医者でも放射線の専門家でもありません。素人意見として聞いて下さい。
放射線が人体に及ぼす影響は、(1) 細胞分裂の際に、DNAの直鎖配列を壊すことと、(2) 細胞が代謝をするときに、DNAから転写されたmRNAの配列を壊すことだと、私は考えています。他にもあるかもしれませんが、この2つは含まれていると思っています。
その結果、代謝がきちんと行なわれずに、変てこなタンパク質が生まれたり、変てこな器官ができてしまう。それが癌になるのでは?
したがって、外部被曝の線種(α、β、γ)・線量がどれだけか、内部被曝の線種・線量がどれだけかで、単純に決まるものではなく、その人が発達のどの段階にいるのか(成長期にある子どもたちにとって危険がより高いわけです)、部分的に発生したがん細胞を自力で飲み込んで癌の拡大を防ぐ免疫力をもつか、といったことと深く結びついていると思います。
線量・線種よりも、明るく、悩みなく生きて、適度な呼吸体操や運動をして、体を温めて、十分に休めて、免疫力を高める生活をすることが、癌になっても生き残る確率を高めるものと思います。