Q&Aサイトの質問というのは、多くは「いいお店を教えてください」といった地域に関する質問ではなく、PCの使い方に関する質問だとか人生相談だとかなので、地域限定のQ&Aサイトはあまり需要がないのだと思います。
需要がないと利益を求めるのも難しいので、わざわざシステムを構築・保守する人がいないのでしょう。
それに比べ、SNSは日記を書いたり交流をしたりといろいろできるので需要があり、地域限定でも「同じ地域の人がいるから面白そう」といった人が入会したりするので問題がないのだと思います。
掲示板は書き込めば管理人や常連さんが何かしら反応してくれますし(1→多)、SNSは友人関係ベース(1→1)なので最低限の人数がいればコミュニティとして成り立ちます。ですが、人力検索のようなQ&Aサイトは一つの質問を圧倒的な物量の力で解決するシステム(多→1)になっているため、ある程度の母数がなければコミュニティとして成り立ちません。Q&Aサイトという形式自体、電子掲示板やSNSなどに比べると認知度は低いですし、地域限定でQ&Aサイトを成り立たせるだけの母数を稼ぐことは非常に難しいと僕は思います。
また、人力検索で「京都で美味しいピロシキが食べられる店を教えてください」などと要求してもあっさり答えが出てくれるので、わざわざ地域版をつくるニーズも無いのでしょう。
母数を増やす為に、たとえば5人登録したとします。
質問のたびに回答催促メールが登録したカテゴリーにしたがって
回答催促メールがいけば、わずかな母数でもリピーター数が高いQ&Aが高いものが成り立つと思うのですが、
また、人力検索で「京都で美味しいピロシキが食べられる店を教えてください」などと要求してもあっさり答えが出てくれるので、わざわざ地域版をつくるニーズも無いのでしょう。
確かに創ですが、地域に特化した各分野の企業情報の回答が多くなることによっって大手と対抗できないかと考えているのですが
・特定の地域の企業情報に精通した数少ないスペシャリスト
・素人のしょーもない質問に耐えることができ、うっとおしい回答催促メールが何通来てもにこやかに対応してくれる、社会貢献意識の強い聖人君子
・上記のようなすごい人なのに時間をもてあましている
を全て満たす完璧超人が何人集まるかが成功の鍵ですね。
血を吐くほど営業をかけてみるのもいいと思います。
実際は、いっぱいサイトや掲示板が立ち上がっている。けれども、閾値を越えることができず存続しないサービスが多いから、あまり立ち上がっているように見えないだけだと思います。
理由としては、いわゆるネットワークの外部性が絡んでるんじゃないですかね。
つまり、利用者数に対して、指数関数的にサービスの付加価値があがっていく。
もし、乗数が2だとすれば、10人しかいないコミュニティと、10,00人のコミュニティを比べれば、
利用者が感じる価値は、10:1000の100倍の価値の差ではなく、10×10:1,000×1,000で、1万倍もの違いがある。
後発でその差を埋めるには、相当カリスマ性のある人間をひっぱってくるとか、圧倒的な技術力でカーバーするとか、地方行政と組むといったトンガリが必要かと思います。
実際、「カテゴリ一覧 - 教えて!goo」にも、下記のように地域別のカテゴリがあります。
http://oshiete.goo.ne.jp/category/933.html
そこで、ある程度以上の人数がいるのであればそこからカテゴリ分けされたのでしょうが、
実際それほどの質問は集まっていないということだと思います。
視点を変えて、回答者の立場で考えると、Q&Aサイトを利用する理由は、
「自分の持っている知識を分け与える」のと同時に
「自分の知らない情報・視点を質問から得る」というのがあると思ってます。
自分の知っている知識についての質問しかないのなら、そこを覗く率は低くなるんじゃないかと。
ということで、知識のプールが小さくなるほど、知識のある人は寄り付かない形になる?