ざくっと調べた限りでは、1940年代後半のラジオ、ビング・クロスビー・ショーのようです。
この件で検索するまで知りませんでしたが ビング・クロスビー は、
自らのラジオ番組を放送用に録音する見地から、第二次世界大戦中にドイツで開発されたテープレコーダーの技術をアメリカに移転することを目論み、テープレコーダー技術の開拓者である アンペックス 社設立に携わった。
だそうです。
さて、「観客の笑い声」を録音したものを、英語では "laugh track" と言って、Wikipedia 英語版の Laugh track に歴史が載ってます。
これによれば、ビング・クロスビー・ショーに Bob Burns がライブ出演した時、人種差別的なジョークで大爆笑を得たのですが、ネタがネタだけに放送できなかったようです。
で、シナリオライターがその笑い声の録音を保存しておくように指示し、数週間後のあまり面白くないジョークのシーンに挿入して使った、との事です。
ちなみに Bob Burns は、1930年代に長いガス管から作った楽器を「バズーカ」と名付けて有名になり、これが「バズーカ砲」の語源だそうです。(Bazooka より)
以上、お役に立てることを祈りつつ。
「(笑)」、あるいはそれに似た表現では、第2次世界大戦前から用いられていたようです。
「(笑)」という表現は、古く第二次世界大戦前から用いられる。元々、議会や法廷における速記録で、発言の状況を描写する際に用いられたものと考えられるが、現在のところ理由を示す書籍や証言は得られていない。帝国議会の議事録にも、「(「謹聽々々」と呼ぶ者あり)」「(拍手)」「(笑聲)」など、様々な議場の様子を描写する記述が見られる[1]。
1.^ 戦後間もなくの例だが、昭和20年11月28日の帝国議会会議録に記載がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%EF%BC%88%E7%AC%91%EF%BC%89#.E8.B5.B7.E6.BA.90
他の人が笑っている時、空気を読む。
笑点の今のやつはどうですか?吹き出すことが多いです
漫才のもとになったのは、萬歳あるいは万才といわれるもので、
そのなかでもっとも長い歴史を持つといわれているものは、
千秋萬歳 (最古の記録が1149年) ですが、
越前萬歳もそれと同等の歴史を持つといわれます。
その越前萬歳のなかで「こらこら才蔵」という合いの手がつかわれていたようで、
これが、
読者聴衆に対する「ここで笑ってください」というシグナル
に該当するかと思います。
◆子どもが初舞披露 越前万歳保存会
国重要無形民俗文化財に指定されている「越前万歳」の初舞が1日、越前市の味真野商工会館で開かれ、越前万歳保存会会員ら13人が地元住民ら約50人に初笑いを届けた。 味真野神社に「お家万歳」を奉納後、えぼしや羽織はかまを身につけた子どもたちが商工会館に登場。すり太鼓を打ち鳴らしながら、独特のリズムで5演目を舞った。 長寿を願う「ことぶき」では、ボケ役の才蔵と突っ込み役の太夫が軽妙なやりとりを展開。才蔵が「桃に毛もある、虫食いたる穴もある」と尻を桃に例えると、すかさず太夫が「こらこら才蔵」と合いの手を入れ、参加者の笑いを誘っていた。
http://www.47news.jp/photo/119019.php
2011/1/03 00:00
ご参考まで。