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腸管細胞のエネルギー源グルタミンについて
腸管細胞でのグルタミンの使われ方ですが、アミノ基転移反応?とかでクエン酸回路に入って
エネルギー源になるのですか。


●質問者: koko24
●カテゴリ:医療・健康 科学・統計資料
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

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1 ● Silvanus
●50ポイント

英語がお読みになれるのであれば、この総説がお役に立つかと思います。
http://content.karger.com/produktedb/produkte.asp?doi=334880
もし英語を苦手とされていらっしゃるのであれば
オンライン翻訳をご利用いただくか、あるいは
(大雑把で宜しければ)私が翻訳させていただきます。
私自身は消化器系の専門家ではありませんので馴染みがないのですが、
このご質問を切っ掛けに、グルタミンが大腸上皮の増殖等
様々な点において重要な生理作用を有していることを知ることができ
大変勉強になりました。


koko24さんのコメント
英語もだめです。翻訳お願いします。

Silvanusさんのコメント
了解しました。それでは、本総説の内、貴方のご質問に対する回答として 適していると思われる部分について邦訳・要約したいと思います。 Wikipediaの「グルタミン」の項目と合わせて読んでいただけると、幾分理解しやすいのではないかと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3#.E5.88.A9.E7.94.A8 下記文中に出て来る各物質について解らないことがありましたらWikipedia等で調べて下さい。 日本語でこれら情報があれば、あとの詳細なことはご自分で調べられるのではないかと思いますが 専門外の私で宜しければ、お答えできるものに関してはお答えいたします。 ????? =想定されるグルタミンの作用機構= 1) 組織保護作用 熱ショック蛋白質の発現増加、腸管上皮の修復促進、細胞アポトーシスの抑制 2) 抗炎症・免疫調節作用 NF-κB活性化の抑制、サイトカイン放出の抑制 3) 組織における代謝機能の保護 ATPレベルの維持、インスリン感受性の上昇 4) ストレス後のiNOS(誘導型一酸化窒素合成酵素)発現の抑制とグルタチオンレベルの上昇 5) NADPHの供給 グルタミンに対する興味は、ここ20年の間に高まって来た。 これは、グルタミンの欠乏が免疫反応や腸の包括的機能を妨げ、よって グルタミンが補給されなければならないという事実があるからである。 しかし、基礎医学的研究においては、腸細胞および免疫細胞での代謝において グルタミンが果たす重要な役割について40年以上にもわたって認識されて来ていた。 ここへ来て、グルタミンの潜在的な臨床応用についての関心が高まって来たのには以下の様な多くの理由がある。 グルタミンは代謝において中心的な役割を果たしており、血漿と組織双方において高濃度に存在する。 故に、重要な(非毒的な)窒素のキャリアーであり、細胞や培養組織における増殖と細胞成長を強く促進する。 従って、患者に対する使用について特許権が付与されるかも知れない。 また、産業界からの関心も非常に高まって来た。それは、グルタミンを含むジペプチド(※2つのアミノ酸が結合したもの) は難溶性で不安定であったのだが、より易水溶性でより安定なものが生産可能となり、患者へより安全に投与することが できる様になったからである。

koko24さんのコメント
さぞかし時間がかかったことと思います。ご丁寧にありがとうございます。 只、すいません、肝心の質問の答えがないようなのですが、、、

Silvanusさんのコメント
いえ、別に時間はそんなにかかっていないのでお気遣い無く。 直接的な回答になっていない、と言えばそうですね。では、上記の内容の解説がてらお答えしようと思いますが、貴方がどの程度、生理学・生化学的知識をお持ちなのかが判らないので、どこまで説明し、どこを端折って良いのかが判断できません。貴方がお持ちの生理学的・生化学的知識の範囲について、大雑把で結構ですので(例:「大学一般教養レベル」、「高校生物レベル+独学」等)教えていただけませんか?

2 ● きょくせん
●150ポイント ベストアンサー

えーと、エネルギー元という話にはちょっと違和感を覚えます。んで、その辺りも含めて少し書いてみようかなっと思うのですよ。遅くなって申し訳なく。

今回はちょっといつも以上に質問内容から解離するめんどくさい話をするかもしれません。

原始の生命はそもそも、自分を形作るアミノ酸を自前で生産する必要がありました。いやあんた、生命はアミノ酸の海の中で生まれたんちゃうの? と言われるかもですが、完全生物ともいわれる植物は20種類の基本アミノ酸を全合成できますし、そのお陰で我々のような動物はアミノ酸生産能を失っても生きていける訳です。ですのでTCAサイクルの中にあるグルタミンはむしろ合成系であると考えた方がいいように思えます。代謝と言うのは実はエネルギーを作ることだけを意味する訳ではなく、新しい物質を生み出す事もその任務の上で重要な事なのです。ほら、糖新生ってあるでしょ。
と言う訳で、TCA回路はグルタミンからエネルギーを作るのではなく、糖からグルタミンを産生させる経路であると考えた方がいいのではないかと思うのですよ。


そいとグルタミンの有用性について少し考察。
グルタミンがアミノ酸の中でも特異に重要な働きがあるのではないかと言うお話はSilvanusさんがご指摘されている通りで、そういう意味ではTCA回路に組み込まれていると言うのも重要な話なのかもしれません。

で、フッと思い出したのがヒスタミンの話。
ヒスタミンはよく花粉症で話題に上る情報伝達物質の一つですが、これはヒスタミンがアレルギー反応≒免疫反応を引き起こすためのトリガーである事に由来します。
んで、ご存知のように花粉症には抗アレルギー剤?ここでは抗ヒスタミン剤をさしますが、鼻水鼻つまりを改善する薬剤を飲むと眠気が出る人があるというお話はお聞き及びかと思います。実はこれ、脳内にあるヒスタミンレセプターが睡眠に関与している為、脳に廻った抗ヒスタミン剤がそのレセプターを刺激してしまう事から起きる副作用なのです。レセプターと言うのは情報伝達物質に反応する『スイッチ』だと考えてください。鼻水を止めるために免疫反応を引き起こすスイッチを邪魔する抗ヒスタミン剤が脳にある睡眠を引き起こすスイッチを誤作動させていると言うイメージです。他にもヒスタミンは消化管で嘔吐や下痢を引き起こすスイッチだったりもします。これはある意味わかりやすいですね。消化管内に取り込まれた有害物を検知してヒスタミンを分泌し、上から下からそれを排出させようとする機構。ある意味免疫の一種ともいえるかもしれません。と、ちょっときちゃない話で恐縮です。

と、何故ここで唐突にヒスタミンの話をしたかといいますと、これはヒスタミンと言う物質がいくつもの『スイッチ』を押す物質だという事をお話したかった訳です。で、『グルタミン』も実はそういうものではないかいなぁ、と。
人間の味覚は昔四感?甘い・辛い・苦い・酸っぱい?といわれていましたが、現在ではこれに旨味を加えて五感あるとされています。旨味には核酸の分解物質であるイノシン酸もありますが、グルタミン酸も含まれています。グルタミン酸は体内においてグルタミンに容易に転換されますが、そんなものを感知する為のレセプターが下に存在するのであれば、その関連物質は特に重要なんじゃなかろか? また、情報伝達物質としても重要な位置を占めているのではないか? と思った訳です。
ちょっとこの辺りを示す論は見つけることが出来なかったのですけれども、そんなこんなでグルタミンは生体に重要な物質であり、だからこそTCA回路という基本的な代謝系において生産するに意味ある物質なのではないか、と言う話の傍証としてグダグダゆーてみたりするのです。


と、こんな感じでいかがでしょ?


koko24さんのコメント
返事が遅くなって申し訳ありません。ヘビーな解答どうありがとうございます。
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