阪神淡路大震災以上の年月が必要になる上に、莫大な資金が必要で、その資金が不足しています
そう考えるとまだまだ長い年月が必要です
先ず、何をもって復興したと言えるのかの定義が必要です。
以前と同じ状態・・というのは不可能です。
農地や住居周辺の除染が完了するまで・・・たぶん数十年でできれば御の字です。
チェルノブイリでは現在も除染作業が続けられていますが、広大な地域が居住不適なままです。
福島の放射能汚染はチェルノブイリほどではありませんが、居住可能地域が復旧するまでには最低でも数十年は必要です。
広島ではスグに住み始めて、犠牲者が出た。
その辺りは放影研が詳しい。
放射能汚染の被爆直後の実態と放射線量の減少の資料は詳しいデータがある。
ただ、言われているほど酷い犠牲は出ませんでした。
確かに被爆者には内部被爆から白血病患者が大勢出ましたが、爆心地では除染もしないままバラックが建ちはじめ、生活が再建されていった。
どの程度で「良し」とするかで期間が変わってきます。
原発周辺の最も汚染が激しい地域以外は既に復興していると言えるかもしれません。
仮設住宅も整備され、最低限度の対応は終わっています。
ただし、破壊された産業基盤やインフラは、地震での破壊もあって完全復旧は不可能でしょう。
少子高齢化の影響もあってV字型の回復は無理です。
同程度のレベルまで人口や生産力が回復するまでには数百年は必要かもしれません。
震災以前の状態を取り戻すとしたら、まだまだ時間はかかると思います。
特に福島県は放射能の影響もあり、今後数十年はかかりそうです。