http://mainichi.jp/select/world/news/20111104dde001020011000c.html
野田首相は、2010年代半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げるなどの方針を表明した。
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/7d9e65995490181a11196de79d48f5c0
一方、日本の野田佳彦総理も唖然とさせてくれた。まさかギリシャの国民投票を消しにかかる民主主義無視ともいえる欧州政治家パワーに触発されたのか、G20で「2010年代半ばまでに消費税の税率を段階的に引き上げる」との方針を表明した。
G20の「成長と雇用のためにアクションプラン」での文章を見ると、「法案を来年度末(2012年3月末までに提出」とあり、あくまで「提出」という今の政府の既定路線を言っただけという「逃げ道」が一応残っている。
いくら海外で叫び、提灯持ちのマスコミが国内向けに書いたとしても、なんの拘束力もない。普通の国際会議では、大きな争点がある国内問題については話をせず、方向性も示さない。ちなみに、G20の「成長と雇用のためにアクションプラン」では、米国、英国、フランス、イタリアなども個別の政策を述べているが、ほとんどはそれまでに各国で決まっていた話ばかりだ。
しかも、野田総理は、自民、公明両党が消費税増税法案提出前の衆院解散を求めていることに対し、「法案が通った後、実施の前に信を問うやり方にしていきたい」と法案成立前の解散を否定した。
野田首相は、先週末開かれたG20首脳会議で、「2010年代半ばまでに段階的に消費 税率を10%まで引き上げる」、その増税法案は「2011年度内に提出する」と明言した。 事実上の国際公約である。