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meefla ●100ポイント ベストアンサー |
元記事が Gigazine なので、一応裏を取ってみました。
The Death of the Korean DVD Industry によれば、韓国における違法ダウンロードの主体は P2P ではなく、ウェブベースのストレージサービスのようです。
1テラバイトまで無料を謳い文句にしているサービスがあったり、ダウンロード数によってポイントが貰えて有料オプションの支払いに使えたりしたとか。
さて、Gigazine の記事が出た翌年の2009年に、「世界一厳しい」と言われる「違法ダウンロード禁止法」が韓国で発令されました。
以下、2011年1月23日付け、ニューヨーク・タイムズの Music Industry Braces for the Unthinkable と、2011年8月20日付け、エコノミストの Spotting the pirates から、簡単にまとめます。
この法律によって、違法な業者のネット接続を切断したり、業者のウェブページをブロックしたり、ストレージサービスをロックアウトしたり、ダウンロードする内容を教育的なものに強制的に変更したりできるようになったようです。
違法ダウンロードの数は減少し、法律施行後の半年間でデジタル音楽の売り上げが14%増加しました。
レコードの年間売り上げは、2007年に1340億ウォンだったものが2010年には2070億ウォンになっています。
数年前に韓国から撤収していたユニバーサル・ミュージックやソニーやワーナーも、韓国の音楽事情を調査するなど、韓国マーケットへの再進出の動きを見せているようです。
ハリウッドの映画会社が韓国に戻るにはまだ時間がかかるでしょうが、2008年とは状況は違っている、と考えられます。
以上、お役に立てることを祈りつつ。