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ポール・グレアム「エンジェル投資家になる方法」を翻訳しました。
[http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20090310

原題はHow to Be an Angel Investorです。
http://www.paulgraham.com/angelinvesting.html

英語に強い皆様、アドバイスをよろしくお願いいたします。

●質問者: lionfan
●カテゴリ:ビジネス・経営 コンピュータ
✍キーワード:ANGEL アドバイス エンジェル ポール・グレアム 投資家
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 1/1件

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1 ● practicalscheme
●200ポイント ベストアンサー

このエッセイと、次の"Be relentlessly resourceful" の訳はとても興味深いです。"hapless"/"relentlessly resourceful" をどう訳すかというのが。原文を読んでからずっと考えているんですが、うまい訳を思いつきません。

とりあえず順番にいきます。

第3パラグラフ、"deal terms"の"term"は「用語」というよりも、契約書の各項目を集合的に指しています。単に「取引の詳細」でもいいんじゃないかと思います。あとの方では「条件」と訳してますが、それでもいいでしょう。

"Mechanics"の最初のパラグラフ、independentlyはapproachにかかっています。つまり、(前文のinvestorが主導してシンジケートする例と対比して) 別々にアプローチしてきたinvestor達をベンチャー側がまとめるということです。

"Mechanics"の第3パラグラフ、"series AA"でひとまとまりです。「シリーズAAの」。ベンチャーキャピタルから投資を募るのは"series A round"からはじまって"series B", "series C",.. と進んでいきますが、エンジェル投資はseries Aのさらに前のラウンドってことです。後のほうでそう訳してるのでここは見落としでしょうか。

同パラグラフ、最後のagreementは書類だとか契約書だとか合意書だとか、具体的なドキュメントを指しているので、「条件」よりはもっと具体的に訳した方がいいでしょう。

"Mechanics"第4パラグラフ、"you care about"は心配というよりは「気にする」とか「注意する」がいいんじゃないでしょうか。

"Mechanics"第5パラグラフはちょっと直訳っぽい感じですね。「虐待」はそぐわないかな。「不当に扱われる」とか? 最後の文は現在形で書いてありますが、factではなく仮想的な話なので、たとえば最後に「というわけだ」と付加して仮想的な話であることを示したらどうでしょう。

もう少しあと、"I can't emphasize that too much" は「強調しすぎることはない」「いくら強調してもし足りない」じゃないでしょうか。したがってthatは「評価額」ではなく、直前の文、つまり会社が成功するかどうかということがとにかく一番重要であって他のことは二の次だ、ということです。次の文、"get hung up"は一種の受身なのでむしろ「縛られる」。最後の文、whether節内の主語"company"が訳では「人間」になっちゃってます。

次のパラグラフにも"get hung up"が出てきます。「搾り取ろう」というのは多分訳しすぎだと思います。

次のパラグラフ "less obvious" は「はっきりしていない」というより「わかりづらい」とか「見えにくい」でしょうか。投資をするのに投資額を検討しなくちゃならないってことは、誰でもわかる(見える)=obviousですよね。でも、どのくらい他の支援をしようかっていうのはそこまでobviousではないということです。

同パラグラフ、"you could simply be a source of money"のつなぎ方がおかしいです。文をつなげるならその前の文とでしょう。"You don't have ... source of money" がスペクトルの一方の端で、"You can become a de facto .." が逆の端なので。

"Mechanics"最後のパラグラフ、"put in a lot of time" は前のパラグラフの流れから、投資した企業に深くかかわって時間を使うことを指しています。今の訳文だと、投資するまでに長い時間を費やすようにも読めてしまうと思います。

"Picking Winners" この"winners"は単に「勝者」でいいんじゃないでしょうか。「勝ち組」というと余分なconnotationがついてしまうような。

"archive, in the Gmail sense" は「Gmail的な意味での「保管」」、"archive" にはいろんな意味があるけど、Gmailでarchiveするような意味=とりあえず目につく場所からは隠すけれどちゃんと残しておく、ということです。「Gmail的に言うなら」だとちょっと"archive"のいろんな意味からひとつ選択しているというニュアンスが出ないような。

"they're still an iteration or two away from the big hit" まだ大ヒットは放ってません。大ヒットをはなつまでに1〜2回iterateしないとならないってことです。ここでのiterateは、技術ベンチャーのコンテキストでは、製品を作って出してみて、その反応をもとにまた作り直す、という意味です。

"resonate at the same frequency" 「周期」というとちょっと長い感じがしますね。ここのfrequencyはラジオの共振回路とか、そういうイメージだと思うので「周波数」の方がいいかな。

さて、"hapless"です。これは「不運」じゃないんですよ。次のエッセイでPG自身が「辞書を引くとunluckyと出ているが違う」と言っていますね。次のエッセイのPGの説明を読んでもらうとニュアンスがわかるんですが、「周囲の情況に翻弄されてしまう」という受け身な感じがあります。一方の"relentlessly resourceful"は、確かに「とてつもなく機転がきく」なんですが、機転だけじゃない。何が起ころうと希望を失わず常にどこかに活路を見出すって感じですね。マスター・キートンのような。あるいは「夏への扉」でピートと主人公が「必ずどこかの扉が夏に通じているはずだ」と信じてあきらめなかったような。何といったら良いのでしょうね。

"Deal flow" 第4パラグラフ、"a fraction of matches" は、ベンチャーと投資家との出会い全体のうち、デモ・デイのようなイベントによるものがほんの一部である、という意味です。

"And they'll help people they haven't invested in too" ふたつのtheyは両方とも"the most successful angel investors"です (うしろはthey haven't invested in peopleのpeopleが関係詞でくっついて省略されてるので)。だからpeopleはどっちかというと投資される方の立場の人々です。自分が直接投資してないスタートアップも助けるってことです。

注の10、最初の主語は起業家です。

ところどころ、「起業家」が「企業家」になっています。

◎質問者からの返答

practicalscheme様、いつもありがとうございます!! さいきんポールが立て続けにエッセイを発表するので大変です・・・。

「Be relentlessly resourceful」ですが、今週中にとりかかりたいと思います。

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