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「ありがとう」とポルトガル語の「オブリガート」

読みが似ていると思いますが、お互いに言葉が出来た由来、関連はあるのでしょうか?

ネットなどからの情報では
・ポルトガル語の「オブリガート」という言葉から、日本語の「ありがとう」が生まれた
(ポルトガル人と接触する以前の日本語に有難うという言葉は無い)
・日本語の「ありがとう」からポルトガル語の「オブリガート」という言葉が出来た
(ポルトガル人自らそう話す・・・)
・たまたま似ているだけで、出来たのは別々

と、いろいろでした。
実際には、どうなのでしょうか?どの説が有力なのでしょうか?
あわせて、その根拠の説明をして下さると嬉しいです。

●質問者: pkb_wn
●カテゴリ:旅行・地域情報 芸術・文化・歴史
✍キーワード:「ありがとう」 たまたま オブリガート ネット ポルトガル
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 5/5件

▽最新の回答へ

1 ● nofrills
●0ポイント

「ネットの情報」じゃなくて「辞書」を見ましょうよ……。


http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/7473/m0u/%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%86/

ありがとう

《形容詞「ありがたい」の連用形「ありがたく」のウ音便》感謝したり、礼を言ったりするときに用いる言葉。……


http://ja.wiktionary.org/wiki/obrigado

語源:

obrigarの過去分詞形


語源が全然違うし接点すらないということが、ポルトガル語がわからなくても、十二分に確認できますよね。


2 ● kanan5100
●100ポイント

まず、「ありがとう」ですが、「ありがたく」の音便で、下の「ございます」「存じます」が略された形です。

「有り難い」は文字通りであれば「存在がまれである」という意味ですが、のちに(世にもまれなほど)「立派である」「尊い」「感謝したい気持ちである」という意味になったわけです。

そして「有り難い」という単語は、源氏物語や宇津保物語にも出てきます(広辞苑を引いてみれば用例が出ています)。どちらも平安時代の書物です。

一方、obrigadoの方ですが、

http://en.wiktionary.org/wiki/obrigado

obrigado

past participle of obrigar

obrigadoは、obrigarの過去分詞だよ、とあります。

で、obrigarをみてみると、

http://en.wiktionary.org/wiki/obrigar

Etymology

From Latin obligō.

ラテン語のobligōが語源だよ、と書いてあります。

ラテン語が、日本とポルトガルが接触するずっと前からある言語だということはご存じですよね?

これで両者が無関係だということがわかると思いますが。


3 ● chinjuh
●150ポイント

図書館で『邦訳日葡辞書』を借りてきました。

1603年に成立した日本語?ポルトガル語辞典です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%91%A1%E8%BE%9E%E6%9B%B8

↑これの日本語訳。

種子島の鉄砲伝来から60年後くらいのものなんですが、この時点ですでに「ありがたい」に感謝の意味が含まれていました。

Arigatai. アリガタイ(有難い):神聖な(もの)、または、感謝や尊敬に値するような(もの)。¶また、珍しくて手に入れにくい(もの)。

Arigatasa.(有難さ)

Arigatō.(有難う)

辞書ですから、一般的な言葉を収録したと思います。少なくとも種子島鉄砲伝来から60年後には、「ありがとう」という感謝の言葉は日本語として普通だったようです。

この「ありがとう」がポルトガル語源であるかどうかを考えるために、同じ辞書にタバコやカステラ、カッパのような外来語がないか調べてみましたが、目ぼしいものはひとつもありませんでした。

1603年時点で、それらの外来語が定着していなかったのかも知れませんし、説明しなくてもわかる(著者も読者もポルトガル人なのでポルトガル語は当然わかる)外来語をあえて収録しなかったのかもしれません。

以上の点を考えると、感謝をあらわす「ありがとう」が Obrigado というポルトガル語に影響されて生まれた言葉とは考えにくいです。


しかし、今のところ「ありがとう が Obrigado に影響されて生まれた可能性はきわめて低い」というだけであって、完全否定されているわけではありません

これを完全否定するには、種子島への鉄砲伝来以前の日本で「ありがとう」という感謝の言葉が使われていた証拠を探さなければなりません。


4 ● nozomi_private
●150ポイント ベストアンサー

こちらに「ありがたい」という言葉のお礼としての用例の成立過程を追った論文がUPされていました。

「お礼のことば「ありがたい」について」

https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/8926/1/pa001.pdf

(下から読んでください)


柳田國男はありがとうという言葉は中世にさかのぼれるというのですが、この論文によればお礼として定着したのは江戸中ほどということです。


もともと「有難し」は神仏に使用する言葉であり、紹介されているのもその用例が多いのですが、室町時代では言葉通り「あるのが難しい」という意味で使用されていたとされています。

それが徐々に徐々にお礼の言葉や感謝の言葉になり、それも神仏から人間になり、ということのようです。

江戸中期くらいまでは「かたじけなし」が感謝の言葉として一般的だったと指摘しています。


ポルトガル語「オブリガード」との関係ですが、「ありがたし」が口語として定着したのは江戸中期、とのことですので、あくまで古来からあった神仏への人間からの感謝の言葉「ありがたし」が徐々に移行した結果と見えます。ポルトガルの影響でしたらもっと早く口語として成立していたのではないでしょうか。

使用されている例もありがたきしあわせ、ありがたくぞんじそうろう、ありがとうござる、ありがたし、ですので、ポルトガル語の音がそのまま移入されたようにはあまり考えられないかと思います。


方言の考察も最後にあるのですが、ポルトガルと接触があった九州や近畿あたりはアリガトーよりも、おおきに、だんだん、これはこれは、が一般的と出ています。です。


5 ● 塩キャラ
●0ポイント

1番目のやつだと思う

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