。

http://www.pref.shimane.lg.jp/hamada_ec/kyoka/hekihuku/

ドキュメンタリー作品では、「NHKアーカイブス」があります。

(私も未見です。見てみたいです。)

http://www.nhk.or.jp/archives/kurashi/library/koukai.html#1960_0...

書籍化されたものは入手可能なようです。

http://www.amazon.co.jp/NHK%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%...

編集があまり入っていない、映像記録に近いものだと、地方大学の教育学部あたりで手がけていそうな気もしますが、研究者でなければアクセスしづらいと思います。

以上。

◎質問者からの返答

リンク拝見しました☆

やはり、さすがに1、2年生に全く同じことをさせる、ということは原則ないようですね

新潟県の実践報告が特に興味深かったです

見た感じでは、間接授業で子供たちが自習する時間が多くなりそうですが、必ずしもこのスタイルの授業ばかりではないのかな、という気もします

ドキュメンタリーも見てみたいです

ありがとうございました


3 ● filinion
●26ポイント

ご質問のような学校で学級担任をしたことがあります。

まず、「小規模の学校」ということですが、ご質問の内容としては、「複式学級の授業について」ということだと思います。

(複数の学年が一つのクラスになっている、ということです)

複式・単式は、複数学年を合わせた時の人数が何人になるか、というのが基準になるので、全校児童数とは必ずしも関係しません。

(例えば全校児童が60人でも、ある2学年だけ人数が少ない、とかいうことは充分あり得るので)

さて。

複式学級の授業の基本は、「わたり」と「ずらし」です。

(わたり+ずらしでググったらpdfばかり出てきたので自粛)

「わたり」とは、要するに、2つの学年の間を行ったり来たりすること。

実際のやり方としては(先生にもよりますが)、私がいた学校(6学年なのに3クラスしかなかった)では、移動黒板やホワイトボードを使って、教室の前と後ろで授業をやっていました。

算数の時間になると、片方の学年は机を後ろに向けて、後ろに置いた移動黒板を見ながら授業をやるわけです。

(高学年の方が背が高いので、高学年が後ろにいきがちだったかも。 でも、「3年生ばかり大きい黒板でずるい!」とか言われるので、週替わりで交代したり……)

ある年度は、「複式」と言っても、1年生が一人しかいませんでした。

その子は、黒板はほとんど使わないで、ノートとプリントだけを使って勉強していましたね。

この辺はケースバイケースです。

「ずらし」とは、これをやるために、指導過程を2学年でずらすこと。

「授業をはじめます。まず3年生に前回の復習プリントを配ります。もらったら名前を書いて始めてください。では4年生、今日は新しい内容を勉強します。……ということについて、予想をノートに書いてください。始め。 さて3年生、プリントは終わったかな? では、今日は新しい内容を勉強します……」

という感じ。

片方の学年を指導している間、もう片方の学年は自習(純粋な自習ではないので、「間接指導」と呼ばれますが……)をしているわけです。

だから、授業の流れとしては、

「復習」「今日の課題をつかむ」「やってみる」「理解する」「練習問題・応用問題で定着をはかる」

……というプロセスを、二つの学年で一つずらして進行するわけです。(上に書いた例もそんな流れです)

あとはまあ、年間指導計画そのものをいじって、同時にやる授業(下の学年が2けたの掛け算を習う時、上の学年は3けたの掛け算をやる……というような)もあるそうですが、私は見たことがありません。

また、私のいた学校は、「AB年度式」というやり方を採用していました。

例えば3・4年複式なら、国語や理科、図工などについて、3年生の教科書から半分、4年生の教科書から半分ずつピックアップして、それを学習します。

で、次の年には、残りの半分をやるわけです。

一年経つと全員進級するので、去年の3年生が4年生になり、4年生は5年生になっていることに注意。

だから、半数の子は「A・B」の順で勉強し、もう半数の子は「B・A」の順で勉強することになります。

これだと、わたりもずらしもやる必要がなく、普通の学級と同じ態勢で勉強できるのですが、算数とかではこの方法は不可能です。

また、3年生が4年生の内容を勉強したり、その逆というのはやはり好ましくないし、転校する時なんかには大変なことになるので、教育委員会としてはやってほしくない、ということのようでした。

こういったカリキュラム編成は学校で決定していましたが、heilig_zweiさんの言う、「僻地にはあまりカリキュラムといった概念が無」い、というのも、厳しい言い方ですが確かにちょっとあるかも知れません。

一学年に何クラスもある時には、クラスによって教え方や進度に大きな差があるとまずいので、ほぼ計画通りの進度で進めることになります。

しかし、僻地ではそういう圧力があまりないし、

「わからない子がまだ2人いる」

といった、個別の事情に左右されやすくなるので、年度当初計画は帳簿上だけの話になりがちです。

これには、良い面も悪い面もありますが。

「生徒間で差が出てきてしまうこともあると思うのですが」という質問について。

わたりとずらしにせよAB年度式にせよ(あるいは複式にせよ単式にせよ)、個人差がある場合には個別指導で対応することになります。

幸いにも、複式学級は人数が少ないので、一人一人に合わせた授業ができます(公式声明)。

夏休みの宿題とか、一人一人の弱点に合わせて違うプリントを渡したり、とかですね。

(ちょっと「授業」からそれますが)

……と、いったようなことです。

その他ご質問があれば、解る範囲でお答えしたいと思います。(コメント欄を開けて頂ければそちらで)

◎質問者からの返答

ありがとうございます

すごく「生きた」情報のつまったレポートでした

正直、学年があまり意味を持たなくなるのかと想像していたのですが、ちゃんと段階を踏んだ授業内容になるように構成されているんだなあという印象を受けました

そして、指導方法も教科や場合によって様々だということも、よくわかりました

これを読んで、かなり細かい部分までイメージがつかめた気がします!

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