なんというタイミング。。
自分もまさに今日同じく固着したボルトと格闘してました。
自分が今日試した方法です。
まず下準備としてラスペネという浸透潤滑剤を吹きかけしばらく置きます。
ラスペネはちょっと高いのでCRCでもいいかと思います。
自分の場合は頭がまだ残っていたので、ナットツイスターを試しました。
しかしながらボルトの頭が思いの他なめていたらしくナットが引っかからず断念。
その次の手として、エキストラクターを使用しました。
いわゆる逆タップというやつです。
折れたボルトに下穴を開け、そこに逆ネジが切ってあるドリルをねじ込んで行きます。
逆ネジなのでボルトの緩み方向にねじ込んでいくので、いずれボルトが供回りするという代物です。
これでなんとか外れました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/494847/blog/15596113/
http://sound.jp/mho/tool/tool-19.htm
https://shop.astro-p.co.jp/products/detail.php?product_id=199
自分が使ったのは一本売りで7?800円くらいのものでした。
下穴を開けるのが面倒かなと思いますががんばってください。
状態にもよりますが、吹っ飛んだ頭が多少でも残っているならペンチやパイプレンチの類で外側から回すことを考えます。
錆び付いたネジの場合は手強いことが多い。
この際にCRCなどで充分に滑潤してからなのは言うまでもありません。
物によったらドライアイスでボルトを冷却してバーナーで周囲を焙ってペンチで回す・・という手もあります。
冷やしすぎると脆性破壊してしまうので控えめに冷やします。
頭の部分があまりにも少ししか残っていない場合。
こうなると先ずは細目の金切り鋸で中央に筋を入れ、マイナスドライバーで回すことを試みます。
切り幅が1mmのものを私は買いました。
コレでも駄目な場合。
先ず、残った頭の残骸をディスクグラインダーなどで平らに削り取ります。
それからポンチでセンターを叩いてからボール盤に固定し、先ずは2mmくらいのドリルで下穴を開けます。
慎重に回転数を出来るだけ落として無理のない速度で穴開けします。
適宜切削オイルを使うのを忘れないで下さい。
2mmの次は3.5mmか4mmでの穴開けです。
固定したままで芯を変えないで、ドリルを交換します。
エキストラクターを使用するのはそれからです。
慎重に芯をずらさないように、ゆっくりとねじ込みます。
手先の感覚に頼る作業なので、ある程度慣れていないと難しいでしょう。
ボール盤も旋盤も無い場合はハンドドリルでの作業になると思いますが、その場合はかなりの職人芸だとだけは言っておきます。
コレでも駄目だった最悪の場合。
ドリルが折れ込んだ場合は諦めて大きくグラインダーなどで削ってしまうと取れるでしょう。
ドリルが折れ込まなかったならドリルの径を少しずつ大きくして、10mmのボルトなら6mmか7mmのドリルで穴開けした時点で周囲が薄くなってラジオペンチなどで崩せる状態にして外します。
一番簡単なのは、
ドリルでネジ本体の部分をえぐり取ってしまう事。
10mmネジならネジ山部分を除いた直径は8mm弱ですよね?
8mmで8mm削るとメスネジも傷めるので、7.8mmくらいのドリルで残ったネジに穴をあけます。
正確に垂直に穴が空けられれば、、、(自信が無ければ少し細めのビットにするか、エキストラクター)ネジ山と薄い皮だけ残ります。引っ張り出すのは簡単(錆び付いていなければ、)
たいていは、ドリルの振動と削れて剛性が落ちて、途中でネジも緩みます。
錆びていたり、メスネジが傷んだら最後にタップを立てます。