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なぽりん ●100ポイント ベストアンサー |
石けんの主「原料」成分は油ですが、それを鹸化という化学反応により石けんに換えているので、石けん自体の成分は「石けん(長鎖カルボン酸ナトリウム塩)」にかわっており、固体です。練り石けん(クリーム状・リキッド状の洗顔料)はそれに水やグリセリンなどといったその他の原料がまざったものです。したがって原料が油だから・・・ということは入り込みやすい理由にはなりません。
石けんにかぎらず一般的に鎖の長い分子は、そのままでは粘度が高く、細かい凹凸に入り込みにくいです。(サラダ油をガーゼになすりつけることを考えてください)
親水性、撥水性、親油性 などということもかかわってきます。
界面活性効果・洗い方は説明不用とおっしゃられたので、ご質問の答えだけならそういうことになります
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あえて空気読まずに界面活性効果について描いてしまいますと
いずれにせよ、石けんの洗浄効果は、「汚れ(メインは油分。油はほこりをつなげて固定する効果もある)を水と相性よくする(界面活性効果)ことで水ですすいだときに流れやすくする」ことによるものですから、そもそも水がなければ、石けんだけこすりつけても、洗ったことになりません。(化粧のクレンジング剤だって、塗ったあとふつう水で流しますよね。)
そこで、石けんの性質(一般的には泡立ちやすい)の性質を利用して、水をまぜ、泡立ててやる(このことにより長鎖カルボン酸Na塩の分子がNaを一方向に向けて配列し、いつでも油分をつかまえられるようになります)ことで、いつでも油分を顔からひきはがせる状態にしてやります。これは物理的な反応です。この泡立てのときは化学変化は起こっていません。
クレンジング剤は界面活性効果がありますが石けんではないので水と混ぜても泡立ちません。
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http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120307.html
ためしてガッテンはこちらでしょうか。