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民法の学習をしていて、身分行為に条件を付けることは許されないと記載されていたのですが、例えば以下の場合で約束を破ったらどういう結論になるのですか。
そもそも以下の2つの事例の法律行為は無効だから、男性の責任は問われないのでしょうか(法的に)

(両者とも男性→女性の発言と考えてください)
1,結婚したら100万円の指輪をあげる
2,大学に合格したら結婚しよう


●質問者: crithink
●カテゴリ:学習・教育 経済・金融・保険
✍キーワード:合格 大学 女性 学習 指輪
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

▽最新の回答へ

1 ● eVe
●21ポイント

2人が婚約をしている場合、一方的に婚約を解消すると相手方は損害賠償を請求することができます。

婚約をしていない場合は、男性の責任は特に問われないと思います。

◎質問者からの返答

ありがとうございます。


2 ● sankei_antenna
●81ポイント

法律行為の効果の発生又は消滅を将来発生するかどうか不確実な事実にかけることを条件といいます。例えば、「試験に合格したらこの家をあげる」という場合の、試験の合格という部分が条件にあたります。なお、今年末に「今年末にこの家をあげる」というように、法律行為の効果の発生又は消滅を将来発生することが確実な行為にかけることを期限といい、条件及び期限を合わせて法律行為の付款といいます。さて、

民法 (1) 総則 有斐閣Sシリーズ

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  • 作者: 山田 卓生 安永 正昭 河内 宏 松久 三四彦
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • メディア: 単行本

上記142頁によれば、

法律行為の効力を条件にかからしめることは、当事者の合意で自由にできるのが原則である。しかし、条件を付することが、許されない場合がある。

第一は、婚姻とか離婚のような身分行為については、条件を付けることにより、身分を不安定にし、公序良俗に反するため許されない。

とされています。

御質問で挙げられた事例について考えてみますと、1の「結婚したら100万円の指輪をあげる」については、結婚は指輪の贈与契約の成否を決する法律行為の付款であるといえます。つまり、1は身分行為に条件を付けるという事例ではなく、身分行為が法律行為の付款である(交際の状況によっては、結婚という事実が期限である場合もあるでしょう。)という事例だと解されます。

したがって、結婚したのに100万円の指輪をあげるという約束を果たさなかった場合、言い換えれば条件が成就したのに贈与契約上の義務を履行しなかった場合は債務不履行になると考えられます。また、結婚しなかった場合については、これを不確定期限と解して、結婚した時又は結婚しないことが確定した時に期限が到来し、100万円の指輪をあげることになると考えます。

一方、2の「大学に合格したら結婚しよう」については、上記のとおり婚姻という身分行為の効力が、大学合格という将来発生不確実な事実にかかっているので、少なくとも条件部分は無効であるといえます。無条件に婚約が成立するかどうかは、両者の間に将来夫婦となろうとの意思の合致があったかどうかによるものと思われます。

すでに婚姻に先立つ婚約が成立している場合に結婚しなかったときは、御質問に対して最初にお答えになった方がおっしゃっているとおり、婚約の不当破棄として相手方に損害賠償責任が生じます。

◎質問者からの返答

ありがとうございます。以下まとめておきます。

1の場合は、結婚したにも関わらず指輪をあげなかった場合は、贈与契約の債務を履行しなかったということで債務不履行。そして、そもそも結婚しなかった場合は不確定期限と解釈して結婚しないことが確定(他の誰かと結婚したとか)ときに、指輪をあげることになる。

2の場合は、身分行為が条件にかかっているので無効。つまり、大学に合格したらという部分は意味がないということになる。では、結婚はどうなるかというと、両者の意思が合致していたかどうかで決すると。

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