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動物学者であるアドルフ・ポルトマンは、鳥や動物を、生まれたての状態の違い、つまり無力で親に餌付けしてもらう巣に留まるもの(晩成、altricial)と、すぐに走って逃げることができる巣を離れるもの(早成性、precocial)に分類しました。

そして、霊長類は早成・離巣の特徴をもつのに、ヒトだけが二次的に巣に留まるようになった、それも極めて長い期間。ここに人類の最大の特徴があるというのです。

他の巣に留まる哺乳類としては、ネズミ、猫、ライオン、犬など、肉食獣や小型肉食獣が多い。

ヒトは、(1) たまたま巣に留まるようになった(洞窟などの環境に遭遇して)と考えることもできるし、(2) 肉食性が強まって、巣を求めるようになったとも考えられます。

1と2のどちらの考えがもっともらしいでしょうか。1でもなく、2でもないという考え方はありますでしょうか。


http://lib.t.u-shizuoka-ken.ac.jp/lib/1satu-sabashi.htm


●質問者: ShinRai
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 科学・統計資料
✍キーワード:けが たまたま ドル ネズミ ポルト
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 9/9件

▽最新の回答へ

[1]ヒトが2足歩行を始めたからと言うのはどうでしょう? nasi-goreng

2足歩行を始めて、胎児を子宮にとどめておくことが難しくなり、早産ぎみになってきて、胎児の状態で生まれるようになってしまった。

このため、巣を持たざるを得なかった。

ところで、霊長類は早成・離巣なんですか?

チンパンジーなんかは巣を持って、結構長い間育児をしているのかと思っていました。


[2]>1 なるほど、直立二足歩行という要因も無視できないですね。 ShinRai

でも、直立二足歩行していたのは、直立猿人や北京原人、ネアンデルタール人なんかもそうです。アウストラロピテクス・アフリカヌスも。

彼らは巣を持っていなかった、というか、彼らは脳が巨大化していなかった。

と、考えると、直立二足歩行で「早産」というのはちょっと違うと思います。

ポルトマンの説を「生理的早産」ととらえる人が多いですが、ヒトの妊娠期間はきわめて長いのであり、早産とは呼べないと思います。

霊長類は、早成で、大人のミニチュアのような形状で生まれてきます。ヒトの場合には、あたまでっかちで、胎児は脳を極大化すべく、その分手足の発達を抑制して生まれてくるようです。


[3]想像ですがネオテニーとの関係 dabloger

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%86%E3%83%8...

wikipediaを見ると、ネオテニーになると脳や体の発達が遅くなるみたいですね。

ヒトがチンパンジーのネオテニーだとすると就巣性になったのはそのことと関係してるかもしれません。


[4]>2 『巣』というところに罠がありますね。 kyokusen

ここで言う『巣立ち』とは、移動が可能か否かを指す様で、我々が一般的に持つ『巣立ち』=親に頼らず独力で生活可能になる状況とは意味合いが違うようですね。この場合は自立的に母親のおっぱいを飲みにいけるか否か、という事のようです。この辺を良く整理しておかないと難しそうです。で、人間は運動能力がほとんどない状態で生まれてくる事から他の霊長類が『離巣性』であるのに対し、『就巣性』である、と論じているようです。

んで、ポルトマンは哺乳類の赤ちゃんが自分の力で母親の母乳を吸いにいける状況になった時点こそが本来出産されるべき時点と考え、人間の赤ちゃんはそれを行うに1年ほどの期間がある事から、本来であれば人間は600日ほど母体内にあるべきであると結論付け、これより『早産』であるとしたようですね。(原典を読んでないのでなんとも不安ですが)

んで、この場合の巣というのも、そういう意味の『巣』ではなく、親の介助が必要か否かをさす言葉であり、育児期間がどうか、と言う意味でもなさそうです。

ですから、この場合、巣を持つか否かという議論は無意味であるように思われます。


[5]大脳新皮質による社会性の獲得。 minel

ヒトが巣に留まるのは、他の哺乳類とはかけ離れた大脳新皮質の進化による、社会性の獲得が要因ではないでしょうか。

ヒトの大脳新皮質、特に前頭葉連合野の進化は、他の哺乳類に比べてとても発達しています。これが、ヒトの行動を他の動物とは異なった様式にさせているのだと思うのです。

動物の胎児数には、育児の容易さと相関する筈なのですが、霊長類の胎児数は殆どの場合1です。これは霊長類の育児の難しさを象徴しているようにも思えます。

大脳の進化と育児の難易さが、社会性の獲得と相互に強く結びついて、ヒトの今日の生活様式が出来上がったのではないでしょうか。

また、ヒトの歯や消化管を見る限りでは、ヒトは肉食性が強いとは思えません。生肉なんて食べられませんし。


[6] わたしの脳内では、哺乳類の集団を、つぎのように分離しています。 adlib

父性:移住=草食→狩猟 …… (0) メスと食糧を求めて放浪した。

中性:転住=雑食→寄生 …… (1) たまたま巣に留まるようになった。

母性:定住=肉食→農耕 …… (2) 肉食性が強まって、巣を求めた。


[7]>4 未熟児の状態での出産 Mathusala

人間は、脳が発達していて、頭が大きいですけど、二本足で歩くためには、腰幅が狭い方が良いですから、脳が未熟な状態で、頭の骨が完全に繋がってない状態で産まれます。

それでもお産は大変です。

脳が未熟なので、産まれた直後は動けないので、安全な巣が必要です。


[8]>7 陣痛が、「障子のさんが見えなくなるくらい痛い」のは母性愛を目覚めさせるため ShinRai

南アフリカの自然思想家でユージン・マレースは、シラアリやサソリの出産においても、陣痛があることを観察し、陣痛は生まれた子どもをしっかり面倒をみるようにメスに刷り込むためのものであると結論します。

「お産が大変」なのではなく、「子育てが大変」であることを肝に銘ずるために、陣痛、産みの苦しみがあるというのです。

また、閉経後のメスが生きながらえるのも、孫の世話をするためだという説もあります。


それくらいヒトという生物は、独特の産まれ方をし、独特の手間ひまかけた育て方を求められているらしいのです。


[9]>5 社会性というのもたしかに大きな特徴ですね ShinRai

産まれてすぐに、親や祖父母から、かわいがられることが、人間にとっていかに大切であるかということですよね。

核家族の時代、ヒトは不幸になりました。

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