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パイレーツ・オブ・カリビアンの艦砲は炸裂弾(冒頭の対地艦砲射撃)でしたが、史実ではどうだったのでしょうか。陸上でもナポレオンの時代まで実体弾だったと思うのですが。当時の大砲について、資料・ウェブサイトでよいものを教えてください。

●質問者: hfgi4938
●カテゴリ:趣味・スポーツ 芸術・文化・歴史
✍キーワード:いもの ウェブサイト ナポレオン パイレーツ・オブ・カリビアン 史実
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 3/3件

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1 ● Galapagos
●27ポイント

当時、カリブ海を中心に活動していた海賊黒ひげ(エドワード・ティーチ)が旗艦として運用していたコンコルドには、ミニオン砲など40門が備えられていました。

その中には、炸裂弾を発射できる臼砲(漫画やアニメの海賊船でお馴染みの砲身の短い大砲)もあったと考えられます。臼砲は17世紀にオランダで開発されており、当時のフリゲート艦に対地攻撃用兵器として搭載されていました。


大砲の歴史

大砲の歴史

  • 出版社/メーカー: ハイデンス
  • メディア: 単行本

世界史に消えた海賊 (プレイブックス・インテリジェンス)

世界史に消えた海賊 (プレイブックス・インテリジェンス)

  • 作者: 武光 誠
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • メディア: 新書

◎質問者からの返答

大砲の歴史なんてまんまな本があるんですね。手に入れてみます。臼砲もあったんですね。知らなかったです。映画では舷側の砲で射撃していましたが、これはただの演出でしょうかね。どうもありがとうございました。


2 ● きょくせん
●27ポイント

http://www.geocities.jp/bombay_marines/sailing/navy/warships.htm...

確かナポレオン戦争の頃には炸裂弾があったと思うのですが、とりあえずこちらでは臼砲によって炸裂弾を発射したという記載がありますね。

http://napoleonicwars.web.fc2.com/dictionary/dictionary.html

で、こちら。大砲の所をご覧ください。フランス軍は榴弾を好んで使用したと言う記述があります。この榴弾と言うのは、早い話中空の砲丸に火薬を詰め込み、導火線をくっつけたようなもので、発射時に導火線が点火、燃え尽きれば炸裂すると言うものです。

アメリカ独立戦争を扱った映画『パトリオット』ではご指摘の実体弾が描写されていますね。高速で転がる鉄球に手足を吹き飛ばされるというシーンがあったかと思います。

ご質問のパイレーツ・オブ・カリビアンは17世紀頃という設定だそうですが、手持ちの『兵器と戦術の世界史』(金子常規・著/原書房・S54.9発行)を見ますと、17世紀初頭にはヨーロッパでは信管の発達によりカノン砲での榴弾発射が可能となったという記述もあります。

http://thadopp.at.webry.info/200908/article_4.html

こちらの中ほどに榴弾が開発されている旨の記載もありますね。スウェーデン王グスタフ・アドルフの軍制改革で登場しているようです。


と、ま。

16世紀末には散弾(マスケット銃の弾を砲弾に詰め込んだもの)も登場しているとの事ですので、以上よりパイレーツ・オブ・カリビアンの時代には炸裂弾が存在していても問題は無いようです。

資料、と言う意味では私は『兵器と戦術の世界史』を推したい所なのですが、古い本ですのでどうかなぁ、とも(^^; 『大砲の歴史』は未読なのですが、Amazonではボコボコに叩かれていますね(^^;;;

◎質問者からの返答

ナポレオンの時代に榴弾が登場していたら、日露戦争よろしく真正面からの大隊突撃を阻止するだけの威力を持つと思うのですが、史実では違いますよね。当時の榴弾・榴散弾はなにか欠点があったのでしょうか?? 価格と機動力と即応性、連射能力などの問題でしょうか。

まあ今回は陸上ではなく、海賊船が艦砲射撃していいのかという疑問だったので、一応納得です。映画では、艦対艦の戦いではなぜか実体弾・葡萄弾を使っていたので、その程度の考証なのでしょう。


3 ● meefla
●26ポイント

まず、パイレーツ・オブ・カリビアンの年代を特定してみます。

Wikipedia 日本語版の パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち の「ストーリー」には、「時代は17世紀ごろ」と記述されていますが、[要出典]です。

IMDb の Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl にある Goofs によれば、

Norrington's orders were signed 'George R', indicating King George I of England. This dates the film to between 1714 and 1727.

ノリントンの勅令の署名から、ジョージ1世 の時代、つまり1714年から1727年の間で、18世紀の初頭になります。

Galapagos さんのご回答にもある海賊 黒髭 の時代ですね。


さて、kyokusen さんのご回答にもあるように、18世紀初頭にはすでに臼砲や榴弾は使用されていました。

海軍に限って言っても、臼砲艦(ボムケッチ、Bomb vessel)があり、List of bomb vessels of the Royal Navy には、1687年の Salamander 号以下、多数の船がリストアップされています。

しかし、Wikipedia の絵を見ていただければおわかりの通り、少なくとも18世紀初頭の Bomb vessel は、臼砲を艦首に装備した特殊な船です。

臼砲は当時の海軍で榴弾を使用する唯一の火砲だった。当時は榴弾を大量に貯蔵している船が発砲するのは危険だと考えられており、さらに臼砲を搭載するために艦内容積が犠牲になったこともあって、臼砲艦は普通榴弾と発砲を指揮する士官を乗せた弾薬輸送船を伴って行動した。

史実からすれば、パイレーツ・オブ・カリビアンのブラックパール号のように船腹の砲門から砲撃するタイプのものは、榴弾ではなく砲丸(round shot)だったと考えられるでしょう。


上記した IMDb の Goofs では、他にも時代考証のミスが多数指摘されています。

"Anachronisms:" で始まる項目をご覧ください。

Wikipedia 英語版の大砲関係では、Naval artillery in the Age of SailField artillery in the American Civil War も興味深いかと思います。


以上、ご参考になれば幸いです。

◎質問者からの返答

やはり映画は考証に問題があるんですね。榴弾は存在するけど、舷側の砲では砲丸というのが正しそうですね。どうもありがとうございました。

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