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国産のイッテルビウムの光格子時計が、時間標準候補になりました。
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20090729/nr20090729.html
その後どうなったのでしょうか?

●質問者: isogaya
●カテゴリ:経済・金融・保険 科学・統計資料
✍キーワード:イッテルビウム 光格子時計 国産
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 1/1件

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1 ● meefla
●60ポイント

「その後どうなったのでしょうか?」の主語が不明確なので、念の為にイッテルビウム光格子時計の開発の方も調べてみましたが、計量標準総合センター波長標準研究室のページ にも、特に新たな進展があったという記述はありませんでした。

質問文にある イッテルビウム光格子時計の開発に成功 の「今後の予定」にあるように、精度と信頼性の向上やポータブル光格子時計の開発を行っているものと推測されます。


イッテルビウム光格子時計と時間標準候補の「その後」であれば、こちらも変化はありませんが、もともと短期的な変化がある性質のものではないと考えます。

「6月の始めにパリ郊外の国際度量衡局で開催されたメートル条約関連会議」は、2009年6月4?5日の CCTF (Consultative Committee for Time and Frequency) 第18回の会合

http://www.bipm.org/utils/common/pdf/CCTF18.pdf

の事でしょう。

(CCTF の開催間隔は2?3年に一回のようですから、第19回は来年か再来年の筈です)

ここで各国研究機関からの研究レポートが発表され(日本からのレポートは PDF 7ページなど)、それを受けて時間標準候補の一つとしてイッテルビウム光格子時計が採択されています。

Secondary Representations of the Second のリストにある5種類が現在の時間標準候補ですが、

which may be used as secondary representations of the second

とある通り、これらはあくまでも「候補」であって、この中から「秒の二次表現」(秒の再定義)として適切な物が出てくるだろう、という事に過ぎません。

現在のセシウムに変わるものは、イッテルビウムかもしれませんしストロンチウムかもしれませんが、今後の研究開発によって信頼性が確立された測定法となるかどうかによるでしょう。

また、現在の候補にはリストアップされていない新たなブレイクスルーがあるかもしれませんので、国際度量衡局も拙速な再定義は行わない筈です。

ちなみに、Louis Essen らのセシウムを使った原子時計の実用化は1955年で、秒がセシウムで定義されたのは12年後の1967年でした。

光格子時計の開発 では、「“秒の再定義”という歴史的なイベント」を「近い将来」と表現していますが、セシウムの時にはライバルが存在しなかった事を考えると、あと10年くらいはかかるような気がします。


以上、ご参考になれば幸いです。



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