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【感想文ぼしゅうー♪】先日かきつばた杯に10作めを投稿しました! おめでとう自分☆ ありがとうみなさん★

というわけで、私が書いた文章の感想文を募集したいと思います。
下のほうにアドレスを載せておくので、その中からどれかを読んで感想文を書いてください!

・1つだけ選んで感想を書いてもいいし、いくつか読んで比べてもいいです。
・感想文でもいいし、批判や評論やスピンオフでもいいです。
・レトリックでも登場人物の詮索でも次回作の予想でも、テーマはなんでも。
・私に対する愛があるとポイントがたぶん増えます♪

※12歳以下の人もぜひ回答してください!
でもこの質問には大人も参加します。たぶんこの質問に回答するような大人はガチなので、
てきとうな回答じゃきっと私はポイントあげません♪

ではたのしんで!!


●質問者: sokyo
●カテゴリ:はてなの使い方 ネタ・ジョーク
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 7/7件

▽最新の回答へ

1 ● グラ娘。
●80ポイント ベストアンサー

『私に対する愛』については結構自信があったりしますが、できるだけ醸しださないように書くことにします。





ファ「10作かあ」
ミー「結構少ないね。もっとあるかと思った。ある(略)くすさんの春の回答とか入れても……。なんだか意外」
ファ「だって、推敲に2?3日かかるらしいんだもん。ぐらむす。なんて数えたら16、7作くらい書いてた」
ミー「あの人は、勢いを大事にする人だから(最近はめっぽう)。こないだのなんて正味40分くらいで仕上げたらしいし。で、あとから第2回答目論んでたら、ひとり1回答で泪を飲んだという(余談)。謎解き系での小説風回答いれたら作品数ではNO1よね、きっと。質はともかく(脱線)」
ファ「で、なんだっけ、感想文か。どうしよう。印象に残ってるのだけ書く?」
ミー「交互に全部書きましょ! ツンデレ感想で、あんたがツンやりなさいよ。わたしがデレるから」
ファ「え?! ずるい! 自分だけいい顔しようって」
ミー「いいの、いいの。わたしが辛口批判したら角が立つから。あんたなら大丈夫でしょ。根拠はないけど」




アイポの誕生日byファ
記念すべきデビュー作ですね。奇しくもgrankoyamaと同期。
まあいるかは?以下略。次点がある(略)くすさんだけどその次くらいに評価されてるみたいですよね。
なんか変な作品だなって。稚拙とかそういうんじゃないけど、大人っぽさがまるで無い。いい意味でもソウでない意味でも。
とはいえ、妙にひっかかる作品ではありました。
とはいえ、特に面白いって感じでもなかったり。
とはいえ、作風というか、着眼というかその辺は妙に気になるというか個性的というか。
(個性的といっとけば大概の作品の批評には、角が立たないはずよね)
何を思ってかきつばたに参加しようと思ったのか、これまでにどんな作品を書いてきたのか、
いまから考えると実に気になってしかたがありません。
でも、この時点でsokyoさんに注目というか、特別目を惹く感じではなかったですね。grankoyama的には(という暴露)。




黄色い風船byミー
これは、今思い返しても”いい”作品よね。特に『武藤さん』がスベリ気味に(グルメトレインの件でお笑い要素を取り入れたSSを意識したのが敗因。とはいえ、武藤さんの誕生という素晴らしい機会を得たのも事実であるが)撃沈したのもあって。
武藤さんなんて今、どーでもいいわよ。


なんなのかな?。後の作品である(略)くすさんが、リアリズムなんて褒め言葉を出しているのと被っちゃうけど、かきつばたに回答しようとしている女子大生が書いたとしか思えないわよね。これ。
文章の構成も、巧いし、読んでて自然に入ってくるのよね。当時はくやしさもあって、あんまり評価してなかったりこっそりすごいなって思ってたりだけど今考えるとやっぱり好い作品。読み返してないけど。
なんていうのかな、自然体? やっぱりそこからくるリアリズムなのかな、これ。
万人受けしそうっていうか、読みやすいし、移入もしやすいだろうし。面白いし。




二人分の荷物byファ
なんだか、今思い起こすと騙されたって感じです。
アイポは実際あんまり評価してなくって。
『黄色い風船』でもなんか自分の想いや境遇をそのまま書いてるって思ってたから。
ありのままに書いてるんだから、それ相応のことが書けて当然って思ってました。
ところがどっこい!
なんなんですか、この引き出しは!! こんなのも書けたんですか!!!!
3作目にして、思い知らされたのです。あっ、やば、わたしツン担当だった。
そう、煙に巻かれた感じ。見くびってたの。
なんだかよく判らないの(アイポ)か、自分ありのままの文章(黄色い?)しか書けないって思ってたから。
それが……伏線も知らずに。
未だにこれについては、何が書きたかったことで、登場人物の背景とか前後の経緯とか深読みしすぎちゃって。
高評価してるのにも関わらず、どこがいいのか具体的に言えない状況。
きっと騙されてるんだわ。


ミー「でも……このときからよね、コイツ、底しれねー!! って危機感(同じかきつばたの回答者として)を感じ出したのは」
ファ「そしてそれが、現実のものとなったのよね」



いちかばちかbyミー
これ、よかったよ。わたし面白いと思った。でも、前の作品でハードルが(勝手に)上がってたから120点満点の90点くらいだったよ。
徐々にネタ切れ感の漂うかきつばたで、その流れに乗ってか、知らずか狙ってか、メタ的趣向をいっぱい取り入れながらも、そしていっぱいくすぐり入れながらもくどさが無くってマイルドね。
そうそう、この批評だけ片言で読むよろし。
設定がおかしいね。ひょっとするとホントにリドルストーリ知らなかたかも。
唯一垂れてきた蜘蛛の糸にすがったら大成功みたいな。
わたしの中ではダントツで『いるか』ね。ちょっとメタだけど。




白い光byファ
ごめんなさいっ! あんまり思い入れが無いの!!
わたしの好みの問題だと思うけど、アイポとこれはなんかちょっと。
えーっっと、面白いとか面白くないとかじゃ無くって……。
守備範囲外?
わたしが、センター守ってるのにバンドするぞ! ってバッターボックス入ったみたいな。
ううん、バントだってすごいよ! 大事だもん。スクイズとか。
でも、わたしセンターだから……。




Birthbyミー
ある(略)くすさん絶賛の奴ね。
うん、良く書けてる。なんだろうね、どんでん返しとかオチとかそんなのあんまりないのにね。
読んでる人を惹き込む力が凄かった。どうしてだろう。
なりきってるのかな? 頭の中に世界がもう一個できてるんだろうな。
その世界を共有できるのがこれとか、『いちかばちか』とかで、共有できそうで出来なくてもどかしいのが『二人分の荷物』とかで、共有できないのが『アイポ』とかなのかな。めちゃめちゃ個人的な主観入っちゃうけど。
なんだかわかってきたかも。sokyo(しばしばsakyoと打ち間違えててごめんなさい。今、謝ります)の秘密が見えてきたかも。
頭で考えて書くんじゃないのよ。きっと。頭の中につくるんだわ。
世界を。
そしてそれを叩きこむ!!
タイプオブデッド仕込のブラインドタッチで!!!!(←憶測)
でも、推敲もしてるっていうしなぁ。
いや、そう、きっとそうよ。
まず出来るんだわ! 頭の中にストーリーが、その世界が。まんべんなく、そして限りなく詳細に。
それを思い出すように文章化する。で、その文章が推敲の対象になってたり、より深く思い出すために時間がかかるんであってプロットとか考えてないはず。目に浮かぶわ! プロットってなんですか? って顔してこれを読んでるのが!
すごいわね、わたしって! えっへん。sokyoの執筆手法暴いたり!!!!


『たっくん』のくだりで鳥肌たったのはほんとだよ。




これだからガキは嫌いだ。byファ
また??。なんでわたしの番ってあんまり思い入れの少ないのばっかりなのかな(ボソッ)
読んだわよ。確かに読んだ。
でも、あんまり記憶に残ってないのよね。さしこって誰だっけ? AKBの人だっけ。
そうなのよね、これもわたしの世界観と一致する面積が少なかったのかも。
読みやすいのは読みやすいですけど。
盛り上がりというか、『読みどころ!!』ってのが無かったり。
(そういう意味では、ツボにはまった作品は全体が読みどころになってるのはすごいけど)




か(連作かきつばた No1)by grankoyama
ええ、読んだ瞬間に思いました。これなら大丈夫だと。と、同時に恐ろしくも感じましたね。
この人はどこまでこのストーリーに責任を持っているのかと。
今だから思えるのですが(当時はそんな余裕はなかった)、sokyoさんなりの展開、エンディングが既に用意されていたのではないのかと思ってしまうのです。それくらいに迷いが無い。
わたしなんかは、書きながら考える(ことも多々ある)タイプなので(もし仮に)sokyoさんも同じタイプの書き手だとすれば、この迷いの無さは説明できるのですが、どうもねぇ。ストーリーが先に完結しているような感じに思えてしまうので……。
ある(略)にっくすさんも触れてましたが(触れてないかも)、ただ、3人くらいの人物を登場させて猫を探せ! ってそれだけを提示した←にもかかわらず!
なんだこの続きの進め易さ! 文章の書きやすさ! 台詞の出てき易さっぷりは!(たけじん、がりょさん両名の声。もちろん憶測)
コウイチくんがいて、カスミちゃんがいて、放射能印の猫がいて、捨てキャラ(でもいい)先生がいて、猫が逃げて、ほのかな恋心とすれ違いがあって……。
まとめたらこれだけだけど、スゲーよ。第一走者で迷いも無くこれだけのことを読みやすい文章に仕立てるの。
で、バトンタッチで恋愛モードのゲージを上げてって。完璧すぎる。
いや?、わたし、『か』で参加せずによかったですほんと。この『か』で9割成功は決まったもんすよ。




えっとあとがきですbyミー
面白かったよね。実際あったんだか無かったんだかわかんないけど『叙述トリック』の作品が、目に浮かぶようだったのはやっぱりリアリズムというか、世界観の構築能力がすごいからなんだろうな。
それが『作られたリアリズム』であったのはじつは『ごめん』の回でのgrankoyamaの徹底的なリサーチ(それでいて次点?で『いるか』を逃した口惜しい、なおかつ妙な充実感に溢れた回だった。蛇足ながら、grankoyamaのこれまでのベスト回答候補は『ごめん』の回なのだ。ネタ系でもマジ系でも)で解明された。
でも、ベストアンサー(いつのころから『いるか』さんが改名されました)狙ってない感じよね。
なんか叙述トリックに参加できなかったのを、悔やんでるとか。
文章の端々からそんな感じを受けたり。
どっちなんだろ。ミーちゃん(躓き注意の人)なんかは、縛りが多ければ多いほど”書きやすい”タイプの書き手なのかなって思ってたけど、sokyoってやっぱり世界が出来るか否かが全てなのかな。どんだけお題が多くても、世界が出来てしまえばクオリティは一緒みたいな。
あとは読み手の創造力とどれだけ交われるか勝負って感じの。
無理やりお題を詰め込むんじゃなくって全部が自然に溶け込むような世界が創れるかどうかが勝負! みたいな。
でも、これはちょっとばかりジョジュツトリックに意識が行き過ぎてるような気もしないでもないのよね?。
珍しく練りながら書いたとか?(毎回きちんと練ってたらごめんね)
面白かったんだけど。みんな気づいたのかしら。





はてなコードより愛を込めてby sokyo
ぐらむす。さんに折角リクエストいただいたので、回答したやつです☆
『ごめん』でのガチ回答ぶりにちょっと感動しかけてたんで、お返しとばかりに。あの時は、他でツボにはまりすぎた回答があったからそっちを『いるか』にしたらから? 私のがBAじゃないのは? 仕返しか?
もちろん、『はてなコードより愛を込めて』はもりぐちひろこの『水の星より?』のオマージュなのです。
好きなんですよね、ガンダム、それもΖ♪
だから、ダイジェストなんですよ、マーク?奪って、Ζに乗って、最後酸素欠乏になるって流れを。
もちろん気づいてくれてましたよね。気づいたはずだ。まだなら今気付け!
そして、今からでも遅くない。私にBAをくれ!




欄干の上からbyファ
もう! 忙しくてまだ流し読みしかできてないじゃないのぉ。読むわよ。今から。
あれ? コウイチくん? いちごちゃん?
これもアレ系よね。頭の中に出来た世界をそのまま書き写したっていう。
(いいのかな?。勝手に書き方決めつけちゃって)
それで、ちょっとわたしの守備範囲とは違ったところに飛んでったってパターンの。
パース。




ミー「あ?しんどかった」
ファ「そう?」
ミー「そうよぉ。結構覚えてたから、ほとんど読み直さずに書けたけど」
ファ「読まずに書いたって……。内緒にしようね」
ミー「で、どうでると思う?」
ファ「なにが?」
ミー「『1人2回まで』よ」
ファ「あ?『スピンオフでもいいです』とか?」
ミー「そう、それ! 書くのかしらね」





う?ん。勝手に執筆スタイルを妄想したりしちゃいましたが、やっぱり謎多き書き手さんですね。
結構相性というかあたりはずれが(わたしには)あって。
あたりを引いた時の衝撃たるやそうとうなもんですが。
やっぱり……引き出し? 多いんでしょうなぁ。
二人とかでやってませんよね? いや、黒いのと白いのがいるのか。
どちらかというとわたしは、ブラックが好きです。
でも、全体的に作品世界に自然に入り込めるというか、それこそ現実にあったことを文章化しているといったふうに感じてしまうのがsokyoさんのすごいところだと思います。
だからこそ、今後はもっと現実にはありえない感じのとか、なんかのパロディとかそんなのを読んでみたいですね。
それでどこまでリアリティ、自然っぽさを維持できるのか!? って気にしないでください。


というわけで、感想なのか批評なのかよくわかりませんが、頑張って書いたんで
ポイントください。←定型文
で、いまさらですが、『ファ』とは『ファーちゃん(武藤扶亜)』で、ミーは『祖父江ミク(ミーちゃん)』というかきつばたで私が誕生させたキャラクターです。
そういえば、たっくんってキャラが立ってないですね、あんまり。なんかそこらにいる普通のがきんちょに毛が生えた感じで。いや、まだ毛は生えてないか。
キャラが立ってない=可能性の宝庫だと思ってますので、今後たっくんが地球を護るために戦ったり、52のサブミッションを極めてみたりするのを期待しつつ。
バトルものを書け! 中2設定を取り入れろ! そしたらもっともっと読んでやる!(切なる要望)
で、締めさせていただきます。かしこ。


sokyoさんのコメント
こんばんは。 ガチでコメ書こうとしたら際限ないコトになっちゃうよー!(;≧▽≦) と思ったけど、続きを楽しみにしていることを伝えたいのでそれだけコメします☆ 2回めの回答を楽しみにしてます♪←ぇ

sokyoさんのコメント
ダイアリーを見てしまいました(!)。 それが完結するまでコメ書くのよそうかともちらと思ったのですが、 やっぱりこれはこれなので、ここまででコメ寄せます。 ダイアリーのほうはぜったい最後まで書いてね♪ えっと、とっても感動しました! なによりそのレスポンスの速さに。あと、網羅されてるとこに。 それから、ぐらむす。さんのツボが非常によく分かりました。 自分でももちろんタイプの違う作品を書いていることは そこそこ理解しているつもりですよー。 でもってそのいくつかのジャンルの中で、 ぐらむす。さんってばこーいうの好きなのね! っていうのが見えたのでとてもよかったです。 『これだからガキは嫌いだ。』がお好きじゃなかったら、 そりゃ『欄干の上から』もぴんときませんよねぇ…(汗)。 今度からぐらむす。さん主催のときにはツボ押さえられるようにします!! よかったー『か』ほめていただいて♪ でもぶっちゃけ『はてなコードより愛を込めて』のとこ、 なにが起きているのかぜんぜんわかってません(・・;)o 正直にコクハクすると、だれがどういう設定でこの文章を書いてるのか わかんなかったし、そのほかにも前提の知識が私とかぶってなさすぎるのです…。 もりぐちひろこも『水の星より?』もガンダムもZもわかりませんー><。 でもそれは、ぐらむす。さんの文章力の問題とかじゃなくって、 単純にいままで生きてきたバックグラウンドの違いだと思うの、たぶん。 それでもぐらむす。さんの作品を私が楽しめるのはなぜかというと、 やっぱりとっておきのときにはぐらむす。さんのほうが私に 寄り添ってくれるからだと思います。 いままでぐらむす。さんが書いた作品の中でいったら、私はやっぱりだんトツで 『ごめんジャー』と『素直じゃなくても』がスキです! 寄り添ってくれてるのがわかって、あのときからずっと、とってもうれしいです♪ (でもたけじんさんのがもっとスキすぎて“ごめん”…)

2 ● kumonoyouni
●120ポイント

10作目記念おめでとうございます!
全部書き始めると大変なので、気になった作品から書かせてもらいます。

【君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる】『欄干の上から』
http://q.hatena.ne.jp/1323013113#a1122341

(あまり人のことを言えたもんではありませんが・・・)
この作品を一目見て、私が感じたこと。
「読みづらい・・・」

説明省略するために、ご参考となるサイトを探してみました。
「シンプルな文章の書き方」 ― 読まれなかった文章をカイゼンしてわかったこと : earth in us.

文章が読まれない理由。それは二つだと思う。

1.興味のないテーマだった。
2.文章をパッとみたとき、「読みたくない」と思った。

この作品の欠点は2にあるように思います。
空行が全くないので、この投稿を見るまで、実は私自身、sokyo様の作品スルーしてました。
改めて読んでみるといい感じなのに、興味あるか判断する以前に、私みたいに全く読まない人がいるというのは実にもったいないなと思います。

私思うに、文章を読むことは、泳ぐことに似ています。
適切な場所で空行がないと、人は息継ぎができないように感じやすくなります。

それを踏まえてお節介ですが、ちょっと手直してみました。
それと、ごめんなさい、一部、表現も変えさせてもらいました。
原文と見比べてみてください。

『懐かしいな・・・』
母校を通り過ぎ、陸橋にさしかかったときだった。

「え?!なに、なに!」
すっかり日も暮れて、辺りが薄暗くなってきたなか、欄干の上にぼんやり女の子が立っているように見える。

私はあわてて駆け寄ると、女の子がこちらに気がついた。

「わぁ、亜由美センパイだ! おひさしぶりです」
高校の後輩だった、いちごちゃんだ!

「い、いちごちゃん。なんでそんなとこにいんの?!」
「私、死のうと思って・・・」
少しずつ近づこうとする私をいちごちゃんが制止した。

「近づかないで!!私、もういいんです」
「ち、ちょっと落ち着きなよ。
なにがいいの?!
ちょっと話をしよう、降りておいでよ!!」
「もう、いいんです!!
コウイチくん、別に私に興味ないみたいだし・・・」
コウイチくんって言ったら、確かいちごちゃんと同級生だった線の細い男子だ。

「がんばって誘ったのにな・・・人体の不思議展。
明大博物館の拷問具展示も聞いてみたのにな。
みんな『バイトあるから』って断られちゃったんだから」

「それはチョイス悪…」
シマッタ!私の失言を気にすることなく、いちごちゃんは話を続けた。

「コウイチくん、バイトたいへんそうだから。私が飛び降りれば電車が止まるでしょ?
私の怨念でカレがバイト行かなくて済むようになるの。
ステキでしょ? 笑ってくれるかな」
「そんなのだれも喜ばないよ! 降りておいで!!」

そのとき、私たちの足もとを電車が走り抜けた。
橋がすごく揺れている・・・。
いちごちゃんの本能が、欄干の上でバランスを取っているように見えた。

「いいんです。ひとりで逝く(いく)つもりだったけど、最後にセンパイに会えてよかったです・・・」
「待って!ちょっと待って!!
い、いまじゃなくたっていいじゃない。
ちょっと私の話を・・・」

その言葉をさえぎるように、いちごちゃんは話を続けた。
「今日、ちょうどこの時間、ココに呼び出したんです。
でも、もうきっとカレ来ないんです・・・。
だってほら。もう時間だから・・・」
「そ、そんなことないでしょ!!
私の手元の時計ではまだ57分だよ、ほら、まだあと3分ある!!」
私は腕時計を見るふりをして少し近づいた。

「亜由美センパイって優しいんですね・・・。
もう、来るわけないのに・・・。
だって今日、カレは・・・」
そのとき、いちごちゃんのケータイが鳴った。

「バイト中なのに・・・」って、いちごちゃんは短くつぶやいた。

"もしもし? 榎本さん?"
夜の空気は澄んでいて、コウイチくんの声は私にもよく聞こえた。

"榎本さんだよね? いまどこ?"
『この朴念仁』
「いま? 桜高の前の、陸橋の手すりの上」
しばしの間があった。

"ごめん!いま行くから。さんじゅ…いや20分で行くから!!"
「どうせウソでしょ!」

"そんなことないって!!"
「もうここから飛び降りてやるんだから!!」

"え?!ウソだろ?!"
「じゃあ、あと20分だけ待ってあげる!
来れないなら、ここから飛び降りるから!!」

「ち、ちょっと待って!!ハァ、ハァ・・・
こ、これは会ってから言おうと思ってたんだけど・・・」
心なしか、私にはコウイチ君の声が乱れているように聞こえた。

『分かった!コウイチくんは電話の向こうで走っている!!』
きっとコウイチくんは、もうすぐここにやって来る。

でも、いちごちゃんは気がつく素振りはない。
彼女の手からケータイが少しずつ離れていく。
身体が、少しずつ傾いていく。

「ハァ、ハァ・・・2,24日、寄生虫博物館に行こう!」
「え?!」
いちごちゃんの手から、ケータイが滑り落ちた。

鮮やかな光は欄干の≪向こう側≫へ消えた。
その隙に私はいちごちゃんを取り押さえた。

いちごちゃんが倒れ込んだのは、欄干の≪こちら側≫だった。
「ばかっ! いろんな意味でばかっ!」
私は倒れ込む いちごちゃんを抱きしめた。

橋の下を電車が通り、急ブレーキの音が聞こえた。

「いちごのばかっ!
前からばかだと思ってたけど、やっぱ、ばかっ!!」
いったん抱きしめた いちごちゃんを突き放すと、私は一気にまくし立てた。

「電車が止まったらカレ来れないじゃない!!
ケータイなくしちゃったじゃない!!
連絡もつかないじゃない!!
拷問具でカレが振り向くわけないじゃない!!!」

「ゴ、ゴホッ!!」思わず咳(せき)ごんだ。
「だ、大丈夫?」突き放したいちごちゃんが駆け寄ってきた。

私は大きく息を吸って、めいいっぱいの声で叫んだ。

「心配したじゃない!!!」

いちごちゃんの大きな瞳から涙がこぼれ落ちた。
その瞳に映る私も泣いていた。
私は、もう一度、いちごちゃんを ぎゅっと抱きしめた。

『こんなにきゃしゃな肩をしてたんだね・・・』
もうぜったい放さないからね。

いちごちゃんは泣きじゃくりながら、
「ご、ごめんなさい・・・」と言うのがせいいっぱいで、
しばらく二人抱き合いながらオンオン泣いた。

「冷たっ!」
「どうしたの?!」
「あ、雪だ・・・」
ふと空を見上げると、雪が降りはじめていた。

どれくらい時間が経ったんだろう?
さっきまで走っていた電車の音も、いつの間にか聞こえなくなっていた。

コウイチ君はまだやって来ない。
今日は、いちごちゃんが気がすむまで、そばにいてあげよう。
でもこの恩は、いつかきっちり返してもらおっと。

そうだ!
いちごちゃんの家にピザを送りつけて、勝手にピザパーティしよう!!
愛すべき後輩たちもいっぱい誘おう!!

バレンタインにハートの型を貸してあげるのは、もうやめにしよう。
「これからは自分で買いな」って言うんだ♪

ふたりも交えて、みんなで遊びにいこう!
それでいつの間にか二人きりにしてやろう。

そして来年からは不器用な二人を、う?んと、ひやかしてやろっと♪



最後にもう一つの悪例を。。。私の作品ですσ^-^;
http://q.hatena.ne.jp/1323013113#a1121630
やたら空行が多い!!(爆)

投稿してから「失敗した・・・」と思いましたが、直すの面倒だったのでやめました(苦笑)

ご参考になれば幸いです。


kumonoyouniさんのコメント
前回、私は次のように書きました。 >> 私思うに、文章を読むことは、泳ぐことに似ています。 適切な場所で空行がないと、人は息継ぎができないように感じやすくなります。 << 寝ぼけた頭で書いてしまったので、この点について、もう少し補足します。 空行が全くないと、息継ぎを読み手に任せることになります。 そうすると、何が起こると思いますか? 作者がまずはここまで一気に読ませたいと思っていても、読み手が自分のタイミング、「苦しい!」と思ったところで息継ぎしてしまうので、自分で盛りあげたいと思っているシーンが死んでしまったり、読み手が拍子抜けと感じやすくなります。 空行を入れるタイミングは人それぞれだと思いますが、まず自分が読み手の気持ち、登場人物になって頭の中で声を出して読んでみることが大事ではないかと私は思っています。 これを踏まえて、私が書き直したものを更に手直ししてみます。 ◆パターン1 >> 「い、いちごちゃん。なんでそんなとこにいんの?!」 「私、死のうと思って・・・」 少しずつ近づこうとする私をいちごちゃんが制止した。 「近づかないで!!私、もういいんです」 「ち、ちょっと落ち着きなよ。 なにがいいの?! ちょっと話をしよう、降りておいでよ!!」 << ◆パターン2 >> 「い、いちごちゃん。なんでそんなとこにいんの?!」 「私、死のうと思って・・・」 「近づかないで!!私、もういいんです」 少しずつ近づこうとする私をいちごちゃんが制止した。 「ち、ちょっと落ち着きなよ。 なにがいいの?! ちょっと話をしよう、降りておいでよ!!」 << ◆パターン3 >> 「い、いちごちゃん。なんでそんなとこにいんの?!」 「私、死のうと思って・・・」 「近づかないで!!私、もういいんです」 「ち、ちょっと落ち着きなよ。 なにがいいの?! ちょっと話をしよう、降りておいでよ!!」 << 分かりますか? 文章の順番をちょっと入れ替えたり、間引いたりするだけで、話のスピード感が変わるように感じませんか? 今日のお話は、作品を作者の思惑どおりに読ませるために「空行をうまく使いましょう!」というお話でした(^-^) つづく・・・(え?まだ続くの?!)

kumonoyouniさんのコメント
「え?!まだ時間がある?」 では、早速ですが2回目です♪(^-^) 「もう勘弁して?!」>< (無視、無視) 今回のテーマは、「エンディング」編ですd(^-^ 私がもう一つ感じたこと。 「ラストが弱い!」 どういうことでしょうか? この時のかきつばた杯のテーマは "君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる" でした。 それに対してエンディングはテーマを満たしているようにも見えます。 でも、読み終わったあと、何か物足りさが残るんです・・・ なぜでしょう? それは最後に「いちごちゃんが笑ってないんです」 では、いちごちゃんが笑うのはどんなときでしょうか? (待ち時間10秒です。10、9、8・・・) 「コウイチ君です!」 正解!! 途中で登場したはずのコウイチ君が生きてないんです。 そこで原文のテイストを残しながら、ラストシーンを少しだけ変えてみます。 >> 「冷たっ!」私はほっぺに涙と違う冷たさを感じた。 「どうしたの?!」いちごちゃんはちょっとビックリした顔。 「あ、雪だ・・・」 ふと空を見上げると、雪が降りはじめていた。 私といちごちゃんは目をあわせたあと、何も言わず、空から舞い落ちる雪をほっぺで受け止めた。 やがて、ほっぺを濡らしていたのは涙なのか、雪なのか分からなくなった。 ・・・それから、どのくらい時間が経ったんだろう? さっきまで泣きはらしていた私たちを隠すように、辺りも雪化粧をはじめていた。 頻繁に走っていた電車の音も、いつの間にか聞こえなくなっていた。 そんななか、「サクッ、サクッ、サクサクサク・・・」 うっすらと積もった雪を踏みしめる足音が、私の背中越しに大きく聞こえはじめた。 「あ、コウイチ君だ!」 私の肩越しに視線を移し、幸せそうに笑って手を振るいちごちゃん。 そのほっぺは、ほんのり桜色に染まってみえた。 そんないちごちゃんを見て、寒さで固まりそうになっていた私のほっぺも少し緩んだ。 でも、次の瞬間・・・ちょっと意地悪をしたくなる私が微笑んだ。 『この恩は、いつかきっちり返してもらうとして・・・』 そうだ! いちごちゃんの家にピザを送りつけて、勝手にピザパーティしよう!! 愛すべき後輩たちもいっぱい誘おう!! バレンタインにハートの型を貸してあげるのは、もうやめにしよう。 「これからは自分で買いな」って言うんだ♪ ふたりも交えて、みんなで遊びにいこう! それでいつの間にか二人きりにしてやろう。 そして来年からは不器用な二人を、う?んと、ひやかしてやろっと♪ << というわけで、今日はここまで(^-^) < オイオイ、まだ続くのか?!

kumonoyouniさんのコメント
これが最後のアドバイスです♪ < これでやっと解放される (T-T 実は私がこの作品で一番まずいと思ったのは、物語の冒頭のシーンなんです。 ◆原文(全文) >> いちごちゃんは、欄干の上に立っていた。 「わぁ、亜由美センパイだ! おひさしぶりです」 会うなり私に声をかけてくれた、高校の後輩。偶然会ったのは、ちょうど母校のそばの陸橋のところでだった。日も暮れて、人通りはなかった。 「い、いちごちゃん。なんでそんなとこにいんの?」 「死のうと思って」 口調と行動がぜんぜん合ってない。 << 冒頭で「いちごちゃんは、欄干の上に立っていた」と切り出していますよね。 インパクトがあるシーンからはじめるテクニックは私も使うことありますが、今回、この作品では使うべきではなかったのでは?と思いました。 理由としては以下の通りです。 1.いきなり、「いちごちゃん」と出てきても、読者はついていけない。 2.その後の流れが回想シーンでなく、後付の説明に見えてしまっている。 3.インパクトあるシーンから、いきなり回想シーンに入ることで話がスピードダウンしているように感じてしまう。 その結果、読者が亜由美の視点についていけず、感情移入しづらい(説明を頭で理解しようとしてしまう)。 最後に・・・他の作品も読ませていただきましたが、今回 【君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる】『欄干の上から』 に絞らせていただきました。 なぜかと言うと、私見ではこの作品は物語を書くうえで、重要な要素が満載です。 この話を題材にすることで、おそらくsokyo様の物語はもっと面白くなる可能性を秘めていると感じました。 最後にもう一つ、私自身が物語を考えるとき、非常に気を遣う点についてお話ししたいと思います。 それは、読者の方に「物語の景色が登場人物の視点を通して同じように見えているだろうか?」という点です。 具体的には ・色、音など通して、読み手の五感を刺激すること。 ・スピードの緩急や話の間に気をつけること。 ・登場人物=読者を置き去りにしないこと。 などに気を遣いながら、同じ話でも、いろんな角度から話を書き直し、登場人物の視点で物語に入り込もうとトライします。 投稿した後でも、自分自身が一読者として新たな気持ちで読み直します。 時間を置いたり、日を改めて読んでみると、まずい点が見つかります。 そして書き直して、また読んで・・・その繰り返しです。 結果的に公開しないものも多々ありますが、次の糧とします。 キリがないときは、見切りをつけて投稿します(笑) (今回もそうなった ^^;) ・・・・というわけで、ダラダラと書いてきましたが、私の愚作も参考にしながら、同じ物語をいろんな視点で書き直してみてください。 きっと新境地のヒントが見つかることでしょう。 次の作品、楽しみにしてます(^-^) (自戒の意味もこめて)どんなに賞賛、批判されようが、自分自身がいつも一番厳しい読者であれ! ご参考になれば幸いです。

sokyoさんのコメント
回答ありがとうございます! すごいすごい!やったコトないけど、文学賞とかに応募して プロに読んでもらえたらこんな風にレスポンスもらえんのかな♪ いろいろ考えて、ナットクー☆って部分とそうじゃない部分がでてきました。 気持ちを取りまとめてきっとちゃんとお返事しますからねっ! (取り急ぎココまで)

kumonoyouniさんのコメント
> すごいすごい!やったコトないけど、文学賞とかに応募して > プロに読んでもらえたらこんな風にレスポンスもらえんのかな♪ それは無理というものです(^^; 数多くの作品が寄せられるなかで、ほとんどの作品はコメントはおろか、ちょっと読んで面白くないと思ったらその時点で終了、論評がもらえる入賞作品でも「キャラが際立ってよかった」、「グイグイ引き込まれました」といった感想レベルが関の山でしょう。 したがい、具体的なアドバイスや忌憚(きたん)のない意見をもらいたいなら、専門スクールに行くか、同じ志を持った人たちと交流をかわすくらいしか手がないかと。ただ、私見ではこれも学校の勉強と同じで、教える人にもよるでしょうし、何がいいのか私にもよく分かりませぬ。 一つ言えることは、小説に限らず、もっといろんなジャンルの本を読んだほうがよいです。 そのなかで、この本分かりやすいなぁとか、読みやすいなぁとか、感動したなぁとか、何か感じるものがあると思いますが、そう感じるのには理由があるはずです。それは題材なのか、構成なのか、表現力なのか、自分が良いと感じるところが何なのか?探ってみると良いのではないでしょうか。 ・・・と書いているうちに、上記と関連して、また一つ重要なアドバイス思い出しました。 もう少し表現の仕方を勉強されたほうが良いと思います。 例えば「アイポの誕生日」という作品の中で、以下の件(くだり)がありますが、「そもそもは」という書き出しはおかしいです。 以下、修正例です。 ◆原文 >> そもそもは1週間前にさかのぼる。 << ◆修正例 >> 話は1週間前にさかのぼる。 << 細かい突っ込みですが、このような表現方法に違和感あると目が肥えた読者はストーリーと違うことを気になりはじめるので、物語自体が面白くても話に集中できなくなります。 ※「そもそも」の使い方 [http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/131500/m0u/%E3%81%9D%E3%82%82/:title] あとは文章の構成と言い回しかなぁ。「二人分の荷物」はsokyo様の世界観を感じて非常に面白く読めましたが、惜しい!! またまたお節介ですが、ガーット勢いで書きなおしてみました。ご参考までに。 >> 俺はアカリを置いて、これから一人、旅に出る。 荷物を詰めはじめたが、部屋に置いてある俺のもんなんてほとんどないし、持って行くのは最低限の日用品と着替えと現金、あとは俺一人いなくなればそれでいい。近所付き合いなんて俺のガラじゃないし、出かける前に隣近所に声をかけあうような時代でもない。もしバッタリ出くわしたとしても、ああどこか旅行にでも行くんだなと勝手に納得してくれるだろう。仮に俺が一人家を出たからといって、俺とアカリはもともと人前でべたべたするような間柄でもないし、俺一人荷物を持って出かけたとしても不審に思われることもない。 歩き出すと荷物がやけに重くて、俺はキャリーバッグを引く手を変えた。考えてみたら、今日はやけに朝から利き手ばかり使っている。空いた左手を街灯に照らしてみた。なぜか左手が黒ずんで見えやがるが、まぁ気にするこたぁない。さっきからこんな、自分を納得させるような事ばかり考えているが、不安な気持ちは置いていくとしよう。もう戻れない、前に進むしかないのだ。 キャリーバッグを引く手を変えると、歩調が早まり、程なく駅前に着いた。自動改札は思いのほか狭く、キャリーバッグを引いたままでは通過できない。 「チッ!」俺は引くのを諦めて、取っ手を持つと半ば強引に自動改札を通ろうとした。そのとき、キャリーバッグの角が自動改札に当たった。ちょうど下りの電車がやって来た。多くの乗客とすれ違う。どうやら駅員は俺に気がつく素振りはない。 上りの電車がやってきた。俺は急いで乗り込むと、一息を吐いて、ドアの上の液晶ディスプレイに目をやった。失言した政治家がクビになったニュースが流れている。どうやら政治家というやつは、失敗というものが許されない職業らしい。一度でもミスをすると即死のシューティング・ゲームのようだ。しかも、常にラスト一機。俺には向かない。 深夜の上り電車は意外と混んでいた。俺はもう一度、自分の左手に目をやり、手元のキャリーバッグに目を落とした。 やがて電車はターミナル駅に到着した。俺はまた歩き出し、今度はJRに乗り換えた。歩き出すとキャリーバッグは再び重くなった。 そう言えば、俺は左利きだった。俺は再び、持ち手を左手に変えると、「全財産つめた鞄が軽くてステキでしょ?」ってフレーズの曲を急に思い出した。あれは確か俺が大学1年で上京した時の曲だ。あの時は全財産を詰めた鞄を楽々両手で持つことができた。それから就職して、3年前にアカリと結婚した。だがアカリとはいつの間にかすれ違いが続き、俺はしがらみを断ち切りたくて、一人荷物を詰めたはずなのに、やけに重すぎる。何かいらぬものを詰めてしまったのか? いっそ、開けてみるか。そんな感情が一瞬よぎる。 だが、俺は臆病だ。そんな事はしない。どうせ開けるなら家の近くの方がよかった。あんな各駅停車しか止まらないような住宅街だ。ここより人通りだって少なかった。 いまさら終わったことを考えても仕方がない。俺は京急のホームに背を向け、品川駅の喧噪の中に暗がりを探していた。 品川は初めてだったが、駅前なのに本当に誰も通らないスポットは、不思議とすぐに見つかった。改札を出て、コンコースの階段を下るとデッドスペースがあった。俺は周りを再び確認してから、キャリーバッグのダイヤルをアカリの誕生日に合わせた。そして、そっと開いた。 血糊が剥がれる音がした。匂いはない。ほのかな光に照らされたアカリの顔は、まるで眠っているようだった。そしてなぜかずっと若く見えた。 不意に、アカリの傍らにもう一人いる事に気づいた。重さの原因がやっと分かった。 3年前の状態で止まったままの、俺自身の死体があった。 俺がずっと引きずっていたのは、しがらみでなく未練だったのか。 そしてずっと探していたのは、暗がりではなく、きっかけだったのか。 俺は今日、運んできたのは一人分の荷物だと思っていた。だが本当は二人分だと、最初から分かっていたのかもしれない。 << ポイントは、 1.重複する説明はくどいので避ける 2.関連する話は一つに纏める 3.伏線は中途半端に書かないほうがいい と、私は思います。 > いろいろ考えて、ナットクー☆って部分とそうじゃない部分がでてきました。 うん、そうでしょうね。そうじゃないと思える部分がないとおかしいんです。 感じ方は人それぞれなので、私の言ってることが全てではないし、そうじゃないと思う部分を突き詰めていけば、自分だけの世界観が表現できるのではないかと思います。 ちなみに今回、【君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる】『欄干の上から』については、原文をなるべく崩さないように手直しさせてもらいましたが、個人的にはラストシーンはもう少し捻りがあったほうが面白い気もしました。 (例えば、真由美が予想外のダークな側面を持っていたなど) > 気持ちを取りまとめてきっとちゃんとお返事しますからねっ! >(取り急ぎココまで) さじ加減が分からず、不躾な書き方もあったかもしれませんが、私が人の作品にここまで意見やアドバイスするのは初めてのことなんで、ま、大目にみてやってください♪(^-^) < コラコラ! PS: 真面目な話、sokyo様が前向きに聞いてもらそうだったので、ここまで書いたものの、最初はこんな感じで書くつもりじゃなかったのに・・・ 『う?ん、、、なんでだろ?』と考えていたら、答えが分かりました! これからもっと面白い作品を読みたいからです!! というわけで・・・これがトラウマにならないよう、これからも楽しんで書いてくださいね(笑)

kumonoyouniさんのコメント
何度もすみません。書き直した「二人分の荷物」改めて読んでみると、次の点も直したほうがよいかな、と思いはじめた・・・。 ◆修正前 >> 考えてみたら、今日はやけに朝から利き手ばかり使っている。 << ◆修正後 >> 考えてみたら、今日はやけに朝から左手ばかり使っている。 << ここで利き手と書くと、後の話の「そう言えば、俺は左利きだった」と辻褄があわない。 ◆修正前 >> 上りの電車がやってきた。俺は急いで乗り込むと、一息を吐いて、ドアの上の液晶ディスプレイに目をやった。 << ◆修正後 >> 上りの電車がやってきた。俺は急いで乗り込むと、一息吐いて、ドアの上にある液晶ディスプレイに目をやった。 << 「一息を」?「を」を入れると言葉のリズムが悪い。 「ドアの上の」?「の」の連発はちょっとおかしい。 ◆修正前 >> あれは確か俺が大学1年で上京した時の曲だ。あの時は全財産を詰めた鞄を楽々両手で持つことができた。それから就職して、3年前にアカリと結婚した。だがアカリとはいつの間にかすれ違いが続き、俺はしがらみを断ち切りたくて、一人荷物を詰めたはずなのに、やけに重すぎる。何かいらぬものを詰めてしまったのか? << 両手でなく、片手じゃないと、なんか話があわないですね。 またエピソードがなく、もう一捻りいるかな・・・。 ・・・といった具合に、ガーット勢いで書いた後、時間を置いて改めて読んでみると、もっとこうした方が良いんじゃないかと思うことがいろいろ出てくるんですよねσ^ー^; 他にも修正したところがあるので、もう一度、全文載せます。ご参考まで(もうこれで本当に最後にします!) ◆修正全文 >> 俺はアカリを置いて、これから一人、旅に出る。 荷物を詰めはじめたが、部屋に置いてある俺のもんなんてほとんどないし、持って行くのは最低限の日用品と着替えと現金、あとは俺一人いなくなればそれでいい。近所付き合いなんて俺のガラじゃないし、出かける前に隣近所に声をかけあうような時代でもない。もしバッタリ出くわしたとしても、あぁどこか旅行にでも行くんだなと勝手に納得してくれるだろう。仮に俺が一人家を出たからといって、俺とアカリはもともと人前でべたべたするような間柄でもないし、俺一人荷物を持って出かけたとしても不審に思われることもない。 歩き出すと荷物がやけに重くて、俺はキャリーバッグを引く手を右手に変えた。考えてみたら、今日はやけに朝から左手ばかり使っていた。空いた左手を街灯に照らしてみた。なぜか左手が黒ずんで見えやがるが、まぁ気にするこたぁない。さっきからこんな、自分を納得させるような事ばかり考えているが、不安な気持ちは置いていくとしよう。もう戻れない、前に進むしかないのだ。 キャリーバッグを引く手を変えたおかげで、歩調が早まり、程なく駅前に着いた。自動改札は思いのほか狭く、キャリーバッグを引いたままでは通過できない。 「チッ!」俺は引くのを諦めて、取っ手を持つと半ば強引に自動改札を通ろうとした。そのとき、キャリーバッグの角が自動改札に当たった。ちょうど下りの電車がやって来た。多くの乗客とすれ違う。どうやら駅員は俺に気がつく素振りはない。 上りの電車がやってきた。俺は急いで乗り込むと、一息吐いて、ドアの上にある液晶ディスプレイに目をやった。失言した政治家がクビになったニュースが流れている。どうやら政治家というやつは、失敗というものが許されない職業らしい。一度でもミスをすると即死のシューティング・ゲームのようだ。しかも、常にラスト一機。俺には向かない。 深夜の上り電車は意外と混んでいた。俺はもう一度、自分の左手に目をやり、手元のキャリーバッグに目を落とした。 やがて電車はターミナル駅に到着した。俺はまた歩き出し、今度はJRに乗り換えた。歩き出すとキャリーバッグは再び重くなった。 そう言えば、俺は左利きだった。俺は再び、持ち手を左手に変えると、「全財産つめた鞄が軽くてステキでしょ?」ってフレーズの曲を突然思い出した。あれは確か、アカリと付き合ってまもなく初めて2人で旅行した際に耳にした曲だ。アカリはそのフレーズが気に入って俺の横で繰り返し口ずさんでいた。俺はそれが耳障りで「うざいんだよ!」と怒ったが、アカリは素知らぬフリ。アカリとは出会った頃から妙に馬があったが、こんな感じのつまらぬ喧嘩も俺たちの日常だった。そういやあの頃は2人で詰めた荷物も楽々片手で持つことができたっけ。しかし、あれから3年、俺も歳をとったのだろうか・・・。くだらねぇ、いつまでこんなことを考えてんだ!俺はアカリとのしがらみを断ち切りたくて、一人荷物を詰めたはずなのに・・・それにしてもやけに重すぎる。何かいらぬものをバックに詰めてしまったのか?! いっそ、開けてみるか。そんな感情が一瞬よぎる。 だが、俺はこう見えて臆病だ。そんな事はしない。どうせ開けるなら家の近くの方がよかった。あんな各駅停車しか止まらないような住宅街だ。ここより人通りだって少ない。 「チッ!」いまさら終わったことを考えても仕方がない。俺は京急のホームに背を向け、品川駅の喧噪の中、暗がりを探すことにした。 品川は初めてだったが、駅前なのに誰も通らないスポットは、不思議なほど、すぐに見つかった。改札を出て、コンコースの階段を下るとデッドスペースがあった。俺は周りに誰もいないことを確認すると、キャリーバッグのダイヤルをアカリの誕生日に合わせた。そして、そっと開いた。 「ベリッ!」血糊(ちのり)が剥がれる音がした。匂いはない。ほのかな光に照らされたアカリの顔は、まるで眠っているようだった。そしてなぜか出会った頃のアカリに見えた。 次の瞬間、アカリの傍らにもう一人いる事に気づいた。重さの原因がやっと分かった。 3年前の状態で止まったままの、俺自身の死体があった。 俺がずっと引きずっていたのは、しがらみでなく未練だったのか。 そしてずっと探していたのは、暗がりではなく、きっかけだったのか。 俺は今日、運んできたのは一人分の荷物だと思っていた。だが本当は二人分だと、最初から分かっていたのかもしれない。 << 終わり。

sokyoさんのコメント
ぐらむす。さんとまるきり違う目線からの回答だったので、 その意味でとっっってもうれしかったです。 先陣を切ってくれたお二人が この質問ページの雰囲気をよくしてくださいました♪ たっぷりすぎなので、『欄干の上から』だけコメします☆ あの、文章の改行とか、表記についてなんですけど、 実は前に別のヒトにも指摘されたことがあるんです…(・・;)。 でもぶっちゃけこのページってPCで見てるヒトもいれば タブレットで見てるヒトもスマートフォンで見てるヒトもいるわけで、 私が自分のiMac×Safariで見るときの見た目に合わせて調整しても その意図はまず間違いなく伝わらないと思うのー(ノ_・。)o だとしたら回答の中では私がそんなに空行とか気をつかっても あんまイミないかなって意図で、ああいう風になっています。 ほかのみなさんはどう考えていらっしゃるのかなぁ…。 ストーリーについてはちょっとおっしゃる通りですねー><。 でも実は、私はもともとふたりの恋愛を描きたかったんじゃないのです。 私はもともと、クリスマス前で寒い夜に、女子がふたりで“生きあって”いる、 というシチュエーションを描きたかったのです。 コウイチくんが最後に登場してしまったら、明らかに亜由美がいづらいし(汗)。 が、kumonoyouniさんの回答を読んで、私はやっと気づきました。 そもそも私が描こうとしていたことにムリがあったのだということに…υ このときにはもともと、かきつばた杯のテーマとぜんぜん違うコトを お話の軸にして、私は描こうとしていました。 いやでも冷静になってみたら、こんな風に書いてあればふつう読んでるヒトは いちごちゃんとコウイチくんとのロマンチックな夜(違)を期待しちゃいますよね。 でも私にはもともとそんなつもりはなかったのです。 そこがいけなかったんだわ…。 いろいろと考えたあげく、きっとテーマに合ったストーリーを描いたらいいんだな、 って境地に今回 私は達することができました。 "君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる"感がなさすぎるから、 kumonoyouniさんも肩すかしを食らった気持ちになるんですねきっと。 あと。 コメの中で「真由美」が出てきますケド、真由美じゃないです亜由美です(汗)。 女子の名前を間違えるのはいくないです気をつけてください← こんなコト書くと、ぐら(略)す。さんとかが詮索を始めてしまいそうなのですが、 実は亜由美は物語の中である特定の役割があるので、必然的に亜由美って名前なのです♪ それに気づいたらもう、二度と名前を間違えたりしないと仕組みになってます☆★

kumonoyouniさんのコメント
あけましておめでとうございます。 ご丁寧にコメントありがとうございます。 >あの、文章の改行とか、表記についてなんですけど、 >実は前に別のヒトにも指摘されたことがあるんです…(・・;)。 思っていても何も言わない人が多い中で、読んだ人から同じような指摘があったなら、やっぱり直したほうが良いと思いますよd(^?^ それに、これはsokyo様に限ったことでなく、改行や空行なくて読みにくいと言われてる人をこれまで何人も見たことがありますし。 >でもぶっちゃけこのページってPCで見てるヒトもいれば >タブレットで見てるヒトもスマートフォンで見てるヒトもいるわけで、 >私が自分のiMac×Safariで見るときの見た目に合わせて調整しても >その意図はまず間違いなく伝わらないと思うのー(ノ_・。)o 全ての端末に考慮する必要はないと思いますよ(それ、やりだしたら大変だし)。 要はPCの広い画面で見て、活字密度をさげたらOKです!(活字密度が高いと、敬遠されやすくなります)。 >コメの中で「真由美」が出てきますケド、真由美じゃないです亜由美です(汗)。 >女子の名前を間違えるのはいくないです気をつけてください また、また、女の子の名前を私が間違えるわけがないじゃないですか! ・・・ウン?!あれ?!ホントだ!! 間違ってますね。。。 これは失礼しました dokyoさま(^0^) < 私の名前は S・O・K・Y・Oで「SOKYO!!」 喧嘩うってる?!○^ー^" おあとがよろしいようでm(_ _;)m

3 ● ソルト
●0ポイント

おめでとう。


sokyoさんのコメント
ありがとう!

4 ● Syotaro
●0ポイント

10作品目おめでとうございます。これからも作品作り頑張ってください。応援しています。


sokyoさんのコメント
ありがとう!

5 ● あるぴにっくす
●120ポイント

【巻頭言】
ヨリイカ捏造刷春夏秋冬合併号でピックアップするのは、今をときめく"かきつばた"作家「双響さん」です。本稿では親愛の情をこめてsokyoさんと呼ばせていただきます。

覆面作家中の覆面作家であるsokyoさんを今回取り上げることになったのは氏の「かきつばた杯に10作め」という節目を自己アピールしていたからなんですが、ムック記事にも関わらず、セルフライナーノーツは無いのか!とか本人の書き下ろしはどうした!という突っ込みを華麗に回避できるような構成で組んでみました。

かきつばた創設の北落師門氏も最近はご無沙汰ですし、3ヶ月遅れの講評で参加者をヤキモキさせた在日氏や、投げっぱなしジャーマンの臥竜伏龍氏の感想無しパターンも続いたので、一度まとまった状態でこういう記事を作ることには意義はあるんではないかと思います。ええ、決して死亡フラグではありませんよ。

sokyo氏の作品に話を戻すと、氏の設定にはイワユル「跨ぎ」がなく、基本的に毎回一から作っているところに好感が持てます。中二的な設定やスピンオフ的な安易さに流れないところは個人的には玄人筋からの評価は高いです。一方、その前回を踏襲しない作風は、新規読者からは敷居が高く、敬遠されがちかもしれませんが、そこはsokyo氏独特の台詞回しや決して説明調にならない優しい文章で十分お釣りがくるんではないかと思っています。

個人的には、大御所ですが「宮部みゆき」氏の初期?中期の作風に似ているんではないかと感じています。(えっ? 褒め過ぎって?)

今回のムック記事ではそんなSokyoワールドの一端なりとも、ときほぐせられたら嬉しいですね。


2011年12月 A楠
_________________目次______________________

【ヨリイカ!! 捏造刷春夏秋冬合併号 『折り紙マイスターの朝は早い』 】
第一部:折々の批評場面で振り返るかきつばたの女王のウラオモテ
第二部:10作品の色分け分類 ?sokyoは何故子供を多用するのか? ショタなのか??
第三部:最新作の講評の寄せて『欄干の上から』
第四部:書き下ろし「君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる」A楠Ver.

_________________________________________

第一部:折々の批評場面で振り返るかきつばたの女王のウラオモテ
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%CD%CE%CF%B8%A1%BA%F7%A4%AB%A4%AD%A4%C4%A4%D0%A4%BF%C7%D5

かきつばた杯は本編15回(2011年12月時点)、番外1回の計16回開催されていますが、そのうち10回に作品を投稿されているのがsokyoさんです。前半の8回大会までは3回のいるか取得、ということで向かうところ敵なしだったのですが、最近はmeefla氏の3連覇もあって、接近しています。但し番外含めて4回のいるか(BA)取得はトップの数字ですのでいかに安定している作家であるかは推して知るべし、知らなきゃ覚えろってやつですね。

A楠が評を書いたのは「F-4と女子大生」が最初ですね。
黄色い風船
http://q.hatena.ne.jp/1289126228#a1046652

■6『黄色い風船』 sokyoさん
構成の巧さが際立っている点、ショートストーリーとしての体裁が秀逸な点をもっているかとさせていただきました。そして実は密かに考えていた「F-4を知らない人がどうやってショートストーリに絡ませてくれるか」を一番体言している作品というのも理由の一つです。明らかに基本知識(男の子脳)の高い他の方とは対照的な展開(風船の意味深な登場など)と、設問内容を小説の中に組み込む、逆入れ子の手法は面白かったです。そしてそれを綺麗に最後の一文にループさせて終わらせる"回想型"の物語だったとは恐れ入りました。構造と時系列を二重に倒置していたわけで、しかもそれを嫌味に思わせない女子大生の淡々とした思考の地の文が、さらに好感をもたえてくれました。

書いた本人も分けわかんなかったので後ほど書き足しています。
http://q.hatena.ne.jp/1290007944#a1047541

すみません、読み返してみると完全に自己満足な文章ですね。これじゃ自分しか分からんですね。

「逆入れ子」は、質問文を小説の世界観の内側に取り込んだ表現を差しています。入れ子構造の話というのは昔からあるタイプですが、あの回答(ショートストーリー)は設問のお題を読む回答者がお話の中に下位構造として表現されていたので、"逆"入れ子としました。
最初の一文を書いた作者が、その後回想シーンに入っていて(そのことが伏せられている)最後に一文で、「ああここまでは回想シーンだったのか!」と後で気づかせる構造になっていたのが印象的でした。それが階層型。
二重に倒置は上の二つ=入れ子+回想 ということです。

対抗馬だったmeeflaさんのショートストーリ(?)が完全に"狙った"ものだったのに対し、sokyoさんのは狙いを絞らせない"作者の意思を感じさせない"展開だったのが良かったです。元の二つ名「天然の・・・」はこの辺を拾ったものです。

sokyo氏の魅力は、この「企んでいることを悟らせない」文章にあると、言えると思う。はっきり言ってこの時の作品の面白さだけならmeefla氏の方が上でした。スターの付き具合を見ても一目瞭然。

それを押して"いるか"を付け直させたsokyoさんの文体・構成の安定感が一番の魅力です。悪くいうと冒険が無いとも思えますが、飛び道具的なぶっ飛ばし小説は他に多数いらっしゃいます。A楠が"かきつばた"で"いるか"を狙うときに意識するユーザーといってまず真っ先に標的にするのはsokyoさんです。
理由は飛び道具使わない正攻法でレベルの高いものを仕上げてくるから。いやほんと。

続いてはBAつけたこれですね。
http://q.hatena.ne.jp/1303089255#a1068501
Birth

僕は文学の真髄は「読者のこころをいかに揺さぶったか」だと思っています。

そういう意味で、(ここまでの作品もすばらしいですが)sokyoさんの作品が一番ゆさぶりがすごかったです。

読者に喚起させる感情は「楽」「喜」「悲」などいろいろあると思いますが、sokyoさんので一番感じたのが「不安」と安」です。

僕はリアルのsokyoさんを知らないので、この作品が創作だろうと思いつつ、心の奥底で「まさか」を否定できません。そしてその「まさか」を最後の最後まで抱かせることで、とても不安にさせてくれる文章でした。リアリズムによる揺さぶりです。

追伸と、書かれた文章があったことで「そうかここでネタばれしてくれるのだな」と思わせておいて、実はそうではない。

でも追伸の内容は例え内容がリアリズムを描いたものであっても、そうでなくても、「安心」を与えてくれるすっきりとした情景を浮かばせてくれます。

時節がら、最後は僕なら「晴れ」ではなく、僕なら「はなみずき」や「八重桜」を持ってきたくなりましたが、そういう瑣末なガジェットくらいしかいじりようが無いと思わせる、リアリズムが"いるか"の選定理由です。

ランディ・バースで振っておいて、最後に誕で戻すところはご愛敬でしたね。

ああ、追記ですが、この作品が創作かどうかは謎のままの方がありがたいです。


この作品は突き抜けた感が半端なかったです。

読みおわった瞬間に「これ"いるか"だな」と思わせられた記憶がまざまざと蘇ってきたり、捏造したりしてきました。

その風合いはその後にも引き継がれています。

http://q.hatena.ne.jp/1290052601#c191560


sokyoさん
>(こんなコト言ってるからid:alpinix さんに「天然の」って言われちゃうんだな自分♪)
その風合いがいいんで、無理に変えない方がいいですよ!
文章や展開に押し付けがましさが無い優しさがあるところ=天然ということですので。


結構ベタ褒めしていますね、A楠。

こういう賛辞コメントがあったからこそsokyoさんも調子こいて嬉しくなって、感想募集なんていう臆面も無いすばらしい質問をされたのかもしれません。

責任重大ですね。

ところで

http://q.hatena.ne.jp/1318688077#a1110749

の冒頭にある。


先日のアンソロジー「叙述トリック」に寄せた『夏祭り』のぶんです。


の幻の作品はどこにあるのでしょうか?

謎は深まります。というかこの作品にも代表されますが、入れ子になっている作品が多いというのはsokyo作品の特徴だと思います。

外側の設定である「作品を書いている私」や「かきつばたに応募しているユーザー」が出てきたり、というのはこの作品以外にもちらほら散見されます。

他にもsokyoさんには幾つか見られる特徴があるのですが、その辺のお話は、次の第二部「10作品の色分け分類 ?sokyoは何故子供を多用するのか? ショタなのか??」でお話しさせていただこうと思います。


締め切りに間に合えば。


そして本人からの要望があれば。


<つづくといいな>


sokyoさんのコメント
わーーーありがとうございます☆ きっとあるぴにっくすさんは親切なので、 読んでて分かんなかったとこリアルタイムできいてもいいですかっ?汗 >氏の設定にはイワユル「跨ぎ」がなく、 ↑コレなんですか…?(そもそも一瞬読めなかったおバカな自分) >この作品が創作かどうかは謎のままの方がありがたいです。 ↑コレはもし言いたくなければスルーでいいんですケド、 実は私、当時からあるぴにっくすさんが私の作品の向こうになにを見てるのか、 ぶっちゃけ素でよくわかっていません…(・_・;)o >この作品は突き抜けた感が半端なかったです。 ↑ぐらむす。さんもほめてくれてうれしいんですが、自分的にはそんなに 「書けたどーー!」って叫びたくなるような作品じゃなかったのも事実…。 そんなに突き抜けてたですかっ!? >入れ子になっている作品が多いというのはsokyo作品の特徴だと思います。 ↑自覚的にやってるのは、『黄色い風船』と『えっとあとがきです』だけです…。 も、もしかして、ほかにもやっちゃってますか私? どっかうっかり入れ子やっちゃってますかね??← >そして本人からの要望があれば。 ありまくりです!!!(≧▽≦)/

sokyoさんのコメント
書き下ろしもセルフライナーノーツもなくてごめんなさい>< 書き下ろししようと思ってたやつはたけじんさんに書いてもらったし、 セルフライナーノーツやろうと思ってたやつはぐらむす。さんが進めてくれてるし、 なんか私ぜんぶ取られちゃったみたいなんでいっかな?みたいな♪爆 「その前回を踏襲しない作風は、」なんて書いてくれてありがとうございます☆ その点については私は実はわりと気にしながら書いていました。 どうせかきつばた杯って参加するヒト固定ぎみになってしまうから、 せめて内容ぐらいは内輪ウケにならないようにしたいな、と思ってます! (↑じゃあこの質問は内輪じゃないのかとかって意見は受け付けませんー*) いままでの私の回答を読んでいなくても単独でも読んで楽しめるし、 でも前提として私の過去のぶんを読んでおくと 「あ、アレってコレのことだったのねー!!」 ってたまになるようにしてあります。のつもり。 sokyoがショタなのかについては私も興味があるので、 ぜひ続けてくれたら☆付けたり、付けなかったりしたいと思います!!

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