ドラクエ3かな
辻村深月さんの「子供たちは夜と遊ぶ」という本はどうでしょうか。
※グロテスクな場面が入ってます。
すごく衝撃的な結末があります。
エピローグはなんだか微笑ましく終わったと思います。
でも、ハッピーエンドではないと私は思いました。
結構面白い本です。
「女の子ものがたり」という映画ですかね。
一見普通ですが、結構シリアスですよ。
かなりのバッドエンドかは人によりますが、湊かなえの『少女』は個人的に気に入ってます。
二人の女学生がすれ違いをし、最後に仲直り、みたいな内容の小説ですが、人の死をテーマにしていたりします。途中どろどろしていますが、最後は良かったと思えます。
ただ、少しバッドエンドなところは二人に関わったある少女が自殺をするところでしょうか。
中二女子の意見なのであまり参考にはならないかもしれませんが、紹介だけしておきます。
これは少女漫画でも名作と名高いのですが、今までの価値観を捨てて田舎にとけこむという選択が最適とはいえないのではないかと思います。
こちらはジブリ作品でプレスコ技法(アフレコの逆で声優のモーションや音声を先にとり画を後から合わせる)でリアルさを表現したといわれて有名です。
また主人公の逡巡が過去の子ども時代と現在や場所を超えて行き来して抒情的で繊細な映画でもあります。
主人公は話の終りでお客さんとして農業体験をするのではなく、農家のトシオと結婚して当事者として農業に携わり生きていくことを決めます。
バッドエンドとは思わないですが新規参入するには結局婚姻や血縁関係から入るしかないのかと農業としては良い終わり方とは思えませんでした。
これは宗教という形式を利用して現実的な問題を解決しようとして破滅に至るという内容ではありますが、信者の尊厳を守るため黙して語らず刑に服す主人公をまつ少数の信者達がいるのははたして主人公にとって幸せなのか終わらない地獄であるのか判断は読者に委ねられています。
女性がコンプレックスを克服するために美容整形し美女になるという話自体は珍しくはないのですが、聖書のカインとアベルに模した主人公二人は全く異なる道をたどることになります。
一見、幸せそうに見える主人公は一人ですがはたして幸いであると感じているのと同じ主人公でしょうか。
これは作者自身が裏ともいえる作品(「黒鳥」)を後に描いていますが、
師弟関係から始まった関係がお互いをかけがえのないものにしますがはたしてそれは世間一般で言う恋愛や結婚につながる幸せとはいえないのではとも思いました。