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【生物の命名規約に関する質問】
シノニムやホモニムであったと判断された例を教えてください。
また、その際のエピソードも同様に教えてください。
※個人的には、研究者同士が裁判沙汰になったとかのドロドロしてる話題が気になっています。


●質問者: オーイェー
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 科学・統計資料
✍キーワード:ノニ ホモ 生物 研究者 裁判
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 1/1件

▽最新の回答へ

1 ● meefla
●60ポイント ベストアンサー

あまり面白いエピソードはありませんが、後に続く回答者さんに期待して。

学名はイタリックで表記します。


ホモニムの例

1797年に ジョルジュ・キュヴィエ は、ハリモグラ科 の学名として Echidna と命名しました。

しかし Echidna は、1777年に ヨハン・フォースター によって、ウツボ のアラシウツボ属に対して命名されていました。(Echidna)

従って、ハリモグラに対する名前はジュニアホモニムとなります。

1811年に Johann Illiger が、新しいハリモグラ科の学名として Tachyglossus と命名し、現在に至っています。


なお、動物界と植物界なら同じ名前があっても有効です。

例として、クモの Erica と、ツツジの Erica

(この項の出典:Wikipedia 英語版の Homonym)


シノニムの例

「新種発見!」として報告しても、その後の研究で新種じゃなかったとわかればシノニムになりますから、例は多いと思います。

Wikipedia 英語版の Synonym にある例ですが、プロングホーン

1855年に ジョン・エドワード・グレイ は、角の形が通常と違うプロングホーンを Antilocapra anteflexa として報告しました。

現在では、これはプロングホーンの個体差によるバリエーションと考えられており、George Ord が1815年に命名した Antilocapra americana が正式な学名、Antilocapra anteflexa はシノニムとなっています。


基本的には先に名前を付けた方が勝ちですが、先に付けた名前が定着せず、後から付いた名前が採用されている例もあります。

例えば、ヨーロッパのカタツムリの Petasina edentula です。

これは Jacques Draparnaud が1805年に付けた名前ですが、2002年の研究で、これが Draparnaud の1801年の Helix depilata と同じものである事がわかりました。

しかし Helix depilata は1899年以降に一度も使われていないため正式な学名にはならず、Petasina edentula の方が現在でも使われています。


また、ウィキペディアの シノニム にも「同じ物に対する名前であるかどうかは研究者の立場により判断が分かれる」とあるように、シノニムかどうかが確定していないものもあります。

例えば、New Zealand Journal of Zoology 1980 に記載されている Aplysinopsis です。

これは、1888年にオーストラリアの動物学者 Robert J. Lendlmayer von Lendenfeld が命名した 海綿動物 ですが、これを別の海綿動物のシノニムと考える学者も多く、1980年の時点では結論が出ていないようです。


以上、ご参考になれば幸いです。

◎質問者からの返答

現在だと、DBを検索すれば同名のものがあるかなんてすぐに判断できると思いますが、

1700とか1800年代だと、自分の専門外の領域でどんな学名がついてるかなんて、

ほとんどわからなかったんだろうなぁと…


あと、Aplysinopsisについては、100年近くも結論でていないのかよ!超難問じゃないか!!

ってかなりテンションあがりました

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