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【警察犬とクレバーハンス効果】
クレバーハンス効果というのがあります。動物が、飼い主の無意識の微妙な動きを察して、考えていることを当てる(例えば「こうして欲しい」と思われている通りに行動する)、ということです。
ハンスは馬でしたが、コンラート・ローレンツの「動物行動学入門」に従えば、オウムでも犬でもそれをやるとか。

で、警察犬が麻薬や遺留品を発見するのは、実は捜査員が「この辺りにありそうだなあ」と思っているのを察して発見しているだけだ、という意見があるんだと聞きました。
だとすれば、言わばダウジングで捜査しているみたいなもので、捜査員の思い込みを犬が裏書きしてしまうとすればちょっと危険ではないかな、と思います。
これがために冤罪が起きてしまうようなことはないのか、知りたく思います。

・クレバーハンス効果による冤罪のおそれはない(なぜ?)
・そのおそれはあるが、対策がとられている(どのような?)
・そのおそれがあり、対策は後手に回っている(なぜ?現状は?)

どういった状況にあるのか、教えて下さい。
よろしくお願いします。

●質問者: filinion
●カテゴリ:政治・社会 科学・統計資料
✍キーワード:オウム クレバー ダウジング ラート ローレンツ
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 3/3件

▽最新の回答へ

1 ● ele_dir
●30ポイント

間違って取調をすることはあるでしょうが、冤罪はないと思います。

あくまで日本の法律でですが、罪に問おうとすれば、証拠となるものが必要となります。

例えば、税関などの麻薬であれば、それが見つからなければ、罪には問えないからです。

また、税関職員は、探知犬に限らず、怪しいと思えば、抜き打ちで検査しますので、例えば、クレバーハンス効果があったとしても、人間と犬、どちらもが、怪しいと判断したため、信憑性はそれなりに高まるのではないでしょうか。

http://q.hatena.ne.jp/answer

◎質問者からの返答

回答ありがとうございます。

質問文が悪かったですね、すみません。

警察犬の臭気鑑定結果には、証拠能力が認められている、と聞きます。

http://gontango.exblog.jp/6839130/

しかし、犬の判断に、

「これは有罪の証拠であるはずだ」

という人間の予断が介入する可能性があるのでは? と考えるのですが、どうでしょうか。

つまり、事件とは無関係の物品が、捜査官と警察犬の「協力」によって、証拠品として「発見」され、臭気鑑定を経て証拠として採用される……といった可能性です。

クレバーハンス効果による影響は、警察犬による鑑定結果の証拠能力を判断する上で考慮されているのでしょうか。

そもそも、クレバーハンス効果を除外した場合、どの程度警察犬には能力があるのでしょうか。


2 ● Baku7770
●25ポイント

基本的に警察犬は犯人を追い詰めるためには使うものの立証には他の証拠を用いると聞いています。

これは警察犬ではありませんが麻薬取締犬の訓練の内規に違反して一般人のスーツケースに麻薬を隠し、麻薬取締犬が見逃したためにスーツケースの持ち主がそのまま麻薬を持ち去ったという事件があったばかりですね。

今回取り上げられた事件の裁判でも容疑者とした理由には使われるでしょうが、立証には足跡とか帽子から検出された組織片のDNA鑑定が用いられるものと思われます。容疑者は否定しているようですから。

また傍証としては何故そのような場所に車を駐めていたのかなんていうもありでしょう。

判例にはあるということは認めますが、一般的には認められていないようです。

http://tokusuru.mainiti3-back.com/archives/2006/01/post_25.html

◎質問者からの返答

回答ありがとうございます。

>一般人のスーツケースに麻薬を隠し、麻薬取締犬が見逃した

訓練官がどのスーツケースだったか忘れた→犬も発見できなかった

……という時点で、まさに「賢いハンス」を思い起こさせられ、どうも不安ですね。

実は職員が「こいつは持ってそうだな」と思った時に吠えてるだけだったりしないんでしょうか。

>判例にはあるということは認めますが、一般的には認められていない

最高裁判決にあっても、一般には認められない、ということでしょうか?

法律は門外漢なのですが、証拠能力が認められるかどうかは個別の事件の状況にもよる、ということでしょうか……?

証拠能力がある、とされたのはこれですね。

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/kisotisiki-a.htm

「犯人の足跡」「犯人の遺留品らしき靴下」「農道上の見慣れない自動車」が、いずれも同じ臭いと判定され。

自動車の持ち主がKであったことから、Kが逮捕された……と。

挙げて頂いた事例、確かに興味深いのですが、無罪になった原因は、取り調べで嘘をついて自白を迫ったことにあって、警察犬の証拠能力自体は直接関係しないのではないでしょうか?

もちろん、犬の意見よりマシな証拠があればそれが採用されるんだろう、とは思います。

また、例えば

「凶器も見つかってないし指紋も遺留品もないし目撃証言すらないし足跡も本人のものとは断定できないけど、臭気鑑別の結果はは彼が犯人だと示しています」

というような主張はたぶん認められないんだろうな、と思っています。

板橋区の事件では、取り調べにあたった警察官も、警察犬の鑑定結果だけでは証拠として不足だ、と思ったために、そういう取り調べ手法をとったのでしょうし。

(結果を見る限りは、その判断は間違っていたとしか言いようがありませんが……)

いや、本当に素人ですので、変なことを言っていたら指摘して下さい。

ありがとうございました。


3 ● Baku7770
●30ポイント ベストアンサー

#a2です。

私宛コメントに対し、回答いたします。

>判例にはあるということは認めますが、一般的には認められていない

最高裁判決にあっても、一般には認められない、ということでしょうか?

法律は門外漢なのですが、証拠能力が認められるかどうかは個別の事件の状況にもよる、ということでしょうか……?

そのとおりです。

http://marukyo.cosm.co.jp/NEWS/old-new5.html

最高裁で証拠能力があるとされた判決が確定した後でも証拠能力がないという判決が出ています。あくまでも犯人を絞り込む程度の証拠能力とお考え下さい。

挙げて頂いた事例、確かに興味深いのですが、無罪になった原因は、取り調べで嘘をついて自白を迫ったことにあって、警察犬の証拠能力自体は直接関係しないのではないでしょうか?

犬の臭気識別能力というか警察犬の使い方にも問題があったと考えるべきでしょう。普通1ヶ月以上臭いを保存できるとは思えません。そのため両方とも証拠能力が無いとされたものと考えます。

◎質問者からの返答

ありがとうございます。

警察犬の鑑別結果について、

「証拠能力は認めたが」

「答えを知っている多数の捜査官が立ち会うなど選別方法に不適切な点があり」

というのは興味深いですね。

証拠能力はあることもあるが、「答え」を知っている捜査官が立ち会うと信頼性が損なわれる、ということのように受け取りました。

答えを知っている人がいるとまずい、というのは、たぶん「賢いハンス」にならないように、ということなのでしょうね。

少なくとも裁判所はそれを考慮している、ということなのでしょうか。

(警察での運用は、それを充分想定していないのかとも思いますが……。ちゃんとしたマニュアルがないんでしょうか?)

>あくまでも犯人を絞り込む程度の証拠能力

なるほど。

「体臭が指紋の様に千差万別である科学的根拠がない」というのも重要ですね。

たまたま同じ臭いになってしまう可能性もある、のだとすれば、決定的証拠とは言えませんね。

一つの傍証に過ぎない、といったところでしょうか。

勉強になりました。

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