http://www.kaijipr.or.jp/mamejiten/fune/fune_19.html
「水に浮かんだエンジンも舵(かじ)もない船を止めるには、船に積んでおいた、太いくさりをたばねたドラッグチェーンを海になげておこないます。」
と、ありますので、実際には留め金を外して、ある程度落ちるようにしておくと、後は自重で水面に落ちていく太い鎖があるのが分かります。
そのままでは沖まで滑り出てしまいますから。
http://www.kawasakizosen.co.jp/00_shinsui.html
この進水式の映像を最後まで見てみて下さい。
式典の様子は関係無いけど、後半に注目です。
シャンパン割りの後、後ろ向きに滑り出した巨大な船は機関を始動させているわけでも無いし、スクリューも回っていません。
途中から減速する為に、両側の錨を最初に、次に補助のフロートを次々に海中に落下させているのが分かると思います。
鎖の長さとリリースのタイミングだけで巨大な船の慣性を上手く徐々に打ち消してやるわけです。