津原泰水。息の長い文体は読みにくいと思う読者もいるかもしれないけれど、一語たりとも読みのがせないその文体は独特の幻想的な美しさを持っています。
赤江瀑。京言葉などの話し言葉や雅語を駆使して妖艶怪美な物語が綴られています。
泉鏡花。説明するまでもありません。
ありがとうございます
山崎ナオコーラ
とにかく文体がすばらしいです
ありがとうございます
「芥川龍之介」はどうでしょうか?
知的で妖しげ、そしてまったく無駄のない文体に色気を感じます。
特に晩年に書かれた「歯車」など、芥川らしい精密さの中に、狂気が入り混った半ば支離滅裂に近い文体の作品からは、色気以上の何か、情熱というのが一番近いでしょうか、そんなものを感じてしまいます。
ありがとうございます
■江国香織
女性の目線で描かれた情景描写、人物観察の表現が素敵です。
ひらがなを多様しているせいか、全体的にふわふわとした柔らかい印象を持てて、質問者さんが言う「色気のある文体」を感じます。
ありがとうございます