英語は専門(Nature とか学術ジャーナル)で読みますが、英国のエコノミストはほとんど読みません。
エコノミストは、昔から、高みから見下ろす視線が鼻もちならないメディアで、それで的を射た発言ならともかくも、時代錯誤、自分中心、現地を知らない、おバカで幼稚な議論が多かったです。これもそうですよね。
もっともらしく数字を羅列しますが、それがなんなのと思います。現実をまったく理解していない。
いまどき、会社のあと、上司と付き合ってフィリピンパブに行く会社なんて、ないでしょう。
この記者が大事な仕事というのは、映画のキャリアウーマンみたいな、ファンドや企業買収をバリバリやる仕事で、けっして保母さんや調理師さんや学校の先生なんかは含まれていないわけですよね。
だから、東南アジアに転勤して万々歳ということになる。
だいたい、身の回りの世話をしてもらうために外国人労働者をいれるなんて、アホでしょ。日本語もできず、日本の常識も、日本の味もわからない人に、なにができますか。
昨今の給与水準の低下は、金融機関のバブルの後始末を国民の税金でやったからでしょ。
くだらない外国メディアを読むよりは、関曠野「フクシマ以後 エネルギー・通貨・主権」(青土社)をお勧めします。
冷戦後の思想家(思想史家)として、きちんと時代と向き合ってきたのは、関曠野くらいじゃないですか。
この本の国家論のところに、「経済のデモクラシーへ」というのがあります。
これがオススメです。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%D5%A5%AF%A5%B7%A5%DE%B0%CA%B8%E5%A1%A7%CC%DC%BC%A1
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%D5%A5%AF%A5%B7%A5%DE%B0%CA%B8%E5
あ、結論的には、エコノミストは当たらないと思います。