のどかな面持ちがあって良いのですが、四川の地震があったばっかりなので、仮に自分や自分の家族がその中に居る時に地震でも起きたら終わりだな、と思ってしまいますね・・・。
せっかく新築されるのであれば、図書館や公民館などの社会教育施設と合併したり、資料室や博物館も併設して、観光資源にするとよいのでは、と思います。
デメリット 掃除の時に廊下をぞうきん掛けすると、時々手の指にとげが刺さる。
メリット 冷房が無くても、鉄筋コンクリート校舎よりは涼しいような気がする。きちんと建てれば充分安全。
私の地元の中学校も、「地方の田舎で周囲は田んぼ・山でいっぱい」な場所にあるのですが、私がその中学校に入学する3年ぐらい前に旧校舎を取り壊し、新校舎を新築しました。
その新校舎の構造は恐らく鉄筋コンクリートだと思うのですが、教室の床や廊下など人が歩く所は、コンクリではなくすべて檜で揃えていました。学校の先生から聞いた話ですが、それによって1憶円ぐらい余計にコストがかかったらしいです。あまり詳しいことはわからないのですが、材木の種類によっては木造建築はRC構造よりも余計に費用がかかるのかもしれないということが、デメリットとしてあるかもしれません。全校生徒200人強の規模の校舎で、15年ぐらい前の話です。
メリットのようなものとしては、今もあるのかどうかはわかりませんが、その中学校の特色として春、夏、秋の期間は「裸足運動」というのがあり、登校してから下校するまでの間は、上靴を履かずに素足で学校内を歩くという慣習のようなものがありました。コンクリの上を裸足で歩くと足に悪いようですが、材木の上だとそうでもないらしく、上靴より裸足の方が健康に良いらしいのでこういった校則のようなものがありました。歩く所すべてが木材だったのでこういうことができたのかもしれません。
木造建築の印象としては私ものどかで良いとは思いますが、災害の時は不安だなぁ、という感じがします。実際地震があった時などは、避難所として学校は利用されることがあると思うので、その点からも、完全な木造建築だとどうなんだろうという気がします。
それに、どうせ作るなら、避難所としても利用したところですよね。
木造の場合、痛みに対してこまめなメンテナンスが必要です。台風や地震の被害などの多い日本では木造家屋は壊れてもすぐに手近な材料で直せるというメリットが本来あった形でした。
歴史のある木造建築物というものの、実は新陳代謝するように修繕補修を繰り返して維持されている生き物のようなものです。
他の建築の場合、こまめなメンテが新造直後に必要となる場合はただの欠陥建築ケースです。
しかし、鉄コン建築も頑丈に見えても湿度が割と高く、寒暖の差の大きいこの国では数十年で実際は相当根幹的な老朽化をしてしまいます。
またインターネット回線が必要になったりなど、インフラが数十年単位だと様代わりすることがあります。
その際は補修を行うより、むしろ壊して新築をまた造るという対応になるケースも多いと思います。
それと木造建築物をちゃんと建てられる職人の大工の数が減っていると思います。
亡くなった祖父は大工で、家の壁板をホチキスもどきで止めているものなどを認めないタイプでした。
接着剤で貼り付けを行っている個所や、溶剤塗布の多いものはシックハウスとなりえます。
住んでいる人の精神安定の効果などからも木造建築は素晴らしいものですが、
本当に良い物は建材と職人とメンテのコストが高くついてしまう贅沢なものになってしまいました。
完全木造の校舎で働いていたことがあります。
のどかでいい雰囲気でしたよ。私は好きでした。
ただ、補修にかかるお金は確かにあります。
また、きちんと掃除しないと床にも壁にもカビが生える・腐る、といった問題もあり、メンテナンスには手間がかかる印象でした。
毎日床を磨くことで、建物を大切に使う気持ちを養える……と言えば聞こえはいいですが、夏休み明けに床がカビで真っ白に、なんて話も。
あと困るのは、暖房効率が悪いことでしょうか。
真冬など、ストーブを全力で焚いても暖かくならない。
気密性が低いからなのか、断熱性が低いからなのかわかりませんが。(たぶん両方)
小さなことですが、壁のどこにでも画鋲が刺せるのは便利でしたね。掲示物とか貼る自由度が高いので。
木造では床や壁、柱など、コンクリートや鉄製よりも柔らかく、生徒さんの怪我が少なくなる可能性が高い。
釘や画鋲などで付属物を付けるのも簡単です。
基本的にカスタマイズし易いので教育環境としては理想的です。
また、日々の掃除なども教育の一環としてなら有効に働きます。
暖かい木肌の感覚は情操教育にも良い。
最近では耐震構造にも配慮した木造建築が一般的です。
ただし、精々が三階建てくらいなので、子供にとっては良くても費用が掛かります。
信頼性はむしろ木造の2?3階建ての方があります。できれば二階建てにして欲しいところ。
落ちても助かる確率が高いし、階段室の安全度が違う。危険要素がそれだけ少ない。
田舎の場合小学校が少ない場合が多く避難所として木造はあまりよくない気がします。
せめて体育館だけでも鉄筋にしなければならないと思います
公民館などがある場合も住民全員を収容できる可能性は少ないと思う
柔構造と剛構造の比較にもなりますが、石造建築よりも木造の方が地震には強い。
最近の耐震構造の木造建築は壁面の強化によっていくらでも強くできます。
今までは手抜きだったとも言える。衣食住の優先順位は住が最下位だから。
中国の例は単なる手抜き工事が主因です。
火事の際には人命が最優先されますが、どっちかと言うとコンクリートの多層建築での方が安全率が低い。
致死性の一酸化炭素の発生がビル火災などでの悲劇を拡大させています。
今回、初めて本欄に投稿しました。
耐震調査の結果、耐震補強工事ができず、改築が必要となった中学校について
今回の改築に際して、事前に設置された検討委員会で、周辺環境の調和を図るとともに
木の温もりを感じる校舎の中で、子供たちがほっとできる空間を作ることができないか
を基本コンセプトとし、プロポーザル方式により設計提案を求めました。
正直、内装などに積極的に使用できても木造校舎は建築上無理なのかなという思いがあり、
本格的な木造校舎が提案されるとは思っていなかったので、少し皆が戸惑っています。
特に、耐震・耐火の面で大丈夫なのかなという思いが教員や保護者にも不安感があるようです。
建築事務所からは、木造でもRCでも建築基準は変わらないし、火事の場合はむしろ木造の方が
木の芯の部分までは燃えずに残るため、崩れにくいと言われました。
建築については、専門的な知識がありませんので、建築事務所の言われるとおりなのかも
しれませんが、保護者の方にも分かりやすく説明できたらと思っています。
ご回答ありがとうございました。
今回プロポーザルで提案いただいた校舎は、2階建てで、ヒノキの磨き丸太
(100年?150年生)を構造材として活用しようとするものです。
教職員には、モデルになった小学校の事例を紹介させていただいたのですが
中学校と小学校は違う。中学校は、機能的な面を重視した校舎であるべき
との意見が多くあまり良い評価をいただけません。
子供たちにとっては、精神的な面でいい影響を与えると考えているのですが。
自分も建築とは無縁なのですが、親類に大工職から建築事務所に転職した者がおりまして、ちょっと意見を聞いてみました。
木の芯の部分まで燃えずに残ると言う点ですが、はじめから鉄筋コンクリートであればそうそう燃えないので比較の対象になるのか?との事です。
それにもし災害の場合、中途半端に燃え残ってしまうとその分だけ保険が下りないというデメリットもあるそうです。
何より、建物が倒壊しなくても火災のせいで逃げる前に焼け死んでしまうリスクが非常に高いと思われるのですが・・・。
決して木造建築が悪いという意見ではないのですが、やはり耐震・耐火に関しては問題点は拭えないと思うんですよね。
水を差してしまってすみません。
返信ができないようなので、別ツリーにて。(はてなの不具合でしょう。)
木造建築の最大の短所は湿気に弱い点です。構造的には火事にさえ遭わなければ千年を閲します。
鉄筋コンクリーだとそうはいかない。重いので長年月の間には地震などで基礎からやられていきます。
シンクを置く理科や家庭科の部屋などは大丈夫ですが、便所は別棟にするのが昔は当たり前でした。
便所掃除の当番など、子供たちの社会性を涵養するのに最高のツールでしょう。
それなりの日常の管理が子供の教育にとっても使えると思います。
地域社会の中での位置づけがどうなるかは分かりませんが、基本的な機能は絶対に優れています。
コンクリートの壁や床は固くて危険ですし、パンフレットを張ろうとしてもテープを使うしかない。
棚やフックなど後付で付けようとしても、本格的な工具が必要になる。
木造ならネジか釘、画鋲なども使えますし、もっと大きな改造も容易です。
変化に対応するキャパシティーがある。
窓や扉もアルミ製の優秀な製品がありますので昔のように故障続きということにはなりません。
休日を利用して、今回モデルになった新築校舎を見てきました。
昇降口からの眺めは圧巻で、磨き丸太の高木が天井を支え
2階から降りてくる木の階段は、思わず駆け上ってみたくなる
なるような気持ちになりました。フロアに寝転がって天井
をいつまでも見ていたいような、そんな空間でした。
でも、気になることは、外壁です。年数が経過しても内部は
むしろ良さがでてくるのではないかと思うのですが、外壁は
どうかなと思い、9年程たった2階建て木造の中学校も見に
行きました。2年ほど前に塗り替えたとのことで、後で担当の
方にお尋ねしたのですが、木は管理が大変だと言っておられ
ました。建築事務所はリテールをきちんとすれば問題ない
と言うのですが。
コンクリートとの比較という意味で。見た目以外の点で。
コンクリートは乾き方などで多少の差は生じますが、同じ条件のコンクリートや鉄筋などを用いれば、同じ施工をすればほぼ同じように出来上がります。
マニュアルとか、過去のデータなどから「予想しやすい」建物ができます。
一方で、木造のほうは木というのは元の木の乾かし方だけでなく、その木それぞれの年輪の詰まり方などによって、同じ施工をしても同じになるとは限らず、施工時の勘というか、微調整が重要になってくると思います。
でも、経験を生かして、その土地にあった木を使って、施工がなされれば、コンクリートの酸化・光劣化などに比べるとメンテが楽な場合もあります。木材自体が湿気の蓄積と発散作用がありますから。
基本は軒を深く取る事です。寺社建築などの広くて深い軒、反って次第に緩やかになる広い屋根が理想ですが、柱立てから太くなるので費用の点から難しいでしょう。軒を二重に出すなど工夫した例が多い。広い軒だと台風のときに心配でもあります。
軒を深く取るほど陽光からの壁面の保護には有利ですし、夏場の室内も涼しい。
そして、すだれやよしずなど和風に似合いますし実用的です。
釘を打てるので簡単に取り付けできますし、そういった作業そのものも子供たちにとっては興味深い学習対象でしょう。
立地条件にもよりますが、クーラー無しに、あるいは最小限度にできれば電気代で十分にペイします。
鉄骨鉄筋などよりも基本的なキャパシティーが優れている。
鉄骨鉄筋ではエアダクトと排気装置とエアコンの組み合わせでしょう。基本的に省エネにはできない。
それに、エアコンは子供の健康にも良くない。
外壁の塗りなおしはどのような工法をとっても必要ですが、一番最初の不具合は普通は屋根になります。
これもどの工法でも同じでしょう。
屋根ごと葺き替えるのは低層建築の木造校舎ではそれほど困難な工事ではない。
広くてもそれほど費用が掛からないはずです。
そして、壁よりも不具合が出やすいのが基礎です。
普通は地面よりも相当に高く床面を作り、階段で上がるような例が昔の校舎には多かった。
現在ではバリアフリーを考慮すればスロープになりますか。
エントランスのホールへのスロープと各所の通用門への階段の組み合わせになるでしょう。
そして、校舎の場合に一番消耗が激しいのが床です。
生徒の安全とバーターの関係ですが、壁面などよりも床の張替えが一番に来るでしょう。
木造建築はあらゆる部分にリザーブの多い作りが基本となります。
屋根裏の空間は室内の温度上昇を緩和しますし、壁の内部空間や床下は温度と湿度を調節します。
柔らい材質である分広いスパンは取りにくく、中間点でのサポートが入って一見無駄に見える補強が行われたりしますが、その分は全体の柔らかさでより多く持ちこたえる部分がある。
基礎さえきちんとしていれば問題無い、と言うより条件や管理によってははるかにリーズナブルになりうるのが木造なのです。