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【人力検索かきつばた杯】
テーマ:透明感のある文章

創作文章(ショート・ストーリー)を募集します。
ルールははてなキーワード【人力検索かきつばた杯】を参照してください。

締切は10月6日(水)朝6時、締切後に一斉オープンします。


●質問者: hokuraku
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 ネタ・ジョーク
✍キーワード:はてなキーワード オープン ショート ストーリー テーマ
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 5/5件

▽最新の回答へ

1 ● サディア・ラボン
●20ポイント

ある人が歩いていた。

その人の名はミニーノであった。

その時誰かがミニーノに声をかけた。

ミニーノは振り返ったけど、ごみ箱の上に猫が一匹いるだけであった。

そこで再び歩き始めると、また声が聞こえた。

声がした方向には、猫がいるだけであった。

そこで、ミニーノは猫に「猫が喋っちゃだめだよ」と言った。

すると猫が「私猫じゃないわ。人間よ」と言った。

そこで「あんたどう見ても猫にしか見えない」と言うと、

猫が「私ごみ箱の中にいるのよ」と言った。

そこで、猫を抱いて地面に降ろすと、ごみ箱の蓋を取ろうとした。

すると「開けないで! 私裸なのよ!」という声が聞こえた。

そこでミニーノは上着を脱いで、横を向きながら、ごみ箱のふたを少しずらして上着を入れた。

すると、その上着を着た人が、蓋を外して立ち上がって「ありがとう。私はラシャートよ」と言った。

ミニーノは「いったい何があったんだ」と言うと、

ラシャートは「私の家にダンプカーが突っ込んで来たのよ」と言った。

ミニーノは「洋服屋に行こう。普通に歩いていれば大丈夫だ。その前にあんたの家をみに行こう」と言った。

するとラシャートはミニーノを連れて、自分の家に行った。

すると、一台のダンプカーが、玄関から家の中に、半分ほど入っていた。

ラシャートは、裏口から家に入ると、着替えを済ませて、ミニーノの上着を持って出て来た。

そして「家の中は対して被害は無かったわ」と言って、上着を返した。

ミニーノは、ダンプカーの中を見た。

すると運転席には人がいなかった。

そこでミニーノは、警察に電話をすると、とりあえずその日は家に戻った。

その夜、ニュースを見ていると、某社で作られたダンプカーに欠陥があって、勝手に走り出す危険があると言っていた。

数か月後、ミニーノとラシャートは結婚して、

一人の子を37回、双子を31回、三つ子を29回、四つ子を23回、五つ子を19回、六つ子を17回、七つ子を13回、八つ子を11回、九つ子を7回、十つ子を5回、十一つ子を3回、十二つ子を2回産んだ。


2 ● 勇者よっしー
●20ポイント

ガラスが何故透明なのか、諸説ある。

その中でも1つの説。

ガラスの表面に光が当たる。その光はガラスの表面の原子にエネルギーを与える。ガラスはその発生したエネルギーをそのまま、直近のガラスの原子に渡す。受け取ったガラスを構成する原子は、同じくエネルギーを受け取り、そして放出する。

それを繰り返し、最後にはガラスから、最初の光から幾分か情報が劣化した光エネルギーが放出される。

光はエネルギーに一時的に変質するが、最後にはまた光となる。

ガラスは透明なのではなく、光エネルギー変換能力を持っているのだ、という説だ。


3 ● なぜなに
●20ポイント

「遥(はるか)」


きらきらと輝く、涼しく爽やかな春の新緑の中、

高原の風にのって、遠くから聞こえてくる澄んだ川のせせらぎの音。


そんな静かで平和な休日に、グラスで輝く氷のプリズムを通して、

白く透き通る様な、遥の肌に清らかに日が射し込んで、

海の底に届く光のような模様を描いているのが見える。


「平和って…こういうことをいうのかな。」


清人は静かにつぶやいた。


「清人さん…なあに?急に。」


遥が冷えたレモネードを注ぎながら、

大きな透んだ瞳で見つめる。


「うん、なんだか、もう、どうでも良くなった。」


「そっか。良かった。」


あの事故からもう4年も経つのだ。


命の儚さを知ってから、もう4年。


多くの命が、風に吹かれたたんぽぽの綿毛の様に散った。


心を空のどこかに忘れてきたようだった清人に、

少しずつ笑顔が戻って来たのは、恋人の遥のおかげだった。


歴史の1ページになってしまった飛行機事故から

清人が生き残ったのを、奇跡だと周囲は言った。


しかし、現実には、清人のリハビリや社会復帰は容易ではなかった。


暗くうねる大海のような悪夢に溺れ、

長い長い闇のトンネルに迷っている

小さな子供のようだった。


ゴールデン・ウィークに、都会を離れて、

自然と空気がきれいな高原のペンションを

訪ねてみようと言いだしたのは、遥だった。


高原なんて、子供の頃のキャンプ以来来ていなかったけれど。


このきらきらと輝く、静かな美しい世界で、

只ゆっくりと深呼吸をしていると、

新緑の命の力強さが伝わってくる。


あの、優しい川のせせらぎの様に、人生は只、進んで行く。


世間の風の噂は、吹いてもまた消えて行く。


大木の遥か彼方を逝く、あの時の飛行機を思い出しても、

またいつの日か、飛べるのではないかと清人は思う。


<完>


4 ● くろょ
●20ポイント ベストアンサー

まぁ、ありがちな内容で。

キーをさしこみ、かちりとまわす。きぃっと音をたててロッカーが開いた。
ロッカーから滑り出たそれは、放課後のガラス窓の光を揺らしながら、はらりと落ちた。

「何?それ。」
隣でロッカーを閉めながら、クラスメートがつぶやいた。
私はいぶかしげにそれを拾いあげた。
ハート型の赤い封緘シールが目立つそれは、見るからに真っ白い洋封筒だった。
「えっ?えっ?ラブレター?」
「そうかなぁ?」
表には何も書いてなかった。
裏にも何も書いてなかった。
ただ、ハートマークだけが夕日を跳ね返して輝いている。

外靴を人差し指と中指にぶらさげたまま、私はただ封筒を見つめていた。
「黙って見ててもしょうがないよ。開けようよ。」
「えー」
と言いながら、私は外靴を三和土に放り出した。
パパンという小気味よい乾いた音が、人気のない玄関に鳴り響く。
私は深呼吸し、おもいきってハートをぺりっとはがした。
クラスメートは興味津々。

しばらくの静寂のあと、最初に口を開いたのはクラスメートだった。
「え?空っぽ?」
宛名はもちろん差出人も用件も不明。
「だけど、ラブレターだよね、ハートだもん、真っ赤なハートだもん、すごいじゃん」
確かにラブレターである事は疑いない。でもこれじゃぬか喜びだ。
――ぬか喜びだなんて、まるで私、これが嬉しいみたいじゃないの。

「でも変よね。ロッカーの鍵、かかってたよね?」

放課後のミステリー。
誰が誰に何を伝えようとしていたのか。
どうやって、何故、私のロッカーに入れたのか。
暗くなった帰り道、はがしたハートシールを指先にくっつけながら、私考え事をしながら歩いていた。
私は何か大事な事を見落としているような気がした。

自動車のヘッドライトがすれ違う夜道。
私は何気なくヘッドライトにシールを透かしていた。
浮かび上がった小さな文字には見覚えがあった。

翌日。
白いカーテンがさえぎる午前の太陽光線が、退屈な自習時間をよりいっそう退屈にする薄暗い教室の中。
「昨日のラブレター、結局なんだったのかしら」
静けさに耐え切れず、件のクラスメートがつぶやいた。

教室は一気に喧騒につつまれた。
「なになに、ラブレターって」
「うっそー、いまどきロッカーなんかに入れるぅ?」 「中身が空っぽって、謎よねぇ」
「隙間だらけだから、『大好き』なんちゃって?」
「えー、ばっかじゃない?」

その時、私は思い返していた。
気が付いたら病院のベッドで目が覚めたあの夏休みの事を。
シールの裏に書かれていた名前の人が、この街を去る前の日。
あの人がやってきたのを見て、思わず自分のロッカーに入れてしまったあの日の、帰り道。
伝える言葉が思い浮かばず、何も入れられなかったあの封筒。
それは、交通事故の衝撃で封じられた、私の記憶。

「透明感」って難しい。とりあえず、情景描写と体言止めの短い文章、を心がけました。


5 ● あるぴにっくす
●139ポイント

私の名前はルシード。

私はいつも皆の周りに居るし、ずっと遠くの皆とは異なる世界に住んでいるよ。

今日も私に届いた手紙の主を見に行くところ。

使い魔のアテナと一緒に、

そう、私は天使、検索をつかさどる者、人間の悩みを全て検索で・・・

「ルシード、まえ見て!、まえ」

高速道路の上空を飛んでいたのが、いつの間にか高度を落としていたよう。

10tトラックの背面のいかがわしい絵が視界の八割方を遮っている。

私はとっさに急旋回体制。

プロペラ機のようにエルロン代わりに小指をを切り、エレベーターの代わりに足首を下向きに、ラダー代わりにお尻の近くの羽をはエルロンと逆さまに振ることで何とか回避する。

「人間の乗り物を邪魔したら天使券剥奪だよ」

使い魔の小言が耳に痛い、私はなりたての天使です。

海老名市のとあるショッピングセンターの幼児向け書籍コーナーに唐沢というお母さんが本を選んでいる。

「どんな絵本がいいのかしらね」

初めての絵本を選ぶのに迷っている彼女は、ふとお母さん仲間の間で耳にした面白いうわさを思い出す。

(唐沢さん、"天使検索"ってご存知?)

そう、あるサイトに困りごとや探しモノを書込みすると、いつの間にかその問題が解決しているという不思議なお話。

唐沢お母さんは早速携帯を取り出して天使検索のページに書き込みます。何か返信が来るわけではないようです。

暫く待ってみても何も起こらないので帰ろうとしたところ、ベビーカーの赤ちゃんが急に泣き出しました。必死に何かを訴えかけてきます。

「何か欲しいのかな・・・もしかしてこの絵本?」

唐沢お母さんは赤ちゃんが指差す先の本を手にとってベビーカーの中に表紙を向けます。途端に泣き声が笑い声に変わります。

「まあ、なんてこと」

「アテナさ、赤ちゃんには干渉してもいいんだったよね?」

ルシードは得意気に、自分の機転の良さをアテナに自慢する。

「そうだけど、次も赤ちゃんとは限らないよ。赤ちゃんは記憶消す必要ないから楽チンでいいんだけどね」

丹沢山中腹、山菜取りに出かけていた北川爺さんは猪口茸らしきものを見つけます。いつもはキノコは見逃すのですが、今日は収穫が少ないので旅館の料理が不足しています。

「そういえば、昨日の客が天使検索っちゅうのを話しとったなー、えい掛けてみるかの」

北川爺さんは最近持ち始めた携帯電話を操作して"天使検索ダイヤル"に電話をする。

「はい、こちらは天使検索ですう、御用の方はピーっと鳴ったらメッセージを残してね!」

若い女性の応答メッセージの後、電子音が響く。

北川爺さんはたどたどしいながらも、内容を吹き込む。

「ルシード! 自分も分からないからって、鹿くんに猪口茸を食べさせるのはどうよ!」

「いいじゃない、解決! 解決!」

御殿場、アウトレットモールにショッピングに来ていたOL綱島は限定品のバックを偶然に見つけ、買うかどうしようか悩んでいる。

「そういえば、会社の給湯室で"天使検索"っていうのを先輩が話してたわ」

綱島はモバイルPCを取り出して、サイトを見つけ早速かきこんだ。書き込み終了後、スポンサーサイトが表示されるがそのサイトに興味深い書き込みがあった。所謂口コミサイトだ。

「へー、この限定品って実は大量生産なんだ、いいこと知ったわ」

「ルシードは電子端末の操作は得意なんだね」

「覚醒前のネオみたいでしょ!」

浜松、巡業中の関取把瑠都関は稽古の合間に折角来たのだからと、うなぎの美味しいお店を探そうとしている。

「付き人さん、いい店しらない?」

付き人は昨日友人から教えてもらった"天使検索"の話をする。そのサイトは自分で問い合わせないと効果が無いそうだ。

「へー、じゃあ書き込んでみるよ」モバイルPCを器用に操作してうなぎの美味しいお店を探してね、と書き込もうとした。

「あれ、これgo○gle検索ページじゃないか、まあいっか、この結果をみれば十分だしね」

「ルシード、手抜きすぎ!」

「いいじゃない、みんなが幸せならね」

高速道路のパーキングエリアに立ち寄り、缶コーヒーを飲んだ田中君、マイカーに戻ってエンジンキーをひねるが、エンジンが掛からない・・・バッテリー切れのランプが灯っている。

「あれーどうするんだ、これJAFに電話?」

田中君は電話機を取り出して悩む。JAFに掛けるほどのものなのだろうか? 簡単に解決するんじゃないのか?

携帯電話の発信履歴を何気なく見ると「天子検索」という見慣れない宛先が最後になっている。

「なんだこれ?」

「ガチャ、毎度ありがとうございます、こちらは天使検索ダイヤルです。車のバッテリーが上がって困っている方は、数字の1を、その他の方は9を押してお待ち下さい」

「ルシード、まだこの人天使検索掛けてないけど、いいの?」

「いいのいいの、私の存在を知ってくれれば、それに地べたを走る車がバッテリー上がったときの対処なんて私もよく知らないし、そこのガソリンスタンドまで行かせるだけだから」

仮充電した田中君の車が守山PAの出口から颯爽と抜け出していく。空は軽く、積雲がわずかに天球を覆っているほかは真っ青な蒼天が続いている。

車も少なく、レガシーツーリングワゴンのアクセルを軽く踏み込みむと銀色の車体は風を切って、追い越し車線に乗り込む。

緑色の看板が幾枚も後方に通り過ぎる。

最後の一枚には「小牧JC 10km」と表示されている。

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