このソースでは、hModにはGetModuleHandle()ないしLoadLibrary()で得られるハンドル情報が入っていますが、このハンドル情報とは実際にはメモリにロードされたモジュールの先頭アドレスです。
そして、pImpDescのメンバーには、ロードされたモジュールの詳細情報についての、先頭アドレスからの相対アドレス値(バイト単位)が格納されています。
よって、hModの示すアドレス+pImpDescのメンバーが示す相対アドレスの値は、pImpDescのメンバーの情報についての実アドレスを表す事になります。
hModはHMODULE型ですが、これをバイト単位のアドレスとして明確に扱うために、まず最初に(BYTE *)でキャストします。そこにpImpDesc->Nameの値を加えることで、このName情報への実アドレスとなります。最後にその結果を(LPSTR)でキャストすることで、目的である「Name文字列へのポインタ」が得られるわけです。