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SPF豚は、帝王切開し良好な環境で育成される豚で、成長もよく(早く)食肉としても好評だそうです。SPF環境を作り、維持するためには多大の経営努力が必要とされるそうです。(病気がでると、もう一度SPF環境を作り直すのも多大な投資が必要となる)
SPF豚を出荷せずにSPF環境下で飼育し続けた場合に、通常の豚(コンベンション豚で特に大きな病気に罹ってない豚)と比較して寿命も長くなるのでしょうか。(そのように予想しますが)
また、出荷可能な大きさに育ったあとで、SPF豚として育てた豚と、コンベンション環境で育てた豚とを、一般環境に混在して育てた場合に、その後の病気や寿命はどうなるのでしょうか。(SPFは普通環境に移すと短期間に病気になりそうな気がしますが)
SPF豚に特定しなくても、実験動物(SPF動物)と普通に育てた動物についての、比較実験や生理的実験の結果でも結構です。
無菌でストレスをできるだけ避けて栄養睡眠等を十分に与えた場合と、自然界で繁殖年齢まで育った場合とで、体力、抵抗力、免疫力、内分泌、神経系に違いが出るのか、そうしたデータのある情報を知りたいのです。よろしくお願いします。

●質問者: hathi
●カテゴリ:医療・健康 科学・統計資料
✍キーワード:SPF コンベンション ストレス データ 免疫力
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 3/3件

▽最新の回答へ

1 ● kappagold
●27ポイント

SPF豚は、オーエスキー病 萎縮性鼻炎 豚マイコプラズマ肺炎 トキソプラズマ病 豚赤痢の5つの病気にかかっていないというもので、無菌とは違います。

http://www.j-spf.com/system/spf_system.htm


SPFと無菌の状態のマウスについては、以下のような寿命の関係が報告されています。

http://www.ec-lactoferrin.org/lactoferrin/chapter3-2.html


特定の病原体に感染している場合には、上記グラフが、コンベンション<SPF<無菌という感じになると考えられます。


SPFの場合は無菌ではないので、免疫系や抵抗力は無菌動物よりコンベンショナルに近いと考えられます。

無菌動物は通常の動物よりはるかに低い菌量で感染が成立することは判っているので、無菌の場合免疫力が低いと考えられています。

http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/infection/flora.html

◎質問者からの返答

ありがとうございます。 探していたことの中で2つ重要なことがわかりました。

http://www.ec-lactoferrin.org/lactoferrin/chapter3-2.html

http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/infection/flora.html

ところで、有害菌・病原体がない環境で育てると、その有害菌や病原体に対する抵抗力は落ちるのでしょうか。ワクチンなどは、抵抗力・免疫力をつけるためになされるものですが、無菌やSPFで育てた場合に、それらの抵抗力は落ちるのでしょうか。

丈夫な動物を育てるには、成長途上でも適度に細菌、ウイルス、各種抗原(アレルゲン)、毒素があった方が良いということなのか、あるいは、成長途上ではできる限り無菌の保育箱の環境で育てた方が丈夫なのか、どう育てても抵抗力や免疫には関係ないのか、関連した情報がありましたら、よろしくお願いします。

『無菌動物は通常の動物よりはるかに低い菌量で感染が成立する』この件の具体的データ例がありましたら、よろしくお願いします。

『SPF豚はコンベンション豚よりはるかに低いトキソプラズマで感染が成立する』という種類のデータがありましたら、よろしくお願いします。


2 ● ken33jp
●27ポイント

>特定病原微生物を持たない状態(Specific Pathogen Free:無菌状態とは異なる)で

>生育された動物のこと。

人間には有害でも、豚には無害な菌なので、比較しても無意味じゃないでしょうか?

◎質問者からの返答

ありがとうございます。

SPF豚は『養豚の生産性を高めることを主目的としたもの』で、豚の病気発症による成長阻害を防止する飼育方法であると理解しています。

?そうして育てる豚の寿命と一般的な育て方の豚とでは、寿命そのものも違ってくる(SPFの方が長寿命)なのか、あるいは寿命には変化がないのか、逆にSPF豚は成育が早いが寿命は短くなるのかを知りたかったのです。

?成長後に、普通程度に病原菌のいる環境に共に入れた場合に、どうなるのか。(病原菌への抵抗力などに、成長過程の差が影響しているのか)

人間と豚の同じ細菌に対する抵抗性や、人間と豚の寿命を比較したいのではありません。

kappagoldさんが、無菌と通常についての情報を教えてくださいましたが、無菌とSPFでは違うことが起きるのか、SPF動物の場合には、完全無菌ではないので、非該当菌についての抵抗力は維持されているし、複雑系が機能して該当菌についても、一般に育った豚と同程度の抵抗力を持つのか、そうしたことを知りたいと思います。

風土病と言われるものがあり、(A地域にはその病原体ほとんどなかったが、B地域では風土病と呼ばれるものがあったときに)、A地域で育った人がB地域に移住するとB地域の風土病に罹りやすいとか、B地域で感染症の細菌やウイルスに感染した人がA地域に移住したためにA地域でばたばたと病気に罹ったという話しがあります。

この場合、A地域とB地域の住民に感染症細菌やウイルスに対する抵抗力が違うのでしょうか。

単にB地域住民と同じ発症率になっただけで、抵抗力には基本的な差がないのでしょうか。

有害菌やウイルスを遠ざけることで、遠ざけている間の感染発症を防止することにはなるのはわかります。

そうした経験は、抵抗力を弱めるのか、抵抗力には変化が生じないのか、体力が全体に強くなり未経験の病原体に対する抵抗力や免疫も強くなるのか、こうしたことで、何か情報がありましたら、よろしくお願いします。


3 ● kappagold
●26ポイント

質問内容がある程度専門的で、多すぎるのでいつもはスルーするのですが、今日は気分が良いので回答します。



答えられる範囲内で回答しますので、私の知識を超えているところは、ご勘弁ください。

今回は、知識範囲内での回答なので、サイトは特に探しませんので悪しからず。

ウイルスと菌を区別すると回答がさらに複雑になるので、全て菌として回答しています。


?

>ところで、有害菌・病原体がない環境で育てると、その有害菌や病原体に対する抵抗力は落ちるのでしょうか。

この質問が、抗原の無い環境で育てるとということであれば、抵抗力は落ちます。

この質問の状態での可能性としては、落ちる可能性は高いです。

可能性としたのは、有害菌・病原体がない環境であるが有用菌や非病原菌がある環境下では、有害菌・病原体と有用菌や非病原菌の抗原が同じであったり、共通性があったりする可能性があるからです。


?

>ワクチンなどは、抵抗力・免疫力をつけるためになされるものですが、無菌やSPFで育てた場合に、それらの抵抗力は落ちるのでしょうか。

ワクチンと無菌やSPFは、別に考えてください。

ワクチンは、通常の環境下(いろいろな菌に暴露されている環境下)でも、免疫を獲得できないので、先に死菌や弱毒菌で免疫を獲得させておくのがワクチンです。

ワクチンを打つ病気は一般的に、正常な状態でも重症や死に至るような病気です。当然、無菌やSPFでも重症や死に至るような病気となるので、大きな差は無いと思います。

ただし、?の回答の理由から、いろいろな菌に暴露されている場合、多少有効な免疫を獲得している可能性があります。


?

>丈夫な動物を育てるには、成長途上でも適度に細菌、ウイルス、各種抗原(アレルゲン)、毒素があった方が良いということなのか、あるいは、成長途上ではできる限り無菌の保育箱の環境で育てた方が丈夫なのか、どう育てても抵抗力や免疫には関係ないのか、関連した情報がありましたら、よろしくお願いします。

これは、適度という意味合いや成長させる環境によります。

丈夫と言うのは、劣悪な環境下で丈夫なのか、良好な環境下で丈夫なのか、病気にかかる可能性があれば免疫を獲得させておいた方が良いですが、病気にかかる可能性が無いのなら免疫を獲得させるだけ無駄です。免疫機能を働かせる暇があったら、成長の方にエネルギーを使った方が良いでしょう。

日本人が東南アジアで生水を飲めば、ほとんどお腹を壊します。

東南アジアに行ってもお腹を壊さないために、小さいうちから汚い水を飲ませて何度もお腹を壊させて汚い水でもお腹を壊さないように慣れさせておけば、日本人といえども東南アジアの生水でもお腹を壊さない丈夫な人間になります。しかし、その必要はありますでしょうか?また、小さいうちにそのような状況で育てれば、お腹は丈夫でも、成長に影響が出ることも当然考えられます。


?

『無菌動物は通常の動物よりはるかに低い菌量で感染が成立する』この件の具体的データ例がありましたら、よろしくお願いします。

ゴメンナサイ。

有料の文献検索を使用すれば、簡単に見つけられると思いますが、やめておきます。

質問の内容から、大学生以上の方だと思いました。

(理系の)大学生以上であれば、ご自分で文献検索を出来るようにした方が将来のためだと考えます。


?

>『SPF豚はコンベンション豚よりはるかに低いトキソプラズマで感染が成立する』という種類のデータがありましたら、よろしくお願いします。

無いと思いますよ。

トキソプラズマは、コンベンション豚でも簡単に感染しますし、その感染時期は子豚の時期です。

その後は、症状の無い慢性ですし・・・。

SPFとコンベンションの2ヶ月ぐらいの子豚を比べたところで差が出るとは思えません。

実験は検証が大事ですので、ここで試してみて、SPFとコンベンションの2ヶ月ぐらいの子豚を比べておおきな差が出れば、たぶん発見ということで論文ぐらいにはなるでしょう。(差が無ければ、当然といわれてバカにされる可能性もありますが、新しい知見を得るには、当然と思われていることに挑戦することが重要です。)

?

>SPF豚は『養豚の生産性を高めることを主目的としたもの』で、豚の病気発症による成長阻害を防止する飼育方法であると理解しています。

?そうして育てる豚の寿命と一般的な育て方の豚とでは、寿命そのものも違ってくる(SPFの方が長寿命)なのか、あるいは寿命には変化がないのか、逆にSPF豚は成育が早いが寿命は短くなるのかを知りたかったのです。

?成長後に、普通程度に病原菌のいる環境に共に入れた場合に、どうなるのか。(病原菌への抵抗力などに、成長過程の差が影響しているのか)

人間と豚の同じ細菌に対する抵抗性や、人間と豚の寿命を比較したいのではありません。

寿命は最長寿命と平均寿命との考え方で違います。(余命という考え方を入れるとさらに複雑になりますので、それは入れません。)

SPF豚のようなものの場合、コンベンションに比べ個々の動物の均質化が図れます。その意味で言えば平均寿命は長くなります。しかし最長寿命で考えれば大きな差は無いと考えられます。

また、寿命を考えた場合、食肉に適した脂肪分の多い霜降り状態で育てるような環境がどのような影響を与えるかというような要因もありますし、一概には言えません。

SPFの場合には、特定の菌以外には暴露されています。普通の病原菌のいる環境下というのが特定の病原菌のいる環境下ということなのかどうか。それによって違いますね。特定の病原菌のいる環境下ということであれば免疫が働かないので当然感染します。特定の病原菌のいる環境下で生育しているコンベンション豚であれば子豚のうちに感染しているので、当然何も起きません。

コンベンションもSPFも両方とも暴露されたことが無い菌のいる環境下ということであれば、たった5種類の菌の差ですので、両者とも同じように感染すると考えられます。

コンベンションと無菌飼育の比較であれば別ですが。(この場合は、病原菌への抵抗力などに、成長過程の差が影響します。)


?

kappagoldさんが、無菌と通常についての情報を教えてくださいましたが、無菌とSPFでは違うことが起きるのか、SPF動物の場合には、完全無菌ではないので、非該当菌についての抵抗力は維持されているし、複雑系が機能して該当菌についても、一般に育った豚と同程度の抵抗力を持つのか、そうしたことを知りたいと思います。

SPFといっても規定は、たった5種類の特定の菌が見つからないかどうかのみで、決めています。

SPFといっても個々の飼育場によって、飼育状況が違います。

無菌・SPF・コンベンション

これらがどの程度の種類の菌に暴露されるかによって獲得している免疫が異なります。

また、コンベンションでも飼育状況によって、暴露されている菌の種類に差があります。

ただ、仮定として暴露される菌の種類が

無菌0・SPF10000・コンベンション20000

だった場合、抵抗力は 無菌<<<SPF=<コンベンション

(=<は、等符号がおかしいですが、上下についていると思ってくださいね。)


?

>風土病と言われるものがあり、(A地域にはその病原体ほとんどなかったが、B地域では風土病と呼ばれるものがあったときに)、A地域で育った人がB地域に移住するとB地域の風土病に罹りやすいとか、B地域で感染症の細菌やウイルスに感染した人がA地域に移住したためにA地域でばたばたと病気に罹ったという話しがあります。

この場合、A地域とB地域の住民に感染症細菌やウイルスに対する抵抗力が違うのでしょうか。

単にB地域住民と同じ発症率になっただけで、抵抗力には基本的な差がないのでしょうか。

このような場合は、抵抗力に差が生じています。


?

有害菌やウイルスを遠ざけることで、遠ざけている間の感染発症を防止することにはなるのはわかります。

そうした経験は、抵抗力を弱めるのか、抵抗力には変化が生じないのか、体力が全体に強くなり未経験の病原体に対する抵抗力や免疫も強くなるのか、こうしたことで、何か情報がありましたら、よろしくお願いします。


未経験の病原体に対する抵抗力は、その病原体の持っている抗原と似ている抗原と出会う以外に強くなる方法はないと考えられています。

そのため、ワクチンの発明というのは非常に偉大な発明であると考えられています。


抵抗力というのは、何に対する抵抗力なのかということが重要です。

インフルエンザに対する強い抵抗力を持っていても、肺炎でやられるかもしれません。

コレラに対する強い抵抗力を持っていても、栄養の偏りによりちょっと体力が低下したときにはしかでやられるかもしれません。

この世で考えられる限りの病気に対する免疫を持っていたら、一つずつが少なすぎて、急な感染が起こったときに、免疫系の活性化が遅れて手遅れになるかもしれません。

どのような環境で生きて生きたいか、それによって必要な抵抗力は違ってきますので、その点も重要です。


久しぶりに長文の回答を書きました。

見直しをしていませんので、誤字脱字乱文が多数あるかもしれませんがお許しください。

◎質問者からの返答

kappagoldさん 丁寧なご回答ありがとうございます。

『有料の文献検索を使用すれば、簡単に見つけられる』件で、お教え下さい。

今回のような関連で、この文献検索は良いと思うというのをお教え下さい。

別件で昨日国会図書館に行きコピーさせていただきましたが、必要な資料を探す方法を

知らないためにおそらくロスがあると思いますので、いくつかアドバイスをいただけると

幸いです。

今回質問させていただいたことのきっかけは、他のことを調べていたらSPF動物に

行き当たり、SPF動物での実験の妥当性の範囲が気になったことです。

無菌とSPFの大まかな違いはわかるのですが、ともかく疾病や重大な感染、保菌をしてない動物を育てる、ストレス過多にならないようにスペースを確保するというようにして育てた動物を実験素材にして、ある実験(疾病に罹らせて、治療薬を試みてなど)をして、二重盲検で群比較をする手法はわかるのですが、実験素材の動物が通常環境にいる動物と免疫力などの面で異なってしまっている場合に、こうした実験結果を一般に外挿する場合は条件設定が大事だと思います。

http://www.sj-ri.co.jp/issue/quarterly/data/qt24-4.pdf

外挿に関する判断のベースは、実験動物、SPFで育てたものと、通常環境下の動物との差についてのできるだけ多くの実験や比較だと思って、その関係の情報を知りたかったのです。特にSPF豚は食品売り場で大量に販売されているものなので、SPFとコンベンション豚についてならば、色々な実験、検証あるいは体験的な情報があるではないかと思いました。

こうしたことを調べる手がかりをはてなでお願いしているのですが、料金にもよりますが優良でも文献調査できる良い方法があれば、是非知りたいと思います。

よろしくお願いします。

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