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※簡潔に言うと「神の味噌汁」という架空の話を創作してくだい。
オチを指定していますが、面白ければフリーダムでも構いません。
伊集院光フリークの方向けに言うと「落語リハビリ」形式だと思ってください。
ーーーーーここから架空の質問形式ーーーーー
神のみぞ知るを神の味噌汁と言う駄洒落がありますね、
それでふと思い出したんですが、それの長い話があったように記憶しています。
たぶん、落語?小話?だったと思います。(違ったらすみません。)
(たしか海外の話をアレンジしたのか、海外版にアレンジされたのかはわかりませんが海外版も存在していたように記憶しております。)
下げ(オチのこと)がたしか
最後に男が神の味噌汁について聞いて、
「その味噌汁ってぇのは何だい?」
「神のみぞ知る」
という最後だったのは覚えているのですが。
駄洒落だけじゃなくてけっこう長い話で、引っ張って引っ張ってじらしてじらしてそれが面白かったように記憶しています。
出来れば全文知りたいです。

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●質問者: マニ(???)
●カテゴリ:ネタ・ジョーク
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 5/5件

▽最新の回答へ

1 ● meefla
●25ポイント ベストアンサー

私の記憶が確かならば、このお話は中国伝奇小説の翻案です。

元になった小説は「神仙白湯」(神のスープ)と言われています。

手元にある『中国伝奇小説選集 巻の壱』(太公望書林刊)に収載されていますので、全文を引用します。

エンディングがちょっと違っているので、ご記憶のお話はさらにアレンジされているのかもしれません。

なお、訳者は楊 真二という人で、中国系の人のようです。

(よう・しんじ と読むのか、やん・まに と読むのかは不明です)




昔、ある街に料理人がおりました。

彼は味噌汁が得意で、街中の評判でしたが、自分の腕に満足していませんでした。

「もっと美味しい味噌汁が作れるはず」と日夜研鑽しておりました。


ある嵐の夜。

店を閉めようとした所、一人のボロをまとった老人が店を訪れました。

「私は旅の者。味噌汁を一杯、めぐんではくださらんか」

文無しと思われる老人をあわれに思って、料理人は余った味噌汁を振舞ってあげました。

老人はたいそう喜び、

「こんなうまい味噌汁を食べたのは何年ぶりじゃろう。おぬしなら『神の味噌汁』も作れるだろう」

と言いました。

「『神の味噌汁』?」

「神仙界に伝わる秘伝の料理じゃ。料理法はこの紙に記してある」

老人は古びた紙を料理人に手渡しました。

「この書き付け通りに調理するのじゃ」

そう言い残すと、老人の姿は掻き消えました。


料理人は、『神の味噌汁』を作るべく、指定されている素材集めの旅に出ました。

京都の山奥でしか取れない大豆。

新潟でしか手に入らない米から作った麹。

瀬戸内では天然の塩。

素材を集めるのに一年、味噌を作り熟成させるのにもう一年かかりました。

具になる江戸前のシジミを手に入れ、いざ味噌汁を作ろうとした時、書き付けの一番下に書いてある文が目に入りました。

『この紙を使って火を起こすべし。そして、人間は口にしてはならない』

書き付けの内容は暗記しているので、料理人は書き付けを使ってかまどに火を付け、味噌汁を作り始めました。


しばらくすると、馥郁たる香りが漂って来ました。

匂いをかぐだけで、夢の世界に誘われそうです。

味噌汁が完成した時、料理人は言いました。

「『人間は口にしてはならない』と書いてあったが、味見をするのは料理人の義務だ」

彼は味噌汁をお椀にすくうと、一口飲んでみました。

その味は、今まで経験した味噌汁とは天と地との差があるくらい豊穣な味でした。

「こ、これを味わえたならもう……」

そう言いながら、料理人は絶命しました。


匂いに惹かれて再度店に現れた老人は、味噌汁の前に倒れている料理人を見て言いました。

「せっかく注意しておいたのに、なんとも人間とは業の深いものよ」

老人は嘆息しました。

「『神の味噌汁』だけあって、その味は『神のみぞ知る』じゃな」

老人は鍋から味噌汁をすくい、旨そうに飲み干しました。


(了)

◎質問者からの返答

貴重な文献よりありがとうございます。

原文をみるのははじめてですが、教訓も入っているのですね。

美味そうな香りがたちこめて我慢が出来ないという表現が面白いと記憶しておりましたが、原文からすでに表現豊かなのですね。

勉強になりました。


2 ● eakum
●25ポイント

かなり間違って伝わってしまってますね。

でも、それもまた何らかの天地の理の為せる業なのかもしれません。

もともとは「ネ申のみぞ知る」または「ネ申の溝知る」というハナシです。


ネ申とは、有名な「見申聞か申言わ申」のいわば隠れた兄的、もしくは父的存在です。

なぜ「ネ」というカタカナが使われるのかは専門家の中でも意見の分かれるところですが、忌み言葉の一種であろうとされています。

見申聞か申言わ申が、いわばムラ的な、保身を第一とする小市民的な人間の心の弱さを象徴しているのに対し、ネ申はそのどす汚れた怒り妬み憎しみ欲望が裏返しに噴出し結晶化した、ヒューマニティの悪しき側面の権化とでもいうべき強力な存在です。

ネ申はわれわれすべての小市民的メンタリティの裏にある願望を、傍若無人に、一種胸のすくような痛快さで代わって実現化してくれます。なぜかそれは痴漢・盗撮・薬物というような偏った方向に傾きがちですが、それが現代日本に生きるわれわれの歪んだ鏡像ということなのかもしれません。


そんなネ申の数々の武勇伝、もしくは醜聞的エピソードの内に、ごく限られた人々の間でだけまことしやかに語られる「遥かなる聖水」というものがあります。とあるテレビ局、もしくは撮影所にネ申が超小型カメラを隠した排水溝があり、そこには某国民的ローティーン・アイドルのあられもない姿が撮られた動画が地雷よろしく今も眠っているというのです。

もし発見する者あらば、その者は新たなネ申になれるかもしれませんが、しかるべき当局に抹殺される恐れもあり、何より彼女を女神と崇める者たち自身がそんなものを所望するかどうかも疑問です。

やはりそのような物騒な秘密データは、誤用と誤伝達により伝聞情報さえ損なわれ、神のみぞ知る真実として衆目に触れぬままとなるのが望ましいことなのでありませう。

◎質問者からの返答

そのネ申については、マイクをコケシと間違えたり小ネタをはさんだりおちゃめな一面しか知らなかったので、勉強になりました。


3 ● garyo
●25ポイント

……誰かが言った。この世の最高の食材を最高の料理人が調理した『神の味噌汁』があると。その味噌汁を得るためには、『恐怖の味噌汁』と『悪の十字架』が必要だと。世はまさに「グルメ時代」。未知なる味を求めて探求する時代。



前回までのあらすじ

『神の味噌汁』の噂を聞いたトリコとその一行は人生のフルコースに加えるべく、その存在を探し求めていた。行く手を阻む美食會のGTロボを倒し、一軒の古びた小料理屋の前にたどりついた。



「トリコさん、あれっ!」

「おおっ小松。どうやらあの店が噂の店のようだな」

「でもここまで来ても『恐怖の味噌汁』も『悪の十字架』も見つかりませんでしたね」

「まあ小さいことは気にすんな。まずは入ってみようぜ」

小料理屋の入り口を叩くトリコ。

だが、中からは何の物音もしない。

「トリコさん、まだ開いてないんじゃ……何か書いてありますよ」

「『10時開店』、開くの10時か。あくのじゅうじか……悪の十字架。なるほど謎が一つ解けた」

突然店の中の電気がついて、ガラガラと入り口が開かれた。

「だれじゃい。朝っぱらからうるさいの」

「よう、節乃ばあさんじゃねぇか」

「節乃さんってあの節乃さんですか!「美食人間国宝」の一人じゃないですか。伝説の女性料理人ですよ」

「ほほほ」

「なぁばぁさん、ここで『神の味噌汁』が食えるって聞いて来たんだが」

「あれは気が向いた時にしか作らんからの。今度いつ作るかは神のみぞ知るじゃ」

「じゃあ、今日は何が食えるんだ?」

「今日は麩の味噌汁じゃ」

「今日は麩の味噌汁。きょうふのみそしる。恐怖の味噌汁……」

◎質問者からの返答

その週のジャ○プ丁度読んで、原文を知りたくなった次第でございます。

丁度そこで<つづく>になるんですよね。


4 ● グラ娘。
●25ポイント

夫婦喧嘩は犬も喰わないとはよく言ったものですが、これが海外になるとちと事情が

変わるようで……


「へい、ボブ」

「おう、ジョンかい」

「ジョンかいじゃねぇよ、最近どうしちまったんだ。ちょっとめえまで仕事にも

精出して頑張ってたのに、最近元気ねえじゃねえか。うちのカミさんも心配して

よう、様子を見て来いとか言いだす始末でさあ」

「聞いてくれるかい、ボブ」

「てやんでい、このポテト頭にもわかるように説明しな」


「かれこれ何週間前になるか……、種芋の買い付けに行った帰りに一羽の

エリマキライチョウが罠に掛かってたんで助けてやったんだ。

で、しばらくしてからひとりの娘が家に訪ねてきたんだよ。

ほんにめんこい娘でのう。泊るところがない、一晩でいいから泊めてくれ

というもんじゃから、いうとおりにしてやった。

すると翌日、恩返しがしたいといいだしてのう。

料理を作るから、台所を貸してくれと言いおった。

そして、料理を作る間、決して中を見ないでくれとも。

出来上がった料理はそれはもう、至福の味で……。

それからじゃ、娘は毎朝毎朝、同じ料理をつくってくれたんじゃ。

わしも、娘のことがいたく気に入ってしもうて、帰れとも言い出せず

そもそも、出て行ってくれることを望んでなかったしのう。

あまりにも毎朝毎朝同じ料理が続くもんじゃから、飽きがくるかと

思えばそうでもねぇ、ほんに素晴らしい料理じゃった。今思うと

あれが噂に聞く味噌汁だったのかも知れん」


「語るネェ。なんでぇ幸せなんじゃねぇか。その浮かない顔の理由は

どこにあるってんだ。今の話じゃミシシッピ川の上流から河口まで

どこを探しても見当たんねぇ」

「あんまり毎日毎日、台所にこもって料理しているもんじゃし、材料の買出しに

行っている気配もない。気になってつい、覗いてしまったんだよ。味噌汁を

作っているところを」

「さっきも気になったんだけど、その味噌汁ってぇのは何だい?」

「よくは見えなかったが、ジャガイモやニンジン、タマネギ、肉などを炒めてから

煮込んで、なにやらオリエンタルな調味料で味付けしてあった。いや

料理についてはどうでもいい、覗いてしまったことが悪かったのか、

娘は突然実家へ帰ると言い出して、ついには出て行ってしもうた。

もう二度と会えないかもしれないんじゃ」


「なるほどな、なんとも不思議な話じゃねえか。それはともかく、

一度食べてみたいもんだな、その料理も。オリエンタルな調味料ってやつは

どこで買えるんだろう。うちにワイフにも作らせてぇぜ」

「今となっては、なぜだかその調味料については思い出せないんだよ」

「まさに、神のみぞ知るってことか。神でも鶴でもないし、味噌汁というか

カレーだけど」

◎質問者からの返答

ナイスジョーク、ハハハッ!

・・・はっ、失礼いたしました。陽気な何かが憑依?してたようです。


5 ● sibazyun
●0ポイント
◎質問者からの返答

最近のアレンジ版ですね!

もうちょっと長かった気がするんですよねえ。。。

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