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トロイの木馬の話など、ヨーロッパの歴史(物語)は、どうして血なまぐさいのでしょうか。また、ずるい策略(奸計)が肯定的に語られるのでしょうか。不思議じゃないですか。

●質問者: ShinRai
●カテゴリ:旅行・地域情報 芸術・文化・歴史
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 4/4件

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1 ● pretaroe
●25ポイント

もともと狩猟民族だったから。
農耕民族とは感覚が違うわけです。

http://q.hatena.ne.jp/answer


ShinRaiさんのコメント
アフリカのブッシュマンは狩猟しますが、あんなに血なまぐさくない。 どこに違いがあるのでしょうか

2 ● きょくせん
●25ポイント

『ずるい』のか? と言うのはありますね。

例えば、んー、言い伝えのレベル(笑)ですけれども、日本書紀でも敵対者を酒に酔わせてそこで殺すというのが結構あったはずです。大化の改新も謀殺ですよね。戦国時代の話になればまぁ、ご存知の通り計略だらけ。敵陣から寝返りを募ってその後色々やって計殺とか。
中国の歴史書……十八史略も謀略バリバリですし、孫子や兵法三十六計も基本的には謀略の教科書です。上役が来たけど出すものがないからって妻を殺して食わせるという忠義話は中国ですね。


血なまぐさいというのも難しい気はします。

例えば昔は年末の定番だった『忠臣蔵』も最後は吉良の生首を掲げて歩く訳ですし、それはテレビドラマであれば血の直接表現は避けますが、まぁ。

ブッシュマンなどの話はなんというか、ナチュラリスト側の願望が入ってきますのでそう見えますが、アフリカには昔部族抗争で打ち負かした相手の心臓を食べるとか、ニューギニアには死者の脳を食べる風習があったりもしました。これはクールー病の原因としてやめた方がええと各機関が躍起になっていたはずです。
http://www.asyura.com/0403/gm10/msg/170.html
まー、これは純粋な宗教的儀式で奸計の話ではないですけれども。
なんというか、紹介者の指向というのがこういうのには絡んでいたりもしますね。


あと、歴史にせよ神話にせよ、それはある民族やその政治体型を維持するための方便として利用される事があったりもします。また、物語というのは大抵奇妙奇天烈なほうが好まれます。敵対者に対して我が民族(体制)はこういう手段を用いて対抗したのだ、という物語は大抵の場合その敵対者は極悪非道であったと書かれますよね。(色々議論はありますが、中韓の日本/日本軍嫌いと言うのはこの辺り。南京で3000万人もの無垢な市民を虐殺した日本軍から共産党は中国人民を解放したのだということで共産党政権の正当性を訴える訳です。日本軍は悪辣ですから、日本軍の寝込みを便衣兵が襲うのは『よい事』とされます。その場合、真実がどうであろうがかまわない訳です。私がゆーてるのが真実。あいつらがゆーてるのは妄言。批判してる自国民は日帝の手先で非国民と言う事になりますね。日本人である私はこの状況を苦々しく思えますが、中国共産党がその独裁を維持する為にこの方便を使い続けなければならないと言う事実は理解します。別に中国を北朝鮮、韓民族にしても同じですな)

そんなこんなで『勧善懲悪』システムの場合、善は悪に対してどんな残忍な手断、どれだけの奸計を施してもよいとされます。忠臣蔵もそうですよね。アレは独りの老人を集団で襲い、最後には首をはねてさらして歩く話ですが、間違いなく『美談』として語られます。まぁ、そんなもんではないかと。


ShinRaiさんのコメント
ずるいも血なまぐさいも相対的な話ということですね。

3 ● naotuy
●25ポイント

小国が乱立していて、土地が貧しい事と
彼らの主要な食料である小麦は連作出来ません。
ゆえに広大な土地が必要であり、
その土地を奪い合う競争のなかで、ずるい策略に否定的な民族は滅びてしまった事が、
原因であると私は考えます。

小麦の収穫倍率
http://homepage3.nifty.com/onion/labo/wheat.htm


ShinRaiさんのコメント
なるほど: >古代は一つの穂にひとつかふたつ、というのが普通でしたし、中世に入ってもその辺りはほとんど改善しなかったと記録にあります。 >種もみ一粒を播いて、何粒の収穫が得られるか、というのを「収穫倍率」と言うのですが、ヨーロッパの小麦は10世紀の時点で3倍、つまり1粒播いて3粒得られるのがやっと、というのが普通でした。14?15世紀に入っても4?5倍、16?17世紀でやっと6?7倍まで来て、10倍を超えるようになったのは何と19世紀に入ってからです。

4 ● Bretwalda
●25ポイント

血なまぐさくない国なんてありません。血なまぐさいほうが普通です。王位継承、領土欲、覇権獲得、自衛、交易等々様々な理由で洋の東西を問わず人間は紀元前から殺し合いをしています。ちなみに記録にある最古の戦争は古代オリエントのシュメール人の戦争らしいです。トロイのずっとずっと前です。

ずるい策略(奸計)が肯定的に語られるのかについては、それが味方に有益だからです。ずるい策略(奸計)がうまくいけば、味方の人的、金銭的なコストを低く抑えることができるでしょうし、時間だって節約できます。いいことづくめです。敵方(の罪もない人)が苦しむ? そんなこと交戦国にとっては知ったことじゃありません。悲しいことですが、むしろ敵を苦しめてナンボです。敵が苦しむ分だけこちらは勝利に近づくんですから。戦争をする目的はスポーツマンシップに則って正々堂々お手合わせをすることではなく、どんな手段を用いてでも敵を屈服させて自国の主張を押し通すことです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E9%97%98%E4%B8%80%E8%A6%A7


ShinRaiさんのコメント
鎖国できた江戸時代を経験している我々が特殊なのですかね
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